ローグ・ナイト ~復讐者の研究記録~

mimiaizu

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第1章 悪童編

VSレント

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過去。

 村で暮らしていた頃、レントは自身の魔法をはっきり分かった後、ローが魔法なしだと言われている様子を見て、正直不思議に思っていた。ローには確かに魔法を感じていたのだ。

(どうしてローは魔法を使おうとしないんだろう?)

 レントはその答えを、ロー自身ではなく、彼の親戚の叔父にあたる人物に聞いてみたが、思いもよらない答えが返ってきた。

『いいか、レント。ローの魔法に関しては秘密にするんだ。誰にも言うな、ローにもだ。何故だと? そんなこと知る必要もない。いいから黙ってろ、いいな』

 レントはその人の言葉に押され、ローがどれだけいじめられても、そのままいう通りに黙っていた。そのことを後悔する時が来るその日まで…………。


現在。

「よし。こんなもんか」

 ローグはゲテとケリーが気を失ったのを確認して、二人を大きな岩に縛りつけた。

「後はレントだな。どこにい…」
「ここにいるぞ!」

ガシッ

「何!?」

 レントを探そうとしたその時に、そのレントが後ろからローグを羽交い締めにしてきた。どうやら意識を取り戻してローグの隙を狙っていたようだ。羽交い締めにはできたが、それだけでは終わらないだろう。

「【解析魔法】『魔力崩し…」
「させん!」

ビッビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリ!!

「うえぎいやああああああああああああああああああ!?」

 ローグはレントが魔法を使う直前に、雷のような【外道魔法】を全身から発生することによって難を逃れた。ローグに密着していたレントはそのせいで【外道魔法】をまともにくらい、すぐには意識が戻らないくらい悲惨な状態になった。

「ふう、危ないところだったな」

 レントが使おうとした『魔力崩し』とは、触れた相手の魔力を強制的に対外に出して体のバランスを不安定にする魔法のことだ。【解析魔法】は決して単に相手を分析する等のサポート系ではない。意外と厄介な攻撃手段もある。
 それを知っているからこそローグは最初にレントを攻撃したのだ。最も、最初にレントを倒そうとした理由には、この3人の中で一番許せないということもある。

(レントに【解析魔法】があるってことは、『ロー・ライト』の頃の俺に【外道魔法】があることは知られていたはずだ。なのにこいつは何も言わなかった、言ってくれなかった。もっと早く言ってくれていれば虐められずに済んだのにな、そうだろレント?)

 レントが黙っていた理由は本人に聞けば分かるが、ローグはどんな理由を聞いても容赦しないつもりでいる。もうすでに容赦なしで攻めたのだが。

「ふふふ、これで3人ともノックアウトだ」

 この3人はローグに敗北した。彼らの未来は悪い方に決まった。
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