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第一章
1-9.決断
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突然仁の体を覆った青い光が霧散するかのように消えた。淡く広がった光が、目の前に2つの影を映し出した。天蓋付きの分厚いベッドの背もたれに背を押しつけ、恐怖を耐えるようにきつく目を閉じている薄いピンクのネグリジェ姿の玲奈と、それに覆いかぶさり、今にも玲奈の胸に触れようと腕を伸ばしている男の影。怒りで頭が沸き立つ。仁の手が影の腕を掴んで力任せにベッドの下へ叩きつける。ぶつかった床が大きな音を立てた。蹲ったままの影を見下ろす。
「ガウェイン……!」
肩を抑えて呻くガウェインが顔を上げた瞬間、思いっきり顎を蹴り上げる。そのまま頭から後方へ数メートル吹っ飛んだガウェインが、びくんと一度と大きく跳ねて動きを止めた。
「仁くん……」
霞む声で我に返って、玲奈に駆け寄り、深く深く頭を下げる。
「玲奈ちゃん、遅くなってごめん」
「仁くん、ありがとう。大丈夫。まだ何もされてないよ。それより、シルフィさんが……」
震える体を起こした玲奈が、ベッドの対面の壁の方に目を向けた。釣られるように視線を動かした先で、シルフィが壁に背を埋める形で倒れ込んでいた。
「シルフィさん!」
仁が駆け寄ってシルフィの体を抱き起した。とても細く、軽い体だった。
「ジン……さ……ん……間に……合った……んで……す……ね」
「シルフィさん、無理にしゃべらないで!」
仁はシルフィを抱きかかえながら、アイテムリングから回復薬を取り出し、シルフィの口の中に流し込む。咳き込み吐き出そうとするシルフィの背をさすり、無理やり飲み込ませる。
「シルフィさん、頑張って!」
玲奈が目に涙を浮かべて見守る中、シルフィの呼吸が落ち着いてくる。仁はそっとシルフィを絨毯の上に寝かせた。
「なんとか助かったかな。眠ったみたいだ」
「よかった……本当に良かった……」
手を口に当てた玲奈の目から、涙が零れ落ちた。仁は安堵の息を吐き、玲奈に向き合う。薄手のネグリジェから大事な部分が薄らと見えてしまっているが、今は気にしている場合ではない。これからどう動くか、仁の頭は高速回転を始めるが、視線は胸のある一点、いや二点に釘付けになっていた。真剣な表情で何か考え込んでいる仁を、玲奈は不安げに眺める。
「何をしている!」
唐突に扉から2人の騎士が部屋に入ってきた。先ほど仁の部屋の前で引き倒した騎士たちだった。瞬間、仁が弾かれたように騎士たちに迫った。体を沈めて視界から逃れ、騎士の腹の辺りに両の手のひらをそれぞれ触れさせた。瞬時に練り上げた魔力を両手から放ち、現象へと変換する。
「雷撃!」
雷撃を受けた騎士たちが痙攣を起こして倒れ込んで来るのを支え、ゆっくりと床に横たわらせた。耳を澄まして周囲の気配を探る。すぐ近くに人の気配はなく、一息ついて扉を閉め、照明の魔道具を起動させた。玲奈が呆けたように口を開けたまま固まっていた。仁は決断を下した。
「玲奈ちゃん。逃げよう」
「仁くん、本当に強いんだね……え、逃げる……?」
「うん。こうなってしまった以上、もう帝国にはいられないよ」
倒れたままピクリとも動かないガウェインを見やり、仁はアイテムリングから捕縛用の縄を取り出して簀巻きにして転がす。騎士二人も同様に動けないように拘束した。続いてアイテムリングから濃緑色のチュニックとズボンのセットを2セット取り出し、片方を玲奈に渡す。
「男物で申し訳ないけど、急いでこれに着替えて」
「え?」
「さすがにその格好で出歩かせるわけにはいかないよ」
再び仁の視線が吸い寄せられるように玲奈の胸部に向かう。玲奈の視線が追従する。
「わきゃっ!」
ネグリジェの上から透けて見える自分の大事な突起が目に入り、玲奈はその場に勢いよくしゃがみこんだ。先ほどの仁の視線の先に思い至り、頬を赤く染めながら唸る。
「スケスケな玲奈ちゃんも、それを恥ずかしがる玲奈ちゃんも可愛くて大好きだけど、今は一刻を争う状況なんだ。急いでくれると嬉しい。急いでくれなくても嬉しいけど、やっぱり急いでほしい」
「わかったから、あっち向いてて!」
仁は素直に後ろを向いた。遊んでいる場合ではないのだ。玲奈の着替えの音に耳を傾けながら、自分も着替え始める。ネグリジェを脱ぎ捨ててズボンを下ろす。
「わっ!」
背後から可愛い悲鳴が聞こえた。何事かと振り返ろうとすると、薄ピンクの布が飛んできて仁の顔を覆った。とてもいい匂いがした。
「こっち向いちゃダメだよ!」
「ごめん。玲奈ちゃんが急に悲鳴を上げるから、何か起こったのかと思って」
「う……それは私が悪かったよ」
仁はピンクのネグリジェを頭から剥がし、アイテムリングに大切に収納してから着替えを再開した。
「終わったよ」
玲奈の了承を得てから振り向き、今度はミスリル製の剣と剣帯、鉄製の胸当てを取り出し、玲奈に渡す。玲奈の目が大きく見開かれた。
「え。今どこから出したの?」
「後で説明するよ。今は気にしないで」
「う、うん。わかった」
仁が同様に取り出した物を身に付けるのを見ながら、玲奈が真似て装着する。
「できたよ」
「うん。あと、そこにある元の世界の服も預かっておくね」
仁がベッドの脇に置いてあった服をアイテムリングに取り込む。手品のように瞬時に消えてしまったのを目にした玲奈が口を開いて一瞬固まるが、なんとか疑問を飲み込んだようだった。
「よし。行こう」
玲奈が頷くのを確認し、照明を落としてから、扉をゆっくりと押し開く。慌てたように近づいてくる金属音が聞こえた。
「玲奈ちゃんはそこで待機!」
言うなり仁は部屋を飛び出す。仁に与えられていた部屋の方向から、3人の騎士が近づいてくるのが見えた。一人の甲冑は、赤色だった。
「ガウェイン……!」
肩を抑えて呻くガウェインが顔を上げた瞬間、思いっきり顎を蹴り上げる。そのまま頭から後方へ数メートル吹っ飛んだガウェインが、びくんと一度と大きく跳ねて動きを止めた。
「仁くん……」
霞む声で我に返って、玲奈に駆け寄り、深く深く頭を下げる。
「玲奈ちゃん、遅くなってごめん」
「仁くん、ありがとう。大丈夫。まだ何もされてないよ。それより、シルフィさんが……」
震える体を起こした玲奈が、ベッドの対面の壁の方に目を向けた。釣られるように視線を動かした先で、シルフィが壁に背を埋める形で倒れ込んでいた。
「シルフィさん!」
仁が駆け寄ってシルフィの体を抱き起した。とても細く、軽い体だった。
「ジン……さ……ん……間に……合った……んで……す……ね」
「シルフィさん、無理にしゃべらないで!」
仁はシルフィを抱きかかえながら、アイテムリングから回復薬を取り出し、シルフィの口の中に流し込む。咳き込み吐き出そうとするシルフィの背をさすり、無理やり飲み込ませる。
「シルフィさん、頑張って!」
玲奈が目に涙を浮かべて見守る中、シルフィの呼吸が落ち着いてくる。仁はそっとシルフィを絨毯の上に寝かせた。
「なんとか助かったかな。眠ったみたいだ」
「よかった……本当に良かった……」
手を口に当てた玲奈の目から、涙が零れ落ちた。仁は安堵の息を吐き、玲奈に向き合う。薄手のネグリジェから大事な部分が薄らと見えてしまっているが、今は気にしている場合ではない。これからどう動くか、仁の頭は高速回転を始めるが、視線は胸のある一点、いや二点に釘付けになっていた。真剣な表情で何か考え込んでいる仁を、玲奈は不安げに眺める。
「何をしている!」
唐突に扉から2人の騎士が部屋に入ってきた。先ほど仁の部屋の前で引き倒した騎士たちだった。瞬間、仁が弾かれたように騎士たちに迫った。体を沈めて視界から逃れ、騎士の腹の辺りに両の手のひらをそれぞれ触れさせた。瞬時に練り上げた魔力を両手から放ち、現象へと変換する。
「雷撃!」
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「玲奈ちゃん。逃げよう」
「仁くん、本当に強いんだね……え、逃げる……?」
「うん。こうなってしまった以上、もう帝国にはいられないよ」
倒れたままピクリとも動かないガウェインを見やり、仁はアイテムリングから捕縛用の縄を取り出して簀巻きにして転がす。騎士二人も同様に動けないように拘束した。続いてアイテムリングから濃緑色のチュニックとズボンのセットを2セット取り出し、片方を玲奈に渡す。
「男物で申し訳ないけど、急いでこれに着替えて」
「え?」
「さすがにその格好で出歩かせるわけにはいかないよ」
再び仁の視線が吸い寄せられるように玲奈の胸部に向かう。玲奈の視線が追従する。
「わきゃっ!」
ネグリジェの上から透けて見える自分の大事な突起が目に入り、玲奈はその場に勢いよくしゃがみこんだ。先ほどの仁の視線の先に思い至り、頬を赤く染めながら唸る。
「スケスケな玲奈ちゃんも、それを恥ずかしがる玲奈ちゃんも可愛くて大好きだけど、今は一刻を争う状況なんだ。急いでくれると嬉しい。急いでくれなくても嬉しいけど、やっぱり急いでほしい」
「わかったから、あっち向いてて!」
仁は素直に後ろを向いた。遊んでいる場合ではないのだ。玲奈の着替えの音に耳を傾けながら、自分も着替え始める。ネグリジェを脱ぎ捨ててズボンを下ろす。
「わっ!」
背後から可愛い悲鳴が聞こえた。何事かと振り返ろうとすると、薄ピンクの布が飛んできて仁の顔を覆った。とてもいい匂いがした。
「こっち向いちゃダメだよ!」
「ごめん。玲奈ちゃんが急に悲鳴を上げるから、何か起こったのかと思って」
「う……それは私が悪かったよ」
仁はピンクのネグリジェを頭から剥がし、アイテムリングに大切に収納してから着替えを再開した。
「終わったよ」
玲奈の了承を得てから振り向き、今度はミスリル製の剣と剣帯、鉄製の胸当てを取り出し、玲奈に渡す。玲奈の目が大きく見開かれた。
「え。今どこから出したの?」
「後で説明するよ。今は気にしないで」
「う、うん。わかった」
仁が同様に取り出した物を身に付けるのを見ながら、玲奈が真似て装着する。
「できたよ」
「うん。あと、そこにある元の世界の服も預かっておくね」
仁がベッドの脇に置いてあった服をアイテムリングに取り込む。手品のように瞬時に消えてしまったのを目にした玲奈が口を開いて一瞬固まるが、なんとか疑問を飲み込んだようだった。
「よし。行こう」
玲奈が頷くのを確認し、照明を落としてから、扉をゆっくりと押し開く。慌てたように近づいてくる金属音が聞こえた。
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