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2話 奏上
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2話 奏上
なんて事だ、何とか攻撃を止めないと数年後死刑で日本は破滅だ。
「みんなを呼んでくれるか・・・」頷いて看護婦が出て行くと
8人の老人が入って来た、本当の歳は知らないけど雰囲気が老人。
目付きは鋭くまるでゴロツキの感じに声が詰まる・・・
手を上げて言葉を制し、気力で声を出す
「詳細を話す時間が無い、国の一大事に関し緊急に上奏したい!
みなに深くお願いする」
開戦決定後の一大事と言う事は国運に関すると全員が認識した。
「直ぐ手続きを取ろう」
「それより私が行こう」出て行ったのは誰だろう?
困った・・・誰の名前も判らない。
奏上を終えるまで無言を通そう、それしか無い。
うー寒い、貧乏アパートより寒い病院とか在るんだ… … …
訳のわからない報告や政治状況の話に全て無言で目を閉じて聞く。
ようやく午後4時に看護婦だけになると心は落ち着き奏上でどう
話したら説得できるか考えた、良い案は無い・・・
夕食と夜の暗闇・・・
6日朝、官邸にて装束を身に着け奏上の許しが来るのを待つ・・・
11時30分知らせが来た、13時30分に皇居に到着。
何もかも判らない手続きを侍従の言うままに動き頭を下げて待つ事
15分、陛下が入室。
「大戦争の前で有るから本心を話してくれるのだろう・・・
内容に口は出さないが国難を避ける手立ては無いのか?」
礼儀なんて判らないから顔を上げた
「国難さける手立ては一つ、勅命のみでございます」
意外そうに見つめてから
「勅命とは・・・いかなる勅命か?」
「国策の変更、開戦の取り消しであります」
陛下の深い息が伝わる様な雰囲気に気力が萎える・・・
「朕はもとより開戦は望んで無い、経済の困難と外交状況により
万策尽きての開戦と政府と軍で決めたでは無いか?事今になって
他の手立てが在るのか?」
「夢想とお笑いください、気を失いし時に見えたのです・・・
海軍も船舶も海に消え陸軍100万が飢えて玉砕し国土は灰燼となる
恐ろしい光景が… … … まさに総力戦研究の結果でありました」
陛下の手が震えている
「我が国は・・・そのようになってしまうのか・・・」
「民が悲惨で辛い事になるのであります・・・」
言葉も出無い2分間、言わなければ成らない一瞬が来た
「陛下、悲惨が少なく成る様な希望も見えたのです・・・」
「希望とは、いかなるものかな?」
「陛下に心命を賭して言上いたします、米国との戦争を避ける一字」
「今日において可能なのか?」
「海軍の攻撃を取り消す大本営命令を出せれば可能と信じております」
「いきなりの勅命は制度に沿わないと考えるが、その点はどうか?」
「陛下、勅命の結果は私が背負うべきであり非難は覚悟しております」
「そなただけでは難しいのでは無いか?」
「戦争中止の勅命を大本営にいただければ以後の方策は立てられます」
「長年の忠臣と想うておるし・・・そなたを信じておるが即断は出来ん
・・・しばし考えて判断したい」
陛下が退出した後も総理として深く頭をたれた。
侍従の案内で2時間ほど過ぎた頃、陛下のお言葉を聞く。
「考える事では判らぬものだな、そなたが見た幻も神仏の現れと想う。
神の助けと信じて勅命を今日にも出そう・・・」
「陛下の信頼に政府と軍の全が力を尽くします・・・」
12月6日16時、勅命が政府と大本営に出された。
「開戦を取り消し今後の方策は軍を含め総理の指導下で対処せよ!」
大本営は混乱した、特に海軍軍令部は慌てた、もはや攻撃寸前。
政府も混乱した、方向を決めた経済計画が使えない・・・
攻撃取り消し命令は機動部隊に届き艦首を本土に向けた。
東南アジア方面の部隊に緊急伝達され寸前で作戦取り消し。
12月8日の開戦は避けられた。
総理として病院に戻り8日、医師に記憶障害を明かす。
なんて事だ、何とか攻撃を止めないと数年後死刑で日本は破滅だ。
「みんなを呼んでくれるか・・・」頷いて看護婦が出て行くと
8人の老人が入って来た、本当の歳は知らないけど雰囲気が老人。
目付きは鋭くまるでゴロツキの感じに声が詰まる・・・
手を上げて言葉を制し、気力で声を出す
「詳細を話す時間が無い、国の一大事に関し緊急に上奏したい!
みなに深くお願いする」
開戦決定後の一大事と言う事は国運に関すると全員が認識した。
「直ぐ手続きを取ろう」
「それより私が行こう」出て行ったのは誰だろう?
困った・・・誰の名前も判らない。
奏上を終えるまで無言を通そう、それしか無い。
うー寒い、貧乏アパートより寒い病院とか在るんだ… … …
訳のわからない報告や政治状況の話に全て無言で目を閉じて聞く。
ようやく午後4時に看護婦だけになると心は落ち着き奏上でどう
話したら説得できるか考えた、良い案は無い・・・
夕食と夜の暗闇・・・
6日朝、官邸にて装束を身に着け奏上の許しが来るのを待つ・・・
11時30分知らせが来た、13時30分に皇居に到着。
何もかも判らない手続きを侍従の言うままに動き頭を下げて待つ事
15分、陛下が入室。
「大戦争の前で有るから本心を話してくれるのだろう・・・
内容に口は出さないが国難を避ける手立ては無いのか?」
礼儀なんて判らないから顔を上げた
「国難さける手立ては一つ、勅命のみでございます」
意外そうに見つめてから
「勅命とは・・・いかなる勅命か?」
「国策の変更、開戦の取り消しであります」
陛下の深い息が伝わる様な雰囲気に気力が萎える・・・
「朕はもとより開戦は望んで無い、経済の困難と外交状況により
万策尽きての開戦と政府と軍で決めたでは無いか?事今になって
他の手立てが在るのか?」
「夢想とお笑いください、気を失いし時に見えたのです・・・
海軍も船舶も海に消え陸軍100万が飢えて玉砕し国土は灰燼となる
恐ろしい光景が… … … まさに総力戦研究の結果でありました」
陛下の手が震えている
「我が国は・・・そのようになってしまうのか・・・」
「民が悲惨で辛い事になるのであります・・・」
言葉も出無い2分間、言わなければ成らない一瞬が来た
「陛下、悲惨が少なく成る様な希望も見えたのです・・・」
「希望とは、いかなるものかな?」
「陛下に心命を賭して言上いたします、米国との戦争を避ける一字」
「今日において可能なのか?」
「海軍の攻撃を取り消す大本営命令を出せれば可能と信じております」
「いきなりの勅命は制度に沿わないと考えるが、その点はどうか?」
「陛下、勅命の結果は私が背負うべきであり非難は覚悟しております」
「そなただけでは難しいのでは無いか?」
「戦争中止の勅命を大本営にいただければ以後の方策は立てられます」
「長年の忠臣と想うておるし・・・そなたを信じておるが即断は出来ん
・・・しばし考えて判断したい」
陛下が退出した後も総理として深く頭をたれた。
侍従の案内で2時間ほど過ぎた頃、陛下のお言葉を聞く。
「考える事では判らぬものだな、そなたが見た幻も神仏の現れと想う。
神の助けと信じて勅命を今日にも出そう・・・」
「陛下の信頼に政府と軍の全が力を尽くします・・・」
12月6日16時、勅命が政府と大本営に出された。
「開戦を取り消し今後の方策は軍を含め総理の指導下で対処せよ!」
大本営は混乱した、特に海軍軍令部は慌てた、もはや攻撃寸前。
政府も混乱した、方向を決めた経済計画が使えない・・・
攻撃取り消し命令は機動部隊に届き艦首を本土に向けた。
東南アジア方面の部隊に緊急伝達され寸前で作戦取り消し。
12月8日の開戦は避けられた。
総理として病院に戻り8日、医師に記憶障害を明かす。
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