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66話
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「ミナミ……うちはあの両親が爵位を気にするとは思わない。母は平民だ」
「え?」
「見えないだろ」
後ろから抱き締められ、肩に乗せられているのは顎だろうか。
ベルゴッドが喋る度にゆっくりと動く。
「うん……凄く美人なお母様ですね」
「父の猛烈なアタックで嫁いで貰ったと聞いている……だから、未だに俺たちが呆れるくらいラブラブだ」
「……はぁ」
美南は小さく息を吐いた。
「だから、両親は身分など気にしないし俺自身が騎士団長と言う地位を持っているため、この家を継がなくても貴族であることは変わらない……」
だから、家の事など気にするなとベルゴッドは言う。
最悪はシルヴィアや、その下にも弟妹がいるらしい。
「だから、そんな些末な事を気にしないでくれミナミ……どうか、俺が嫌いでなければ俺を少しでも好いてくれているなら、愛人ではなく恋人になってくれ」
些末な事だとベルゴッドは言い切った。
「私なんかの何処がいいの?見た目だって良くないし……」
「は?」
ちらりと首を動かしベルゴッドを振り向くが、ベルゴッドは顔を上げてこちらを見ていた。
「ミナミは最高に美人だと思うぞ?真珠のような肌、艶やかな黒髪、赤い唇……爪の形をひとつ取っても綺麗だろう」
するりと腕を撫でられて、ぞくりと背中に何か電気が走る。
「そんな……」
「声だって愛らしいし全てが好みだ……俺こそ、そんなに身目は良くない自信はある。だが、身体も鍛えてはあるし……何処か、ミナミに好かれる場所は無いだろうか」
ベルゴッドは美南の手首を掴み優しいタッチで指先を撫でている。
「ベルゴッドは、どうしてそんなに自信が無いの?騎士団長という地位があって、鋼のような身体。低い声、顔だってきりっとした美丈夫だよ?
女性なんて選り取りみどりでしょ……私ね、誰かと好きな人を共有するのは嫌なの……私だけを見てくれる人がいいの。
誰ともお付き合いをした事がないから、そう夢を見ちゃっているのはわかるんだけどね」
そう言いながら美南はベルゴッドの腕の中で力を抜いた。
「……ミナミが俺の物になってくれるなら、俺はミナミしか愛さない……約束を違えた場合、この首をやる」
「私、そんな価値は無いよ?それに、今の仕事をしていたら、もしベルゴッドと喧嘩したりしたらやりづらい……」
「だが、今の仕事は続けて欲しい。喧嘩はその日のうちに解決しよう?嫌なことがあったら直ぐに言ってくれ」
そこまで言われれば、美南も頷くしかない。
「……わかった、貴方の恋人にしてください」
絆された訳では無いが、こんな格好良い人に請われれば嬉しい。
「いいのか?」
「ベルゴッドこそ、私でいいのでしょうか?」
「ミナミがいい」
「なら、約束のキスをしてくださいますか」
美南は上体を捻りベルゴッドを見る。
ベルゴッドは幸せそうに笑った。
「え?」
「見えないだろ」
後ろから抱き締められ、肩に乗せられているのは顎だろうか。
ベルゴッドが喋る度にゆっくりと動く。
「うん……凄く美人なお母様ですね」
「父の猛烈なアタックで嫁いで貰ったと聞いている……だから、未だに俺たちが呆れるくらいラブラブだ」
「……はぁ」
美南は小さく息を吐いた。
「だから、両親は身分など気にしないし俺自身が騎士団長と言う地位を持っているため、この家を継がなくても貴族であることは変わらない……」
だから、家の事など気にするなとベルゴッドは言う。
最悪はシルヴィアや、その下にも弟妹がいるらしい。
「だから、そんな些末な事を気にしないでくれミナミ……どうか、俺が嫌いでなければ俺を少しでも好いてくれているなら、愛人ではなく恋人になってくれ」
些末な事だとベルゴッドは言い切った。
「私なんかの何処がいいの?見た目だって良くないし……」
「は?」
ちらりと首を動かしベルゴッドを振り向くが、ベルゴッドは顔を上げてこちらを見ていた。
「ミナミは最高に美人だと思うぞ?真珠のような肌、艶やかな黒髪、赤い唇……爪の形をひとつ取っても綺麗だろう」
するりと腕を撫でられて、ぞくりと背中に何か電気が走る。
「そんな……」
「声だって愛らしいし全てが好みだ……俺こそ、そんなに身目は良くない自信はある。だが、身体も鍛えてはあるし……何処か、ミナミに好かれる場所は無いだろうか」
ベルゴッドは美南の手首を掴み優しいタッチで指先を撫でている。
「ベルゴッドは、どうしてそんなに自信が無いの?騎士団長という地位があって、鋼のような身体。低い声、顔だってきりっとした美丈夫だよ?
女性なんて選り取りみどりでしょ……私ね、誰かと好きな人を共有するのは嫌なの……私だけを見てくれる人がいいの。
誰ともお付き合いをした事がないから、そう夢を見ちゃっているのはわかるんだけどね」
そう言いながら美南はベルゴッドの腕の中で力を抜いた。
「……ミナミが俺の物になってくれるなら、俺はミナミしか愛さない……約束を違えた場合、この首をやる」
「私、そんな価値は無いよ?それに、今の仕事をしていたら、もしベルゴッドと喧嘩したりしたらやりづらい……」
「だが、今の仕事は続けて欲しい。喧嘩はその日のうちに解決しよう?嫌なことがあったら直ぐに言ってくれ」
そこまで言われれば、美南も頷くしかない。
「……わかった、貴方の恋人にしてください」
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「いいのか?」
「ベルゴッドこそ、私でいいのでしょうか?」
「ミナミがいい」
「なら、約束のキスをしてくださいますか」
美南は上体を捻りベルゴッドを見る。
ベルゴッドは幸せそうに笑った。
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