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43話
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「どれも美味しい」
美南は少しずつ味見をする中で、ふわりと鼻に抜ける香りがいい物が気に入った。
「どれか気に入ったものがあるか?」
「どれも美味しいですが、好きなのはこれかな」
「じゃあ、これを買おう」
そう言って、瓶に酒を詰めてもらう。
「それと、いつものも」
そう言ったベルゴッドに、店主は頷いて瓶を二本にして、支払いを済ませた。
「え、ベルゴッド様自分の分は自分で!」
「気にするな俺も少し飲みたいからな。今夜少し飲むならツマミを作ってもらおう」
「今夜飲んでもいいのですか?明日、仕事ですが」
美南は、良いのかと問い掛けると、袋に入れた酒瓶を手にベルゴッドは美南の頭を撫でる。
「一杯くらいならいいだろ。食事前に風呂に入ってから寝るだけにしちまえば」
「そうですね」
会社の飲み会は死ぬ程嫌いだった美南だったが、ベルゴッドとの飲みは嫌いだと思わない。
食事の時も豊富な話題を提供してくれ、食事が楽しい時間だった。
こうして並んで歩くと必ず車道側を歩いてくれ、自分を女性として扱ってくれるのだ。
喪女ではあったが、それなりの夢はあった。
ただ、経験としては無かったが。
「夕食時にいただきましょう」
「みなみは馬は乗れるか?」
「え?いえ、乗ったことはありませんが」
「そうか、なら乗り合い馬車で帰るか。俺は騎馬で来たが馬は他の騎士に乗ってきて貰おう」
「えっ!馬ですか?乗れはしませんが見てみたいです……見るだけとかできませんか?」
「それは構わないが」
「動物好きなんです。犬とか猫とか」
美南の実家で猫を飼っていたが、一人暮らしを始めていつかはお迎えしたいなと思っていたくらい動物は好きだったが、こうなってしまってはお迎えしていなくて良かったなと思う。
「そうか?俺の愛馬は少し大きいから、ミナミは驚くかもしれないが」
「噛みます?」
「嫌いな奴はな」
噛むと言われても、仕方ないかと思いながら頷いた。
「でも、見てみたいです」
「なら、騎士団の詰所の裏手に」
「わかりました」
美南はウキウキしながら詰所に向かうとフレイアがいた。
手を振ると、フレイアもこちらに気付いた。
「フレイア、ごめんね?お仕事無理に交換してもらったのに今度またご飯行こうね?」
「あぁ、戻るなら一緒に馬車で行くか?」
「ベルゴッド様の馬を見せていただいてからね?」
「え……」
フレイアは目を見開いてから、チラリとベルゴッドを見上げた。
「団長……大丈夫ですか?」
「大丈夫だと思うが何故だ?」
首を傾げたベルゴッドにフレイアは何故か引きつった表情を向けたのだった。
美南は少しずつ味見をする中で、ふわりと鼻に抜ける香りがいい物が気に入った。
「どれか気に入ったものがあるか?」
「どれも美味しいですが、好きなのはこれかな」
「じゃあ、これを買おう」
そう言って、瓶に酒を詰めてもらう。
「それと、いつものも」
そう言ったベルゴッドに、店主は頷いて瓶を二本にして、支払いを済ませた。
「え、ベルゴッド様自分の分は自分で!」
「気にするな俺も少し飲みたいからな。今夜少し飲むならツマミを作ってもらおう」
「今夜飲んでもいいのですか?明日、仕事ですが」
美南は、良いのかと問い掛けると、袋に入れた酒瓶を手にベルゴッドは美南の頭を撫でる。
「一杯くらいならいいだろ。食事前に風呂に入ってから寝るだけにしちまえば」
「そうですね」
会社の飲み会は死ぬ程嫌いだった美南だったが、ベルゴッドとの飲みは嫌いだと思わない。
食事の時も豊富な話題を提供してくれ、食事が楽しい時間だった。
こうして並んで歩くと必ず車道側を歩いてくれ、自分を女性として扱ってくれるのだ。
喪女ではあったが、それなりの夢はあった。
ただ、経験としては無かったが。
「夕食時にいただきましょう」
「みなみは馬は乗れるか?」
「え?いえ、乗ったことはありませんが」
「そうか、なら乗り合い馬車で帰るか。俺は騎馬で来たが馬は他の騎士に乗ってきて貰おう」
「えっ!馬ですか?乗れはしませんが見てみたいです……見るだけとかできませんか?」
「それは構わないが」
「動物好きなんです。犬とか猫とか」
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「噛みます?」
「嫌いな奴はな」
噛むと言われても、仕方ないかと思いながら頷いた。
「でも、見てみたいです」
「なら、騎士団の詰所の裏手に」
「わかりました」
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手を振ると、フレイアもこちらに気付いた。
「フレイア、ごめんね?お仕事無理に交換してもらったのに今度またご飯行こうね?」
「あぁ、戻るなら一緒に馬車で行くか?」
「ベルゴッド様の馬を見せていただいてからね?」
「え……」
フレイアは目を見開いてから、チラリとベルゴッドを見上げた。
「団長……大丈夫ですか?」
「大丈夫だと思うが何故だ?」
首を傾げたベルゴッドにフレイアは何故か引きつった表情を向けたのだった。
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