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「…ここは、どこ?」
…私、そうだ。そういえば…
「貴女、ここで何をしておる」
「わっ」
シュバッ
「…!?」
しまった、つい癖で回り込んで首に手刀を当ててしまった。
「あっ、ごめんなさい、敵意は無くて…その…」
急いで手を離す。
私が手刀をかけた相手は老人で、人…であはるが、人じゃない…?
「ふははは! よかろう、気に入ったぞ!」
「…え?」
これは暗殺者として頂点を飾る暗殺者が転生し、四大精霊に好かれ、冒険者として日銭を稼ぎ、時に人を守り、時に殺め、時に世界をも救う…。そんな物語である…!
文字数 67,383
最終更新日 2025.12.14
登録日 2025.10.28
「秋田犬にはもう飽きた件www」
「おまっwおもんなすぎるだろww」
俺、坂村 透はふと思いついたダジャレを友達に言い、しょうもなく笑い転げていた。男子高校生なんて、所詮こんなもんだ。
だがしかし、こんな俺にも彼女がいる。
「おーい、一緒に帰ろうぜ」
「…」
今日は珍しく黙っている少女、小町 奈切は俺の彼女だ。だが、今日はなんか静かだな…?
「…………いで…」
「……?」
「……でな……で」
「どうかしたか?」
「捨てないでぇ〜〜〜!!」
奈切は胸に抱きつき、わんわんと泣き始める。
「私のどごがわりがったん!?直すから、直すから!!私のこど捨でないでぇ〜〜!!」
「どうしたんだ急に!!」
「透、好き好き好き好き!!!大好きだがらぁ〜!!透の彼女のままでいさせでやぁ〜!!」
一体全体どうしてこうなってしまったんだ!?
これは秋田出身犬系彼女……もとい秋田犬系彼女と過ごすラブコメディである!!
文字数 27,124
最終更新日 2025.09.28
登録日 2025.09.13
『ニュースキルを手に入れました』
「これは伝説の…天啓?」
ステータス値上昇率0.05倍という性能で両親に捨てられ、冒険者としてギリギリで生きている俺、アリアはある日天啓を受けた。Aランクの魔物から逃げ切り、なんとか一命を取り留め、身を潜めていた時だった。
「確率だけで言ったら1000億人に1人、つまり3000年に1人の逸材がこの俺ってことか…!」
そしてステータス欄を見てみる。そこには…
『拳皇』
武器を使うと全ステータス×0倍!!
…は?
いや、まてまてまて、ってことは一生武器が使えなくなっ…
「そんなぁーーー!」
こうして有り得ないほど涙が出て泣きじゃくる俺は気がつかなかった。
攻撃力の欄の数値が、『限界突破:極』となっていたことに。
文字数 3,124
最終更新日 2025.08.19
登録日 2025.08.19
「…鯨だ。白鯨だ」
いじめられっ子である浜園 益絵は、崖の下の白鯨を見下ろす。
『キュウーーーン』
「鳴いてる…?私を…呼んでるの…?」
少女は、崖から滑り落ちた。
文字数 4,827
最終更新日 2025.08.19
登録日 2025.08.19
「転生するわ」
「「!?!?」」
「何言ってるんですか大賢者様!?」
「貴方がいなくなったら誰が魔術の真相まで近づけると…!?」
「大賢者様…!?」
「…」
「…」
「…転生しよ」
「ちょっとぉ!?」
そんな訳で、私は転生する事に決めた。なぜかって?そんなの決まってるさ。飽きたんだよ、魔術の探求にしか目がいかない周りの奴らに。筋書きでしか寄ってこない周りの人間に。
誰かの人の温もりが欲しくなった。
交友関係ならいくらでも広げられる。女ならいくらでも抱ける。大賢者はこの世で最強の称号なのだから。でもそんなの、人の温もりとは言わない。
そうこれは、転生先では師匠に出会って、九尾の狐少女を拾って、居酒屋を開いて!そんなほのぼのスローライフである!
文字数 17,842
最終更新日 2025.08.11
登録日 2025.07.09
寿司って、なぜここまで素晴らしいのだろうか?
私は今年28歳になったばかりのただのおじさんです。ある日いつものように寿司を食いに行きつけの店に行ったんだ。誕生日プレゼントとして自分に買ってやった寿司。最高だったねぇ。でもその寿司屋からの帰りの途中で交通事故に遭ってしまってね。二度と辿り着く事はできなくなっちゃったんだよ。
でも目覚めたら荒れ果てた地に立っていて…?
ただ寿司好きなおじさんの冒険(?)が、今ここに開幕する!!!
文字数 43,913
最終更新日 2025.08.11
登録日 2025.02.11
ある一夜、俺は幼馴染と再開する。
お祭りの最中、たこ焼きの屋台の前でたこ焼きを頬張っていた彼女は、この世のものとは思えないほど美しかった。
文字数 5,242
最終更新日 2025.07.19
登録日 2025.07.19
仲間がいれば、俺だってーーー!
そう思い1人ダンジョンに潜るも、S級モンスターに出会ってしまう。逃げ惑い、抵抗するも、遂に行き止まりに辿り着いてしまった。
絶体絶命かと思ったその時、後ろの壁が開く。細い道を転がった先。そこにあったのは、宝物庫であった。
適正外の武器、俺には関係ない魔術の巻物、俺でも普通に付与出来るほどの付与武器、めちゃくちゃ渋かった。
だが奥に1つ、祀られている秘宝があった。
『このジュエル、触れれば貴殿に、この世にある50億の職の中から1つ追加で与えん。確率はそれぞれ一定。貴殿の運勢を見せてみよ』
この宝石は触れるだけでこの世にあるジョブからランダムで1つ追加…だと!?しかもレア職業ってのは確率が極端に低くなるはずなのに、確率が一定なんて、国宝…いやこれを巡っての戦争レベルだぞ…!?
これは俺が使うしかない!これ以上不遇職が増えるのは勘弁だけど、短剣使いじゃなきゃ不遇職とは言わないよな…!これに触れるだけで、か。
そして俺はジュエルに触れることにした。
触れるジュエル
望まぬ職業
零れる涙
不遇職しか持たない彼の冒険やいかにーーー?
文字数 10,269
最終更新日 2025.03.28
登録日 2025.03.15
ある日突如、空から人型の機械が現れた。体長は個体によって様々、特性も様々であった。奴ら惨虐を繰り返し、人類の数はみるみるうちに減っていった。そのため人類は、シェルターで生活することを余儀なくされた。人類はそれらの機械を「ファントム」と呼び、対抗手段を探し続けた。
ある日、とある科学者がファントムへの対抗手段を見つけた。奴らが発生すると同時に世界各地に生まれた植物、鉱石、そしてファントム自体を素材にして製作する特殊対ファントム機構を発明。その名を「リアリホープ」。
そうして、人類はファントムへと対抗する。
文字数 6,988
最終更新日 2025.03.01
登録日 2025.01.27
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