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リエルにエスコートしてもらいながら歩いていた。リエルの執務室まであともう少しというところで急にリエルが立ち止まった。
「…どうした?」
さっきまであんなにニコニコしてた顔が、急に眉を潜めて険しい顔に変わった。
「ごめんね、カイト兄上…ちょっと此処で待っててくれる?」
…は?もう少しで目的地に着くのに。あっ、あれか?リエルが居なかったから部屋が汚くなってるかも的な…な訳ないか。
「別に俺は構わないが…」
まあ、少し待ってるだけだろうし、此処らへんは滅多に人が来ないからな。
「ありがとう、すぐ戻ってくるね!ちょっと確認するだけだから!」
(また、アイツらヤってないだろうな)
そう言うとリエルは執務室の方に走って行った。そんなに急がなくてもいいのに…
確認か…やっぱり部屋が汚くなってないのか不安なんだな。仕方ない、待っててやろう。
この世界は有難いことに魔法というものがある。だから、自分が動かなくても指を動かすだけで物を移動させれる。
まあ、仮に汚くてもすぐ片付けられるだろう。
そんなふうに考えていると、誰かが走ってきた。あれは…
「カーイートー様ー!!……ぐぇっ」
涙目のベルンだった。
俺に多分抱きつこうとしていたんだろうけど、後ろから凄い勢いで走って来たリエルに襟を掴まれ止められていた。
その後ろからバランも申し訳ないという顔をして此方に来た。
「うぅっ、痛いですよ。息止まると思いました!」
「それはすまない」
めっちゃ棒読みー。これは絶対に申し訳ないとか思ってないやつだな。
「だいたい、リエル様は!……ーーー」
また始まってしまった。この2人はよく激しい口論を繰り広げる。しかも、いつもめちゃくちゃくだらないのだ。
卵料理はーとか、リエル様はいつも自分にだけ冷たい、とかどうでもいいわ!
カップルかよ!って心の中でツッコミを入れたくなると考えたら、なんか心がズキッといたんだ。なんだ…?また、治癒魔法の副作用か?
…俺はここ最近、何か起きる度に治癒魔法の副作用と言ってしまう。
「それより、カイト様。御加減は如何ですか?倒れられたときには、本当に肝を冷やしました。」
今まで静観していたバランが口を開いた。その裏で、ベルンが…
「バラン、何だお前!『それより』ってどういうことなんだ!」
とか言って、騒いでいるが全員無視だ。
最初は戸惑っていたものの、もう慣れた。分かりにくいが、バランが口を開いたら、くだらない口論が止まる。
意外とこの中でバランが1番強いのかもな…
「あぁ、もうすっかり元気だ。俺たちの分の執務もやってくれてたみたいだな。ありがとう、すまなかった」
父上、俺、リエルが居なかったから、相当大変だろう。
「いいえ、構いませんよ。とはいえ、全ては…「あっ、そうだ。カイト様」…はぁっ」
バランも苦労人だな。ついつい労いの目を向けてしまう。
「リエル様に虐められなかった?」
…虐め?リエルが俺にとかあり得なくないか。
「いや、特にそんなことはなかったが」
まあ、いろいろとお世話されたけど、あれは仕方ないからな。
「よかった」
あの、ベルン?後ろの2人に気づいて…
凄い冷気と威圧感を俺は感じるのだが、大丈夫か?
「ちょっと、ベルン…あっちに行くか?」
「そうですね、コイツにはしっかり教えなければ…私にお任せください」
「そうか、頼んだ…早めに帰って来いよ?」
「かしこまりました」
リエルは此処に残るのか。
「いーやーだ!!!」
ズルズルとベルンがバランに引きづられて行く。
……またな、ベルン
「…どうした?」
さっきまであんなにニコニコしてた顔が、急に眉を潜めて険しい顔に変わった。
「ごめんね、カイト兄上…ちょっと此処で待っててくれる?」
…は?もう少しで目的地に着くのに。あっ、あれか?リエルが居なかったから部屋が汚くなってるかも的な…な訳ないか。
「別に俺は構わないが…」
まあ、少し待ってるだけだろうし、此処らへんは滅多に人が来ないからな。
「ありがとう、すぐ戻ってくるね!ちょっと確認するだけだから!」
(また、アイツらヤってないだろうな)
そう言うとリエルは執務室の方に走って行った。そんなに急がなくてもいいのに…
確認か…やっぱり部屋が汚くなってないのか不安なんだな。仕方ない、待っててやろう。
この世界は有難いことに魔法というものがある。だから、自分が動かなくても指を動かすだけで物を移動させれる。
まあ、仮に汚くてもすぐ片付けられるだろう。
そんなふうに考えていると、誰かが走ってきた。あれは…
「カーイートー様ー!!……ぐぇっ」
涙目のベルンだった。
俺に多分抱きつこうとしていたんだろうけど、後ろから凄い勢いで走って来たリエルに襟を掴まれ止められていた。
その後ろからバランも申し訳ないという顔をして此方に来た。
「うぅっ、痛いですよ。息止まると思いました!」
「それはすまない」
めっちゃ棒読みー。これは絶対に申し訳ないとか思ってないやつだな。
「だいたい、リエル様は!……ーーー」
また始まってしまった。この2人はよく激しい口論を繰り広げる。しかも、いつもめちゃくちゃくだらないのだ。
卵料理はーとか、リエル様はいつも自分にだけ冷たい、とかどうでもいいわ!
カップルかよ!って心の中でツッコミを入れたくなると考えたら、なんか心がズキッといたんだ。なんだ…?また、治癒魔法の副作用か?
…俺はここ最近、何か起きる度に治癒魔法の副作用と言ってしまう。
「それより、カイト様。御加減は如何ですか?倒れられたときには、本当に肝を冷やしました。」
今まで静観していたバランが口を開いた。その裏で、ベルンが…
「バラン、何だお前!『それより』ってどういうことなんだ!」
とか言って、騒いでいるが全員無視だ。
最初は戸惑っていたものの、もう慣れた。分かりにくいが、バランが口を開いたら、くだらない口論が止まる。
意外とこの中でバランが1番強いのかもな…
「あぁ、もうすっかり元気だ。俺たちの分の執務もやってくれてたみたいだな。ありがとう、すまなかった」
父上、俺、リエルが居なかったから、相当大変だろう。
「いいえ、構いませんよ。とはいえ、全ては…「あっ、そうだ。カイト様」…はぁっ」
バランも苦労人だな。ついつい労いの目を向けてしまう。
「リエル様に虐められなかった?」
…虐め?リエルが俺にとかあり得なくないか。
「いや、特にそんなことはなかったが」
まあ、いろいろとお世話されたけど、あれは仕方ないからな。
「よかった」
あの、ベルン?後ろの2人に気づいて…
凄い冷気と威圧感を俺は感じるのだが、大丈夫か?
「ちょっと、ベルン…あっちに行くか?」
「そうですね、コイツにはしっかり教えなければ…私にお任せください」
「そうか、頼んだ…早めに帰って来いよ?」
「かしこまりました」
リエルは此処に残るのか。
「いーやーだ!!!」
ズルズルとベルンがバランに引きづられて行く。
……またな、ベルン
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