30 / 55
改稿版
30-1 余裕がない
しおりを挟む
「本当はもっとスマートに告白するつもりだったのに。貴女が相手だと余裕が無くなる。もうひとつの貴女の不安を言い当てようか。僕が今でもナタリーの事を愛してると思ってるだろう?」
「……はい。思っております」
「ナタリーの事は好きだよ。きっとこれからもずっと。けどね、彼女は亡くなってしまった。僕はこれからも生きるんだ。王太子である僕が、このまま結婚しなくても良いなんて思ってないよね?」
「……はい」
「どうせなら、愛する人と結婚したい。僕は貴女を愛してる。ナタリーよりもね」
「それは……」
「僕を卑怯な男だと思うかい? ナタリーの事をずっと愛していると言いながら、貴女を愛してると言うんだ。嘘吐きだと、思うかい?」
「思いません。ジェラール様は誠実なお方です。ナタリー様の事を忘れたと言われた方が信用出来ませんわ」
「ナタリーを亡くした傷が完全に癒えた訳ではないんだ。けど、エルザ嬢のおかげでようやく前に進めるようになった。留学してから、貴女はいつも僕を気にかけてくれた。僕はそれを全部シモンの気遣いだと勘違いしていたけど、今なら分かる。エルザ嬢のおかげだったんだ。それに気が付いたのは、貴女が居なくなってからだった。なんだかおかしい。そう思って魔力検査の後、色々と調べたんだ。僕が見ていたシモンは、エルザ嬢が沢山サポートしてくれているシモンだったんだね。魔力検査の後、慌てて貴女を助けようとしたけど間に合わなかった。マックスと貴女が出会って本当に良かったと思うよ。でないと、エルザ嬢は平民に馴染んで暮らせたか分からない。君は美しい。よからぬ輩が湧いて来るよ」
「そ、そんな事ありませんわ!」
「あるよ。マックスがどれだけ貴女を守っていたと思う? 街は良い人ばかりじゃないんだよ」
「……それは、確かにそうですけど……」
冒険者に登録をする時、たくさんの人達に声をかけられました。マックスが追い払ってくれましたけど、ひとりだったら上手く対処出来たか分かりません。
「ごめん、僕は……マックスに嫉妬してるんだ」
「へ?! し、嫉妬ですか?!」
「マックスと出会って良かったと思う。彼は凄く良い人だし、強いし、優しい。僕なんかよりマックスと結ばれる方が幸せだと思う。けど、駄目なんだ。僕はエルザ嬢を諦められない。貴女の偽装された遺体を見た時、初めて自分の気持ちを自覚した。恐ろしかったよ。だからエルザ嬢が生きてると知って、嬉しかった。もう、自分の気持ちに嘘は吐けない。エルザ嬢、何度でも言うよ。愛してる。好きだ。どうか……僕と結婚して欲しい」
真っ直ぐで、誠実なお言葉が心を突き刺します。ナタリー様の事を忘れたなんて言わない。それでも、わたくしを好きだと言って下さる。ジェラール様らしい誠実な告白が、嬉しくてたまりません。だけど……。
「わたくしも、ジェラール様をお慕いしておりますわ。けれど、わたくしは勘当された平民です」
王太子であるジェラール様と結ばれるなんて……可能なのでしょうか。王族や貴族は、好きだけで結婚出来る訳ではありません。
「エルザ嬢は、シモンの婚約者だったんだ。身分的にも能力的にも問題はないよ。シモンがエルザ嬢を追い出した事は各国の首脳も知っている。シモンが国王になるなら付き合いを考えようと思っている国も多い。けど、エルザ嬢が表舞台に帰って来て、僕のパートナーとして祖国と付き合いを続ければ……印象はガラッと変わるよね。ほら、僕と結婚すればメリットが沢山あるよ。ね、エルザ嬢。どうか僕と結婚してくれないか?」
いつも冷静沈着なジェラール様が、必死でわたくしを口説こうとなさっています。そのお姿が嬉しくて、この人と共に生きていきたい。そう思いました。
「ジェラール様、愛しております。ご結婚の話、お受け致しますわ」
「やった! ありがとう! 絶対に幸せにすると誓うよ!」
「嬉しいですわ。わたくしも、ジェラール様を幸せにすると誓いますわ」
「エルザ嬢、いや……エルザと呼んで良いかい?」
「はい!」
「僕の事も、ジェラールと呼んでくれ。実はずっとマックスが羨ましかった」
「マックスが?」
「エルザはマックスの事を呼び捨てにしていたじゃないか。マックスもエルザの事を呼び捨てにしていたし……小さい男だとは分かっているんだ! けど、僕はずっとマックスに嫉妬していた」
「なんだか、わたくしの知ってるジェラールと違いますね。そんな姿も素敵ですわ」
「……エルザ、それは無意識かい?」
静かに、ジェラールの顔が近づいて来ました。
「キスして良い?」
「そ、そういう事はいちいち聞かないで下さいまし。恥ずかしいですわ……。嫌なら嫌と言います。ジェラールに口付けをされて嬉しくない訳ありませんわ」
「可愛い……。エルザ、愛してるよ」
そう言うと、ジェラールがすぐにわたくしの唇を塞ぎました。初めてのキスは蕩けるようで、とても幸せでした。
「……はい。思っております」
「ナタリーの事は好きだよ。きっとこれからもずっと。けどね、彼女は亡くなってしまった。僕はこれからも生きるんだ。王太子である僕が、このまま結婚しなくても良いなんて思ってないよね?」
「……はい」
「どうせなら、愛する人と結婚したい。僕は貴女を愛してる。ナタリーよりもね」
「それは……」
「僕を卑怯な男だと思うかい? ナタリーの事をずっと愛していると言いながら、貴女を愛してると言うんだ。嘘吐きだと、思うかい?」
「思いません。ジェラール様は誠実なお方です。ナタリー様の事を忘れたと言われた方が信用出来ませんわ」
「ナタリーを亡くした傷が完全に癒えた訳ではないんだ。けど、エルザ嬢のおかげでようやく前に進めるようになった。留学してから、貴女はいつも僕を気にかけてくれた。僕はそれを全部シモンの気遣いだと勘違いしていたけど、今なら分かる。エルザ嬢のおかげだったんだ。それに気が付いたのは、貴女が居なくなってからだった。なんだかおかしい。そう思って魔力検査の後、色々と調べたんだ。僕が見ていたシモンは、エルザ嬢が沢山サポートしてくれているシモンだったんだね。魔力検査の後、慌てて貴女を助けようとしたけど間に合わなかった。マックスと貴女が出会って本当に良かったと思うよ。でないと、エルザ嬢は平民に馴染んで暮らせたか分からない。君は美しい。よからぬ輩が湧いて来るよ」
「そ、そんな事ありませんわ!」
「あるよ。マックスがどれだけ貴女を守っていたと思う? 街は良い人ばかりじゃないんだよ」
「……それは、確かにそうですけど……」
冒険者に登録をする時、たくさんの人達に声をかけられました。マックスが追い払ってくれましたけど、ひとりだったら上手く対処出来たか分かりません。
「ごめん、僕は……マックスに嫉妬してるんだ」
「へ?! し、嫉妬ですか?!」
「マックスと出会って良かったと思う。彼は凄く良い人だし、強いし、優しい。僕なんかよりマックスと結ばれる方が幸せだと思う。けど、駄目なんだ。僕はエルザ嬢を諦められない。貴女の偽装された遺体を見た時、初めて自分の気持ちを自覚した。恐ろしかったよ。だからエルザ嬢が生きてると知って、嬉しかった。もう、自分の気持ちに嘘は吐けない。エルザ嬢、何度でも言うよ。愛してる。好きだ。どうか……僕と結婚して欲しい」
真っ直ぐで、誠実なお言葉が心を突き刺します。ナタリー様の事を忘れたなんて言わない。それでも、わたくしを好きだと言って下さる。ジェラール様らしい誠実な告白が、嬉しくてたまりません。だけど……。
「わたくしも、ジェラール様をお慕いしておりますわ。けれど、わたくしは勘当された平民です」
王太子であるジェラール様と結ばれるなんて……可能なのでしょうか。王族や貴族は、好きだけで結婚出来る訳ではありません。
「エルザ嬢は、シモンの婚約者だったんだ。身分的にも能力的にも問題はないよ。シモンがエルザ嬢を追い出した事は各国の首脳も知っている。シモンが国王になるなら付き合いを考えようと思っている国も多い。けど、エルザ嬢が表舞台に帰って来て、僕のパートナーとして祖国と付き合いを続ければ……印象はガラッと変わるよね。ほら、僕と結婚すればメリットが沢山あるよ。ね、エルザ嬢。どうか僕と結婚してくれないか?」
いつも冷静沈着なジェラール様が、必死でわたくしを口説こうとなさっています。そのお姿が嬉しくて、この人と共に生きていきたい。そう思いました。
「ジェラール様、愛しております。ご結婚の話、お受け致しますわ」
「やった! ありがとう! 絶対に幸せにすると誓うよ!」
「嬉しいですわ。わたくしも、ジェラール様を幸せにすると誓いますわ」
「エルザ嬢、いや……エルザと呼んで良いかい?」
「はい!」
「僕の事も、ジェラールと呼んでくれ。実はずっとマックスが羨ましかった」
「マックスが?」
「エルザはマックスの事を呼び捨てにしていたじゃないか。マックスもエルザの事を呼び捨てにしていたし……小さい男だとは分かっているんだ! けど、僕はずっとマックスに嫉妬していた」
「なんだか、わたくしの知ってるジェラールと違いますね。そんな姿も素敵ですわ」
「……エルザ、それは無意識かい?」
静かに、ジェラールの顔が近づいて来ました。
「キスして良い?」
「そ、そういう事はいちいち聞かないで下さいまし。恥ずかしいですわ……。嫌なら嫌と言います。ジェラールに口付けをされて嬉しくない訳ありませんわ」
「可愛い……。エルザ、愛してるよ」
そう言うと、ジェラールがすぐにわたくしの唇を塞ぎました。初めてのキスは蕩けるようで、とても幸せでした。
40
あなたにおすすめの小説
【完結済】どうして無能な私を愛してくれるの?~双子の妹に全て劣り、婚約者を奪われた男爵令嬢は、侯爵子息様に溺愛される~
ゆうき
恋愛
優秀な双子の妹の足元にも及ばない男爵令嬢のアメリアは、屋敷ではいない者として扱われ、話しかけてくる数少ない人間である妹には馬鹿にされ、母には早く出て行けと怒鳴られ、学園ではいじめられて生活していた。
長年に渡って酷い仕打ちを受けていたアメリアには、侯爵子息の婚約者がいたが、妹に奪われて婚約破棄をされてしまい、一人ぼっちになってしまっていた。
心が冷え切ったアメリアは、今の生活を受け入れてしまっていた。
そんな彼女には魔法薬師になりたいという目標があり、虐げられながらも勉強を頑張る毎日を送っていた。
そんな彼女のクラスに、一人の侯爵子息が転校してきた。
レオと名乗った男子生徒は、何故かアメリアを気にかけて、アメリアに積極的に話しかけてくるようになった。
毎日のように話しかけられるようになるアメリア。その溺愛っぷりにアメリアは戸惑い、少々困っていたが、段々と自分で気づかないうちに、彼の優しさに惹かれていく。
レオと一緒にいるようになり、次第に打ち解けて心を許すアメリアは、レオと親密な関係になっていくが、アメリアを馬鹿にしている妹と、その友人がそれを許すはずもなく――
これは男爵令嬢であるアメリアが、とある秘密を抱える侯爵子息と幸せになるまでの物語。
※こちらの作品はなろう様にも投稿しております!3/8に女性ホットランキング二位になりました。読んでくださった方々、ありがとうございます!
婚約破棄されたトリノは、継母や姉たちや使用人からもいじめられているので、前世の記憶を思い出し、家から脱走して旅にでる!
山田 バルス
恋愛
この屋敷は、わたしの居場所じゃない。
薄明かりの差し込む天窓の下、トリノは古びた石床に敷かれた毛布の中で、静かに目を覚ました。肌寒さに身をすくめながら、昨日と変わらぬ粗末な日常が始まる。
かつては伯爵家の令嬢として、それなりに贅沢に暮らしていたはずだった。だけど、実の母が亡くなり、父が再婚してから、すべてが変わった。
「おい、灰かぶり。いつまで寝てんのよ、あんたは召使いのつもり?」
「ごめんなさい、すぐに……」
「ふーん、また寝癖ついてる。魔獣みたいな髪。鏡って知ってる?」
「……すみません」
トリノはペコリと頭を下げる。反論なんて、とうにあきらめた。
この世界は、魔法と剣が支配する王国《エルデラン》の北方領。名門リドグレイ伯爵家の屋敷には、魔道具や召使い、そして“偽りの家族”がそろっている。
彼女――トリノ・リドグレイは、この家の“戸籍上は三女”。けれど実態は、召使い以下の扱いだった。
「キッチン、昨日の灰がそのままだったわよ? ご主人様の食事を用意する手も、まるで泥人形ね」
「今朝の朝食、あなたの分はなし。ねえ、ミレイア? “灰かぶり令嬢”には、灰でも食べさせればいいのよ」
「賛成♪ ちょうど暖炉の掃除があるし、役立ててあげる」
三人がくすくすと笑うなか、トリノはただ小さくうなずいた。
夜。屋敷が静まり、誰もいない納戸で、トリノはひとり、こっそり木箱を開いた。中には小さな布包み。亡き母の形見――古びた銀のペンダントが眠っていた。
それだけが、彼女の“世界でただ一つの宝物”。
「……お母さま。わたし、がんばってるよ。ちゃんと、ひとりでも……」
声が震える。けれど、涙は流さなかった。
屋敷の誰にも必要とされない“灰かぶり令嬢”。
だけど、彼女の心だけは、まだ折れていない。
いつか、この冷たい塔を抜け出して、空の広い場所へ行くんだ。
そう、小さく、けれど確かに誓った。
【完結】熟成されて育ちきったお花畑に抗います。離婚?いえ、今回は国を潰してあげますわ
との
恋愛
2月のコンテストで沢山の応援をいただき、感謝です。
「王家の念願は今度こそ叶うのか!?」とまで言われるビルワーツ侯爵家令嬢との婚約ですが、毎回婚約破棄してきたのは王家から。
政より自分達の欲を優先して国を傾けて、その度に王命で『婚約』を申しつけてくる。その挙句、大勢の前で『婚約破棄だ!』と叫ぶ愚か者達にはもううんざり。
ビルワーツ侯爵家の資産を手に入れたい者達に翻弄されるのは、もうおしまいにいたしましょう。
地獄のような人生から巻き戻ったと気付き、新たなスタートを切ったエレーナは⋯⋯幸せを掴むために全ての力を振り絞ります。
全てを捨てるのか、それとも叩き壊すのか⋯⋯。
祖父、母、エレーナ⋯⋯三世代続いた王家とビルワーツ侯爵家の争いは、今回で終止符を打ってみせます。
ーーーーーー
ゆるふわの中世ヨーロッパ、幻の国の設定です。
完結迄予約投稿済。
R15は念の為・・
ランプの令嬢は妹の婚約者に溺愛され過ぎている
ユウ
恋愛
銀髪に紫の瞳を持つ伯爵令嬢のフローレンスには社交界の華と呼ばれる絶世の美女の妹がいた。
ジェネットは幼少期の頃に病弱だったので両親から溺愛され甘やかされ育つ。
婚約者ですらジェネットを愛し、婚約破棄を突きつけられてしまう。
そして何もかも奪われ社交界でも醜聞を流され両親に罵倒され没落令嬢として捨てられたフローレンスはジェネットの身代わりとして東南を統べる公爵家の子息、アリシェの婚約者となる。
褐色の肌と黒髪を持つ風貌で口数の少ないアリシェは令嬢からも嫌われていたが、伯爵家の侮辱にも顔色を変えず婚約者の交換を受け入れるのだが…。
大富豪侯爵家に迎えられ、これまでの生活が一変する。
対する伯爵家でフローレンスがいなくなった所為で領地経営が上手くいかず借金まみれとなり、再び婚約者の交換を要求するが…
「お断りいたします」
裏切った婚約者も自分を捨てた家族も拒絶するのだった。
私を溺愛している婚約者を聖女(妹)が奪おうとしてくるのですが、何をしても無駄だと思います
***あかしえ
恋愛
薄幸の美少年エルウィンに一目惚れした強気な伯爵令嬢ルイーゼは、性悪な婚約者(仮)に秒で正義の鉄槌を振り下ろし、見事、彼の婚約者に収まった。
しかし彼には運命の恋人――『番い』が存在した。しかも一年前にできたルイーゼの美しい義理の妹。
彼女は家族を世界を味方に付けて、純粋な恋心を盾にルイーゼから婚約者を奪おうとする。
※タイトル変更しました
小説家になろうでも掲載してます
【完結】前代未聞の婚約破棄~なぜあなたが言うの?~【長編】
暖夢 由
恋愛
「サリー・ナシェルカ伯爵令嬢、あなたの婚約は破棄いたします!」
高らかに宣言された婚約破棄の言葉。
ドルマン侯爵主催のガーデンパーティーの庭にその声は響き渡った。
でもその婚約破棄、どうしてあなたが言うのですか?
*********
以前投稿した小説を長編版にリメイクして投稿しております。
内容も少し変わっておりますので、お楽し頂ければ嬉しいです。
婚約破棄をされ、父に追放まで言われた私は、むしろ喜んで出て行きます! ~家を出る時に一緒に来てくれた執事の溺愛が始まりました~
ゆうき
恋愛
男爵家の次女として生まれたシエルは、姉と妹に比べて平凡だからという理由で、父親や姉妹からバカにされ、虐げられる生活を送っていた。
そんな生活に嫌気がさしたシエルは、とある計画を考えつく。それは、婚約者に社交界で婚約を破棄してもらい、その責任を取って家を出て、自由を手に入れるというものだった。
シエルの専属の執事であるラルフや、幼い頃から実の兄のように親しくしてくれていた婚約者の協力の元、シエルは無事に婚約を破棄され、父親に見捨てられて家を出ることになった。
ラルフも一緒に来てくれることとなり、これで念願の自由を手に入れたシエル。しかし、シエルにはどこにも行くあてはなかった。
それをラルフに伝えると、隣の国にあるラルフの故郷に行こうと提案される。
それを承諾したシエルは、これからの自由で幸せな日々を手に入れられると胸を躍らせていたが、その幸せは家族によって邪魔をされてしまう。
なんと、家族はシエルとラルフを広大な湖に捨て、自らの手を汚さずに二人を亡き者にしようとしていた――
☆誤字脱字が多いですが、見つけ次第直しますのでご了承ください☆
☆全文字はだいたい14万文字になっています☆
☆完結まで予約済みなので、エタることはありません!☆
見るに堪えない顔の存在しない王女として、家族に疎まれ続けていたのに私の幸せを願ってくれる人のおかげで、私は安心して笑顔になれます
珠宮さくら
恋愛
ローザンネ国の島国で生まれたアンネリース・ランメルス。彼女には、双子の片割れがいた。何もかも与えてもらえている片割れと何も与えられることのないアンネリース。
そんなアンネリースを育ててくれた乳母とその娘のおかげでローザンネ国で生きることができた。そうでなければ、彼女はとっくに死んでいた。
そんな時に別の国の王太子の婚約者として留学することになったのだが、その条件は仮面を付けた者だった。
ローザンネ国で仮面を付けた者は、見るに堪えない顔をしている証だが、他所の国では真逆に捉えられていた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる