【館】 House of Sex Slaves

館 yakata

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episode Y . エドガーの場合 / 性奴隷再生

Edgar 010. 小鳥から天使へ

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「ぼくがいないんで、本当に淋しかった」 
「誰も好きなひとができなかった」
 「他の性奴隷に浮気をしてみた」


エドガーが、静かに、声を潜めて、歯の間から嗚咽していた。
堪えようとしても、その嗚咽は、歯の間から漏れ続けていた。
「エドガー、まだ楽になれないのかい?」
「ぁぁ…ぅぅん」
答える代わりにエドガーは握っている手に力をこめた。

いっても、いっても、心と体は猛るばかりで。
獣が、心を離れない。
その獣が、まだだと言っている。
「誰か…ぁぁ…、助けて…」
「大丈夫、大丈夫。エドガー、このベッドには君を守りたがっている大人の男性が三人もいるじゃないか」
「君が楽になれるまで、抱いてあげるからね」

エドガーは、エディの頬を両手で包んだ。体温を少しでも外へ逃さずに、両手から、全部自分の体内に吸収したいと、無意識のうちにそうしているのかもしれない。
エディはエドガーに激しいキスで応え、互いのペニスを触れあわせて疑似セックスを楽しんだりもした。


ココも大きなペニスを入れてくれた。
「あぁん…ココさま…太い…固い…うぅぅ」
最初は後ろから。
はじめの二回はこんなふうにゆっくりたたいて、それから今度は早い目にみっつとんとんとんとたたくのだ。
「アァッ…ぁぁ…、」
エドガーは軽い痛みはあるものの、この前の秋に抱かれた時よりは、調子がいい。肉体がこの硬い棒を記憶していて、順応が早く進んでいるらしい。
「アァ、アァッ…ぁぁ…、」
体を軽々ひっくり返されて、正常位でも。
ココの肉体の底に眠っていた、黒々とした獣の力が起きるのを感じとれる。
「アァー!!気持ちいい…ぁぁ…」
これから直面してゆかなければならない未来への不安を、ココのペニスが捩じ伏せ、熱い温度を持ったものを、アヌスの深い肉の内部で掻き立てているようであった。


いくら抱かれても、抱かれ足りなかった。
抱かれているうちに、眼をつむる。
うとうとして、眠りにひきずり込まれる。
ふっと、眼を覚ますと、まだ優しい力の大きなペニスが内側を撫でてくれて、エディが手を握っていて、自分を見おろしている。
「ありがとう、かわいいエドガーさん」と、ココは言いました。
「ちょうどいいあたたかさだったよ。おかげですぐに力がみなぎってきた」


ココがいったあとに、紳士の旦那さまにもう一度抱かれた。
その間に、公開プレイの冒頭で使われたステージに設置されている金色の寝椅子で、ココとエディがゆったりと愛を交わしあっていた。


濃厚な情事の香りで満たされた部屋の窓から、西陽のオレンジ色がさして、
家路につくカラスの鳴き声が響くころ。
大きなベッドのクチャクチャになったシーツの上で、エドガーは寝息をたてていた。

ドアノブが回される金属質の音が響く。
「ごきげんよう、そしてさようなら。君はほんとに優しくかわいい性奴隷だ」
「あれは、麻薬のような子だった。明日からの日常が、生ぬるく感じてしまいそうで怖いよ」
「ふふふ」


館での公開調教とご奉仕の仕事を終えたエドガーは、
三日間、メディカルルームでスペシャルケアを受けた。
セラピストによるチェックを済ませ、久しぶりに自室に戻ると
テーブルの上に、封筒が置かれていた。
素朴な手漉きの紙面には
ココの字で「わが天使なるエドガーへ」
エディの字で「ひな鳥へ」と書き添えられている。
中の手紙には、二人の結婚の報告と、夏に挙げる式で流すウェディングソングをエドガーに依頼する旨が記されていた。

よく晴れたある日。
性奴隷収容施設の上階の一室では、
所長と職員は、調教室に簡易的なレコーディングスタジオを設置するための手配を進めていた。


ここで、その頃の際立った事として紹介しておきたいのは、あの陰気で愚かしく、意地悪で、僻みっぽい職員のギュスターヴが、
以前のエドガーを憎んでいたのに、
今度は、
彼にとっては迫害者でありながら、それでいて同時に養育者、兄のような存在になっていたことである。

エドガーの調教日や館での奉仕の翌日には、休日出勤をしてまで、彼のことを庇い出したのだ。

今日も、エドガーの薄い肩を叩き、いやに子細らしく落ち着いた様子で
しゃばでしか手に入らない流行の菓子を手に滑り込ませてくれた。
「早朝から並んで買ってきてくれたんだ」
焼きたてのバナナケーキの甘い香りがエドガーの冠毛のような前髪をふわりと擽った。


うららかなお日さまの光が、窓からあたたかく流れこんで、エドガーのすわっているいすを照らしました。
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