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聞く耳持たず
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獣王国ビステリア。
ガルディア王国の首都メルサから北方に位置し、パスカル大山脈という天然要塞によって守られた獣人たちの国である。
そして、獣人の国というだけのことはあり多種多様な獣人たちが暮らしている。
もちろんその中には血の気の多い獰猛な肉食獣たちも。
そんな国を治める王が弱く保守的なことなど ───── あるはずもない。
ガタゴトガタゴト ──────── 。
「止まれ!!」
キュッ ──────── ヒヒーン。
門番の声に応えるように使節団を先導する兵士の馬が歩みを止める。
そして、それに続くように後続の者たちも歩みと止めたのだった。
「貴様ら何用だ」
「我々はガルディア王国より参った使節団である。先日の一件を受けて獣王国ビステリアの国王に謁見を求め馳せ参じた次第である」
「・・・。少し待っていろ。獣王様に確認を取ってくる」
「了解した」
先頭の騎士より今回使節団がビステリアを訪問した経緯を説明された門番の一人がそのことを獣王に伝えるために城内へと入って行った。
ここからが本番であると使節団全員が理解しており、皆一様に気を引き締め直したのであった。
三十分後 ─────── 。
《ヒソヒソヒソヒソ》
「おいおい、いつまで待たせるんだ?」
「確かに、確認しに行ってから三十分は経ってるぞ」
一時間後 ─────── 。
「はぁ~本当にどうなってんだ?」
「確認っていったい何を確認してんだよ」
「おい、門番!いつまで待たせるつもりだ?」
「はぁ?そんなこと俺らが知るかよ。黙って待ってろ」
「なっ…何をーーー」
「私語は慎め!任務中だぞ!!」
「ハッ!失礼しました」
いつまで待たされるのか分からずただただ時間だけが過ぎていき待ちぼうけの状態が続くことに対し、騎士たちから不満の声が漏れ始める。
そして、そんな彼らを今回の護衛部隊を任されている部隊長が一喝する。
「しかし部隊長、もうかれこれ一時間は待たされていますよ」
「分かっている。一度ハルトマン様に確認してくる」
不満を漏らす部下たちを鎮めるため、部隊長は馬車の中でジッとその時を待ち続けるハルトマンの下へと確認に向かった。
コンコンコン。
「誰だ?」
「部隊長のモルトーです」
「どうした。何か動きがあったのか?」
「いえ、もうかれこれ待機の状態が一時間を過ぎておりますので、再度こちらから何かしらのアクションを起こしてみてはと思いまして」
「余計なことはするな。なんの約束もなく突然訪問しているのはこちらだ。獣王国にだって話し合いをする時間は必要だ」
「ハッ、失礼致しました」
二時間後 ─────── 。
「はぁ~…本当に確認しに行ってんのかよ」
「昼飯の時間だしな。呑気に飯でも食ってんじゃねぇ~か」
「部隊長ーーー、我々も昼食にしましょうよ」
「馬鹿者!いつ声が掛かるかも分からんのだ。食うにしても軽くにしておけ。呼ばれたらすぐに動くぞ」
「「「「「 ハッ!了解しました 」」」」」
三時間後 ─────── 。
ギィーーーーーッ。
獣王からの返答を待ち始めてから三時間後、ようやく城門が開き中から門番の男が姿を現した。
「お~やっとか。待ち侘びたぞ」
「謁見は行わない」
「はっ?今なんと・・・」
「だから、謁見は行わない。そのまま引き返せ。それが獣王様のお言葉だ」
「ふざけるな!こちらは三時間も待たされたんだぞ。それを追い返すとは無礼にも程がある」
「それはそちらの都合だ。こちらには関係ない。獣王様が会わぬと行ったら会わないんだよ。ここはガルディアではなくビステリアだからな」
門番の男の言葉を聞いた部隊長は急いでこの事をハルトマンに伝える。
そして、それを伝え聞いたハルトマンは慌てて馬車から飛び降りると門番の下へと駆け寄った。
「謁見が出来ないとはどういうことだ!本当に獣王に伝えたのか?こちらはガルディア国王からの信書を預かっているんだ。なんとかお目通りだけでも」
「そうか、それは残念だったな。それでも獣王様が決めたことだ」
その後もなんとか獣王に会わせてほしいと強く懇願するハルトマンであったが、門番の男は獣王様が決めたことだという一言を繰り返すばかりでその全てを跳ね除けたのだった。
そんな中、城門前でのやり取りを城の中から眺める一つの影があった。
「ガッハッハッ。見てみろよ、奴らの慌てっぷり」
「ガルディアからの使者なのでしょう?宜しいのですか?獣王様」
「ああ?この俺様を相手に下っ端を送り込んでくんじゃねぇ~よ。どうしてもって言うんなら、テメェーがその面を見せに来いよレオンハルト」
「はぁ~、そうは言っても相手は大国ガルディアですよ」
「そんなもん知るか。それに今回仕掛けてきたのは奴らの方だからな」
心配する側近の言葉を受けても強気な言動を続ける獣王。
そして、その言葉をリンクするように表情は不敵な笑みを浮かべていた。
「おい、ブルを呼べ」
城門前で小競り合いが続く中、獣王は一人の男を呼び寄せる。
「お呼びですか?獣王様」
「おう、来たか。ブル、お前に一つ頼みたいことがある」
獣王に呼ばれたその男は、全身が筋肉で覆われたような筋骨隆々な体型をしており、頭はまさに牛、そしてその頭に二本の鋭い角を生やしていた。
「それで、その頼みというのは?」
「今城門の前にガルディアからの使節団が来てるんだが、俺様は会うつもりがない。それを伝えさせたら馬鹿みたいに騒ぎ出したからよ~、ちょっと城門まで行って追っ払ってこい」
「なるほど…迷惑な奴らだ。そいつらは皆殺しで?」
「いや、全員ギリギリでガルディアまで帰れるくらいにしておけ。ただ先頭で騒いでいる代表者らしき男に関しては瀕死まで許す。それから ──────── 」
獣王からの命令に対し御意とだけ言い残し男は玉座の間から立ち去る。
その後ろ姿を見ながらこの後に起こる惨劇を思い浮かべ、獣王は嬉々とした表情を見せるのだった。
ギィーーーーーッ。
使節団と門番の間で小競り合いが続く中、再び城門が開く。
そして、中から一人の男が姿を現す。
「ブ…ブル様」
「おう。ご苦労さん」
「あ…あなたは?」
「あん?俺は獣王様に仕えし十二支臣が一人 ───── “闘牛のブル”だ」
「おお~、では獣王の側近ということか。それでは ─────── 」
「帰れ」
「えっ?」
「勘違いするな。俺はお前らとお喋りしに来たんじゃない。獣王様より命を受け、騒がしいお前らを追い返しに来たんだ」
「そんな…。しかし、我々もそう易々と帰るわけにはいかない」
ブルの言葉に対して強い意志を見せるハルトマン。
それは、今回の任務が国王から任された重要なものであり、この謁見の可否によってガルディア王国の未来が大きく変わる可能性があることを重々承知しているからだ。
それ故、彼にはここで引くことは出来なかった。
しかし、この行動は裏目に出ることとなる。
「おいおい、何度も同じことを言わせるな。俺はお願いに来たんじゃないんだよ。力づくで貴様らを帰らせるために来たんだ」
「なっ!?総員戦闘態勢!!」
ザッ!! ──────── 。
ここからはまさに一方的な暴力による惨劇となった。
三十名のガルディアの騎士に対して獣王国はブルただ一人。
それでも力の差は圧倒的であった ──────── 。
そして、獣王から指示された通り騎士たちと文官四名はボロボロにされながらもガルディアへ帰還出来る程度の負傷にとどめられたのだが、ハルトマンだけは意識不明の重体となる瀕死状態まで痛めつけられたのだった。
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そして、獣人の国というだけのことはあり多種多様な獣人たちが暮らしている。
もちろんその中には血の気の多い獰猛な肉食獣たちも。
そんな国を治める王が弱く保守的なことなど ───── あるはずもない。
ガタゴトガタゴト ──────── 。
「止まれ!!」
キュッ ──────── ヒヒーン。
門番の声に応えるように使節団を先導する兵士の馬が歩みを止める。
そして、それに続くように後続の者たちも歩みと止めたのだった。
「貴様ら何用だ」
「我々はガルディア王国より参った使節団である。先日の一件を受けて獣王国ビステリアの国王に謁見を求め馳せ参じた次第である」
「・・・。少し待っていろ。獣王様に確認を取ってくる」
「了解した」
先頭の騎士より今回使節団がビステリアを訪問した経緯を説明された門番の一人がそのことを獣王に伝えるために城内へと入って行った。
ここからが本番であると使節団全員が理解しており、皆一様に気を引き締め直したのであった。
三十分後 ─────── 。
《ヒソヒソヒソヒソ》
「おいおい、いつまで待たせるんだ?」
「確かに、確認しに行ってから三十分は経ってるぞ」
一時間後 ─────── 。
「はぁ~本当にどうなってんだ?」
「確認っていったい何を確認してんだよ」
「おい、門番!いつまで待たせるつもりだ?」
「はぁ?そんなこと俺らが知るかよ。黙って待ってろ」
「なっ…何をーーー」
「私語は慎め!任務中だぞ!!」
「ハッ!失礼しました」
いつまで待たされるのか分からずただただ時間だけが過ぎていき待ちぼうけの状態が続くことに対し、騎士たちから不満の声が漏れ始める。
そして、そんな彼らを今回の護衛部隊を任されている部隊長が一喝する。
「しかし部隊長、もうかれこれ一時間は待たされていますよ」
「分かっている。一度ハルトマン様に確認してくる」
不満を漏らす部下たちを鎮めるため、部隊長は馬車の中でジッとその時を待ち続けるハルトマンの下へと確認に向かった。
コンコンコン。
「誰だ?」
「部隊長のモルトーです」
「どうした。何か動きがあったのか?」
「いえ、もうかれこれ待機の状態が一時間を過ぎておりますので、再度こちらから何かしらのアクションを起こしてみてはと思いまして」
「余計なことはするな。なんの約束もなく突然訪問しているのはこちらだ。獣王国にだって話し合いをする時間は必要だ」
「ハッ、失礼致しました」
二時間後 ─────── 。
「はぁ~…本当に確認しに行ってんのかよ」
「昼飯の時間だしな。呑気に飯でも食ってんじゃねぇ~か」
「部隊長ーーー、我々も昼食にしましょうよ」
「馬鹿者!いつ声が掛かるかも分からんのだ。食うにしても軽くにしておけ。呼ばれたらすぐに動くぞ」
「「「「「 ハッ!了解しました 」」」」」
三時間後 ─────── 。
ギィーーーーーッ。
獣王からの返答を待ち始めてから三時間後、ようやく城門が開き中から門番の男が姿を現した。
「お~やっとか。待ち侘びたぞ」
「謁見は行わない」
「はっ?今なんと・・・」
「だから、謁見は行わない。そのまま引き返せ。それが獣王様のお言葉だ」
「ふざけるな!こちらは三時間も待たされたんだぞ。それを追い返すとは無礼にも程がある」
「それはそちらの都合だ。こちらには関係ない。獣王様が会わぬと行ったら会わないんだよ。ここはガルディアではなくビステリアだからな」
門番の男の言葉を聞いた部隊長は急いでこの事をハルトマンに伝える。
そして、それを伝え聞いたハルトマンは慌てて馬車から飛び降りると門番の下へと駆け寄った。
「謁見が出来ないとはどういうことだ!本当に獣王に伝えたのか?こちらはガルディア国王からの信書を預かっているんだ。なんとかお目通りだけでも」
「そうか、それは残念だったな。それでも獣王様が決めたことだ」
その後もなんとか獣王に会わせてほしいと強く懇願するハルトマンであったが、門番の男は獣王様が決めたことだという一言を繰り返すばかりでその全てを跳ね除けたのだった。
そんな中、城門前でのやり取りを城の中から眺める一つの影があった。
「ガッハッハッ。見てみろよ、奴らの慌てっぷり」
「ガルディアからの使者なのでしょう?宜しいのですか?獣王様」
「ああ?この俺様を相手に下っ端を送り込んでくんじゃねぇ~よ。どうしてもって言うんなら、テメェーがその面を見せに来いよレオンハルト」
「はぁ~、そうは言っても相手は大国ガルディアですよ」
「そんなもん知るか。それに今回仕掛けてきたのは奴らの方だからな」
心配する側近の言葉を受けても強気な言動を続ける獣王。
そして、その言葉をリンクするように表情は不敵な笑みを浮かべていた。
「おい、ブルを呼べ」
城門前で小競り合いが続く中、獣王は一人の男を呼び寄せる。
「お呼びですか?獣王様」
「おう、来たか。ブル、お前に一つ頼みたいことがある」
獣王に呼ばれたその男は、全身が筋肉で覆われたような筋骨隆々な体型をしており、頭はまさに牛、そしてその頭に二本の鋭い角を生やしていた。
「それで、その頼みというのは?」
「今城門の前にガルディアからの使節団が来てるんだが、俺様は会うつもりがない。それを伝えさせたら馬鹿みたいに騒ぎ出したからよ~、ちょっと城門まで行って追っ払ってこい」
「なるほど…迷惑な奴らだ。そいつらは皆殺しで?」
「いや、全員ギリギリでガルディアまで帰れるくらいにしておけ。ただ先頭で騒いでいる代表者らしき男に関しては瀕死まで許す。それから ──────── 」
獣王からの命令に対し御意とだけ言い残し男は玉座の間から立ち去る。
その後ろ姿を見ながらこの後に起こる惨劇を思い浮かべ、獣王は嬉々とした表情を見せるのだった。
ギィーーーーーッ。
使節団と門番の間で小競り合いが続く中、再び城門が開く。
そして、中から一人の男が姿を現す。
「ブ…ブル様」
「おう。ご苦労さん」
「あ…あなたは?」
「あん?俺は獣王様に仕えし十二支臣が一人 ───── “闘牛のブル”だ」
「おお~、では獣王の側近ということか。それでは ─────── 」
「帰れ」
「えっ?」
「勘違いするな。俺はお前らとお喋りしに来たんじゃない。獣王様より命を受け、騒がしいお前らを追い返しに来たんだ」
「そんな…。しかし、我々もそう易々と帰るわけにはいかない」
ブルの言葉に対して強い意志を見せるハルトマン。
それは、今回の任務が国王から任された重要なものであり、この謁見の可否によってガルディア王国の未来が大きく変わる可能性があることを重々承知しているからだ。
それ故、彼にはここで引くことは出来なかった。
しかし、この行動は裏目に出ることとなる。
「おいおい、何度も同じことを言わせるな。俺はお願いに来たんじゃないんだよ。力づくで貴様らを帰らせるために来たんだ」
「なっ!?総員戦闘態勢!!」
ザッ!! ──────── 。
ここからはまさに一方的な暴力による惨劇となった。
三十名のガルディアの騎士に対して獣王国はブルただ一人。
それでも力の差は圧倒的であった ──────── 。
そして、獣王から指示された通り騎士たちと文官四名はボロボロにされながらもガルディアへ帰還出来る程度の負傷にとどめられたのだが、ハルトマンだけは意識不明の重体となる瀕死状態まで痛めつけられたのだった。
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