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精霊の加護145 西部大草原の一画
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精霊の加護
Zu-Y
№145 西部大草原の一画
一行にディエゴがいるから西部公爵邸に1泊させてもらったのだが、至れり尽くせりの歓待だった。三の姫殿下のマリーがいるからだろう。
翌日、西府を発つときに、ディエゴが西府の役人ふたりを連れて来た。
「ゲオルクどの、この者たちがゲオルクどのの所領予定地を案内します。」
「「よろしくお願いします。」」ディエゴに紹介された役人ふたりが挨拶して来たので、
「ああ、こちらこそよろしく。」俺も挨拶を返す。そしてディエゴにも感謝を伝えた。
西府を出発して、国境の町バレンシーに行くにはひたすら西に進むのだが、俺の所領予定地に立ち寄るので南西へと進んだ。そしてその晩は、西部大草原で野営した。
王都から西府までは、宿場町で宿泊していたから初の野営だ。ガキンチョ5人組は初野営にやたらとテンションが高い。笑
精霊たちの精霊魔法を使って、いつものように、野営所、干し草ベッド、露天風呂を造ると、ガキンチョ5人組は大はしゃぎだった。
露天風呂は、当然ふたつ造っている。その一方に、俺が精霊たちを連れて入った。隣のもう一方には女性陣が入ったのだが、際どい会話が聞こえて来た。
「皆さん凄いボリューム。」
「これでゲオルク様を悩殺するんですのね。」
「それに比べて私たちは貧弱。」
声から察するに、それぞれ、アイチャ、マリー、エカチェリーナだな。苦笑
「大丈夫、そのうち3人もこうなるさ。」
「あら、エカチェリーナ姫は膨らみ出してるじゃない。」「はい…。最近ちょっとだけ。」
「アイチャも、ちょっとふっくらして来てるようね。」「あ、分かります?」
「マリー様も間もなくそうなりますゆえ、ご安心を。」「うー。私だけまだ…。」
「大丈夫だよ。ダーリンに言ってさ、マッサージしてもらいなよ。」ビーチェ、お前、なんてことを焚き付けてやがるっ!
「え、でも…。」
「そうじゃな、もう正式に婚約したゆえ、大丈夫じゃろ?」
「お頭様は、巨乳が好き。だから、先行投資を、してと、言えば、大丈夫。」
こらこら。ドーラにトーラ!煽るんじゃねぇよっ!
「そうですわね。精霊たちにも先行投資と言って、膨らむ前からマッサージしてましたもの。」うぉいっ!それ、言うなっ!
「分かりました。そのうち勇気を出してお願いしてみます。」勇気、出さんでいいわっ!
仕方ない、牽制しとくか。
「おーい、全部聞こえてるぞー。」
「「「「「「「「「「…。」」」」」」」」」」女湯の姦しい声がぴたりとやんだのだった。笑
それから俺は、精霊たちをしっかり洗ってやった。
女性陣と入れ替わりで、ヘルムートとディエゴが、俺たちと入れ替わりで、王都の役人たちと西府の役人ふたりが入った。その後、野営所の周囲にいる、護衛の王都騎士団員たちにも交代で入ってもらった。
風呂から出たわが妻たちは、夕餉を作っている。鍋に肉と野菜のブツ切りを入れて煮込んだシチューだ。それと骨付き炙り肉。
「味付けはどうしようかしら?」
「うむ、そうだなぁ、クリームシチュー辺りが無難ではないか。」
「あれ?野営初日はスパイスの利いたカレーじゃないの?」
「子供たちがいますでしょう?」
「そうか。でも子供って程、子供じゃないけどな。」
結局、いつも通りのカレー味にしたのだが、ガキンチョ5人組からは大好評だった。でもヒーヒー言いながら食ってたけどな。笑
それから骨付き炙り肉。マリーは食べ方が分からず戸惑っていたので、こうやって食うんだよ。と言って、骨を掴んで持ち上げ、ガブリとかぶり付いて見せた。
深窓のお嬢様には衝撃だったようだが、この後マリーはすっかりこの食い方に、ハマってしまうのだった。笑
翌日の昼過ぎには、俺たち一行は、俺の所領予定地に着いたのだが…。何にもない。まったく何にもない。ひたすら一面の草原である。
「いやはや、一面草原ってのもねぇ。」ちょっと困る俺。
「西部大草原の真っ只中ですからねぇ。」と西府の役人。
「ぱっと見、農地か牧草地かしか思い浮かばねぇな。」
「ですねぇ。でもそれだと大した税収は望めませんねぇ。」西府の役人が相槌を打った。
「税収を望むなら人を集めなきゃなぁ。」大きな課題だ。
西府の近辺はすべてが農地で、西府を取り巻くように一大農地を形成している。その一大農地の外には牧場が点在している。牧場には、乳牛牧場、肉牛牧場、闘牛牧場があって、乳製品と食肉と、西府独特の文化の闘牛を生産している。
カルメンの両親は、若い頃にふたりで立ち上げたエスパーニャ商会を西府随一の大商会に育て上げた後、早々にエスパーニャ商会を後進へと譲って隠居した。当然ふたりはエスパーニャ商会の筆頭株主である。商売で稼いだ莫大な資産と、商会の筆頭株主による配当金で、闘牛牧場のパトロンをしている。
ふたりによると、西府の人にとっては、闘牛牧場のパトロンをするのは一生の夢であり、人生に成功した証なのだそうだ。
俺の所領予定地は、一大農地の外の牧場点在エリアのさらに外側である。西府を中心に、一大農地を1周目、牧場点在エリアを2周目とするなら、俺の所領予定地は3周目と言うことになる。
西府から1日半の距離と結構離れてるから、農業をやっても農作物を西府に納めるには、輸送コストと人件費が余分に掛かる。西府すぐそばの一大農地には太刀打ちできない。牧場をやってもやはり牧場エリアよりも半日遠いから、畜産品の輸送と人件費では敵わない。
参ったなぁ。
とにかく明日1日で所領予定地をくまなく見て回り、何か考えよう。
そう言う訳で、昨日に引き続き、野営所を設置したのだった。
今日も露天風呂はふたつ。今日の一番風呂だが、一方は俺が精霊たちを連れて入り、もう一方はヘルムートとディエゴ。昨日と同じように、ふたりの会話が聞こえて来た。
「なぁ、ヘルムート。アイチャとはどうだい?」
「どうと言われてもなぁ。進展はないかな。でもいい感じだと思うよ。」
「キスはしたのか?」
「いやいや、まだ先だよ。ディエゴは?」
「僕もまだだ。ゲオルクどのみたいに、さらっとしてみたいよな。でもその前に、リーナって呼ばせてもらいたいよ。」
「リーナ?そう言えば、マリーやアイチャはそう呼んでるよな。普通にそう呼べばいいじゃん?」
「そうはいかないんだよ。リーナはエカチェリーナの愛称でさ、帝国では愛称で呼べる異性は特別なんだって。」
「じゃあ、ディエゴはリーナって呼ぶべきだな。エカチェリーナはきっとお前のことを意識してるぜ。」
「そうかな?そうだといいんだけど。アイチャだってヘルムートのこと、意識してるんじゃないの?」
「え、ほんとにそう思う?お世辞とかじゃなくて?」
「う、うん…。」
いいね、いいね、初々しいね。応援したくなっちゃったよ、俺。よっしゃ、ヘルムートとアイチャ、ディエゴとエカチェリーナ、くっつけちゃおう大作戦開始!笑
「ところでゲオルクどのだけどさ、ほんとにさらっとキスするよな。」
「ああ。ゲオルクどのは精霊様たちへの魔力の補給だと言ってるけどな。」
「側室たちにもしょっちゅうキスしてるよな。あれも魔力補給なのかな?」
「どうだろうな。側室たちにキスするときは、すげべオーラ全開の顔してるしな。」ディエゴの野郎、一遍締めたろか?
「あー、分かる分かる。鼻の下伸ばしてるもんな。20歳そこそこのくせに、完全なエロオヤジだよな。」くっそう、ヘルムートも締めたる。
くっつけちゃおう大作戦撤回。ぶっ壊したろう大作戦発動。こいつら、地獄を見せてやる。
「でもなぁ、ラモどのもそうだけど、ゲオルクどのも自然体って言うかさ、自分をさらけ出してるよな。」
「そうそう、変にカッコつけてなくてさ、それが却ってカッコいいんだよな。僕もああ言う大人に大人になりたいよ。」
「そうだな。」
照れるな…。やっぱ、ぶっ壊したろう大作戦は封印。くっつけちゃおう大作戦に戻そうっと。
「マリーがゲオルクどのに惚れるのも分かるよな。」
「うん…。
実はさ、僕、マリーのこと、ほんとは妹みたいな感じでさ、ほんとに女の子として好きだったかって言うと微妙なんだよな。なんか、ディエゴと競ってたから引けないって感じでさ。」
「え?マジで?実は僕もそう。ヘルムートには負けられないって感じで。
でもさ、エカチェリーナは本気で好きだな。」
「僕もだな。アイチャが好きだ。」
「お互い頑張ろうぜ。」「おう!」
うん、応援したろ。まじで。
『ゲオルクー、洗ってー。』「おう。」ツリに現実へと引き戻され、それから精霊たちを洗ってやったのだった。
もちろん、ツリとクレとはぱふぱふしたし、他の精霊たちは、先行投資でおっぱいを揉みまくったけどね。
ああ、ヘルムートとディエゴのピュアな会話を聞いて洗われた心が、第五形態と第四形態のおっぱいの誘惑に負けて穢されて行く。苦笑
風呂を出て、次のグループと交代。俺たちが風呂に入っている間に、わが妻たちが準備してくれていた鍋を、焦がさないようにかき混ぜながら、煮込みの料理番である。今日はミルクベースのホワイトシチューか。
第2陣で風呂に入った女性陣が出て来てから、皆で鍋を囲んで野営飯を食った。ガキンチョ5人組の食いっぷりのよさが、わが妻たちの料理の腕のよさを証明している。笑
翌日の1日掛けて、俺は西府の役人ふたりと、俺の所領予定地をくまなく見て回った。俺はナイト、西府の役人ふたりは、自分たちが乗って来た馬で移動した。
当然、精霊たちは俺について来ていた。一方わが妻たちとガキンチョ5人組は、王都からの外交役人たちと護衛の王都騎士団員たちと一緒に、野営地でお留守番だ。
俺は所領予定地を1日中見てまわり、精霊たちに土壌の状態や地下水脈も調べてもらって得た結論としては、やはり農地か牧草地であった。ただし、薬草などの特殊な植物を育てるのに適した場所もあったので、薬草園も作れそうだ。
とは言え、人を集めて税収を上げるとなると、何かしらの工夫が必要だ。この俺の見解には、西府の役人ふたりもまったく同意見だった。
このままじゃダメだな。何か工夫しないと。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
設定を更新しました。R4/11/20
更新は火木土の週3日ペースを予定しています。
2作品同時発表です。
「射手の統領」も、合わせてよろしくお願いします。
https://kakuyomu.jp/works/16816927859461365664
カクヨム様、小説家になろう様にも投稿します。
Zu-Y
№145 西部大草原の一画
一行にディエゴがいるから西部公爵邸に1泊させてもらったのだが、至れり尽くせりの歓待だった。三の姫殿下のマリーがいるからだろう。
翌日、西府を発つときに、ディエゴが西府の役人ふたりを連れて来た。
「ゲオルクどの、この者たちがゲオルクどのの所領予定地を案内します。」
「「よろしくお願いします。」」ディエゴに紹介された役人ふたりが挨拶して来たので、
「ああ、こちらこそよろしく。」俺も挨拶を返す。そしてディエゴにも感謝を伝えた。
西府を出発して、国境の町バレンシーに行くにはひたすら西に進むのだが、俺の所領予定地に立ち寄るので南西へと進んだ。そしてその晩は、西部大草原で野営した。
王都から西府までは、宿場町で宿泊していたから初の野営だ。ガキンチョ5人組は初野営にやたらとテンションが高い。笑
精霊たちの精霊魔法を使って、いつものように、野営所、干し草ベッド、露天風呂を造ると、ガキンチョ5人組は大はしゃぎだった。
露天風呂は、当然ふたつ造っている。その一方に、俺が精霊たちを連れて入った。隣のもう一方には女性陣が入ったのだが、際どい会話が聞こえて来た。
「皆さん凄いボリューム。」
「これでゲオルク様を悩殺するんですのね。」
「それに比べて私たちは貧弱。」
声から察するに、それぞれ、アイチャ、マリー、エカチェリーナだな。苦笑
「大丈夫、そのうち3人もこうなるさ。」
「あら、エカチェリーナ姫は膨らみ出してるじゃない。」「はい…。最近ちょっとだけ。」
「アイチャも、ちょっとふっくらして来てるようね。」「あ、分かります?」
「マリー様も間もなくそうなりますゆえ、ご安心を。」「うー。私だけまだ…。」
「大丈夫だよ。ダーリンに言ってさ、マッサージしてもらいなよ。」ビーチェ、お前、なんてことを焚き付けてやがるっ!
「え、でも…。」
「そうじゃな、もう正式に婚約したゆえ、大丈夫じゃろ?」
「お頭様は、巨乳が好き。だから、先行投資を、してと、言えば、大丈夫。」
こらこら。ドーラにトーラ!煽るんじゃねぇよっ!
「そうですわね。精霊たちにも先行投資と言って、膨らむ前からマッサージしてましたもの。」うぉいっ!それ、言うなっ!
「分かりました。そのうち勇気を出してお願いしてみます。」勇気、出さんでいいわっ!
仕方ない、牽制しとくか。
「おーい、全部聞こえてるぞー。」
「「「「「「「「「「…。」」」」」」」」」」女湯の姦しい声がぴたりとやんだのだった。笑
それから俺は、精霊たちをしっかり洗ってやった。
女性陣と入れ替わりで、ヘルムートとディエゴが、俺たちと入れ替わりで、王都の役人たちと西府の役人ふたりが入った。その後、野営所の周囲にいる、護衛の王都騎士団員たちにも交代で入ってもらった。
風呂から出たわが妻たちは、夕餉を作っている。鍋に肉と野菜のブツ切りを入れて煮込んだシチューだ。それと骨付き炙り肉。
「味付けはどうしようかしら?」
「うむ、そうだなぁ、クリームシチュー辺りが無難ではないか。」
「あれ?野営初日はスパイスの利いたカレーじゃないの?」
「子供たちがいますでしょう?」
「そうか。でも子供って程、子供じゃないけどな。」
結局、いつも通りのカレー味にしたのだが、ガキンチョ5人組からは大好評だった。でもヒーヒー言いながら食ってたけどな。笑
それから骨付き炙り肉。マリーは食べ方が分からず戸惑っていたので、こうやって食うんだよ。と言って、骨を掴んで持ち上げ、ガブリとかぶり付いて見せた。
深窓のお嬢様には衝撃だったようだが、この後マリーはすっかりこの食い方に、ハマってしまうのだった。笑
翌日の昼過ぎには、俺たち一行は、俺の所領予定地に着いたのだが…。何にもない。まったく何にもない。ひたすら一面の草原である。
「いやはや、一面草原ってのもねぇ。」ちょっと困る俺。
「西部大草原の真っ只中ですからねぇ。」と西府の役人。
「ぱっと見、農地か牧草地かしか思い浮かばねぇな。」
「ですねぇ。でもそれだと大した税収は望めませんねぇ。」西府の役人が相槌を打った。
「税収を望むなら人を集めなきゃなぁ。」大きな課題だ。
西府の近辺はすべてが農地で、西府を取り巻くように一大農地を形成している。その一大農地の外には牧場が点在している。牧場には、乳牛牧場、肉牛牧場、闘牛牧場があって、乳製品と食肉と、西府独特の文化の闘牛を生産している。
カルメンの両親は、若い頃にふたりで立ち上げたエスパーニャ商会を西府随一の大商会に育て上げた後、早々にエスパーニャ商会を後進へと譲って隠居した。当然ふたりはエスパーニャ商会の筆頭株主である。商売で稼いだ莫大な資産と、商会の筆頭株主による配当金で、闘牛牧場のパトロンをしている。
ふたりによると、西府の人にとっては、闘牛牧場のパトロンをするのは一生の夢であり、人生に成功した証なのだそうだ。
俺の所領予定地は、一大農地の外の牧場点在エリアのさらに外側である。西府を中心に、一大農地を1周目、牧場点在エリアを2周目とするなら、俺の所領予定地は3周目と言うことになる。
西府から1日半の距離と結構離れてるから、農業をやっても農作物を西府に納めるには、輸送コストと人件費が余分に掛かる。西府すぐそばの一大農地には太刀打ちできない。牧場をやってもやはり牧場エリアよりも半日遠いから、畜産品の輸送と人件費では敵わない。
参ったなぁ。
とにかく明日1日で所領予定地をくまなく見て回り、何か考えよう。
そう言う訳で、昨日に引き続き、野営所を設置したのだった。
今日も露天風呂はふたつ。今日の一番風呂だが、一方は俺が精霊たちを連れて入り、もう一方はヘルムートとディエゴ。昨日と同じように、ふたりの会話が聞こえて来た。
「なぁ、ヘルムート。アイチャとはどうだい?」
「どうと言われてもなぁ。進展はないかな。でもいい感じだと思うよ。」
「キスはしたのか?」
「いやいや、まだ先だよ。ディエゴは?」
「僕もまだだ。ゲオルクどのみたいに、さらっとしてみたいよな。でもその前に、リーナって呼ばせてもらいたいよ。」
「リーナ?そう言えば、マリーやアイチャはそう呼んでるよな。普通にそう呼べばいいじゃん?」
「そうはいかないんだよ。リーナはエカチェリーナの愛称でさ、帝国では愛称で呼べる異性は特別なんだって。」
「じゃあ、ディエゴはリーナって呼ぶべきだな。エカチェリーナはきっとお前のことを意識してるぜ。」
「そうかな?そうだといいんだけど。アイチャだってヘルムートのこと、意識してるんじゃないの?」
「え、ほんとにそう思う?お世辞とかじゃなくて?」
「う、うん…。」
いいね、いいね、初々しいね。応援したくなっちゃったよ、俺。よっしゃ、ヘルムートとアイチャ、ディエゴとエカチェリーナ、くっつけちゃおう大作戦開始!笑
「ところでゲオルクどのだけどさ、ほんとにさらっとキスするよな。」
「ああ。ゲオルクどのは精霊様たちへの魔力の補給だと言ってるけどな。」
「側室たちにもしょっちゅうキスしてるよな。あれも魔力補給なのかな?」
「どうだろうな。側室たちにキスするときは、すげべオーラ全開の顔してるしな。」ディエゴの野郎、一遍締めたろか?
「あー、分かる分かる。鼻の下伸ばしてるもんな。20歳そこそこのくせに、完全なエロオヤジだよな。」くっそう、ヘルムートも締めたる。
くっつけちゃおう大作戦撤回。ぶっ壊したろう大作戦発動。こいつら、地獄を見せてやる。
「でもなぁ、ラモどのもそうだけど、ゲオルクどのも自然体って言うかさ、自分をさらけ出してるよな。」
「そうそう、変にカッコつけてなくてさ、それが却ってカッコいいんだよな。僕もああ言う大人に大人になりたいよ。」
「そうだな。」
照れるな…。やっぱ、ぶっ壊したろう大作戦は封印。くっつけちゃおう大作戦に戻そうっと。
「マリーがゲオルクどのに惚れるのも分かるよな。」
「うん…。
実はさ、僕、マリーのこと、ほんとは妹みたいな感じでさ、ほんとに女の子として好きだったかって言うと微妙なんだよな。なんか、ディエゴと競ってたから引けないって感じでさ。」
「え?マジで?実は僕もそう。ヘルムートには負けられないって感じで。
でもさ、エカチェリーナは本気で好きだな。」
「僕もだな。アイチャが好きだ。」
「お互い頑張ろうぜ。」「おう!」
うん、応援したろ。まじで。
『ゲオルクー、洗ってー。』「おう。」ツリに現実へと引き戻され、それから精霊たちを洗ってやったのだった。
もちろん、ツリとクレとはぱふぱふしたし、他の精霊たちは、先行投資でおっぱいを揉みまくったけどね。
ああ、ヘルムートとディエゴのピュアな会話を聞いて洗われた心が、第五形態と第四形態のおっぱいの誘惑に負けて穢されて行く。苦笑
風呂を出て、次のグループと交代。俺たちが風呂に入っている間に、わが妻たちが準備してくれていた鍋を、焦がさないようにかき混ぜながら、煮込みの料理番である。今日はミルクベースのホワイトシチューか。
第2陣で風呂に入った女性陣が出て来てから、皆で鍋を囲んで野営飯を食った。ガキンチョ5人組の食いっぷりのよさが、わが妻たちの料理の腕のよさを証明している。笑
翌日の1日掛けて、俺は西府の役人ふたりと、俺の所領予定地をくまなく見て回った。俺はナイト、西府の役人ふたりは、自分たちが乗って来た馬で移動した。
当然、精霊たちは俺について来ていた。一方わが妻たちとガキンチョ5人組は、王都からの外交役人たちと護衛の王都騎士団員たちと一緒に、野営地でお留守番だ。
俺は所領予定地を1日中見てまわり、精霊たちに土壌の状態や地下水脈も調べてもらって得た結論としては、やはり農地か牧草地であった。ただし、薬草などの特殊な植物を育てるのに適した場所もあったので、薬草園も作れそうだ。
とは言え、人を集めて税収を上げるとなると、何かしらの工夫が必要だ。この俺の見解には、西府の役人ふたりもまったく同意見だった。
このままじゃダメだな。何か工夫しないと。
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2作品同時発表です。
「射手の統領」も、合わせてよろしくお願いします。
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