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第七章 孫を追いかけ情報集めで御座います。
7-2 息子のそっくりさんで御座います。
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「探偵さんよぅ。何で聖人がここに居るんじゃ?」
あまりにも驚いて、私が呆けていると、じぃじが探偵さんと、聖人に……いえ、協力さんに駆け寄っておりました。
「やっぱり……」
やっぱり? 探偵さんの一言はどう言う意味なのでしょうか? 聖人と言うのは、9年前に事故で亡くなった息子の事で御座います。夫婦揃って交通事故に巻き込まれて死んでしまいました。たった5歳の雷人を1人残して。
「……ご挨拶が遅れました。私、ローグ・カッシーノと申します。……康夫さんと光江さんでよろしいですね?」
「あ、はい。私、荒井光江で御座います。あのぅ、ローグさん。不躾で申し訳御座いませんが、あなた私達の息子の聖人では?」
「やっぱり……」
どう言う事でしょうか? ローグさんも探偵さんと同じ一言を漏らされました。
「あのぅ。探偵さんも、ローグさんも、やっぱりとはどう言う事で御座いましょうか?」
「……それは私から説明させていただきます。立ち話もなんですから、どうぞ」
ローグさんに促され、小さなテーブルを囲むソファに腰を下ろします。
「私は先程ご挨拶させて頂いた通り、ローグ・カッシーノです。聖人さんではありません。ただ聖人さんと私は顔がそっくりなら、全て辻褄が合うなと。……私の顔を見て、お二人は聖人さんだと言いました。私と聖人さんは、ご両親が間違う程、そっくりと言う事です」
そっくりさんで御座いますか。世の中には同じ顔の人間が3人居るなんて言いますから、何ら不思議ではない話で御座います。……気になるのはローグさんが、おっしゃった辻褄とは何の事でしょう? それとカッシーノと言うお名前、どこかで聞いたような。
「……どうかされましたか? 驚かれるのも無理はないですが」
探偵さんが気を遣ってくださってます。
「ローグさんは、カッシーノで御座いますよね? 私、どこかでカッシーノと言うお名前を聞いた事があるのですが、思い出せなくて」
「光江さん。それは私ですよ」
探偵さんが私に小さく笑われました。さて? どう言う事で御座いましょう? 確か探偵さんのお名前は、柏木陽平さんのはずです。
「えっ? 柏木陽平さんで御座いますよね?」
「そうです。光江さん達の世界では、私の名前は柏木陽平です。ですが、こちらの世界では……」
「思い出しました! ヨーフ・カッシーノさんで御座いましたね」
「そうです」
すっきり致しました。どこかで聞いた事があると思ったのは、間違いでは御座いませんでした。歳を重ねるごとに、自分の記憶には自信が持てなくなっていくものです。ですがまだ私もボケてはいないようで御座います。
「えー、ヨーフ・カッシーノさんと、ローグ・カッシーノさんですね」
「はい。そうですよ」
「同じカッシーノさんと言う事は……」
「そうです。ヨーフは私の弟です」
そう答えたのはローグさんでした。……弟さん? ですか。
「……光江さん、康夫さん」
探偵さんがしっかりとした目で、私とじぃじを交互に見つめておいでです。
「はい。何で御座いましょうか?」
「これからお話する事は、雷人君にも関わる事です。先程、お二人が兄を見て、聖人さんだと言ったので確信が持てました。……まだ私の推測でしかない部分もありますが、お二人に話しておきます」
いつになく探偵さんのお顔は真剣で御座います。一体どのような話をされるのでしょうか。
「……前に私は534歳だと言いました。こちらの世界で501歳の誕生日を迎える前に死に、光江さん達の世界に転生したと」
「はい、覚えております」
「兄も同じなんです。兄も501歳の誕生日を迎える前に死に、転生しました。……これは私達にかけられた呪いです。この国の後継者候補はみんな501歳まで生きられないんです」
呪いだなんて、大変な事で御座います。しかも兄弟揃ってそんな呪いをかけられていたなんて。
「ですがこの国の王室の血を絶やさず、やってこれたのは、転生した後継者を召喚して呼び戻してきていたからなんです。……私達の父も501歳を目前に亡くなったようですが、その後召喚され、この国の国王になりました」
王室? 召喚? 国王?
「まさかこのライネルス王国の前国王と言うのは?」
「はい。私達の父です」
まあ、まあ。大変で御座います。探偵さんなんて気安く呼んでおりましたが、柏木陽平さん……もとい、ヨーフ・カッシーノさんは、この国の王子様だったって事で御座いますね。これはまたまた、びっくりおったまげで御座います。
あまりにも驚いて、私が呆けていると、じぃじが探偵さんと、聖人に……いえ、協力さんに駆け寄っておりました。
「やっぱり……」
やっぱり? 探偵さんの一言はどう言う意味なのでしょうか? 聖人と言うのは、9年前に事故で亡くなった息子の事で御座います。夫婦揃って交通事故に巻き込まれて死んでしまいました。たった5歳の雷人を1人残して。
「……ご挨拶が遅れました。私、ローグ・カッシーノと申します。……康夫さんと光江さんでよろしいですね?」
「あ、はい。私、荒井光江で御座います。あのぅ、ローグさん。不躾で申し訳御座いませんが、あなた私達の息子の聖人では?」
「やっぱり……」
どう言う事でしょうか? ローグさんも探偵さんと同じ一言を漏らされました。
「あのぅ。探偵さんも、ローグさんも、やっぱりとはどう言う事で御座いましょうか?」
「……それは私から説明させていただきます。立ち話もなんですから、どうぞ」
ローグさんに促され、小さなテーブルを囲むソファに腰を下ろします。
「私は先程ご挨拶させて頂いた通り、ローグ・カッシーノです。聖人さんではありません。ただ聖人さんと私は顔がそっくりなら、全て辻褄が合うなと。……私の顔を見て、お二人は聖人さんだと言いました。私と聖人さんは、ご両親が間違う程、そっくりと言う事です」
そっくりさんで御座いますか。世の中には同じ顔の人間が3人居るなんて言いますから、何ら不思議ではない話で御座います。……気になるのはローグさんが、おっしゃった辻褄とは何の事でしょう? それとカッシーノと言うお名前、どこかで聞いたような。
「……どうかされましたか? 驚かれるのも無理はないですが」
探偵さんが気を遣ってくださってます。
「ローグさんは、カッシーノで御座いますよね? 私、どこかでカッシーノと言うお名前を聞いた事があるのですが、思い出せなくて」
「光江さん。それは私ですよ」
探偵さんが私に小さく笑われました。さて? どう言う事で御座いましょう? 確か探偵さんのお名前は、柏木陽平さんのはずです。
「えっ? 柏木陽平さんで御座いますよね?」
「そうです。光江さん達の世界では、私の名前は柏木陽平です。ですが、こちらの世界では……」
「思い出しました! ヨーフ・カッシーノさんで御座いましたね」
「そうです」
すっきり致しました。どこかで聞いた事があると思ったのは、間違いでは御座いませんでした。歳を重ねるごとに、自分の記憶には自信が持てなくなっていくものです。ですがまだ私もボケてはいないようで御座います。
「えー、ヨーフ・カッシーノさんと、ローグ・カッシーノさんですね」
「はい。そうですよ」
「同じカッシーノさんと言う事は……」
「そうです。ヨーフは私の弟です」
そう答えたのはローグさんでした。……弟さん? ですか。
「……光江さん、康夫さん」
探偵さんがしっかりとした目で、私とじぃじを交互に見つめておいでです。
「はい。何で御座いましょうか?」
「これからお話する事は、雷人君にも関わる事です。先程、お二人が兄を見て、聖人さんだと言ったので確信が持てました。……まだ私の推測でしかない部分もありますが、お二人に話しておきます」
いつになく探偵さんのお顔は真剣で御座います。一体どのような話をされるのでしょうか。
「……前に私は534歳だと言いました。こちらの世界で501歳の誕生日を迎える前に死に、光江さん達の世界に転生したと」
「はい、覚えております」
「兄も同じなんです。兄も501歳の誕生日を迎える前に死に、転生しました。……これは私達にかけられた呪いです。この国の後継者候補はみんな501歳まで生きられないんです」
呪いだなんて、大変な事で御座います。しかも兄弟揃ってそんな呪いをかけられていたなんて。
「ですがこの国の王室の血を絶やさず、やってこれたのは、転生した後継者を召喚して呼び戻してきていたからなんです。……私達の父も501歳を目前に亡くなったようですが、その後召喚され、この国の国王になりました」
王室? 召喚? 国王?
「まさかこのライネルス王国の前国王と言うのは?」
「はい。私達の父です」
まあ、まあ。大変で御座います。探偵さんなんて気安く呼んでおりましたが、柏木陽平さん……もとい、ヨーフ・カッシーノさんは、この国の王子様だったって事で御座いますね。これはまたまた、びっくりおったまげで御座います。
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