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55話
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「そんなことあるわけないでしょう?」
美南は一気に脱力した。
「いや、でも……」
この国で戸籍が無い、なら他国から来たのだろう。
国家機密を知っている……それに、文字も読める。
が、何をどうして隣国から来た王族になるのだろうか。
信じられないと美南は苦笑する。
「私がそんなに高貴に見えますか?」
美南が首を傾げてクスクス笑うと、ベルゴッドは言い淀む。
「違いますって、確かにこの国の事には疎いですけど、私のいた場所とはかなり違うのでそれはご迷惑をお掛けしてしまうかも知れませんけれど」
「ミナミがそう言うのならそうなんだろうな……」
そう言いながらもまだ納得できないようなベルゴッドに、納得してもらうしかない美南はそれ以上何も言えなかった。
何がどうなってそういう考えになったのだろうか。
「ベルゴッド様、シルヴィアの誕生日パーティーですが、参加したいとは思いますが何を贈ったら喜ぶでしょうか。次のお休みの時に何か考えたいと思うのですが」
「どんな物でも喜ぶだろうが、何も持っていかなくても大丈夫だ。食事など全部うちで用意する……ミナミは身体ひとつで来て欲しい。
シルヴィアは、できれば前日から来てくれると嬉しいと言っていたが流石にミナミの予定を聞かないといけないとは言っておいた」
「え、前日からですか?お休みをいただくのはベルゴッド様に合わせますのでベルゴッド様がお仕事を休まれるのであれば……」
美南はベルゴッドの仕事の補佐をするため、ベルゴッドが仕事がなければ休んでもいいらしい。
でも、ベルゴッドが連休など取れるのだろうか。
「問題は無い。なら俺が休みを申請しておくから合わせて欲しい……悪いなシルヴィアの我儘に付き合って貰うことになって」
ベルゴッドはすまないと頭を下げてから、机の上に積み上がった書類を手にした。
別に謝られるようなことはしていないと美南は思ったのだったが、それが間違いだったと後から気付いた。
貴族の誕生日パーティーなど、気軽に来るのでは無かったと美南はとても後悔したのだった。
美南は一気に脱力した。
「いや、でも……」
この国で戸籍が無い、なら他国から来たのだろう。
国家機密を知っている……それに、文字も読める。
が、何をどうして隣国から来た王族になるのだろうか。
信じられないと美南は苦笑する。
「私がそんなに高貴に見えますか?」
美南が首を傾げてクスクス笑うと、ベルゴッドは言い淀む。
「違いますって、確かにこの国の事には疎いですけど、私のいた場所とはかなり違うのでそれはご迷惑をお掛けしてしまうかも知れませんけれど」
「ミナミがそう言うのならそうなんだろうな……」
そう言いながらもまだ納得できないようなベルゴッドに、納得してもらうしかない美南はそれ以上何も言えなかった。
何がどうなってそういう考えになったのだろうか。
「ベルゴッド様、シルヴィアの誕生日パーティーですが、参加したいとは思いますが何を贈ったら喜ぶでしょうか。次のお休みの時に何か考えたいと思うのですが」
「どんな物でも喜ぶだろうが、何も持っていかなくても大丈夫だ。食事など全部うちで用意する……ミナミは身体ひとつで来て欲しい。
シルヴィアは、できれば前日から来てくれると嬉しいと言っていたが流石にミナミの予定を聞かないといけないとは言っておいた」
「え、前日からですか?お休みをいただくのはベルゴッド様に合わせますのでベルゴッド様がお仕事を休まれるのであれば……」
美南はベルゴッドの仕事の補佐をするため、ベルゴッドが仕事がなければ休んでもいいらしい。
でも、ベルゴッドが連休など取れるのだろうか。
「問題は無い。なら俺が休みを申請しておくから合わせて欲しい……悪いなシルヴィアの我儘に付き合って貰うことになって」
ベルゴッドはすまないと頭を下げてから、机の上に積み上がった書類を手にした。
別に謝られるようなことはしていないと美南は思ったのだったが、それが間違いだったと後から気付いた。
貴族の誕生日パーティーなど、気軽に来るのでは無かったと美南はとても後悔したのだった。
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