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48話
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「ベルゴッド様、失礼します……あの、あたたかいうちに食べていただきたくて」
部屋に入るとベルゴッドの姿は無く、ベルゴッドの個人部屋の前で扉をノックすると、中でガタガタと音がした。
「ベルゴッド様、おつまみを作りましたのでよかったら食べていただこうかと」
「待ってくれ、直ぐに行く」
そう言われると美南はそっと応接テーブルに皿を置いた。
何か飲み物も必要かとキッチンでお湯を沸かしているところで部屋からベルゴッドが出てきた。
シャツのボタンが外されたラフな格好で出てきた。
その何とも言えない姿に美南はそっと目を逸らした。
半裸は全裸より破壊力がある。
色々と!
「あの、これを……あたたかいうちに。お酒のつまみにこんなのはどうかと……」
「あぁ貰おうか」
美南は皿を持ち上げて中身を見せる。
近付いてきたベルゴッドが指でひょいとチーズ巻きを摘むとそのまま口に入れた。
「美味い……これはチーズか?」
「はい。春巻きに使うのだと思うのですが皮が余っていましたので包んで揚げました。お酒とと思いましたが、あたたかいうちに食べていただきたくて……残ったらお酒と一緒に食べ……っ」
……残らなかった。
沢山揚げた訳では無かったけれど、皿に乗せていたチーズ巻きの半分が綺麗に無くなった。
「食べてしまっても大丈夫ですよ?今夜の分は違うものをまた用意しますから」
「そうか?でも、ミナミも食べる……だろう?」
「私は大丈夫ですよ?食べたくなったらまた作ります」
「作ってくれるのか?」
声が跳ねたように聞こえた。
顔を上げると、眩しい程の笑顔。
「こんな料理なら時間があればできますから、どうぞ」
美南が皿を差し出すと、ベルゴッドは嬉しそうに受け取る。
指先が少し触れたが、皿は落とさずに何とか堪えた。
「ベルゴッド様、座ってどうぞ?紅茶をいれますね」
美南は一度火に掛けてあったケトルを再度火に掛けた。
ふわりと香る華やかな紅茶の香りを吸い込んでからカップに注ぐ。
二人分を淹れてから応接セットに運んで一つをベルゴッドに差し出した。
「どうぞ、少し熱いですが」
「悪い」
カップを受け取ると、パリパリと音を立ててチーズ巻きを食べるベルゴッド。
「ベルゴッド様は甘いものよりはこういった塩気の強い物の方が好きでいらっしゃいます?」
「あぁ、普段は塩味が強いものを好むが遠征時には甘味が欲しくなるな。無いものねだりと言うやつだ」
「木の実やドライフルーツを砕いたものを小麦粉と混ぜて蜂蜜を入れて焼いたら携帯できるクッキーになりませんか?
木の実が入りますから小腹に溜まりますし、ドライフルーツと蜂蜜でほのかな甘味も感じますし……あ、蜂蜜は養蜂しないといけないのでしたっけ……」
そういえば養蜂の概念が無く砂糖や塩なども高級品なのだと言われたのを美南は思い出していた。
部屋に入るとベルゴッドの姿は無く、ベルゴッドの個人部屋の前で扉をノックすると、中でガタガタと音がした。
「ベルゴッド様、おつまみを作りましたのでよかったら食べていただこうかと」
「待ってくれ、直ぐに行く」
そう言われると美南はそっと応接テーブルに皿を置いた。
何か飲み物も必要かとキッチンでお湯を沸かしているところで部屋からベルゴッドが出てきた。
シャツのボタンが外されたラフな格好で出てきた。
その何とも言えない姿に美南はそっと目を逸らした。
半裸は全裸より破壊力がある。
色々と!
「あの、これを……あたたかいうちに。お酒のつまみにこんなのはどうかと……」
「あぁ貰おうか」
美南は皿を持ち上げて中身を見せる。
近付いてきたベルゴッドが指でひょいとチーズ巻きを摘むとそのまま口に入れた。
「美味い……これはチーズか?」
「はい。春巻きに使うのだと思うのですが皮が余っていましたので包んで揚げました。お酒とと思いましたが、あたたかいうちに食べていただきたくて……残ったらお酒と一緒に食べ……っ」
……残らなかった。
沢山揚げた訳では無かったけれど、皿に乗せていたチーズ巻きの半分が綺麗に無くなった。
「食べてしまっても大丈夫ですよ?今夜の分は違うものをまた用意しますから」
「そうか?でも、ミナミも食べる……だろう?」
「私は大丈夫ですよ?食べたくなったらまた作ります」
「作ってくれるのか?」
声が跳ねたように聞こえた。
顔を上げると、眩しい程の笑顔。
「こんな料理なら時間があればできますから、どうぞ」
美南が皿を差し出すと、ベルゴッドは嬉しそうに受け取る。
指先が少し触れたが、皿は落とさずに何とか堪えた。
「ベルゴッド様、座ってどうぞ?紅茶をいれますね」
美南は一度火に掛けてあったケトルを再度火に掛けた。
ふわりと香る華やかな紅茶の香りを吸い込んでからカップに注ぐ。
二人分を淹れてから応接セットに運んで一つをベルゴッドに差し出した。
「どうぞ、少し熱いですが」
「悪い」
カップを受け取ると、パリパリと音を立ててチーズ巻きを食べるベルゴッド。
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「あぁ、普段は塩味が強いものを好むが遠征時には甘味が欲しくなるな。無いものねだりと言うやつだ」
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木の実が入りますから小腹に溜まりますし、ドライフルーツと蜂蜜でほのかな甘味も感じますし……あ、蜂蜜は養蜂しないといけないのでしたっけ……」
そういえば養蜂の概念が無く砂糖や塩なども高級品なのだと言われたのを美南は思い出していた。
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