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6話、デザートフィッシュ(6)“料理パート2”
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”デザートフィッシュのコンソメスープ“
「ラーナ、待ってる間に次を作るわよ」
「んっ! お腹すいたー」
「この粉々の方で作るわよ!」
「はーい!」
(今回は美味しくなるかなー、なればいいなー)
①粉々になったデザートフィッシュをミンチ状にする
「これミンチにしたいんだけどできる?」
「ミンチ? どうやって?」
「そこは考えてない!」
堂々と答えるリリにラーナは困りながらも、意外な答えをだした。
「……じゃあ手で潰そっか!」
「っえ? できるの!?」
「出来るよ?」
なんの憂いもなく、当たり前かの様に答えたラーナ。
デザートフィッシュの一部を両手で掴み、ギュッと握る。
あっという間にドロドロになりもう元の形など見る影もない。
「ほらっ、これでいい?」
「えーーーー!!」
「簡単だよ?」
「えーーーー!!」
一瞬の出来事にリリの驚きは最高潮だった、叫ぶ声が止まらない。
「リリ、うるさい」
「あう、すみません」
「そんなにビックリしなくてもいいじゃん」
「も、物凄い……握力、ねー」
リリには目の前の光景が未だに信じられない。
ラーナは唖然とするリリを気にも止めずに、次々と握りつぶしていく。
(ラーナがいれば、ミンチどころかジューサーすらいらないわね……)
②ミンチになったデザートフィッシュを焼き固める
「この後、焼いちゃうから、出てきた余分な血は捨てちゃっていいわよ」
「っん、味付けはそのままでいい?」
「塩だけ振っとこうか、弱めでいいわ」
「オッケー!」
ラーナは元気に返事をすると、テキパキと準備を進める。
(ラーナは旅人歴が長いだけあって、動きが的確で早いわー、初心者とは思えないんだけど!)
感心するリリの前、ジューッという音と共に少しだけ香ばしい香りが立ち上る。
「焦げ目は付けなくていいわよ、焼き固めるだけだから」
「わかったよー、蓋はする?」
「しなくていいわ、臭みがこもっちゃうから」
「っん、わかったー」
(ここまでは順調そうね)
「出てきた余分な水分も捨てちゃって」
「臭いから?」
「流石ラーナ! 当たり~!」
「やったー、エへへッ」
またも褒められたラーナは、俯きながら頭を掻く、そして鍋の中の肉に目を向けた。
③香味野菜と一緒にブイヨンに加え、水から強火でアクを出す
「ラーナ、革鎧を煮込んだブイヨンって、残してあったわよね?」
「残り汁? もったいないし取ってあるよ?」
「ブイヨンって言ってよ!」
「言い方なんて何でもいいよー」
「気分の的にブイヨンのが、美味しそうじゃない!」
「んー、お腹に入れば一緒だと思うけどなぁ」
ラーナは釈然としない表情で答えるので、リリは改めて言う。
「ご飯に気分は大事なのよ?」
「ふーん」
(まだ納得してなさそうだけど)
「まぁいいわ、ブイヨンの代わりにそれで煮込みましょ」
「これで? 水のがよくない?」
革袋を取り出したラーナは、怪訝な表情をしていたが、リリは言葉を返す。
「水だと味や風味が弱いと思うのよ」
「本当にー?」
「勘よ、勘!」
自信満々に言うが、リリには根拠はない。
地球ではコンソメスープはこうやって作るが、なんせ革鎧にモンスターである。
想像の範疇など等に超えている。
「えー、勘なの? 信じるからね!」
「だいじょーぶ、任せてちょうだい!」
「うん、わかった」
ラーナはドバドバとブイヨンを、ミンチの入った鍋に入れていく。
「ニンニクとローリエも、入れとこっか!」
「ニンニクはもうないかな……」
「ならローリエだけでいいわ! 一枚ね!」
「はーい」
(食べ物無いんだった、ニンニクなんてあったら、ラーナが食べてるわよね……っあ!)
鍋を覗き込んだリリは大切なことを一つ伝え忘れたことに気づく。
「ラーナ! 沸騰する前に真ん中に穴を開けといてもらっていいー?」
「せっかく綺麗に焼いたのにー」
「フフッ、ここで穴を空けるのは大事なことなのよ、神の御業を見せてあげる!」
リリは腰に手を置き、ラーナの鼻をつっつく。
「寝言は寝て言ってくれる? そんなのいいから教えてよー」
「まぁまぁ、急ぐから後でね!」
「んもぅ!」
「今は出てきたアクを取りましょ」
「絶対だからね!」
「はいはい、ほらっもうアクが出てきたわよ」
リリは鍋を指差し、ラーナの注目を鍋に移すように誘導する。
鍋の中のスープは、沸々と踊っていた。
④ごくごく弱火にして、綺麗に澄んでくるまで沸騰させ過ぎずに煮込む
「これでいい?」
作業が一段落し、聞いてきたラーナの目は爛々と輝き、興味津々といった顔をしている。
「穴を空けた理由よね?」
「そう、ずーっと気になってたの!」
「それはね……」
「うん……」
あまりのラーナの期待の視線に、リリは敢えて勿体ぶった。
沈黙の中、鍋のフツフツという音と、焚き火のパチパチという音だけが鳴り響く。
「アクを取れるのよ!」
リリは両手を広げて大げさに答えた。
「っえ? いま取ったじゃんか、なに言ってるの?」
対してラーナはキョトンとした表情で聞き返す。
(あちゃー、思ってたより反応が鈍い、スベった!)
リリはコホンッと小さく咳払いをし、説明を真面目に始めた。
「ラーナが取ってくれたのは、実は大きいのだけなのよ」
「ふーん、そうなんだー、それで?」
「細かいアクとか、余分な脂を綺麗に取るには、穴を空けておくと、上に逃げてお肉にくっつくの」
「へぇー、リリは色々と考えてるんだねぇ」
「高級料理なのよ?」
(卵白があったらもっとクリアになるんだけど、まぁ今回は無理よね)
リリは何もない土地、知らない物ばかりの中で、高級料理を作ったことが誇らしいのか、胸を張った。
しかし、ラーナの興味は別にあった。
「余分な物ってことは、この身は捨てちゃうの?」
「美味しくないからね」
「えーもったいないなぁ」
「ラーナらしい感想ね」
更に難しい表情をしたラーナはリリにまたも聞く。
「あのさリリ?」
「ん? なに?」
「食べるとこは?」
「っあ!」
リリはラーナに指摘され初めて気づいた、コンソメスープはスープである。
まごうことなき高級料理、故に余分なものは一切ない、今回に関して言えば具材もない。
「ごめん……忘れちゃった!」
リリはテヘッと舌を出した、それを見てラーナは声を上げる。
「リリーーー!」
「ごめんなさい、ごめんなさい!」
「今日のご飯どうするのさー」
「しょうがないから出がらしを食べよ」
リリは精一杯、庇護欲を掻き立てるように上目遣いで愛らしく提案をする。
「えーーーー!! 美味しくないんでしょ?」
「それは……ねぇ」
しかし、全くラーナの食欲の前には勝てなかった。
「料理に夢中で、お腹の足しにする事を完全に忘れてたわ、ごめんラーナ」
リリはラーナの機嫌が直るまで、何度も何度も謝ることになった。
<40分ほど煮込み続け、出涸らしをそっと別に移す>
『“デザートフィッシュのコンソメスープ”完成』
「ラーナ、待ってる間に次を作るわよ」
「んっ! お腹すいたー」
「この粉々の方で作るわよ!」
「はーい!」
(今回は美味しくなるかなー、なればいいなー)
①粉々になったデザートフィッシュをミンチ状にする
「これミンチにしたいんだけどできる?」
「ミンチ? どうやって?」
「そこは考えてない!」
堂々と答えるリリにラーナは困りながらも、意外な答えをだした。
「……じゃあ手で潰そっか!」
「っえ? できるの!?」
「出来るよ?」
なんの憂いもなく、当たり前かの様に答えたラーナ。
デザートフィッシュの一部を両手で掴み、ギュッと握る。
あっという間にドロドロになりもう元の形など見る影もない。
「ほらっ、これでいい?」
「えーーーー!!」
「簡単だよ?」
「えーーーー!!」
一瞬の出来事にリリの驚きは最高潮だった、叫ぶ声が止まらない。
「リリ、うるさい」
「あう、すみません」
「そんなにビックリしなくてもいいじゃん」
「も、物凄い……握力、ねー」
リリには目の前の光景が未だに信じられない。
ラーナは唖然とするリリを気にも止めずに、次々と握りつぶしていく。
(ラーナがいれば、ミンチどころかジューサーすらいらないわね……)
②ミンチになったデザートフィッシュを焼き固める
「この後、焼いちゃうから、出てきた余分な血は捨てちゃっていいわよ」
「っん、味付けはそのままでいい?」
「塩だけ振っとこうか、弱めでいいわ」
「オッケー!」
ラーナは元気に返事をすると、テキパキと準備を進める。
(ラーナは旅人歴が長いだけあって、動きが的確で早いわー、初心者とは思えないんだけど!)
感心するリリの前、ジューッという音と共に少しだけ香ばしい香りが立ち上る。
「焦げ目は付けなくていいわよ、焼き固めるだけだから」
「わかったよー、蓋はする?」
「しなくていいわ、臭みがこもっちゃうから」
「っん、わかったー」
(ここまでは順調そうね)
「出てきた余分な水分も捨てちゃって」
「臭いから?」
「流石ラーナ! 当たり~!」
「やったー、エへへッ」
またも褒められたラーナは、俯きながら頭を掻く、そして鍋の中の肉に目を向けた。
③香味野菜と一緒にブイヨンに加え、水から強火でアクを出す
「ラーナ、革鎧を煮込んだブイヨンって、残してあったわよね?」
「残り汁? もったいないし取ってあるよ?」
「ブイヨンって言ってよ!」
「言い方なんて何でもいいよー」
「気分の的にブイヨンのが、美味しそうじゃない!」
「んー、お腹に入れば一緒だと思うけどなぁ」
ラーナは釈然としない表情で答えるので、リリは改めて言う。
「ご飯に気分は大事なのよ?」
「ふーん」
(まだ納得してなさそうだけど)
「まぁいいわ、ブイヨンの代わりにそれで煮込みましょ」
「これで? 水のがよくない?」
革袋を取り出したラーナは、怪訝な表情をしていたが、リリは言葉を返す。
「水だと味や風味が弱いと思うのよ」
「本当にー?」
「勘よ、勘!」
自信満々に言うが、リリには根拠はない。
地球ではコンソメスープはこうやって作るが、なんせ革鎧にモンスターである。
想像の範疇など等に超えている。
「えー、勘なの? 信じるからね!」
「だいじょーぶ、任せてちょうだい!」
「うん、わかった」
ラーナはドバドバとブイヨンを、ミンチの入った鍋に入れていく。
「ニンニクとローリエも、入れとこっか!」
「ニンニクはもうないかな……」
「ならローリエだけでいいわ! 一枚ね!」
「はーい」
(食べ物無いんだった、ニンニクなんてあったら、ラーナが食べてるわよね……っあ!)
鍋を覗き込んだリリは大切なことを一つ伝え忘れたことに気づく。
「ラーナ! 沸騰する前に真ん中に穴を開けといてもらっていいー?」
「せっかく綺麗に焼いたのにー」
「フフッ、ここで穴を空けるのは大事なことなのよ、神の御業を見せてあげる!」
リリは腰に手を置き、ラーナの鼻をつっつく。
「寝言は寝て言ってくれる? そんなのいいから教えてよー」
「まぁまぁ、急ぐから後でね!」
「んもぅ!」
「今は出てきたアクを取りましょ」
「絶対だからね!」
「はいはい、ほらっもうアクが出てきたわよ」
リリは鍋を指差し、ラーナの注目を鍋に移すように誘導する。
鍋の中のスープは、沸々と踊っていた。
④ごくごく弱火にして、綺麗に澄んでくるまで沸騰させ過ぎずに煮込む
「これでいい?」
作業が一段落し、聞いてきたラーナの目は爛々と輝き、興味津々といった顔をしている。
「穴を空けた理由よね?」
「そう、ずーっと気になってたの!」
「それはね……」
「うん……」
あまりのラーナの期待の視線に、リリは敢えて勿体ぶった。
沈黙の中、鍋のフツフツという音と、焚き火のパチパチという音だけが鳴り響く。
「アクを取れるのよ!」
リリは両手を広げて大げさに答えた。
「っえ? いま取ったじゃんか、なに言ってるの?」
対してラーナはキョトンとした表情で聞き返す。
(あちゃー、思ってたより反応が鈍い、スベった!)
リリはコホンッと小さく咳払いをし、説明を真面目に始めた。
「ラーナが取ってくれたのは、実は大きいのだけなのよ」
「ふーん、そうなんだー、それで?」
「細かいアクとか、余分な脂を綺麗に取るには、穴を空けておくと、上に逃げてお肉にくっつくの」
「へぇー、リリは色々と考えてるんだねぇ」
「高級料理なのよ?」
(卵白があったらもっとクリアになるんだけど、まぁ今回は無理よね)
リリは何もない土地、知らない物ばかりの中で、高級料理を作ったことが誇らしいのか、胸を張った。
しかし、ラーナの興味は別にあった。
「余分な物ってことは、この身は捨てちゃうの?」
「美味しくないからね」
「えーもったいないなぁ」
「ラーナらしい感想ね」
更に難しい表情をしたラーナはリリにまたも聞く。
「あのさリリ?」
「ん? なに?」
「食べるとこは?」
「っあ!」
リリはラーナに指摘され初めて気づいた、コンソメスープはスープである。
まごうことなき高級料理、故に余分なものは一切ない、今回に関して言えば具材もない。
「ごめん……忘れちゃった!」
リリはテヘッと舌を出した、それを見てラーナは声を上げる。
「リリーーー!」
「ごめんなさい、ごめんなさい!」
「今日のご飯どうするのさー」
「しょうがないから出がらしを食べよ」
リリは精一杯、庇護欲を掻き立てるように上目遣いで愛らしく提案をする。
「えーーーー!! 美味しくないんでしょ?」
「それは……ねぇ」
しかし、全くラーナの食欲の前には勝てなかった。
「料理に夢中で、お腹の足しにする事を完全に忘れてたわ、ごめんラーナ」
リリはラーナの機嫌が直るまで、何度も何度も謝ることになった。
<40分ほど煮込み続け、出涸らしをそっと別に移す>
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