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侯爵令嬢サーシャは、幼い頃からずっと「お姉ちゃんは大丈夫でしょ」「優秀でいなさい」と言われ続けてきた。
褒められるのは、甘やかされて育った妹アリーシャばかり。
それでも彼女は、王太子グイドの婚約者として、礼儀も政務も覚え、陰から国を支える役目を黙々とこなしてきた。
だがある日、隣国からの使節を招いた華やかな夜会の場で、サーシャは公衆の面前に引き出される。
「可愛げがない」「俺を立てない」──そう言って笑う王太子は、妹アリーシャの手を取ったまま、サーシャとの婚約破棄を高らかに宣言したのだ。
辱めの視線が降り注ぐ中、サーシャはただ一礼し、「わかりました。これにて失礼いたします」とだけ告げる。
家にも王家にも“期待”されながら、一度も本当には「必要だ」と言われなかったこの国に、自分の居場所はもうない──そう静かに悟って。
すべてを諦め、国外に出る決意を固めたサーシャに、あろうことか隣国の使節が声をかける。
「よろしければ、我が国へいらっしゃいませんか?」
王都の灯りが遠ざかる馬車の窓の外で、サーシャの“本当の人生”と、二つの国の冬の因果が、ゆっくりと動き始める。
全39話。予約投稿済みです。
文字数 34,750
最終更新日 2026.03.16
登録日 2026.03.07
国境を守るために結ばれた婚約を、侯爵家の令息は「その気になれない」という身勝手な理由で壊した。しかも婿入りする立場でありながら、愛人を認めろとまで言い出して――。
侮られ、傷つきながらも、伯爵家の跡取り娘エーディアは立ち止まらない。父とともに次の手を打ち、地に足のついた堅実な男ユリウスと出会い、領地と未来を少しずつ立て直していく。
一方、婚約を軽んじた元婚約者は、家にも王都にも見限られ、じわじわと立場を失っていく。
これは、誰かに苦しみを背負わせようとした男が自滅し、自分の足で立つ女が静かに幸福をつかむ、国境領ざまあ婚約破棄譚。
全44話。予約投稿済みです。
文字数 25,912
最終更新日 2026.03.16
登録日 2026.03.13
商家ハルトマン家の令嬢リリアナは、同じく商家ローデン家の跡取りエドワルドと婚約していた。
だが最近、彼は小さな約束を守らなくなり、胸のざわつきを「忙しさ」のせいにしてやり過ごしていたある日、リリアナは彼の浮気現場と「子どもがいる」とすがる女を目撃してしまう。
慣れない靴で走り去った末に転倒した彼女を助けてくれたのは、革製品の店主カミル・コルディエ。黙って手当てし、屋敷まで送り届ける彼の誠実さに触れながら、リリアナは「どうしてあんな人のために傷ついていたのか」とようやく気づき、婚約を終わらせる決意を固める。
そしてその夜、両親と兄とともに、婚約解消と共同事業からの撤退を告げるため、リリアナはローデン家の扉を叩く――。
全22話。予約投稿済みです。
文字数 37,100
最終更新日 2026.03.10
登録日 2026.02.19
婚約者ウィリアムに「重大な病気がある。心変わりという」と一方的に婚約破棄を告げられたサリー。
涙より先に彼の言葉を真に受けた彼女は、「それなら診てもらいましょう」とウィリアムを王立病院の行動医学病棟へ連れていく。
そこで下されたのは、“責任を物語でごまかす癖”という、静かな診断だった……
全14回。予約投稿済みです。
文字数 29,757
最終更新日 2026.03.09
登録日 2026.02.26
「雪の女王」を追って村から消えたエイナル。
「君は僕の足かせだ?」ふざけんな、私はあんたの婚約者じゃない!
文字数 13,428
最終更新日 2026.03.08
登録日 2026.03.01
会社の数字も、あなたの失敗も、全部ちゃんと見ていました。
――だから私は、先に売れてから出ていきます。
文字数 17,750
最終更新日 2026.02.26
登録日 2026.02.21
クズ夫の非常識を帳簿で粛々と清算!真実の愛?笑わせるわね!
全14話。
文字数 21,377
最終更新日 2026.02.22
登録日 2026.02.14
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