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第一章 孫を追いかけ旅の始まりで御座います。
1-4 初めての来客はドワーフさん達で御座います。
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「探偵さんよぅ。ばぁばの飯は美味いぞ」
じぃじが自慢するものだから、少し恥ずかしくもありますが、いつもと同じように食事の準備が整いました。
「さあ、召し上がってください。秋刀魚の塩焼きに肉じゃが。さっきの小松菜で煮浸しも作りました。お味噌汁はあさりの赤出汁です」
ご飯もよそって、後は食べていただくだけです。探偵さんのお口にも合えばよろしいのですけど。
「……こんな美味しい肉じゃが、初めて食べましたよ」
「沢山おかわりもしてくださいね」
美味しいと言っていただけるのは嬉しい事です。それにこれでじぃじも元気になってくれるはずです。……では、私も。
肉じゃがを口に運びましたら、味の染みたおじゃがが、ホロッと。美味しゅう御座います。あら、やだ。自画自賛で申し訳ありません。
あれは何かしら? ホロッと崩れたおじゃがをよく噛んで飲み込んだ時。窓の外に何かが見えましたの。
「探偵さん。窓の外のあれは何でしょうか?」
すると探偵さんが、お茶碗を持ったまま、ゆっくりと振り返りになられました。
「ええと、何の事でしょうか?」
「ほら、あの……。窓の所に赤、青、黄色の小さな三角が見えませんか?」
「ああ、もしかして……」
探偵さんが立ち上がり、ドアに近づきました。じぃじはそんな事には目もくれず、秋刀魚と格闘中でしたが。
「やっぱり」
探偵さんがドアを開けると、窓に見えた小さな三角は消えて、小人と言うのでしょうか? 若い人の言葉を借りると、ブスカワって言うんですか? 小さなおじさんが姿を見せたじゃありませんか。
「光江さんが見た三角は、このドワーフ達の帽子ですね」
「ドワーフ? ですか?」
初めて耳にする言葉でした。ですが、探偵さんの言う通りです。ドワーフさんとやらは、皆それぞれに三角の帽子をかぶっていらっしゃいます。赤、青、黄色で御座います。窓に見えたのは帽子の先っぽだったようです。
「ドワーフと言うのは……。妖精というか……、森の精霊というか。ああ! 白雪姫はご存知ですか?」
「ええ。白雪姫は存じております」
「あの白雪姫に登場する、7人の小人みたいな存在です。悪さをするような連中じゃないんで、安心してください」
「心配はしておりませんよ」
そう言いながら3人のドワーフさん達を手招きしましたの。その時、秋刀魚に格闘していた、じぃじが顔を上げたので、ドワーフさん達を歓迎されるのね。と、思ったので御座います。でも、違ったようです。
「ばぁば、秋刀魚をもう一尾、焼いてくれんかのぅ」
じぃじの目にドワーフさん達は映っているのでしょうか?
「探偵さん。ドワーフさん達にもお食事を振る舞いたいのですが、肉じゃがに秋刀魚なんて食べるかしら?」
「食べるみたいですよ。秋刀魚の匂いに釣られて来たみたいですし。それに、ほら。光江さんが食事をと言ったので喜んでいます」
パタンと、探偵さんがドアを閉めて、ドワーフさん達を我が家に招き入れましたの。確かに皆さんニコニコと喜んでいらっしゃる。ブスカワなんて言って、ごめんなさい。
「さあ、ドワーフさん達はソファに掛けて、お待ちになっててくださいね。……さあ、さあ。まずはアイテムボックスさんね。そして、"秋刀魚4尾、召喚"してくださいませ」
「光江さん。何かお手伝い致しましょうか?」
「いえ、大丈夫です。探偵さんも召し上がっててくださいね」
男性を台所に立たせるなんて、私には出来ません! じぃじとドワーフさん達を待たせないように、まずは秋刀魚を焼き始めます。そして肉じゃがに小松菜の煮浸しを。先にご飯と赤出汁もお出ししましょう。
45年も主婦をしておりますので、手際の良さは誰にも負けません。それに秋刀魚の焼き加減も見誤ったり致しません。
ほっ。美味しそうに秋刀魚が焼けました。
「さぁ、じぃじ。秋刀魚です。お待たせ致しました。さぁ、ドワーフさん達もどうぞ召し上がってください」
秋刀魚に手を伸ばし始めたドワーフさん達の姿に、ついつい頬が緩んでしまいます。本当に私は幸せ者で御座います。異世界に来た初日に我が家にお客様を迎えられるなんて。これも、じぃじと探偵さんのお陰です。
夜を迎えましたが、荒井光江、本日も幸せな1日を過ごさせていただきました。何やら、ドワーフさん達の胃袋を掴んでしまったようで御座いますが……。
じぃじが自慢するものだから、少し恥ずかしくもありますが、いつもと同じように食事の準備が整いました。
「さあ、召し上がってください。秋刀魚の塩焼きに肉じゃが。さっきの小松菜で煮浸しも作りました。お味噌汁はあさりの赤出汁です」
ご飯もよそって、後は食べていただくだけです。探偵さんのお口にも合えばよろしいのですけど。
「……こんな美味しい肉じゃが、初めて食べましたよ」
「沢山おかわりもしてくださいね」
美味しいと言っていただけるのは嬉しい事です。それにこれでじぃじも元気になってくれるはずです。……では、私も。
肉じゃがを口に運びましたら、味の染みたおじゃがが、ホロッと。美味しゅう御座います。あら、やだ。自画自賛で申し訳ありません。
あれは何かしら? ホロッと崩れたおじゃがをよく噛んで飲み込んだ時。窓の外に何かが見えましたの。
「探偵さん。窓の外のあれは何でしょうか?」
すると探偵さんが、お茶碗を持ったまま、ゆっくりと振り返りになられました。
「ええと、何の事でしょうか?」
「ほら、あの……。窓の所に赤、青、黄色の小さな三角が見えませんか?」
「ああ、もしかして……」
探偵さんが立ち上がり、ドアに近づきました。じぃじはそんな事には目もくれず、秋刀魚と格闘中でしたが。
「やっぱり」
探偵さんがドアを開けると、窓に見えた小さな三角は消えて、小人と言うのでしょうか? 若い人の言葉を借りると、ブスカワって言うんですか? 小さなおじさんが姿を見せたじゃありませんか。
「光江さんが見た三角は、このドワーフ達の帽子ですね」
「ドワーフ? ですか?」
初めて耳にする言葉でした。ですが、探偵さんの言う通りです。ドワーフさんとやらは、皆それぞれに三角の帽子をかぶっていらっしゃいます。赤、青、黄色で御座います。窓に見えたのは帽子の先っぽだったようです。
「ドワーフと言うのは……。妖精というか……、森の精霊というか。ああ! 白雪姫はご存知ですか?」
「ええ。白雪姫は存じております」
「あの白雪姫に登場する、7人の小人みたいな存在です。悪さをするような連中じゃないんで、安心してください」
「心配はしておりませんよ」
そう言いながら3人のドワーフさん達を手招きしましたの。その時、秋刀魚に格闘していた、じぃじが顔を上げたので、ドワーフさん達を歓迎されるのね。と、思ったので御座います。でも、違ったようです。
「ばぁば、秋刀魚をもう一尾、焼いてくれんかのぅ」
じぃじの目にドワーフさん達は映っているのでしょうか?
「探偵さん。ドワーフさん達にもお食事を振る舞いたいのですが、肉じゃがに秋刀魚なんて食べるかしら?」
「食べるみたいですよ。秋刀魚の匂いに釣られて来たみたいですし。それに、ほら。光江さんが食事をと言ったので喜んでいます」
パタンと、探偵さんがドアを閉めて、ドワーフさん達を我が家に招き入れましたの。確かに皆さんニコニコと喜んでいらっしゃる。ブスカワなんて言って、ごめんなさい。
「さあ、ドワーフさん達はソファに掛けて、お待ちになっててくださいね。……さあ、さあ。まずはアイテムボックスさんね。そして、"秋刀魚4尾、召喚"してくださいませ」
「光江さん。何かお手伝い致しましょうか?」
「いえ、大丈夫です。探偵さんも召し上がっててくださいね」
男性を台所に立たせるなんて、私には出来ません! じぃじとドワーフさん達を待たせないように、まずは秋刀魚を焼き始めます。そして肉じゃがに小松菜の煮浸しを。先にご飯と赤出汁もお出ししましょう。
45年も主婦をしておりますので、手際の良さは誰にも負けません。それに秋刀魚の焼き加減も見誤ったり致しません。
ほっ。美味しそうに秋刀魚が焼けました。
「さぁ、じぃじ。秋刀魚です。お待たせ致しました。さぁ、ドワーフさん達もどうぞ召し上がってください」
秋刀魚に手を伸ばし始めたドワーフさん達の姿に、ついつい頬が緩んでしまいます。本当に私は幸せ者で御座います。異世界に来た初日に我が家にお客様を迎えられるなんて。これも、じぃじと探偵さんのお陰です。
夜を迎えましたが、荒井光江、本日も幸せな1日を過ごさせていただきました。何やら、ドワーフさん達の胃袋を掴んでしまったようで御座いますが……。
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