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第1章 悪童編
縛られた女性
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二人の女性は信じられないものを見ていた。自分たちを縛り、二人の仲間を殺し、その前には大勢の冒険者を殺してきた男3人が一人の少年に倒されてしまったのだ。二人は絶望の中から希望を見出した。
((助かるんだ!))
自分たちは助かるという希望が心の中にあふれる。だがそれだけではなかった。死んだ仲間が目に入った時、どす黒い感情が芽生えた。それは怒りと殺意だった。
数分後。
気絶したレントを同じ岩に縛り付けた後、ローグは周りを見渡した。
「ふう、終わった。……にしてもひどすぎるな、これは……」
ローグの目に映ったのは、大勢の冒険者達の死体だった。ローグの頭の中では、ケリー達が冒険者を襲っていると予想していたが、この世界の基準で成人したばかりの悪童とはいえまさか大量殺人までしていたとはさすがに予想していなかった。
(まったく恐ろしいことだ、あの3人がこれほど多くの人の命を奪い続けるなんて。こうなったのも冒険者役場の連中の危機管理が甘いせいだ。……いや、そもそもこの世界全体の文明が低いせいだろうな。そして、こいつらは……)
ローグは縛った3人をこれからどうするかすでに決めていた。
(まず、意識が戻ってから魔法を奪う。俺に奪われた、魔法なしにされたと思ったらどんなに屈辱だろうな。その後で役場に殺人の罪で突き出してやろう、ついでに出身地を明かしてやろうか、村の評判は下がるだろうな、くくく。……ん?)
何やら物音が聞こえ続ける。その近くまで寄ってみると、口と手足が縛られた二人の女性が見つかった。
「まさか、生き残りがいたのか!?」
「「…………!」」
彼女たちは縛られた状態でもがき続けていた。それが物音の正体だった。女性の生き残り、それも縛られた状態でいることは、その事実だけでローグは推測できた。
(あいつらはそんなことまでやろうとしていたというわけか……。あれほどの悪童を若いうちから野放しにすると手に負えなくなるものだな)
ローグは彼女達のそばまで来るとすぐに開放した。そして、口が自由になった彼女達が最初に発した言葉は重なってローグに聞こえた。
「「あいつらを殺して!」」
明確な殺意のこもった言葉だった。
((助かるんだ!))
自分たちは助かるという希望が心の中にあふれる。だがそれだけではなかった。死んだ仲間が目に入った時、どす黒い感情が芽生えた。それは怒りと殺意だった。
数分後。
気絶したレントを同じ岩に縛り付けた後、ローグは周りを見渡した。
「ふう、終わった。……にしてもひどすぎるな、これは……」
ローグの目に映ったのは、大勢の冒険者達の死体だった。ローグの頭の中では、ケリー達が冒険者を襲っていると予想していたが、この世界の基準で成人したばかりの悪童とはいえまさか大量殺人までしていたとはさすがに予想していなかった。
(まったく恐ろしいことだ、あの3人がこれほど多くの人の命を奪い続けるなんて。こうなったのも冒険者役場の連中の危機管理が甘いせいだ。……いや、そもそもこの世界全体の文明が低いせいだろうな。そして、こいつらは……)
ローグは縛った3人をこれからどうするかすでに決めていた。
(まず、意識が戻ってから魔法を奪う。俺に奪われた、魔法なしにされたと思ったらどんなに屈辱だろうな。その後で役場に殺人の罪で突き出してやろう、ついでに出身地を明かしてやろうか、村の評判は下がるだろうな、くくく。……ん?)
何やら物音が聞こえ続ける。その近くまで寄ってみると、口と手足が縛られた二人の女性が見つかった。
「まさか、生き残りがいたのか!?」
「「…………!」」
彼女たちは縛られた状態でもがき続けていた。それが物音の正体だった。女性の生き残り、それも縛られた状態でいることは、その事実だけでローグは推測できた。
(あいつらはそんなことまでやろうとしていたというわけか……。あれほどの悪童を若いうちから野放しにすると手に負えなくなるものだな)
ローグは彼女達のそばまで来るとすぐに開放した。そして、口が自由になった彼女達が最初に発した言葉は重なってローグに聞こえた。
「「あいつらを殺して!」」
明確な殺意のこもった言葉だった。
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