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「なんだ今のは・・・」
「とんでもない威力だったぞ」
「あれが魔王クロノ」
目の前に放たれた落雷。
その威力によって地面はひび割れ黒く変色しており、周囲には焼け焦げた臭いが漂っていた。
当然それはわざと外されたものであり、もしも近衛隊がいる位置に落とされていた場合にはその半数以上が命を落とすことになっていただろう。
それでもクロノにとってはまだまだ手加減したものなのであった。
「お前ら落ち着け。いくら魔王が強いといっても所詮は魔法師。オイラたちの連携攻撃で畳み掛けるぞ」
「「「「「 ハッ!! 」」」」」
「散開!!」
ザッ ───────── 。
ドラーによる散開の掛け声で綺麗な隊列を組んでいた戦士たちが一斉に行動を開始し、スズネたちを中心にあっという間に周囲を取り囲んだのだった。
もはや彼らにスズネたちを逃す気など毛頭無いようである。
「あわわわわ。囲まれちゃったよ」
「もはや私たちを逃す気もなくなったようですね」
「・・・・・」
敵に囲まれて慌てだすスズネやユニとは対照的に、クロノは表情ひとつ崩すことなく正面に立つドラーへと視線を向け続けるのであった。
「随分と余裕そうだな。女二人を守りながらオイラたちの攻撃を防ぎ切れるかな?」
「・・・・・」
「ハハハハハ。声も出ないのかい?いくら魔王といえど、この数を相手にするのは荷が重いようだね。どうだい?今なら許しを請えば見逃してやってもいいよ。膝をついて頭を垂れろ」
心の余裕を取り戻し再び饒舌となるドラー。
今もなお続く獣王国ビステリアの武術大会において上位に入る強者だけで構成された近衛隊に対する絶対的な自信。
その頼れる部下たちと比べて眼前に立つ敵はというと、明らかに近接戦闘が得意そうではない者、そもそも戦闘などしたこともない者。
警戒すべきは魔王クロノが放つ魔法のみ。
もちろん近衛隊に属する者たちは魔法に対する実践や訓練も重ねてきている。
いくら強力な魔法といえども当たらなければ意味は無い。
それら全てを考慮した上で、自分たちが負ける要素は何ひとつとして見当たらない。
「隊長、そろそろ殺っちゃってもいいですか?」
「頭下げるならさっさとしろ!」
「地面に額を擦り付けて、すみませんでしたーーーって言えば許してやるぞ~」
ドラーのそれが部下たちにも伝染し、隊員たちも流れるように挑発を繰り返す。
いつものクロノであれば既にブチ切れていてもおかしくない状況なのだが、どういう訳か未だに沈黙を続けている。
「さっさとしろ!どういう状況か分かってんのか!どう考えたってお前らに勝ち目なんて無ぇーんだよ!!」
そうした状況が続く中でとうとう痺れを切らした近衛隊。
イライラした様子を隠すこともなく怒声を浴びせる。
そして、そこまでされてようやくクロノが口を開く。
「ハァ~・・・。どうして俺様が圧倒的弱者である相手に許しを請う必要があるんだ?頭数をどうこうしたところで埋まるような実力差じゃねーだろ。そもそも戯れてきた獣どもに少し躾をしてやるだけの話だ。雑魚は雑魚らしくさっさとかかってこいよ」
「この…」
「ナメやがって…」
「魔法師風情が調子に乗るなーーー!!」
ドラーを除き一斉にクロノたちへ向かって斬り掛かる近衛隊。
四方八方から繰り出される攻撃に身の危険を感じたユニが身を屈めてうずくまったのだが、その心配をよそにそれらが彼女に届くことはなかった。
ガキーーーンッ ──────── 。
グググッ…グググググッ…。
バーーーーーン!!!
「「「「「グハッ…」」」」」
斬り掛かったはずの戦士たちが一斉に弾き飛ばされる。
その間クロノは一歩たりともその場から動くことはなく、変わらずただじっとドラーに視線を送り続けていた。
「クソッ…物理障壁か。魔法だ!魔法を放て!!」
その号令と同時に各自が詠唱を開始し、すぐさまあらゆる属性の魔法が放たれる。
そして、その全てが間違いなく命中したはずなのだが、当然のようにクロノたちには傷ひとつ付けられておらず、さらには展開された障壁にすらヒビひとつ入っていないのであった。
「終わりか?さっきからずっと言っているが、俺は急いでんだよ。雑魚に構っている暇はない。寝てろ」
バチンッ ──────── 。
周囲を一筋の光が通ったかと思うとその直後に破裂音のようなものが鳴り響き、次の瞬間にはクロノたちを取り囲んでいた近衛隊が一斉にその場に倒れたのだった。
ドサッ、ドサッ、ドサッ、ドサッ、ドサッ。
しかし、その中で唯一人負傷しながらも懸命に起き上がる者がいた。
「ハァ…ハァ…ハァ…。なんちゅう魔法の精度をしてやがんだよ。無詠唱な上に精密な魔法操作まで・・・。アンタみたいな化け物が来るなんて・・・ホント大誤算だよ・・・」
「まだやんのか?」
「ヘヘヘヘヘッ。こんなオイラでも一応は近衛隊長だからね…。部下だけやられて逃げるわけにはいかねーんすわ」
「そうか」
スッ ──────── 。
クロノはゆっくりと右手を上げてフラフラな状態のドラーへと向ける。
そんな絶体絶命な状況の中でもなぜかドラーは笑顔を向けている。
もはや結末など火を見るよりも明らかなこと。
それを察してスズネがクロノの名を呼ぶ。
「クロノ!!」
ゆっくりとスズネへと視線を向けるクロノ。
そんな彼に対して彼女は首を横に振る。
そして、正面を向き直したクロノがドラーに向けて魔法を放つ。
バシュンッ ──────── 。
光り輝く雷の弾丸がドラーの身体を貫く。
瞬く間に電気を帯びたその身体から焼け焦げた臭いと煙が立ち上る。
そして、プスプスと音を立てながら前のめりに倒れたのであった。
──────── ドサッ。
「お…終わったのですか?」
「ああ、この程度で精鋭部隊とか・・・肩慣らしにもならねーな。さっさと行くぞ」
「あっ…は…はい。それでは参りましょう」
「クロノ」
「なんだよ」
「ありがとう」
「何のことだ?俺は雑魚なんかに興味がねーんだよ」
「フフフフフッ」
「何笑ってんだよ!さっさと行くぞ」
「うん!」
こうしてドラー率いる近衛隊を退けたスズネたち。
あとはゼリックとアーサーがいる闘技場を目指すのみ。
そして、もう目と鼻の先の距離にまで迫った闘技場に向けて、スズネたちは再び走りだしたのだった。
「とんでもない威力だったぞ」
「あれが魔王クロノ」
目の前に放たれた落雷。
その威力によって地面はひび割れ黒く変色しており、周囲には焼け焦げた臭いが漂っていた。
当然それはわざと外されたものであり、もしも近衛隊がいる位置に落とされていた場合にはその半数以上が命を落とすことになっていただろう。
それでもクロノにとってはまだまだ手加減したものなのであった。
「お前ら落ち着け。いくら魔王が強いといっても所詮は魔法師。オイラたちの連携攻撃で畳み掛けるぞ」
「「「「「 ハッ!! 」」」」」
「散開!!」
ザッ ───────── 。
ドラーによる散開の掛け声で綺麗な隊列を組んでいた戦士たちが一斉に行動を開始し、スズネたちを中心にあっという間に周囲を取り囲んだのだった。
もはや彼らにスズネたちを逃す気など毛頭無いようである。
「あわわわわ。囲まれちゃったよ」
「もはや私たちを逃す気もなくなったようですね」
「・・・・・」
敵に囲まれて慌てだすスズネやユニとは対照的に、クロノは表情ひとつ崩すことなく正面に立つドラーへと視線を向け続けるのであった。
「随分と余裕そうだな。女二人を守りながらオイラたちの攻撃を防ぎ切れるかな?」
「・・・・・」
「ハハハハハ。声も出ないのかい?いくら魔王といえど、この数を相手にするのは荷が重いようだね。どうだい?今なら許しを請えば見逃してやってもいいよ。膝をついて頭を垂れろ」
心の余裕を取り戻し再び饒舌となるドラー。
今もなお続く獣王国ビステリアの武術大会において上位に入る強者だけで構成された近衛隊に対する絶対的な自信。
その頼れる部下たちと比べて眼前に立つ敵はというと、明らかに近接戦闘が得意そうではない者、そもそも戦闘などしたこともない者。
警戒すべきは魔王クロノが放つ魔法のみ。
もちろん近衛隊に属する者たちは魔法に対する実践や訓練も重ねてきている。
いくら強力な魔法といえども当たらなければ意味は無い。
それら全てを考慮した上で、自分たちが負ける要素は何ひとつとして見当たらない。
「隊長、そろそろ殺っちゃってもいいですか?」
「頭下げるならさっさとしろ!」
「地面に額を擦り付けて、すみませんでしたーーーって言えば許してやるぞ~」
ドラーのそれが部下たちにも伝染し、隊員たちも流れるように挑発を繰り返す。
いつものクロノであれば既にブチ切れていてもおかしくない状況なのだが、どういう訳か未だに沈黙を続けている。
「さっさとしろ!どういう状況か分かってんのか!どう考えたってお前らに勝ち目なんて無ぇーんだよ!!」
そうした状況が続く中でとうとう痺れを切らした近衛隊。
イライラした様子を隠すこともなく怒声を浴びせる。
そして、そこまでされてようやくクロノが口を開く。
「ハァ~・・・。どうして俺様が圧倒的弱者である相手に許しを請う必要があるんだ?頭数をどうこうしたところで埋まるような実力差じゃねーだろ。そもそも戯れてきた獣どもに少し躾をしてやるだけの話だ。雑魚は雑魚らしくさっさとかかってこいよ」
「この…」
「ナメやがって…」
「魔法師風情が調子に乗るなーーー!!」
ドラーを除き一斉にクロノたちへ向かって斬り掛かる近衛隊。
四方八方から繰り出される攻撃に身の危険を感じたユニが身を屈めてうずくまったのだが、その心配をよそにそれらが彼女に届くことはなかった。
ガキーーーンッ ──────── 。
グググッ…グググググッ…。
バーーーーーン!!!
「「「「「グハッ…」」」」」
斬り掛かったはずの戦士たちが一斉に弾き飛ばされる。
その間クロノは一歩たりともその場から動くことはなく、変わらずただじっとドラーに視線を送り続けていた。
「クソッ…物理障壁か。魔法だ!魔法を放て!!」
その号令と同時に各自が詠唱を開始し、すぐさまあらゆる属性の魔法が放たれる。
そして、その全てが間違いなく命中したはずなのだが、当然のようにクロノたちには傷ひとつ付けられておらず、さらには展開された障壁にすらヒビひとつ入っていないのであった。
「終わりか?さっきからずっと言っているが、俺は急いでんだよ。雑魚に構っている暇はない。寝てろ」
バチンッ ──────── 。
周囲を一筋の光が通ったかと思うとその直後に破裂音のようなものが鳴り響き、次の瞬間にはクロノたちを取り囲んでいた近衛隊が一斉にその場に倒れたのだった。
ドサッ、ドサッ、ドサッ、ドサッ、ドサッ。
しかし、その中で唯一人負傷しながらも懸命に起き上がる者がいた。
「ハァ…ハァ…ハァ…。なんちゅう魔法の精度をしてやがんだよ。無詠唱な上に精密な魔法操作まで・・・。アンタみたいな化け物が来るなんて・・・ホント大誤算だよ・・・」
「まだやんのか?」
「ヘヘヘヘヘッ。こんなオイラでも一応は近衛隊長だからね…。部下だけやられて逃げるわけにはいかねーんすわ」
「そうか」
スッ ──────── 。
クロノはゆっくりと右手を上げてフラフラな状態のドラーへと向ける。
そんな絶体絶命な状況の中でもなぜかドラーは笑顔を向けている。
もはや結末など火を見るよりも明らかなこと。
それを察してスズネがクロノの名を呼ぶ。
「クロノ!!」
ゆっくりとスズネへと視線を向けるクロノ。
そんな彼に対して彼女は首を横に振る。
そして、正面を向き直したクロノがドラーに向けて魔法を放つ。
バシュンッ ──────── 。
光り輝く雷の弾丸がドラーの身体を貫く。
瞬く間に電気を帯びたその身体から焼け焦げた臭いと煙が立ち上る。
そして、プスプスと音を立てながら前のめりに倒れたのであった。
──────── ドサッ。
「お…終わったのですか?」
「ああ、この程度で精鋭部隊とか・・・肩慣らしにもならねーな。さっさと行くぞ」
「あっ…は…はい。それでは参りましょう」
「クロノ」
「なんだよ」
「ありがとう」
「何のことだ?俺は雑魚なんかに興味がねーんだよ」
「フフフフフッ」
「何笑ってんだよ!さっさと行くぞ」
「うん!」
こうしてドラー率いる近衛隊を退けたスズネたち。
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