女主人公 小説一覧

14,948件
1

気持ちは移ろうものですから

10年間婚約している幼馴染の様子がおかしい。 話しかけても「ああ」。 何を聞いても「ああ」。 ついにはエスコートまで忘れて、どうやらディアンのヘソはどこかを向いてしまったらしい。 そんなある日、学園で妙な噂を耳にした。 私が、愛し合う二人を金の力で引き裂いている、と。 ……初耳ですが? しかもディアンには「真実の愛」のお相手までいるらしい。 なるほど。 どうやらヘソだけではなく、気持ちまでどこかを向いてしまったようだ。
2

離縁された公女の婦人雑誌相談室 ~結婚してから帰るのは、荷造りが大変です~

ダマスク王国ナタール公爵家の公女エディットは、隣国アジュール王国のムスク公爵家へ嫁いで三年。 子供に恵まれなかったことを理由に、夫カスクドは側室アリエッタを正妻にすることを望み、エディットとの婚姻は終わった。 実家へ戻ったエディットを、家族は何も聞かず迎えてくれた。 それはありがたい。ありがたいのだが。 「……暇だわ」 公爵夫人として忙しく暮らしていた三年間から一転、することがない。 そんなある日、侍女がメイドから借りていた婦人雑誌『麗しき婦人』を手に取ったエディットは、「いつまでも夫に愛される妻でいるために」という記事を見つける。 笑顔で迎える。家庭を整える。夫の仕事に余計な口を出さない。身なりを怠らない。そして夫婦に問題が起きたら、まず妻が自分を省みる。 「……全部やったわね」 それでも離縁されたエディットは、編集部へ一通の投稿を送る。 それが掲載され、読者から次々と相談が集まり始めた。 婚約者に親しい女性がいる?「結婚なさらなければよろしいのではないでしょうか」 子供ができないのは妻の責任?「医師へ行くのであれば、ご夫婦でどうぞ。子供は妻一人では作れませんので」 そしてついに、出戻って暇を持て余していた公女は、匿名の「アルバ夫人」として婦人雑誌の相談員になる。 離縁から始まる、公女と婦人雑誌のお仕事物語。 ※初日以外は6時と17時の更新となります。
3

転生したら捨てられたが、拾われて楽しく生きています。

2026.05下旬 7巻刊行予定 2026.3月上旬 文庫1巻刊行 2026.2下旬 コミカライズ3巻刊行 寺崎美里亜は異世界転生をするが、5ヶ月で教会の前に捨てられてしまう。 しかも、寒い中、誰も通らないところに…… あー、詰んだ と思っていたら、後に宿屋を営む夫婦に拾われミリアナという名前を授けてもらう。 ありがたいことに魔法はチート級だ! こ、これは、大好きな家族、それからお菓子や食べ物のために使います! でも、思ったより異世界の食事事情は厳しい……これはミリアナが楽しく生きながら奮闘する話。 2025.4月下旬6巻刊行 2025.2月下旬コミックス2巻刊行 2024.7月下旬5巻刊行 2024.6月下旬コミックス1巻刊行 2024.1月下旬4巻刊行 2023.12.19 コミカライズ連載スタート 2023.9月下旬三巻刊行 2023.3月30日二巻刊行 2022.11月30日一巻刊行 コメント欄を解放しました。 誤字脱字のコメントも受け付けておりますが、必要箇所の修正後コメントは非表示とさせていただきます。また、ストーリーや今後の展開に迫る質問等は返信を控えさせていただきます。 書籍の誤字脱字につきましては近況ボードの『書籍の誤字脱字はここに』にてお願いいたします。 出版社との規約に触れる質問等も基本お答えできない内容が多いですので、ノーコメントまたは非表示にさせていただきます。 よろしくお願いいたします。
4

記憶を失ったら、愛していた婚約者は「ただのクズ」だと気づきました

婚約者ダミアンの口から出されるのは、いつだって彼のもう一人の幼馴染――病弱で儚げな子爵令嬢、セシリア・フォスターの名だった。 『すまない、マリエル。セシリアは体が弱くて、僕がついていてやらないと駄目なんだ。君はしっかりしているから、一人でも大丈夫だろう?』 (「しっかりしているから」……。私は、寂しくないとでも思われているのかしら) 本当はしっかり者などではないし、あなたに愛してほしいのに。
5

わたしの香りを恋人の手柄にした夫と離縁します。宮廷の香りも母の秘伝も引き上げますので。香りで私を見分ける盲目の少女と隣国の大公が迎えに来ます

調香師の子爵夫人マティルダは、母から継いだ秘伝の香りで宮廷御用達の看板を支えてきた。だが夫は、その香りを社交界の花ビアンカが調えたものと偽り、マティルダを地味な古女房と蔵に押し込める。ならば、と彼女は動いた。原料の道、二十年の顧客、母の処方。香りを生むものすべてを静かに引き上げ、離縁する。看板だけが残った子爵家に、宮廷御用達の資格はもう戻らない。そして香りで人を見分ける盲目の少女と、香りだけで本物を探し当てた隣国の大公が、彼女の手を取った。人は名に騙されても、鼻は嘘を見抜く。全六話。
6

十歳で別荘に置いていかれた令嬢の私、動くぬいぐるみたちと楽しく暮らします ~国一番の魔法使いの大叔父様が、跡継ぎにして甘やかしてきます~

この別荘では、ぬいぐるみがパンを焼く。 令嬢のノエラは、まだ十歳。 姉ばかりかわいがる母ヘンリエッタに、古い別荘へ置いていかれた。 けれど、ノエラにはぬいぐるみを動かす魔法がある。 くまは畑を耕し、うさぎは洗濯物をたたみ、ねこは町の迷子を探しに行く。 別荘に住むのは、子ども嫌いで有名な大叔父。 その大叔父が、働くぬいぐるみたちを見るなり言った。 「この子は、わしの跡継ぎにする」 国一番の魔法使いの大叔父は、その日からノエラにだけ甘くなった。 新しいドレスに絵本に焼き菓子と、大叔父は毎日なにかを買ってくる。 王都からも、えらい魔法使いたちが跡継ぎの顔を見に来る。 「ノエラ、迎えに来たのよ。さあ、帰りましょう」 跡継ぎと聞いて慌てて来た母と姉は、ぬいぐるみたちに門の前で通せんぼされた。 大叔父様は、ぬいぐるみたちにパンの焼き方を習い始めました。
7

【完結】『落とし物拾い』はEランクだけど、すごいスキルでした。

10歳のスキル鑑定で授かったのは、前例のない『落とし物拾い:E』。 名門侯爵家の令嬢エルゼは「落とし物を見つけるだけのハズレスキル」と蔑まれ、冷遇されるようになる。 唯一優しかった母を亡くし、父の再婚後は継母と義妹からも虐げられる日々。 しかも義妹ロミルダがAランクスキルを授かり、エルゼの居場所は完全になくなってしまう。 そして13歳。 濡れ衣を着せられ、ついに侯爵家を追放されてしまった。 ――けれど、誰も知らなかった。 『落とし物拾い』が見つけられるのは、落とした指輪や財布だけではない。 失われた『記憶』。 失われた『魔力』。 失われた『技術』。 そして、人から失われた『生命力』さえも――。 「……これも、『落とし物』なの?」 これは「役立たず」と捨てられた少女が、誰かの失ったものをひとつずつ拾いながら、新しい仲間と居場所を見つけていく物語。 そしていつか彼女は知ることになる。 11歳のあの日――亡くなる直前の母から拾った『生命力の欠片』が、まだ自分の中に残っていることを。 〜各章の簡易説明〜 第一章 追放 第二章 成長 第三章 学園編 第四章 失われた家族 第五章 大地の落とし物編 第六章 聖女候補との再会 第七章 お母様の落とし物編 第八章 月雫の聖杯 第九章 王国の落とし物〜最終章!〜 2026年10月4日13時 連載終了。 その後の小話は随時更新! お付き合いいただきありがとうございます!
8

双子の妹は聖女候補、無属性の私は食の知識で自由に生きます

十五歳の双子の姉妹であるルナとリアは、神殿で属性判定を受けることになる。 そこで妹のリアは、滅多に現れない光属性を持つ聖女候補に。 一方、姉のルナには何の属性もないことが判明した。 妹ばかりを気にかける両親。それだけならまだよかったが、ルナは自分が修道院に入れられる予定だと知ってしまう。 ——だったら、その前に家を出よう。 前世で管理栄養士を目指していた記憶を持つルナは、侍女のミアたちとともに旅に出る。 料理を作ったり、身近な食材の意外な使い道を見つけたり。 時には前世の食と栄養の知識で人を助けながら、ルナは自分らしく自由に生きる道を探していく。
9

婚約破棄が壊したもの――殿下、ご理解いただけましたか?

「君は王太子妃にふさわしくない」 三年間の婚約を突然破棄されたイリナは、あっさりとそれを受け入れた。 そして婚約者として預かっていた王家の契約書を、すべて王太子へ返却する。 引継ぎも必要ない。 あとは官僚に任せればいい。 王太子はそう判断し、その日の夜会で婚約破棄を公表した。 これで、すべて終わったはずだった。 ――三日後。 イリナは国王から緊急の呼び出しを受ける。 王家と取引していた商会が、次々と条件を変え始めたという。 誰も契約を破っていない。 誰も王家を敵視していない。 それなのに、なぜ――?
10

幼馴染を優先する婚約者は、「婚約者」の意味がわかっていない。

婚約者レオンとの約束より、いつも優先される幼馴染のミラ。 「私たちは兄妹みたいなもの」「婚約者だからって束縛するの、重くない?」 そう笑う二人に、エリシアはあっさり婚約解消を告げた。 そして三日後。父とともにレオンの屋敷へ呼ばれたエリシアを待っていたのは、青ざめたレオンとミラ、そして怒りに震える両家の家族たちだった。 「俺は浮気なんてしていない!」 ――だから何だ? これは浮気をしたかどうかの話ではない。
11

妹が後継者に選ばれました。――私の人生はここからでした

侯爵家の長女リディアは、幼い頃から次期当主として育てられてきた。 しかし十七歳のある夜、父が後継者に選んだのは妹のエレナだった。 領民との距離が近く、人と人をつなぐことに長けた妹。父の判断は正しい。リディア自身も、そう納得している。 だから妹を恨んではいない。 ただ、一つだけわからなかった。 六歳からずっと「次期当主」として生きてきた自分は、その役目を失ったら何になるのだろう。 ところが数日後。 後継者ではなくなったリディアの前に、それまで考えたこともなかった未来が次々と現れ始める。
12

実姉の「劣化版」な私のストーリー

公爵家の次女、ガブリエルは、幼い頃から実姉の「劣化版」と評されていた。 事あるごとに才女の姉と比較されていた彼女は現在、姉の母校でもある超難関校、王立魔法・科学アカデミーに在籍している。 姉が王国不在ということもあって、ガブリエルの寮生活は概ね順調だった。 そんな学生ライフの最中、長らく外国の戦地に赴任していた「第五王子」が帰国し、アカデミーへとやって来た。 彼はガブリエルのフィアンセなのだが、ガブリエルは初見の社交界デビュー時以来、第五王子に良い印象を持っていなかった。 再会したフィアンセ同士が、交流を重ねていく内に――――。 ※過小評価ヒロインと、不器用ヒーロー !!不定期更新につき留意!! ■作品転載、盗作、明らかな設定の類似・盗用、オマージュ、全て禁止致します。
13

【完結】婚約破棄された悪役令嬢、なぜか王都いちの人気者になりました

婚約破棄されて予定が全部なくなった。――では今日は、何をしてもいいのかしら? 王子妃候補として育てられてきた公爵令嬢エレノアは、ある夜、王宮の舞踏会で王子アルベルトから婚約解消を告げられる。 翌朝。いつもの時刻に目を覚ました彼女を待っていたのは、講義も訪問も茶会もない、生まれて初めての「予定のない一日」だった。 何をしてもいいと言われても、何をすればいいのか分からない。 とりあえず朝から焼き菓子を食べてみる。 ずっと気になっていた王都の菓子店へ行ってみる。 しかも今日は、馬車ではなく自分の足で。 これまで王子妃になるために使ってきた礼儀や知識も、街へ出てみれば思いがけないところで役に立つ。 店主、令嬢、商人、職人――。 自由になったエレノアが自分で行き先を選ぶたび、王都には少しずつ知り合いが増えていく。 本人はただ、今までできなかったことを楽しんでいるだけ。 なのに気づけば、街のあちこちから声をかけられるようになっていて――? 婚約破棄から始まる、明るく軽快な悪役令嬢の王都生活と、新しい恋のお話。 ※全26話・完結済み。
14

転生した本好き幼女は、冷徹宰相パパのために暗躍します! どんなピンチも本の世界に入れる『ひみちゅのチート』で解決でしゅ

ブラック企業に勤める本の虫でアラサーOLの星花は、突然水に突き落とされた衝撃を感じる。 藻掻くうちに、自分はなぜか赤ちゃんになっていることを理解する。 溺死寸前の彼女を助けたのは、冷徹な手腕により周囲から「血塗りの宰相」と恐れられるアイザック・リヴィエール公爵だった。 その後、熱に浮かされながら見た夢で前世を思い出し、星花は異世界の赤ちゃんに転生したことを自覚する。 目覚めた彼女は周囲の会話から、赤ちゃんの自分を川に落としたのは実の両親だと知って、強いショックを受けた。 前世の両親もいわゆる毒親であり、今世では「親」に愛されたかったと……。 リヴィエール公爵家の屋敷に連れて行かれると、星花にはとても貴重な聖属性の魔力があるとわかった。 アイザックに星花は「ステラ」と名付けられ彼の屋敷で暮らすようになる。 当のアイザックとはほとんど会わない塩対応だが、屋敷の善良な人たちに温かく育てられる。 そんなある日、精霊と冒険する絵本を読んだステラはその世界に入り込み、実際に精霊と冒険した。 ステラには「本の世界に入り込み、その本の知識や内容を実際に体験したように習得できる特別な力」があったのだ。 彼女はその力を使って、隣国との条約締結に関する通訳不在問題や皇帝陛下の病気を治す薬草探索など、様々な問題を解決する。 やがて、アイザックは最初は煩わしかったはずのステラの活躍と愛らしさを目の当たりにし、彼女を「娘として」大切に思うようになる。 これは赤ちゃんに転生した本好きアラサーの社畜OLが、前世の知識と本好きの力を活かして活躍した結果、冷徹な義父から溺愛される話である。 ※最終話まで予約投稿済
15

遅すぎた謝罪や愛の言葉はいらない

公爵令嬢のエレノアは、ルシアン王子と結婚するため大聖堂に来ていた。 だが、ルシアン殿下は、エレノアを選ばず、婚約破棄されてしまう。
16

行き遅れと笑われた王宮薬師は、辞めた翌日に王弟殿下から求婚されました~功績を奪った親友も、私を売った継母も、今さら泣きついても、もう遅い~

三年かけた私の処方は「親友」の手柄になり、筆頭薬師の座も彼女のものになった。お局女官長からの次の辞令は、洗い場係。二十七歳、行き遅れの王宮薬師リディア、本日限りで辞めさせていただきます。 実家では継母が、六十四歳の侯爵への身売り同然の縁談を用意して待っていた。父は帳簿から顔も上げない。――わかりました。全部、捨てます。 ところが辞めた翌日、下町の宿の前に軍が来た。国境の英雄・王弟アルヴィス将軍が、泥道に膝をついて言う。「十年、捜した」と。 誰にも気づかれていないと思っていた。名もなき薬師の仕事を、数えていた人がいた。 これは、名前を持たなかった薬師が、名前を呼ばれて、名前を取り戻すまでの話。功績を奪った親友も、給金を搾取した継母も、今さら泣きついても――もう、遅い。 ※ざまぁ要素・執着系溺愛あり。ヒロインは自分の足で立つタイプです。
17

愛人に商いの采配を譲るから座っていろと夫に執務室を追い出されたので、侯爵家に貸した交易の路を引き上げて離縁します

政略結婚して八年、侯爵家の商いを一人で切り盛りしてきたエルナ。けれど夫は、帳簿の数字が読めるだけの若い愛人に采配を譲ると言い、妻を執務室から追い出した。「お前は名前だけあればいい」――わかりました、と彼女は静かに微笑む。ただし引き下がるのではない。手を引くのだ。関を抜ける許しも、品を出す仕入れ先も、道を守る隊商も、すべては侯爵家の名ではなく、彼女が顔で結んだ信用だった。その糸を引けば、家はもう回らない。御者の子と小鳥だけを連れて、彼女は自分の路を歩き出す。路を通すのは品ではない、人だ。全六話。
18

夫が王宮舞踏会の開幕の一曲を愛人と踊ったので、離縁します。侯爵家の招待状も王太后さまとのお茶会も、ぜんぶ私が回していたのですけれど

結婚六年目の秋、王宮舞踏会。夫婦で踊る開幕の一曲を、夫は愛人と踊った――侯爵家の社交を六年間支えてきたのは、招待状の一枚から王太后さまとの縁まで、すべて妻のアメリアだったのに。ならば、その糸をぜんぶ引き上げて離縁します。招待の返事が来ない。縁談が流れる。王家の狩猟会から外される。音を立てて崩れる侯爵家を横目に、アメリアの前には「開幕の一曲を十二年間踊らない」北の公爵が現れて……。全六話。
19

知られちゃいけない貴重な空間魔法持ちは、ソロで冒険したいと願う

川辺で倒れていたジュエルにはそれまでの記憶がない。孤児院へ預けられ、そこで『没落組』と呼ばれている二組の元貴族のきょうだいたちと仲良くなる。ある日孤児同士の争いに巻き込まれ、川に溺れ前世を思い出した。そこからはよくある話? 前世特典なのか? みんなとは違う貴重な無魔法を五歳の誕生月に女神様から授けてもらう。 無魔法で有名なのは空間魔法。マジックバックを製作するのに必要な特性で、知られたら孤児では大変な目にあいそうだ。それを避けるため風と水の魔法を女神様から授かったと嘘をつき、みんなに内緒でひとり無魔法の勉強をすることに。でもなぜか『没落組』に巻き込まれ、ぜんぜんひとりになれない…… 前世の記憶があって無魔法持ち。早く十二歳になって無事孤児院を卒院して気楽なソロの冒険者になりたいなぁ〜
20

『役立たずの帳付け女』と婚約破棄されましたが、辺境の監査官様は私の帳簿を一頁も手放してくれません

子爵家の嫡男ジルガの婚約者として、七年間、無給で帳簿をつけ続けてきたネイラ・ヴァスティ。 けれど秋の夜会の夜、その帳簿は「数字を書き写すだけなら下働きにだってできる」と暖炉へ投げ込まれ、婚約は解消された。 ――燃えたのは、紙だけだ。 職業紹介院で紹介された勤め先は、北西監査局。 待っていたのは、机に砂糖菓子の瓶を置いた胡散臭い局長代理、ザフィル・オルゼだった。 「十分も要りません。私が三か月探していた人ですから」 彼が追っていたのは、元婚約者の領地を含む六つの領地で起きている、不自然な「鼠害」の数字。 残業は止められ、食事は運ばれ、気づけば住まいまで彼の官舎へ。 それでも彼は、仕事の判断だけは、いつもネイラに返してきた。 役立たずと捨てられた帳付け女が、自分の技能で不正を暴き、人生の頁を自分で選び直していく異世界お仕事恋愛短編。
21

ミドサー転生幼女は働きたくない〜面倒事はお断りです〜

第一章完結しました。 第二章のんびり執筆中。 35歳の社畜会社員だった鳴沢愛理は、終わりの見えない残業の末に過労死してしまう。そして次に目を覚ますと公爵令嬢エステル・ヴィンゼルートに転生していた。 「今度こそ絶対に働かない!」 そう固く誓うも、生まれつき魔力の流れが見えるチートな能力を持っていたため、その力で魔力炉暴走を防いでしまう。 さらに魔力量も異常なほど多いことが判明してしまい、その結果、面倒事が自ら寄ってきてしまう始末。 能力を隠して働かない平穏な日々を守りたい元ミドサー幼女の、ゆるくて少し騒がしい異世界ライフ。 ※小説家になろう様・カクヨム様にも掲載しています ※1日1話更新予定です
22

行き遅れた私は、今日も幼なじみの皇帝を足蹴にする

※第9回キャラ文芸大賞『大賞』&『読者賞』ダブル受賞! 「皇帝になったら、迎えに来る」幼なじみとのそんな約束を律儀に守っているうちに結婚適齢期を逃してしまった私。彼は無事皇帝になったみたいだけど、五年経っても迎えに来てくれる様子はない。今度会ったらぶん殴ろうと思う。皇帝陛下に会う機会なんてそうないだろうけど。嘆いていてもしょうがないので結婚はすっぱり諦めて、“神仙術士”として生きていくことに決めました。……だというのに。皇帝陛下。今さら私の前に現れて、一体何のご用ですか? ※AI不使用です
23

百三十二回、黙って払いました。妹に婚約者を譲れと言われたので、鍵束を置いて出ます

「お姉様は金遣いが荒いから」——妹はそう言って、わたしの婚約者を取りました。父も母も頷きました。 十一年。わたしは月に一度、家の借金を返し続けていました。百三十二回。自分の名義で、自分の持参金で、誰にも言わずに。 家族はその出金を「長女の浪費」だと思っていたのです。 わかりました。では帳簿と鍵をお返しします。名義も一緒に。 三月後、オルグレン伯爵家は破綻しました。返済していたのがわたしだと、誰も知らなかったからです。 ——けれど本当に恐ろしかったのは、そのあとでした。返済先の商会に足を運んだわたしに、若き会頭はこう言ったのです。 「その借用書、十一年前から一度も有効になっていません」と。 わたしが返し続けていた借金は、最初から存在しませんでした。
24

限界OL、実家の裏庭ダンジョンで『美肌トマト』を育てていたら、Sランク冒険者とセレブが土下座で買いに来る件

「お前の代わりなんていくらでもいる」 理不尽なブラック商社で心身ともに擦り切れた営業事務・雨宮栞(26)。 限界を迎えて退職代行を叩きつけ、逃げ込んだ亡き祖父母のド田舎の実家。 そこにあったのは――青白く光る「農業特化型ダンジョン」だった!? 生ゴミを極上堆肥に変えるスライム。 口に塩を詰めると黙って絶品ダシになるマンドラゴラ。 カラス除けとして懐いた三つ首の番犬(ケルベロス)。 「残業なし、納期(収穫)は自分次第……最高の職場では?」 社畜仕込みのタスク管理で裏庭を開墾し、育て上げた野菜たち。 それは「ひとくちで肌年齢が10歳若返るミニトマト」や「内臓脂肪を完全リセットするケール」という、世界を揺るがす規格外の治癒チート作物だった! 道の駅に出品すれば開店2分で完売。 味覚障害と不治の病に苦しんでいた国内最強のSランク冒険者・皇蓮司は、栞の作った「きゅうりの浅漬け」に涙して完全回復。 「俺を一生、専属農夫として雇ってください」と、麦わら帽子を被って週4で無給労働に来る大型ワンコ系男子へ成り下がり……? さらにハリウッド女優や大富豪が土下座で野菜を求め、実家はいつの間にか世界一警備が厳重なオーガニック特区に大変身! 今さら擦り寄ってきたモラハラ元上司? キャベツを踏んだ罪で、10日間の除草刑務作業送りです! 美味しいご飯とモフモフたちに囲まれて、元限界OLが世界を癒やす、痛快あやかし農園スローライフ!
25

時は戻ったけど、もう疲れたので全て傍観します。

 乙女ゲームの悪役令嬢に転生したオリヴィア・ヴァーミリオン。  一度目の人生では破滅回避に奔走するも虚しく断罪された彼女は、時間が転生時点に戻った二度目の人生で、全てを諦めていた。  もう疲れた。どうせ無駄なら、せめて断罪の日まで穏やかに眠って過ごしたい──そう願い、積極的に引きこもり傍観を決め込むオリヴィア。  だが、一周目では冷淡だったはずの婚約者・セドリック王子が、なぜか彼女に献身的な優しさを見せ、「今度こそ、私が君を守る」と誓うのだ。  運命に抗う気力さえ失った令嬢が、思いがけない波乱に巻き込まれていく。全てを諦めたはずの人生で、彼女を待ち受ける未来とは──
26

婚約者に選ばれた妹と、婚約者でなくなった私

「セシリア。僕は、リリアと結婚したい」 十年間婚約していた公爵家嫡男アルベルトから、妹を選びたいと告げられた侯爵令嬢セシリア。 彼が妹と生きたいのなら、婚約解消に異論はない。 両家の話し合いを経て、妹リリアが新たな婚約者となり、セシリアは公爵家から正式に役目を解かれる。 ところがセシリアが手放したのは、婚約者という立場だけではなかった。 夜会の準備、招待客の調整、貴族同士の関係把握――。 十年間「婚約者だから」と当然のように担ってきた仕事も、すべて終わったのだ。 そして、セシリアがいなくなった公爵家では問題が次々と表面化していく。 一方のセシリアは、生まれて初めて「自分のための人生」を歩き始める。
27

ヒロインは始まる前に退場していました

2025年 第18回ファンタジー小説大賞で【ヒロイン賞】を受賞しました☆☆☆ 【第一部 幼少期編 完結】 【第二部 リルベルッティ大陸編 完結】 【第三部 スタート】 とある世界で目覚めたのは、原作を知らない一人の少女 産まれた時点で本来あるべき道筋を外れてしまっていた彼女は、この世界でどう生き抜くのか。 母の愛情、突然の別れ、事故からの死亡扱いで目覚めた場所はゴミ捨て場 捨てる神あれば拾う神あり? 人の温かさに触れて成長する少女に再び訪れる試練。 『ダレカタスケテ』 少女の悲痛な叫びは届くのか………。 そして、本来のヒロインが存在しない世界ではどんな未来が訪れるのか。 主人公が7歳になる頃までは平和、ホノボノが続きます。 ※閑話は ダークモードが多いですので 苦手な方は読み飛ばして頂いても 主人公の物語には 然程影響がありません。 主人公と両親に関わる周囲の話となりますので 後でまとめ読みでもOK。 ホノボノモードとのギャップが激しめですので お気を付けくださいませ('◇')ゞ ※注※ 主人公が『原作』を知らないため『本編(原作)』描写はほとんど出ません。 関係者による『原作』のお話が出るのは第三部以降となります。 ダークファンタジーになる予定でしたが、主人公ヴィオの天真爛漫キャラに 本編のダーク要素は少な目。 同作品を『小説を読もう』『カクヨム』でも配信中。カクヨム先行となっております。 作者 非常に豆腐マインドですので、悪意あるコメントは削除しますので悪しからず。 ※登場人物、地図情報など、設定集を別途投稿いたしました。 ※主人公の母アイリスなどのショートストーリーを別途投稿いたしました。
28

冬に凍死者が出る貧乏領地では、なぜか薪を王都へ売っていました

赤字続きの小さな領地を任された、帳簿好きの令嬢。 赴任早々、彼女は毎年冬になると薪が高騰し、凍死者まで出ていると知らされる。 ところが帳簿を調べてみれば、この領地は大量の薪を生産し、毎年王都へ売っていた。 領民も商人も領主家も、それぞれ必要なことをしている。なのに全部合わせると、なぜか領地全体が損をしている。 「では、その薪を領主家が買いましょう」 冬を越すために始めた小さな改革は、やがて止まっていた町まで動かし始める。
29

氷の騎士団長そっくりの推しぬいを作った結果、正体を探されることになりました

伯爵令嬢リゼット・ヴァランタインは、近衛騎士団の演習見学からの帰り道、人とぶつかって転倒し、頭を強く打った拍子に前世の記憶を思い出す。前世は裁縫好きの日本人オタク女性。目覚めた直後に見た「氷の騎士団長」カイル・アシュフォードの凜々しい姿に、前世のオタク魂が完全復活してしまう。 「尊い……! まさかこの世界で、推しに出会えるなんて……!」 その日からリゼットは、カイルにそっくりな「推しぬい」をこっそり手作りし、愛でる日々を送るように。学園でも持ち歩いていたところを友人に見つかり、「なにそれ可愛い!」と大反響。頼まれるまま友人たちの推しの人形も作るうちに、この文化をもっと広めたいと「推し縫い専門店」を開店してしまう。 じわじわと評判が広がるある日、リゼットは街中でカイル本人と正面衝突。その拍子に、バッグからカイルそっくりの人形が転がり落ちてしまい――。 「……これは、俺か?」 拾い上げたカイルは困惑しながらも、持ち主を探し始める。正体を明かせない令嬢と、彼女を探す騎士団長。表向きは「氷の騎士団長」のまま、彼女にだけ独占欲を隠さなくなっていくカイルと、うっかり本人に見つかりそうになりながら店を切り盛りするリゼットの、すれ違いラブコメディ、開幕。
30

過去の青き聖女、未来の白き令嬢

私は聖女で、その結婚相手は王子様だと前から決まっていた。聖女を国につなぎ止めるだけの結婚。そして、聖女の力はいずれ王国にとって不要になる。 一方、外見も内面も私が勝てないような公爵家の「白き令嬢」が王子に近づいていた。
31

夫が氷の貯蔵庫の鍵を愛人に渡したので、離縁します。施療院の院長さまが「あなたの氷でなければ困る」と言うので、湖の氷はすべてそちらに納めます

「今年の氷は、セシールに任せる」 夕食の席で、夫は私の腰から氷の貯蔵庫の鍵を外し、愛人の手にのせた。持参金で建て、実家の湖の氷で五年支えてきた貯蔵庫を、彼女は見学の社交場にするという。扉は開け放たれ、夏まで眠るはずの氷が溶けていく。熱に苦しむ施療院の子どもたちへ届ける澄んだ氷まで持ち出された夜、私は離縁を決めた。湖の氷も職人も、すべて引き上げます。夏至の祝宴で困るのは、あなたです。口の悪い施療院長と白い番犬に見守られ、私は新しい鍵を受け取る。元サヤなし。全六話。
32

悪役令嬢は、嘘だけはつかない

人の本心が視える公爵令嬢ヴィオレッタは、正真正銘の性悪だった。気まぐれで侍女を解雇し、令嬢を公然と嘲笑い、悪びれもしない。 ある日、彼女は聖女セシリアの心を読んで気づく。この娘は未来を知っている。そして自分が3度の凶行に及び、断罪される筋書きも。 ならば、と彼女は決めた。――何もしないでいよう。 毒を盛らず、衣を裂かず、階段から突き落とさない。ただ、疑いようのない場所に立ち続ける。 未来を知る女が、未来どおりにならない世界に取り残されたとき、何が起きるのか。 改心なし、反省なし。性根の腐った悪役令嬢が、指一本汚さずに勝つ話。
33

婚約解消の理由は、妹に奪われたから。――そう思っていたのは、私たちだけでした

伯爵令嬢クラリスの妹ミレーヌが、婚約者ユリウスを好きになった。しかも両親まで「妹にも機会を与えてやれ」と、ミレーヌを後押しし始める。 何度止めても状況は変わらず、ついにユリウス本人から婚約解消を告げられたクラリス。 妹が選ばれたのだと思った彼女は、すべてを置いて実家を離れる。 ところが数か月後、ミレーヌから届いた手紙には、信じられないことが書かれていた。
34

私の家族はハイスペックです! 落ちこぼれ転生末姫ですが溺愛されつつ世界救っちゃいます!

 ある日、突然生まれ変わっていた。理由はわからないけど、私は末っ子のお姫さまになったらしい。 でも、このお姫さま、なんか放置気味!?と思っていたら、お兄さんやお姉さん、お父さんやお母さんのスペックが高すぎるのが原因みたい。 こうなったら、こうなったでがんばる!放置されてるんなら、なにしてもいいよね! のんびりマイペースをモットーに、私は好きに生きようと思ったんだけど、実は私は、重要な使命で転生していて、それを遂行するために神器までもらってしまいました!でも、私は私で楽しく暮らしたいと思います!
35

旅少女~多国籍なやつらと星の降る砂漠メルズーガ編

2026年1月15日(木)連載スタート! 笑顔だけが取り柄のポンコツ女子、美佳は新しい自分を探すため、大きな勇気と僅かな貯金を振り絞ってアフリカ大陸の北にあるモロッコへとやってくる。 そこで美しすぎる美人パッカーのお姉さん、愛生と出会い、ひょんなことから意気投合し一緒に旅をすることに! 生き方、キャラともに真逆な二人であったが、旅をするうちに互いに惹かれ合い親密な関係になっていき──ついには『超えてはいけない』一線を!? 日本を遠く離れた異国の地、モロッコで展開される青春ガールズラブコメディ! 旅先で起こった日常的なこと、そうでもないことをだらだらと書き綴った女子二人の旅行記『旅少女』──毎週木曜日、日曜日に更新します!
36

一妻多夫の国で、最高の愛をあなたに〜神託で選ばれた乙女と、極上騎士たちの甘やかな愛の誓い〜

「このままでは国が滅びてしまう——」 女性が生まれなくなった異世界に、神託によって召喚された4人の乙女たち。 その中の1人、高校生の百合(ゆり)は、黒髪ロング・巨乳・スタイル抜群な18歳。実はこの国で15歳になると配られる『性教育教本』に描かれた憧れの女神「ユーリー」と全く同じ容姿だ 「本物の女神様だ……!」 一妻多夫の国で、最高の愛と包容力に包まれる、甘々に愛され尽くす異世界ロマンス!
37

「存じ上げませんが、どちら様ですか?」——忘れることが、最も残酷な復讐になった

伯爵令嬢フィーネは婚約破棄のショックで過去の記憶を全て失った。名前も、家族も、婚約者も——何もかも。保護してくれた辺境の薬師に弟子入りし、「フィー」と名乗る少女として穏やかに暮らし始めた。朝は薬草を摘み、昼は薬を調合し、夕方は師匠の息子——無口だが優しい青年ルカスと一緒に夕焼けを見る。「私、前の自分より今の自分が好きです」。五年後。辺境に一人の貴族が現れた。やつれた顔で「フィーネ、迎えに来た」と。彼女は首を傾げた。「存じ上げませんが、どちら様ですか?」——嘘ではなく、本当に覚えていない。忘れることが、最も残酷な復讐になった。
38

「君の代わりはいくらでもいる」と婚約破棄されましたので、侯爵家からお金も仕事も引き上げます ~わたしの《リュネリア》は悪人を許しません~

「君の代わりはいくらでもいる」 そう言われ、伯爵令嬢セレフィナは婚約者ヴァルデリクから婚約破棄を告げられた。 ならば望みどおりにと、彼女は侯爵家へ提供していた資金も、信用も、仕事もすべて引き上げることにする。 すると途端に回らなくなる侯爵家の財政。さらに横領や不正会計まで次々と姿を現し始めた。 一方、ヴァルデリクの隣に収まったメルヴィナも、セレフィナの功績を奪い、嘘を重ねていた。 そして二人を庇う現侯爵グラウゼルもまた、決して無関係ではなかった。 そんな中、セレフィナが密かに作るぬいぐるみ《リュネリア》に奇妙な異変が起き始める。 悪人だけを見つめ、捨てても戻り、夜になると静かに動き出すぬいぐるみたち。 財務に長けた令嬢と、同じくぬいぐるみ作りを愛する公爵。 二人は力を合わせ、侯爵家に巣食う悪意を一つずつ暴いていく――。
39

離婚届を夫に渡され、署名したら「本当に書くの?」と言われました

結婚して五年。ここ半年、夫婦の会話は減り、休日も別々に過ごすようになっていた。 そんなある夜、夫がテーブルに離婚届を置く。 「離婚しよう」 とうとう来た。そう思った私は、「分かった」と離婚届に署名して夫へ返した。 ところが、離婚を切り出したはずの夫はなぜか動揺する。 「……え、本当に書くの?」 離婚届を用意したのはあなたでしょう? 理由を尋ねる私に、夫が口にしたのは思いもしなかった言葉だった。
40

兄のお嫁さんに嫌がらせをされるので、全てを暴露しようと思います

リルベール侯爵家に嫁いできた子爵令嬢、ナタリーは、最初は純朴そうな少女だった。積極的に雑事をこなし、兄と仲睦まじく話す彼女は、徐々に家族に受け入れられ、気に入られていく。しかし、主人公のソフィアに対しては冷たく、嫌がらせばかりをしてくる。初めは些細なものだったが、それらのいじめは日々悪化していき、痺れを切らしたソフィアは、両家の食事会で……
14,948件