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第2章 海を目指して
第9話 ヒューナ村
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とある男は、荒野を歩いていた。
1歩ずつ、1歩ずつ。
その男はまるで勇敢な騎士……いや、
勇者の姿であった。
夕暮れ前、私たちは目的としていた村の前までたどり着いていた。
「やっと着いた。ここが……」
「あぁ、ヒューナ村だ」
見るとそこには質素な村が広がっていた。
家畜を飼育していたり、大きな畑、細い川、田舎な景色が広がる村。
「夕陽がすごく映えるね」
「主様、ここの魔力はすごく透き通ってます……!」
「うん、すごく心地いいよー!」
「川は小さいわね~」
「それも一種の風情だろう」
ズダダダダダダ!!
「……?」
すると遠くから、若い男が走って近づいてくるのが見えた。
今精霊たちは全員変装してるし、別に不審な点なんて無いと思うが……?
「君きみ! 君ってもしかしなくても、白猫族だよね!」
「えっと、まぁ、はい?」
「こ、これは伝説だぁ……!」
何なのこの人……!? 目があらぬ方向を向いている……! 普通に怖い!!
「素晴らしい! この子は一体誰の何なのだね!? 君たちは冒険者のようにも見えるが、どちらかと言うと旅人であろう!!」
「何なのこの人ー!?」
「目がマジモノなんだけど!?」
火炎魔法『大精霊の獄炎』!!
「ちょっ、待って待って!」
この混沌とした人に魔法を撃とうとしているサラマンダー!!
「ちょっ、それは流石に!!」
だがサラマンダーの目の前に腕が広げられた。
それはモースの腕で、状況判断をしたサラマンダーは魔法を止める。
「すまない、あまり目立ちたくないのでな。あまり騒ぎすぎないようにしてもらえるかな」
「モースぅ……!」
「あっ、それは大変失礼しました!!」
イカれた人だと思っていたが、思ったより物聞きが良かった。
「ようこそヒューナ村へ! 申し遅れました、ワタクシこの村の村長の息子、ロイロと申します。以後お見知りおきを」
村長の息子か……。
「ロイロ、だよね? なんでそんなに興奮してるの?」
「白猫族から話しかけられるとは初めてでワタクシ感激でございます……、ではなく、そもそも白猫族は絶滅した存在であるはずなんですよ」
「絶滅?」
「話せば長くなります……! したがってワタクシの経営している宿へと行きましょう! 皆様方なら5割引で提供いたしますよ!」
「お金取るんだ!?」
「ええ勿論、稼ぎ時には稼いでおかないといけませんものねぇ?」
ちゃんとしてるなぁ……。でも逆に好印象かもしれないと思った。言葉の裏は感じ取れないし、ここはついて行ってみようと思う。
「ふふっ、面白いね。私は別に行ってもいいと思うけど、皆はどう思う?」
「そうね~、悪い気は感じないし、別について行ってもいいんじゃないかしらねぇ~?」
「僕も同感です」
「ふむ、満場一致だな」
「私のセリフ取られたんだけど!? いやまぁ別にいいんだけど!」
「おぉ、皆様揃って来てくれるのですか! 光栄にございます! それでは宿まで案内するのでこちらへ!」
そしてロイロは早々と歩き始めた。
ロイロについて行く間、私は村を見渡す。
「なんだか落ち着く村だね」
「お世辞にも広いとは言えんが、確かに豊かな情景だ」
「そうでしょう? この村は我々の誇りなんです」
「あっ、ロイロさん! その人たちは一体?」
村人の1人と思われる女性がロイロに話しかける。
「シャクナさん! この人たちはこの村に訪れた旅人ですよ!」
「へぇー、珍しいね。ゆっくりしていってね!」
「うん、ありがとう!」
温かい人だな。すごく安心する。
そんな感じでロイロについて行き数分後、私たちは宿の前までたどり着いた。
この村にしてはとても大きな建物だ。木製ではあるものの、豪勢さが感じられる。
「ここがワタクシの経営している宿屋『リンゴロ』でございます! ささ、どうぞ中へ……!」
案内されるがまま、私たちは宿に入る。宿の中は明るく、花瓶などの置物が少し置いてある程度に質素であった。
「へぇ……! 思ったよりもいいじゃん……!」
「そうね~。心地よくゆっくり出来そうね~」
「間違えて燃やしちゃいそう」
「やめてよね!?」
怖いことを言う。サラマンダーなら下手したらやりかねないから本当に怖い。
「ふむ、だがいい内装だ。個室に案内してもらってもいいか?」
「えーと、その前にお金に関してなんですが……」
「うん、ちょっとまっててね。……お金?」
そういえば私、この世界に来てからお金なんて触れたことない……。
「あ」
「「「「あ」」」」
恐ろしい程に同じ反応をした私たち。……てことは。
「誰もお金持ってない……?」
「「「「……」」」」
誰もお金を持っていなかった。
「もしかして、誰もお金を持っていないのですか……?」
私たちは無言で頷く。
それを見たロイロは呆れたような表情を露呈した。
「仕方がないですね……。あなた方は久しぶりのお客様ですから、ツケ払いということにしておきましょう」
「あぁぁぁ……! ありがとうロイロ!」
「その代わり! ちゃんと5人分のお金は払ってもらいますからね!」
「うん、もちろんだよ!」
ロイロが優しい人でホントに良かった。でもどうやってお金を稼ごうかなぁ……。
「それでは個室に案内致しますが、5人一部屋ずつがよろしいでしょうか? それとも一部屋に致しますか?」
「えー、そうだな……」
「せっかくこんな良くしてくれてるんだし、贅沢に5部屋借りちゃおうよー!」
「あぁ、いいねそれ」
シルフの提案を許諾し、5部屋を借りることにする。
「それでは5部屋ですね。こちらはそれぞれの部屋の鍵です。個室は2階になりますので、ごゆっくりどうぞ」
「ありがとうございます」
そして私たちは2階に上がる。細い廊下が続いており、片方の横には窓が、もう片方の横にはそれぞれの部屋があった。
「お食事を提供するので、少ししたら戻ってきてくださーい!」
「わかりましたー!」
食事かぁ。丁度今は日が暮れた頃だ。そこそこお腹も空いていたので嬉しい。
「じゃあ私1番奥もーらい!」
「なっ、シルフずるい! 僕も奥がいい!」
「へっへー、早い者勝ちだよー」
「むー、燃やすぞ!!」
「ちょっと待ってそれは洒落にならないって」
「あらあら~」
部屋の争奪戦が始まった。シルフもサラマンダーも全く……。
「ふむ、ならば私は1番手前の部屋にしよう。1番人気も無さそうだし、いざと言う時の護衛にもなるだろう」
「確かに。じゃあ僕も手前から2番目にするかな」
「ちょっと! それじゃ私ががめついみたいになるじゃん!」
「でも実際……」
「ね~」
「うがぁー!!」
「じゃあ私は真ん中で」
「いいわよ~」
一悶着はあれど無事にそれぞれの部屋が決まり、私たちはそれぞれの荷物を部屋に置く。そしてロイロにしたがって、1階に下りる。
「とりあえずロビーに来たけど……」
「皆様、こちらになります!」
声のするほうを向くと、ロイロが手を振りながら別の部屋にいた。
そちらへと行くと、大きなテーブルにそれぞれの夕飯が置いてあった。
「おぉ、すごい!」
「ささ、皆様席にお着き下さい」
そして私たちはそれぞれ席に着く。
それと一緒に私の向かい側にロイロが座った。
「白猫族の話を早速……と思いましたが、せっかくの料理ですので、冷めないうちにいただいてください」
「うん、そうするよ」
今日の献立はシチューかな? ホワイトクリームのシチューの温かな香りが食欲を加速させた。
「いただきます」
1口シチューを口に運ぶ。
……!!
美味しい……! 中に入っているお肉の肉汁と濃厚なクリームが絡み合い、見事なハーモニーを奏でている……! その中で根菜の存在が、力強さを失わせずにサッパリ感を生み出している!
「美味しいよロイロ!」
「それは光栄です!」
「ふむ、美味いな」
「おいしー!」
「これの中々良いわね~」
「うん、美味い」
みんなもこのシチューを気に入ったようだ。
そうして私たちはシチューを完食する。
「はぁ、ごちそうさま」
喉奥で温められた空気を吐き出す。なんとなく気分が酩酊し、心地よい。
「お粗末さまでした」
「……それじゃ本題に入ってもらってもいい?」
「ええ。ワタクシの知る限りの白猫族の歴史をお伝えいたします」
ロイロの顔から客前の作り笑顔が消失し、憎悪の念が滲み出てきた。
1歩ずつ、1歩ずつ。
その男はまるで勇敢な騎士……いや、
勇者の姿であった。
夕暮れ前、私たちは目的としていた村の前までたどり着いていた。
「やっと着いた。ここが……」
「あぁ、ヒューナ村だ」
見るとそこには質素な村が広がっていた。
家畜を飼育していたり、大きな畑、細い川、田舎な景色が広がる村。
「夕陽がすごく映えるね」
「主様、ここの魔力はすごく透き通ってます……!」
「うん、すごく心地いいよー!」
「川は小さいわね~」
「それも一種の風情だろう」
ズダダダダダダ!!
「……?」
すると遠くから、若い男が走って近づいてくるのが見えた。
今精霊たちは全員変装してるし、別に不審な点なんて無いと思うが……?
「君きみ! 君ってもしかしなくても、白猫族だよね!」
「えっと、まぁ、はい?」
「こ、これは伝説だぁ……!」
何なのこの人……!? 目があらぬ方向を向いている……! 普通に怖い!!
「素晴らしい! この子は一体誰の何なのだね!? 君たちは冒険者のようにも見えるが、どちらかと言うと旅人であろう!!」
「何なのこの人ー!?」
「目がマジモノなんだけど!?」
火炎魔法『大精霊の獄炎』!!
「ちょっ、待って待って!」
この混沌とした人に魔法を撃とうとしているサラマンダー!!
「ちょっ、それは流石に!!」
だがサラマンダーの目の前に腕が広げられた。
それはモースの腕で、状況判断をしたサラマンダーは魔法を止める。
「すまない、あまり目立ちたくないのでな。あまり騒ぎすぎないようにしてもらえるかな」
「モースぅ……!」
「あっ、それは大変失礼しました!!」
イカれた人だと思っていたが、思ったより物聞きが良かった。
「ようこそヒューナ村へ! 申し遅れました、ワタクシこの村の村長の息子、ロイロと申します。以後お見知りおきを」
村長の息子か……。
「ロイロ、だよね? なんでそんなに興奮してるの?」
「白猫族から話しかけられるとは初めてでワタクシ感激でございます……、ではなく、そもそも白猫族は絶滅した存在であるはずなんですよ」
「絶滅?」
「話せば長くなります……! したがってワタクシの経営している宿へと行きましょう! 皆様方なら5割引で提供いたしますよ!」
「お金取るんだ!?」
「ええ勿論、稼ぎ時には稼いでおかないといけませんものねぇ?」
ちゃんとしてるなぁ……。でも逆に好印象かもしれないと思った。言葉の裏は感じ取れないし、ここはついて行ってみようと思う。
「ふふっ、面白いね。私は別に行ってもいいと思うけど、皆はどう思う?」
「そうね~、悪い気は感じないし、別について行ってもいいんじゃないかしらねぇ~?」
「僕も同感です」
「ふむ、満場一致だな」
「私のセリフ取られたんだけど!? いやまぁ別にいいんだけど!」
「おぉ、皆様揃って来てくれるのですか! 光栄にございます! それでは宿まで案内するのでこちらへ!」
そしてロイロは早々と歩き始めた。
ロイロについて行く間、私は村を見渡す。
「なんだか落ち着く村だね」
「お世辞にも広いとは言えんが、確かに豊かな情景だ」
「そうでしょう? この村は我々の誇りなんです」
「あっ、ロイロさん! その人たちは一体?」
村人の1人と思われる女性がロイロに話しかける。
「シャクナさん! この人たちはこの村に訪れた旅人ですよ!」
「へぇー、珍しいね。ゆっくりしていってね!」
「うん、ありがとう!」
温かい人だな。すごく安心する。
そんな感じでロイロについて行き数分後、私たちは宿の前までたどり着いた。
この村にしてはとても大きな建物だ。木製ではあるものの、豪勢さが感じられる。
「ここがワタクシの経営している宿屋『リンゴロ』でございます! ささ、どうぞ中へ……!」
案内されるがまま、私たちは宿に入る。宿の中は明るく、花瓶などの置物が少し置いてある程度に質素であった。
「へぇ……! 思ったよりもいいじゃん……!」
「そうね~。心地よくゆっくり出来そうね~」
「間違えて燃やしちゃいそう」
「やめてよね!?」
怖いことを言う。サラマンダーなら下手したらやりかねないから本当に怖い。
「ふむ、だがいい内装だ。個室に案内してもらってもいいか?」
「えーと、その前にお金に関してなんですが……」
「うん、ちょっとまっててね。……お金?」
そういえば私、この世界に来てからお金なんて触れたことない……。
「あ」
「「「「あ」」」」
恐ろしい程に同じ反応をした私たち。……てことは。
「誰もお金持ってない……?」
「「「「……」」」」
誰もお金を持っていなかった。
「もしかして、誰もお金を持っていないのですか……?」
私たちは無言で頷く。
それを見たロイロは呆れたような表情を露呈した。
「仕方がないですね……。あなた方は久しぶりのお客様ですから、ツケ払いということにしておきましょう」
「あぁぁぁ……! ありがとうロイロ!」
「その代わり! ちゃんと5人分のお金は払ってもらいますからね!」
「うん、もちろんだよ!」
ロイロが優しい人でホントに良かった。でもどうやってお金を稼ごうかなぁ……。
「それでは個室に案内致しますが、5人一部屋ずつがよろしいでしょうか? それとも一部屋に致しますか?」
「えー、そうだな……」
「せっかくこんな良くしてくれてるんだし、贅沢に5部屋借りちゃおうよー!」
「あぁ、いいねそれ」
シルフの提案を許諾し、5部屋を借りることにする。
「それでは5部屋ですね。こちらはそれぞれの部屋の鍵です。個室は2階になりますので、ごゆっくりどうぞ」
「ありがとうございます」
そして私たちは2階に上がる。細い廊下が続いており、片方の横には窓が、もう片方の横にはそれぞれの部屋があった。
「お食事を提供するので、少ししたら戻ってきてくださーい!」
「わかりましたー!」
食事かぁ。丁度今は日が暮れた頃だ。そこそこお腹も空いていたので嬉しい。
「じゃあ私1番奥もーらい!」
「なっ、シルフずるい! 僕も奥がいい!」
「へっへー、早い者勝ちだよー」
「むー、燃やすぞ!!」
「ちょっと待ってそれは洒落にならないって」
「あらあら~」
部屋の争奪戦が始まった。シルフもサラマンダーも全く……。
「ふむ、ならば私は1番手前の部屋にしよう。1番人気も無さそうだし、いざと言う時の護衛にもなるだろう」
「確かに。じゃあ僕も手前から2番目にするかな」
「ちょっと! それじゃ私ががめついみたいになるじゃん!」
「でも実際……」
「ね~」
「うがぁー!!」
「じゃあ私は真ん中で」
「いいわよ~」
一悶着はあれど無事にそれぞれの部屋が決まり、私たちはそれぞれの荷物を部屋に置く。そしてロイロにしたがって、1階に下りる。
「とりあえずロビーに来たけど……」
「皆様、こちらになります!」
声のするほうを向くと、ロイロが手を振りながら別の部屋にいた。
そちらへと行くと、大きなテーブルにそれぞれの夕飯が置いてあった。
「おぉ、すごい!」
「ささ、皆様席にお着き下さい」
そして私たちはそれぞれ席に着く。
それと一緒に私の向かい側にロイロが座った。
「白猫族の話を早速……と思いましたが、せっかくの料理ですので、冷めないうちにいただいてください」
「うん、そうするよ」
今日の献立はシチューかな? ホワイトクリームのシチューの温かな香りが食欲を加速させた。
「いただきます」
1口シチューを口に運ぶ。
……!!
美味しい……! 中に入っているお肉の肉汁と濃厚なクリームが絡み合い、見事なハーモニーを奏でている……! その中で根菜の存在が、力強さを失わせずにサッパリ感を生み出している!
「美味しいよロイロ!」
「それは光栄です!」
「ふむ、美味いな」
「おいしー!」
「これの中々良いわね~」
「うん、美味い」
みんなもこのシチューを気に入ったようだ。
そうして私たちはシチューを完食する。
「はぁ、ごちそうさま」
喉奥で温められた空気を吐き出す。なんとなく気分が酩酊し、心地よい。
「お粗末さまでした」
「……それじゃ本題に入ってもらってもいい?」
「ええ。ワタクシの知る限りの白猫族の歴史をお伝えいたします」
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