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友情と共鳴
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王城での決意から数日後。
俺たちは、ライオネル殿下の主導で、王城の敷地内にある訓練場で本格的な特訓を開始した。訓練場は、様々な魔術や剣術の訓練に対応できるよう、広大な敷地と最新の魔道具が整備されていた。
「今日の特訓は、それぞれの魔力を組み合わせる『連携』だ」
ライオネル殿下は、真剣な表情で俺たちに告げた。
「今回の件で、敵がどのような手段で襲ってくるか分からないことが分かった。いつ何時、敵に襲われても対応できる、総合的な戦闘能力を身につけることが目的だ。個々の力だけでなく、連携により更に力を強化していく」
特訓は、まずウィルとフィルの光と闇の連携から始まった。
「ウィル、君の光の魔力は、味方を癒し、敵を浄化する力を持つ。フィル、君の闇の魔力は、敵の魔力を吸収し、無力化する力を持つ。二人の力が、互いを補い合うことで、より強力な力を生み出すはずだ」
殿下の言葉に、ウィルとフィルは頷き、向かい合った。
ウィルが「ライト・バースト!」と叫び、掌から光の塊を放つ。すると、フィルが「シャドウ・ドレイン!」と叫び、闇の影でその光を包み込んだ。
二つの魔力は、互いに反発することなく、まるで一つの力のように融合し、眩い光と深い闇が混ざり合った、不思議な光を放った。あの教官がいたら凄く喜んでいただろう
「すごい…!僕たちの魔力が、こんな風に…」
ウィルは、驚きと感動で目を輝かせた。
しかし、特訓は、順調なばかりではなかった。
ウィルが魔力を放ちすぎたとき、魔力が暴走しそうになった。
「うわあああああ!!」
ウィルが叫び声を上げると、光の魔力がウィルの体を包み込み、暴走を始めた。
「ウィル!」
俺が駆け寄ろうとした、その時だった。
フィルが、迷うことなくウィルの体を抱きしめた。
「フィル、やめて!」
俺は叫んだ。闇の魔術は、光の魔術と対極の力だ。暴走した光の魔力に触れれば、フィルがどうなるか分からない。
しかし、フィルはウィルを離そうとしなかった。
「大丈夫…僕の闇の魔力は、暴走した魔力を吸収する力があるんだ…」
フィルの言葉通り、暴走した光の魔力は、フィルの闇の魔力に吸収され、次第に落ち着いていった。
「フィル…ありがとう…」
ウィルは、安堵した表情でフィルに礼を言った。
「僕たちの力は、互いを守り合う力なんだね…」
フィルの言葉に、ウィルは力強く頷いた。
その後も特訓は続き、俺は前世の知識を活かして、皆の能力を最大限に引き出す「司令塔」としての役割を担い始めた。
「殿下は敵の動きを読み、ヘドワートは魔法で敵を攪乱する。ウィルは癒しと攻撃で味方を援護し、フィルは闇の力で敵を無力化する。俺は、剣術と魔術を融合させ、敵を直接叩く!」
俺の言葉に、皆は頷き、連携技の練習を始めた。
特訓が終わり、皆で休憩していると、フィルが俺の隣に座った。
「キート様…」
「どうした?フィル」
フィルは、少し恥ずかしそうに、俺の顔を覗き込んだ。
「あの…僕、キート様とも、共鳴の練習したいな…。ダメ…かな?」
フィルの言葉に、俺の頭は真っ白になった。
(俺と…推しの…共鳴練習?)
俺は、心臓がバクバクと鳴り、呼吸を忘れるほどだった。
(いや、待て待て、落ち着け俺…。これは、ゲームのシナリオにはない、神展開だ…!)
俺は、感動で胸がいっぱいになり、言葉が出なかった。
俺の無言を、フィルは不安に思ったようだ。
「…やっぱり、迷惑だった…かな?」
「違う!そんなことない!」
俺は、慌てて否定した。
「俺でよければ、喜んで!」
俺がそう言うと、フィルの表情は、ぱっと明るくなり、満面の笑みを浮かべた。
「よかった…!」
俺たちは、危険を考えて訓練場の隅へ移動した。
「キート様、改めて…よろしくお願いします」
フィルが、少し緊張した面持ちで俺に言った。
「ああ。俺も、フィルと共鳴できるなんて、夢みたいだ」
おっと、つい本音が漏れ出してしまった…引かれてないかなとフィルの様子を伺うと、フィルの頬が、ほんのりと赤くなった。大丈夫、引かれてはいない!
俺たちは、向かい合って座り、お互いの手のひらを重ね合わせた。
「フィル、俺の光の魔力を感じるんだ。暖かくて、優しい光だ…」
俺は、そう言い聞かせるように、ゆっくりと魔力を流し込んだ。
すると、フィルの掌から、ひんやりとした闇の魔力が、俺の掌に伝わってくる。
俺の光の魔力と、フィルの闇の魔力は、互いに反発することなく、静かに混ざり合っていく。
俺は、この感触が、たまらなく愛おしかった。
「キート様…僕の、闇の魔力…温かいです…」
フィルが、驚いたように呟いた。
「ああ…フィルの闇の魔力は、冷たいだけじゃない。すごく、温かい…」
俺はフィルの言葉に頷くと、フィルが俺の両手をぎゅっと握りしめた。
俺たちの指が絡み合い、互いの体温が伝わる。
俺は、恥ずかしさで、顔が真っ赤になった。フィルも、同じように、耳まで真っ赤に染まっている。
(くそ…!恥ずかしくておかしくなりそう…!)
俺は頭の中で叫びながらも、魔力の制御を行っていた。
そうして、俺たちの共鳴練習は、順調に進んでいった。二人とも顔を真っ赤にしながら、しかし、真剣な表情で、お互いの魔力と向き合い続けた。
しばらくすると、俺たちの掌から光と闇が混ざり合った、美しい光が放たれた。
「…成功だ!」
俺とフィルは、同時に声を上げた。
俺たちは、顔を見合わせ、照れくさそうに笑い合った。
特訓後、俺たちは王城の庭で、他愛のない話で盛り上がった。
「フィルもウィルも、最近すごく明るくなったよね。昔は、二人とも、こんな風に笑ってくれなかったのに…」
ライオネル殿下が、懐かしむように言った。
「そうですよね。ウィルも、フィルも、すごく変わりました」
俺がそう言うと、フィルは、少し恥ずかしそうに、俺を見た。
「それは…キート様たち、みんなのおかげだよ…」
フィルの言葉に、俺は胸が熱くなった。
ウィルも「そうだね!キート様が入学式で助けてくれたのが始まりだもんね!」と、笑顔で言った。
俺は、この仲間たちと出会えたことに、心から感謝した。
その時だった。誰もいないはずの茂みから、不穏な魔力の気配を感じた。
俺は、警戒しながら、周囲を見渡した。
しかし、何も見つけることはできなかった。
(気のせい…か?)
俺は、そう思ったが、胸騒ぎは収まらなかった。
「皆、話がある」
ライオネル殿下が、真剣な表情で言った。
「間もなく、他学園を招いての魔術試合が開催される。今回の件を受けて、学園の安全対策は強化されたが、裏組織にとって、これほど大規模なイベントは、格好の『舞台』となる可能性がある」
殿下の言葉に、俺たちの顔に、再び緊張が走った。
「だから、皆には、魔術試合の出場権を勝ち取り、この国に、光と闇の力が、人々に希望を与える力であることを証明してほしい。そして、シャドウ・オーダーが何かを起こそうとした時には、皆の力で、それを阻止してほしい」
殿下の言葉に、俺たちは皆、力強く頷いた。
俺たちの戦いは、次のステージへと進む。
魔術試合という、大舞台で。
俺たちは、ライオネル殿下の主導で、王城の敷地内にある訓練場で本格的な特訓を開始した。訓練場は、様々な魔術や剣術の訓練に対応できるよう、広大な敷地と最新の魔道具が整備されていた。
「今日の特訓は、それぞれの魔力を組み合わせる『連携』だ」
ライオネル殿下は、真剣な表情で俺たちに告げた。
「今回の件で、敵がどのような手段で襲ってくるか分からないことが分かった。いつ何時、敵に襲われても対応できる、総合的な戦闘能力を身につけることが目的だ。個々の力だけでなく、連携により更に力を強化していく」
特訓は、まずウィルとフィルの光と闇の連携から始まった。
「ウィル、君の光の魔力は、味方を癒し、敵を浄化する力を持つ。フィル、君の闇の魔力は、敵の魔力を吸収し、無力化する力を持つ。二人の力が、互いを補い合うことで、より強力な力を生み出すはずだ」
殿下の言葉に、ウィルとフィルは頷き、向かい合った。
ウィルが「ライト・バースト!」と叫び、掌から光の塊を放つ。すると、フィルが「シャドウ・ドレイン!」と叫び、闇の影でその光を包み込んだ。
二つの魔力は、互いに反発することなく、まるで一つの力のように融合し、眩い光と深い闇が混ざり合った、不思議な光を放った。あの教官がいたら凄く喜んでいただろう
「すごい…!僕たちの魔力が、こんな風に…」
ウィルは、驚きと感動で目を輝かせた。
しかし、特訓は、順調なばかりではなかった。
ウィルが魔力を放ちすぎたとき、魔力が暴走しそうになった。
「うわあああああ!!」
ウィルが叫び声を上げると、光の魔力がウィルの体を包み込み、暴走を始めた。
「ウィル!」
俺が駆け寄ろうとした、その時だった。
フィルが、迷うことなくウィルの体を抱きしめた。
「フィル、やめて!」
俺は叫んだ。闇の魔術は、光の魔術と対極の力だ。暴走した光の魔力に触れれば、フィルがどうなるか分からない。
しかし、フィルはウィルを離そうとしなかった。
「大丈夫…僕の闇の魔力は、暴走した魔力を吸収する力があるんだ…」
フィルの言葉通り、暴走した光の魔力は、フィルの闇の魔力に吸収され、次第に落ち着いていった。
「フィル…ありがとう…」
ウィルは、安堵した表情でフィルに礼を言った。
「僕たちの力は、互いを守り合う力なんだね…」
フィルの言葉に、ウィルは力強く頷いた。
その後も特訓は続き、俺は前世の知識を活かして、皆の能力を最大限に引き出す「司令塔」としての役割を担い始めた。
「殿下は敵の動きを読み、ヘドワートは魔法で敵を攪乱する。ウィルは癒しと攻撃で味方を援護し、フィルは闇の力で敵を無力化する。俺は、剣術と魔術を融合させ、敵を直接叩く!」
俺の言葉に、皆は頷き、連携技の練習を始めた。
特訓が終わり、皆で休憩していると、フィルが俺の隣に座った。
「キート様…」
「どうした?フィル」
フィルは、少し恥ずかしそうに、俺の顔を覗き込んだ。
「あの…僕、キート様とも、共鳴の練習したいな…。ダメ…かな?」
フィルの言葉に、俺の頭は真っ白になった。
(俺と…推しの…共鳴練習?)
俺は、心臓がバクバクと鳴り、呼吸を忘れるほどだった。
(いや、待て待て、落ち着け俺…。これは、ゲームのシナリオにはない、神展開だ…!)
俺は、感動で胸がいっぱいになり、言葉が出なかった。
俺の無言を、フィルは不安に思ったようだ。
「…やっぱり、迷惑だった…かな?」
「違う!そんなことない!」
俺は、慌てて否定した。
「俺でよければ、喜んで!」
俺がそう言うと、フィルの表情は、ぱっと明るくなり、満面の笑みを浮かべた。
「よかった…!」
俺たちは、危険を考えて訓練場の隅へ移動した。
「キート様、改めて…よろしくお願いします」
フィルが、少し緊張した面持ちで俺に言った。
「ああ。俺も、フィルと共鳴できるなんて、夢みたいだ」
おっと、つい本音が漏れ出してしまった…引かれてないかなとフィルの様子を伺うと、フィルの頬が、ほんのりと赤くなった。大丈夫、引かれてはいない!
俺たちは、向かい合って座り、お互いの手のひらを重ね合わせた。
「フィル、俺の光の魔力を感じるんだ。暖かくて、優しい光だ…」
俺は、そう言い聞かせるように、ゆっくりと魔力を流し込んだ。
すると、フィルの掌から、ひんやりとした闇の魔力が、俺の掌に伝わってくる。
俺の光の魔力と、フィルの闇の魔力は、互いに反発することなく、静かに混ざり合っていく。
俺は、この感触が、たまらなく愛おしかった。
「キート様…僕の、闇の魔力…温かいです…」
フィルが、驚いたように呟いた。
「ああ…フィルの闇の魔力は、冷たいだけじゃない。すごく、温かい…」
俺はフィルの言葉に頷くと、フィルが俺の両手をぎゅっと握りしめた。
俺たちの指が絡み合い、互いの体温が伝わる。
俺は、恥ずかしさで、顔が真っ赤になった。フィルも、同じように、耳まで真っ赤に染まっている。
(くそ…!恥ずかしくておかしくなりそう…!)
俺は頭の中で叫びながらも、魔力の制御を行っていた。
そうして、俺たちの共鳴練習は、順調に進んでいった。二人とも顔を真っ赤にしながら、しかし、真剣な表情で、お互いの魔力と向き合い続けた。
しばらくすると、俺たちの掌から光と闇が混ざり合った、美しい光が放たれた。
「…成功だ!」
俺とフィルは、同時に声を上げた。
俺たちは、顔を見合わせ、照れくさそうに笑い合った。
特訓後、俺たちは王城の庭で、他愛のない話で盛り上がった。
「フィルもウィルも、最近すごく明るくなったよね。昔は、二人とも、こんな風に笑ってくれなかったのに…」
ライオネル殿下が、懐かしむように言った。
「そうですよね。ウィルも、フィルも、すごく変わりました」
俺がそう言うと、フィルは、少し恥ずかしそうに、俺を見た。
「それは…キート様たち、みんなのおかげだよ…」
フィルの言葉に、俺は胸が熱くなった。
ウィルも「そうだね!キート様が入学式で助けてくれたのが始まりだもんね!」と、笑顔で言った。
俺は、この仲間たちと出会えたことに、心から感謝した。
その時だった。誰もいないはずの茂みから、不穏な魔力の気配を感じた。
俺は、警戒しながら、周囲を見渡した。
しかし、何も見つけることはできなかった。
(気のせい…か?)
俺は、そう思ったが、胸騒ぎは収まらなかった。
「皆、話がある」
ライオネル殿下が、真剣な表情で言った。
「間もなく、他学園を招いての魔術試合が開催される。今回の件を受けて、学園の安全対策は強化されたが、裏組織にとって、これほど大規模なイベントは、格好の『舞台』となる可能性がある」
殿下の言葉に、俺たちの顔に、再び緊張が走った。
「だから、皆には、魔術試合の出場権を勝ち取り、この国に、光と闇の力が、人々に希望を与える力であることを証明してほしい。そして、シャドウ・オーダーが何かを起こそうとした時には、皆の力で、それを阻止してほしい」
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魔術試合という、大舞台で。
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