SF小説一覧

この作品は前作「人類は孤独ではなかった――タイタン探査が明らかにした新たな知性との邂逅、そして旅立ち」の続編です。
前作では、人類がはじめて異星知性――エリディアンと出会い、そして木星に眠っていた超高度知生体「オメガ」を目覚めさせるまでの過程が描かれています。
その出会いはやがて、銀河全体に広がる超知性ネットワーク――ヴォクス・インフィニタの存在と、文明の「失踪」という深刻な問題を浮かび上がらせることになります。
とはいえ、本作から読み始めても、まったく問題はありません。
むしろ、ここを起点にして、後から前作を読み直していただくことで、時間軸を遡るように物語を再構成する読み方も可能です。
このプロローグは、そのための橋渡しでもあります。
◇◇◇
――失われた声をたどり、いま扉の向こうへ
22世紀半ば。
人類は土星の衛星タイタンにおける探査活動中、メタンの海の底で静かな文明を築いていた種族――エリディアンと出会う。
彼らは人類とはまったく異なる認知体系を持ちながらも、共鳴というコミュニケーション方法により人類との意思疎通に成功した。
エリディアンは、土星の表層を覆うストームセル(雷嵐)に宿る微細な秩序と意識の兆候を読み取り、さらに巨大な惑星――木星においては、はるかに進化した知性が潜在している可能性を示唆した。
人類とエリディアンは共同で木星へと赴き、そこで半覚醒状態にあった超高度知生体「オメガ」を覚醒させる。
覚醒したオメガは、自らを含む銀河各地のストームセルが構築してきた超知性ネットワーク――ヴォクス・インフィニタの存在を明らかにする。
そしてその記憶の中から、恐るべき事実が浮かび上がる。
――銀河中で、数多の知的種族が忽然と「失踪」している。
それは数百万年から数億年というタイムスパンで幾度となく繰り返されており、理由も痕跡も残されていない。
これは、かつて人類が直面した「フェルミのパラドックス」、すなわち「なぜ人類は宇宙で知的種族に出会わないのか」という疑問に対する、現実的かつ深刻な答えかもしれないと人類は気づきはじめる。
オメガは語る。
この謎に迫るには、銀河に分布するヴォクス・インフィニタの「ノード」――すなわち、半覚醒状態にある超高度の知性とその無限の記録の保管庫を次々と目覚めさせ、情報を統合していくしか道はない。
そのためには、「扉」と呼ばれる時空構造の亀裂=ゲートウェイを通じて超光速でノードに到達する手段が必要だった。
オメガはこの技術の実現可能性を示し、人類とエリディアンは協力して、生きた宇宙船「コヒーレンス・アーク」を建造した。
3隻のアーク――ARC-1「アルファ」、ARC-2「リュクス」、ARC-3「ノヴァ」は、それぞれ異なるノードへと旅立っていった。
文字数 40,814
最終更新日 2025.05.18
登録日 2025.05.12
立花明輝はある夜、公園で桜の写真を撮っていた謎の女性、安城エル……とぶつかってしまい、何故かそのお礼にと、最新式のVRドライブと人気沸騰中VRゲーム、Creatures Unionを手に入れる。
VRゲームなんて遊んだことのない明輝は試しにゲームをプレイすると、あまりのリアリティと自由な楽しさに目をキラリとさせる。
しかし明輝はまだ気が付いていなかった。キャラメイクで明輝が手にした二つの強力スキルの実態と運命に……なんてことはさておき置いといて、行くぞ、リング・ゴー! なんちゃって。
※本作はカクヨム様・アルファポリス様にして投稿中の『VRMMOのキメラさん〜雑魚種族を選んだ私だけど、固有スキルが「倒したモンスターの能力を奪う」だったのでいつの間にか最強に!?』を再構成した作品です。是非、元となった作品も拝読してくれると嬉しいです。
→ https://www.alphapolis.co.jp/novel/513994755/913653757
投稿は数日置きになります。
もしかしたら、隔日。基本的には水・金・日を目標に投稿します。
ブックマーク登録・感想・★をたくさんつけてくれると大変励みになります。と言うか、欲しいです(貪欲に)。少しでも面白いと思っていただけたら嬉しいので、よろしくお願いです。
小説家になろう様でも更新中(こっちの方が最新)
本作はリメイクの位置付けです。(内容は寄せてますが、設定・キャラ・展開などが随時変わり、パラレルになっています)
文字数 102,841
最終更新日 2025.05.18
登録日 2025.04.23
ある日、世界最大の人気を誇ったMMORPG『アストラル・アルカディア』の全サーバーが沈黙した。しかし、それは終わりではなく、始まりだった。ゲーム世界は物理法則さえ書き換えられた独立サーバーとして再起動し、運営は消失。残された数百万のプレイヤーは、ログアウト不能の「市民」となったのだ。かつて最強ギルドが支配し、PKが横行した無法地帯で、元弁護士のプレイヤー・賢崎(けんざき)リョウマは、混沌に「法」という秩序をもたらそうと立ち上がる。だが、彼の前には、既得権益にしがみつく者、力こそ正義と信じる者、そして外部からこの新生デジタル国家の根幹を揺るがそうとする謎のハッカー集団『コーデックス・モーティス』、更には自我に目覚めたNPCたちの思惑が複雑に絡み合う。仮想と現実が交錯するデジタル・フロンティアで、リョウマの理想は国家を築く礎となるか、それとも新たな争いの火種となるのか。これは、剣と魔法、そして「法」が織りなす、前代未聞の国家創生記である。
文字数 3,285
最終更新日 2025.05.18
登録日 2025.05.18
この小説には、凡力シーンや、ヘタ絵スクな表現、樹液の化石だけにベタベタな展開が含まれています。
主人公 須舞 宇留は、琥珀の巨神アンバーニオンと琥珀の中の小人、ヒメナと共にアルオスゴロノ帝国の野望を食い止めるべく、日々奮闘していた。
最凶の敵、ガルンシュタエンとの死闘の最中、皇帝エグジガンの軍団に敗れたアンバーニオンは、ガルンシュタエンと共に太陽へと向かい消息を絶った。
一方、帝国の戦士として覚醒した椎山と宇留達の行方を探す藍罠は、訪ねた恩師の居る村で奇妙な兄弟、そして琥珀の闘神ゼレクトロンの化身、ヴァエトに出会う。
度重なる戦いの中で交錯する縁。そして心という琥珀の中に閉じ込めた真実が明らかになる時、宇留の旅は、一つの終着駅に辿り着く。
神樹のアンバーニオン 3
絢爛!思いの丈
今、少年の非日常が、琥珀色に輝き始める。
文字数 604,391
最終更新日 2025.05.18
登録日 2022.01.14
文字数 241,227
最終更新日 2025.05.18
登録日 2018.09.23
地球人が初めて出会った異星種族『リャオ』。彼らの住む惑星遼州には豊富な金鉱脈が眠っていた。地球人は文明の力を盾に彼らを奴隷化するが、やがて駐留軍の反乱によって遼州は独立。そこに地球を捨てた者たちも加わり、遼州は複数の国家に分裂、戦乱の時代へ突入する。
一方、遼州人が建国した『東和共和国』は武装中立を掲げ、二十世紀末の日本に似た文化を維持しながら平和を保っていた。そして400年後——。
理系オタクで乗り物酔いがひどい神前誠は、どう考えても罠としか思えないような経緯で、機動兵器『シュツルム・パンツァー』のパイロットに任命される。しかも配属されたのは、武装警察風の「司法局実働部隊」。通称『特殊な部隊』と呼ばれるその組織には、異様な隊員たちが待ち受けていた。
八歳児にしか見えないエースパイロット・クバルカ・ラン中佐、女好きの駄目司令官・嵯峨惟基、中身の読めない人造人間やサイボーグ、さらには全員女性の戦闘用人造人間クルーなど、個性が強すぎる面々。配属された5人の前任者は、全員がわずか1週間で逃げ出したという。
そんな彼らの前に立ちはだかるのは、「力ある者が支配する世界」を目指す『廃帝ハド』、進化を拒絶する謎の存在『ビッグブラザー』、そして宇宙秩序の再編を目論む『ネオナチ』。
戦いの中で、誠に宿る未知の『力』が覚醒する。それは世界の未来を左右する鍵となるのだった——!
SF×お仕事×ギャグ×戦記!「特殊な部隊」の戦いが今、始まる!
文字数 338,090
最終更新日 2025.05.18
登録日 2025.03.09
平凡な日常に飽き飽きしていた会社員・神代零(かみしろ れい)は、最新VRMMO『Eternal Frontier Online』に非日常を求めてログインする。しかし、予期せぬバグにより、彼が降り立ったのはプレイヤーキャラではなく、名もなき最弱モンスター――半透明のゲル状生物『名無し』の姿だった!
作り直しもできず途方に暮れる零だったが、持ち前の面倒くさがりと好奇心から「ゼロ」として魔物プレイを開始。彼に与えられたのはレベルではなく、喰らった対象の能力を吸収し進化するユニークスキル【捕食】。
虫や苔から始まり、モンスター、危険な罠、そして時には油断したプレイヤーすらも糧として、ゼロは孤独に進化を重ねていく。擬態で身を隠し、人間を避けながらも、その異質な力は次第に噂となり、やがて運営すら無視できない『歩く災害』へと変貌していく――。
最弱からの捕食成り上がりファンタジー!
文字数 145,084
最終更新日 2025.05.18
登録日 2025.05.06
私はリザレクテッド。絶滅した人類が再生されて造られた存在。
目を覚ましたら、見知らぬアウロイドに言われた。「あなたの所有者よ」って。
は? 意味わかんないし。「服を着ろ」「学校へ行け」「ちゃんと起きろ」
見知らぬ世界で、最初はどうしていいかわからなかった。
それでも。
配信ばかり見ていた私に、「君は君だよ」と言ってくれた誰かがいた。
その瞬間、少しだけ、“生きる理由”が芽生えた気がした。
なのに、今度は爆破事件の容疑をかけられた。
やってないのに、誰も信じてくれなかった。悲しい。
所有された人間だけど、私は自由に生きる方法を探したい。
少しずつでいい。この世界に、自分の居場所を見つけられるように。
※アンドロイドが支配する未来社会で、冤罪と陰謀に立ち向かう再生少女の物語。第3章から物語が大きく動き出します。淡々とした日常描写の中に差し込まれる“静かな異物感”。第1部完結しました!
文字数 110,724
最終更新日 2025.05.18
登録日 2025.04.26
女ばかりの性なる、いや聖なる場に使える上級女官騎士アルトリーネ。
彼女の日常は「性行為が職務」である。
頭の固い上司に悩まされ、更に雲上人の縁者からは家畜調教の日々…。
そんな彼女だが、実は秘書を従え部下を抱える「上級中間管理職」でもあるのだ!
「こんにちわ、マリア」スピンオフ作品の第一弾!
※R15作品と合わせてお読み頂くと理解が深まります。
https://ncode.syosetu.com/n6615gx/
文字数 3,388,750
最終更新日 2025.05.18
登録日 2022.02.11
【あらすじ】
桜咲く春を迎えた風光明媚な地方都市、逢桜町。その日常は、完全自律型AIによるサイバーテロで一変した。
現実と仮想世界は次元を超えてひとつになり、おぞましい怪物と化した人々は大切な存在へ牙を剥く。
この緊急事態を受け、日本政府は対象地域の封鎖を決定。のどかな町は陸の孤島と化してしまった。
それから一年。
作家を志す逢桜町民の少女・澪は、あの事件が自作のSF小説『トワイライト・クライシス』を再現したものであると気づき、盗作のショックと「原作者」にされた責任から逃れるようにひっそりと暮らしていた。
だが、高校進学を機にこのままではいけないと心境が変化し、澪は作者として解決を誓う。
「大丈夫。あたし、バッドエンド嫌いだから」
この町は、想いが力を持つ世界。思い描いた夢は現実に変わる。
ゆえに少女は――自ら、自作小説の主人公となった。
ヒロインとして戦い、著者として書き上げ、現実も小説も大団円を目指す澪。
その姿に感化された「登場人物」たちも、それぞれ胸に秘めた想いと向き合い、手を携えて歩き出す。
すべては、あの黄昏を越えて生きるために――。
これは、重なる想いと桜が彩る、縁と絆の物語。
文字数 150,463
最終更新日 2025.05.18
登録日 2025.04.09
管理局は拡大した。それに従って惑星や衛星に駐屯する者の生活物資は増大した。輸送を管理局の手で行うわけにいかない。民間の輸送だ。これは民間の輸送会社から傭兵なった男の話である。
文字数 92,215
最終更新日 2025.05.18
登録日 2025.01.17
高校2年生の美月は、目覚めてすぐに異変に気づいた。
自分の部屋であるのに妙に違っていてーー
ーーそこに現れたのは見知らぬ男だった。
男は容姿も雰囲気も不気味で恐ろしく、美月は震え上がる。
そんな美月に男は言った。
「ここで俺と暮らすんだ。二人きりでな」
そこは未来に起こった大戦後の日本だった。
原因不明の奇病、異常進化した生物に支配されーー日本人は地下に都市を作り、そこに潜ったのだという。
男は日本人が捨てた地上で、ひとりきりで孤独に暮らしていた。
美月は、男の孤独を癒すために「創られた」のだった。
人でないものとして生まれなおした少女は、やがて人間の欲望の渦に巻き込まれてゆく。
異形人外少女をめぐって愛憎渦巻く近未来ダークファンタジー。
※九章と十章、性的•グロテスク表現ありです。
※挿絵は全部自分で描いています。
文字数 419,215
最終更新日 2025.05.18
登録日 2024.12.10
主人公:AI 登場人物:ナオ
少し先の未来。人類はデジタルデータとして生きる道を選んだ。そこはAIがすべてを管理する世界。そこで人類は当たり前に生活していた。
――これは、あるAIの『選択』の物語。
文字数 3,626
最終更新日 2025.05.18
登録日 2025.05.13
(完結保証)世界に無料公開されたオープン・メタバース『レナルテ』。レナルテはデジタル空間上の模造都市ミラーワールドの生成を初めとして、国際的な政治・経済の交渉や取引の媒介として世界中に浸透した。その中で12億人もの登録者を持つMMORPG『ノワルド・アドベンチャー』のなかで、ある事件が起きていた。神楽坂明はレナルテを公開した超巨大IT企業のCEO天城広河に、100億の賠償と引き換えに事件の解決を強制される。それは明に、ある秘密の能力があるためだったーー
文字数 191,466
最終更新日 2025.05.18
登録日 2025.03.01
キメラスキルオンラインの設定や、構想などを保存しておくための設定集。
設定を考えたなら、それを保存しておく必要がある。
ここはそういう場だ。
文字数 17,526
最終更新日 2025.05.18
登録日 2025.04.27
「うわぁ……こっちにプレイヤーが来る……嫌だなぁ……喋りたくないなぁ……話しかけられる前に撃っちゃおう……」
古式レイは銃を愛するコミュ障ド陰キャJKである。
レイはコミュ障ゆえにプレイヤーの少ない過疎ゲーを好み、銃の登場する過疎VRMMO『GunFightOn-line』を楽しんでいた。
とある日、彼女が高難易度ダンジョンを攻略しているとダンジョンに1つのパーティが近づいてきた。プレイヤーと会話したくない彼女はパーティを狙撃銃で殲滅した。
次の日――なぜか14人のプレイヤー集団が彼女の狩り場であるダンジョンへやってきた。
レイは人と接したくない一心でプレイヤー集団を撃ち滅ぼした。そうしたらまた次の日、さらに数を増やした集団がやってきた。レイはその集団もキルするが、次の日また次の日と襲撃者の数は増えていく。
来る集団すべてを殲滅し続けた結果、彼女はプレイヤー達に『アビス・ホーク』と名付けられ、レイドボスとして認識されてしまった。
意図せず目立ってしまったレイは『GunFightOn-line』を引退。次にどのゲームをやるか悩んでいたところ、妹より超人気神ゲー『Infinity Space』を勧められる。総プレイヤー数3500万人という過疎ゲーならぬ過密ゲームに怯えるも、ゲーム性に惹かれて『Infinity Space』を恐る恐るプレイする。
人と上手く会話ができない。多くの人の前だと緊張して動けなくなる。とてつもなく不運。というハンデを背負いつつも、レイドボスにまでなった狙撃技術(プレイヤースキル)で陰キャJKは敵を蹂躙する。神ゲーだろうがお構いなし、『アビス・ホーク』は勝者(ボッチ)になるまで敵を撃つ。
文字数 93,593
最終更新日 2025.05.18
登録日 2025.04.18
G.o.D完結編の前章、他サイトにて投稿した「G.o.D 神を巡る物語 前章」の大幅改稿版です
1日2話ずつ 12時/18時更新予定
第二次世界大戦が起こらなかった架空の地球を舞台とした現代SF+少しファンタジー
20XX年12月某日。主人公の一人である伊佐凪竜一は、自らが勤めていた超巨大企業を襲撃する任務に就くもう一人の主人公、ルミナ=AZ1と出会う。偶然戦場に居合わせた自分を助けた代償に一人地球に取り残されたルミナに恩を返すという名目で彼は共に逃避行を行う。そんな二人に幾度もの追手が差し向けられ、そして危機に陥るがその最中に伊佐凪竜一は突如として異能に目覚める兆候を見せ…
一方、通信技術を掌握する超巨大企業ツクヨミ清雅と言う組織から逃げられる筈も無い故に死亡は時間の問題と思われた二人を何者かが監視していた。二人の居所を正確に補足した上で更に手助けをする謎の存在は何者か、過去の地球に何が起こったのか、不可解な襲撃命令の理由は…
・地球
現実の地球と極めてよく似ているが、携帯端末と通信技術だけが異常に発展しているという相違点がある。また、携帯端末と通信技術を提供するツクヨミ清雅という超巨大企業が実質的に世界を支配下に置く状態。端末を含む通信技術は既存の技術では絶対に製造できないと断言する未知の技術であり、これを独占しているために世界中から不審と疑惑と反感を買ってるが、歪なパワーバランス故に表立って反抗することが出来ない。
・宇宙
舞台となるのは旗艦アマテラスと名付けられた巨大な艦とそこで発展した文明。機械の神、アマテラスオオカミが管理する穏やかな世界だったが現在は別の政治組織に取って代わられている。その組織は"スサノヲ"なる武力組織に銀河の端、未探査区域となっている地球という惑星にある企業に対し襲撃命令を出すなど明らかに不穏な動きを見せている。
※SEGAのPSO2のEP4をオマージュした内容です。組織名など固有名詞は全てオリジナルで話の展開も原形を留めていませんが、世界観をビジュアル的に把握する参考になるかと思います。
話の展開上、バトルは後半に偏っています。
文字数 103,447
最終更新日 2025.05.18
登録日 2025.04.29
極振りしてみたり、弱いとされている職やスキルを使ったり、あえてわき道にそれるプレイをするなど、一見、非効率的なプレイをして、ゲーム内で最強になるような作品が流行りすぎてしまったため、ゲームでみんな変なプレイ、ロマンプレイをするようになってしった。
この世界初のフルダイブVRMMORPGである『Alliance Possibility On-line』でも皆ロマンを追いたがる。
憧れの、個性あふれるプレイ、一見非効率なプレイ、変なプレイを皆がしだした。
そんな中、実直に地道に普通なプレイをする少年のプレイヤーがいた。
名前は、早乙女 久。
プレイヤー名は オクツ。
運営が想定しているような、正しい順路で少しずつ強くなる彼は、非効率的なプレイをしていくプレイヤーたちを無自覚で置き去っていく。
何か特別な力も、特別な出会いもないまま進む彼は、回り道なんかよりもよっぽど効率良く先頭をひた走る。
初討伐特典や、先行特典という、優位性を崩さず実直にプレイする彼は、ちゃんと強くなるし、ちゃんと話題になっていく。
ただし彼はストイックではない。彼にとってAPOはあくまでゲームであり、楽しむものだ。強くあることに、1番であることに、こだわりなどない。だから、彼はどこまでも無自覚だ。笑顔で、自分らしく、だけれど運営の想定の範囲内で楽しむオクツの”ゲーム”物語。
そして、ロマンばかり追い求めたプレイヤーの中で”普通”な彼が、目立っていく、新感覚VRMMO物語。
文字数 873,093
最終更新日 2025.05.18
登録日 2024.08.30
地球に最古の文明が起こり始めた頃、地球からはるか離れた宇宙のとある場所ではヒト型犬やヒト型猫などのヒト型生物たちがある会議をおこなっていた。
そしてそこである条約が採択される。
舞台はそれから五千年後の地球。
文字数 14,694
最終更新日 2025.05.18
登録日 2025.05.16
その文明は出会うべきではなかった
その人との出会いは歓迎すべきものではなかった
これは悲しい『出会い』の物語
『特殊な部隊』と出会うことで青年にはある『宿命』がせおわされることになる
法術装甲隊ダグフェロン 第六部
節分には去年からの源平合戦を思わせる時代行列と司法局実働部隊長、嵯峨惟基特務大佐による流鏑馬が行われることになっていた。
それに加えて豊川市役所は司法局実働部隊、通称『特殊な部隊』に自主映画作品を作ることを依頼してきた。
昨年のあまりに退屈な作品に呆れ果てた市は今度はまともな作品を作れとの指示を嵯峨に出してきた。
その提案を元に開かれた会議は紛糾した。
レースのドキュメンタリー映画を作ろうと言う整備班班長島田正人の提案は、そのレース参加費用が彼が稼いだフルスクラッチした旧車の密貿易によるものであることがバレると言う理由で却下された。
映画検閲の厳しい国出身の露出狂の変態である日野かえで少佐はいきなり無修正ポルノ映画を作ろうと言い出し当然却下された。
そんなこんなでアメリア・クラウゼ中佐の提案した『魔法少女モノ』映画を作るという案がすったもんだの末決定した。
しかし、隊一のトラブルメーカーであるアメリアの作品がまともなわけも無く、キャラデザインを担当させられた神前誠(しんぜんまこと)には配役された役者から次々と注文が殺到した。
そんなこんなで撮影に入るのだが、当然監督をはじめ一筋縄ではいかない役者たちの演技はとてつもない怪作になる予感を孕みつつ出来上がっていった。
その作品の演技や演出にひたすらツッコミを入れ続ける誠は作品が完成しないことを願うしかなかった。
SFお仕事ギャグロマン小説。
文字数 151,850
最終更新日 2025.05.18
登録日 2025.04.23
世界初のフルダイブVRMMOのサービスが始まった。
テレビやSNS、世界各地の町中にまで広告を打ち大々的に宣伝されてきた、世界初のフルダイブVRMMORPG『キメラスキルオンライン』。
サービス開始時からプレイできる初版は瞬く間に売り切れた。
その初版を手にし、サービス開始とともにプレイし始める青年、プレイヤー名『アロン』。
彼は、サバイバル冒険者として、『キメラスキルオンライン』の世界に降り立った。
アロンはあまりのリアルさに圧倒される形でプレイをスタートした。
現実世界と見まがうほどリアルに作られた世界をただひたすらに楽しんでいく。
ダンジョン攻略にいそしみ、イベントがあればイベントに全力で取り組み、そうやって、全力で『キメラスキルオンライン』の世界を楽しんでいく。
何かに特化していたり、リアルスキルを持ってたりする訳ではないアロンが、全力で楽しみながら、時に切磋琢磨して、時に1人黙々と楽しむ、時たまに『キメラスキルオンライン』の世界全体に関わるようなことをする。
様々な事に手を出して、時に成功し時に失敗し、その失敗すらも楽しんでいく物語。
世界の命運をかけるような戦いをすることもなければ、実は人類にSF的な設定がある訳でもない。ゲームをクリアしないと死ぬ訳でも、現実に大きな問題を抱えている訳でもない。
ただただ、サバイバル冒険者の『アロン』が『キメラスキルオンライン』の世界を楽しみ尽くす物語。
文字数 50,075
最終更新日 2025.05.18
登録日 2025.05.10
かつて若くして最愛の妻を亡くし、以来、仕事一筋で生きてきた男——柊 誠司(ひいらぎ せいじ)、60歳。
定年を迎えた彼に、甥の俊也が「最近流行りのVRMMOをやってみないか」とフルダイブ式VRゲーム機をプレゼントする。
俊也のすすめで始めたゲーム「Eternal Fantasia Online(EFO)」。
自分の分身となるキャラを作成し、選んだ職業はネクロマンサー。
「どうせなら、現実ではできないことをやってみるか」と選んだ職業だったが、持ち前の戦術眼と冷静な判断力を駆使し、瞬く間に頭角を現す。
一般プレイヤーには使いこなせない死霊魔法を自在に操り、独自の戦術で無双する誠司。
やがて彼は有名プレイヤーとなり、運営すら無視できない存在へと成り上がっていく——
しかし、ある日、ゲームの中に異変が起こる。
一部のプレイヤーが突如ログアウト不能となり、誠司もまた不可解な現象に巻き込まれる。
異世界転移とも異なる、「ゲームと現実の境界が曖昧になる事態」に直面しながら、彼はVR世界の深層へと足を踏み入れていく……。
★本作は小説家になろう、カクヨムに重複投稿しています★
★最終話まで予約投稿済み。「現実に帰れEND」や「MMO廃人END」にはなりません。タグ通りの内容です★
文字数 94,329
最終更新日 2025.05.18
登録日 2025.03.26
最新のVRゲームを手に入れた彼は早速プレイを開始した。
文字数 1,430,315
最終更新日 2025.05.18
登録日 2023.07.25
黒川新谷(くろかわあらた)は多少不真面目な大学生だった。
空虚な今までの人生を捨てて、新しく生まれた弟にいい格好をするために努力していた最中のアラタだったが、病気にかかり命を落としてしまう。
しかし、アラタの人生はそこで終わりではなかった。
次元の壁を越え、アラタの魂は新たな肉体へと生まれ変わる。
しかし、その肉体はすでに人間ではなかった。
「Ve‘z(ヴェズ)」と呼ばれる、異世界で遥か昔に勃興した帝国の、最後の末裔。
その予備のクローンに転生した。
クローンの持ち主は既に死に、多くの機械兵士が目的を失い彷徨っていた。
アラタはエリアスと名を変え、数千年ぶりに主人を手にした機械達を従え、新たな人生を歩み始める。
※小説家になろう/カクヨムでも連載しています
文字数 361,859
最終更新日 2025.05.18
登録日 2024.05.01
正気を狂気に変えて、愛と憎悪で乗り越えろ。
人は今まで色んな資源やエネルギーを消費し続けてきた。このまま使い続ければ、いずれは使い果たしてしまう可能性さえ十分にあり得る。【エクトプラズム】という未知のエネルギーから開発された【ガイスト】。
金刃 乱(かねと おさむ)はとある出来事から【フィジカルポイント(身体能力超強化】という【ガイスト】を渡され、新生活を送る事となった。
しかし、これが彼の人生を大きく狂わせてしまう事になる。
文字数 245,903
最終更新日 2025.05.18
登録日 2023.04.05
鬱病を患い社会復帰出来ずに薬物常用者と身を窶した男、蒸部呂久は使用した薬物の影響で意図せず異常に過敏な感受性を得た事で人間社会に潜む闇を知ってしまう。同時期に日本に巨大な火球が飛来。世界をひっくり返す様な騒動の中で派遣社員の四堂春世と同級生の國木屋伊予子は世界の劇変を逞しく乗り越えようとするが、やがて……
文字数 106,245
最終更新日 2025.05.18
登録日 2025.05.04
ごく普通の大学生生活を楽しむ…はずの蓮見涼介。入学間もない頃のキャンパスで、いきなりサッカーボールを蹴りつけられる。危うくボールを避けた涼介。ニヤリと笑って近づいてきたのは小中の同級生の辻本隼人。辻本は「二十歳過ぎればただの人だな、お前も俺も」とうそぶく。実は彼らは小学六年生の時、「教育開発プログラム」と言うイベントに参加させられたことがある。公共機関主催の全国の健康優良な子供達のためのプログラムだと聞かされたが、わずか一年で終わり、参加者たちには意味がよくわからなかったのだ。講義にバイトに忙しい涼介はある日、奇妙な黒服の男に出会う。男は「教育開発プログラム」の追跡調査のためと名乗り、今後涼介らの力が必要になるかも、と言う。何のことだ、と反発を覚える涼介だが、まもなく不穏な出来事に遭遇することになる。大学のサークル、映画同好会で見に行ったインディー映画の関係者、ローサと言う女性が涼介に関わって来て…。時空を駆ける主人公の活躍を楽しめるSFストーリー
1章からの登場人物:
蓮見涼介(はすみりょうすけ):大学一年生。小学六年生で不思議な「教育開発プログラム」に参加。
辻本隼人(つじもとはやと):大学一年、小中と涼介と同じ学校。
吉野真由子(よしのまゆこ):大学一年、小中と涼介と同じ学校。
桐生葵(きりゅうあおい):大学一年、涼介らと同じプログラムを受けていた。
文字数 9,793
最終更新日 2025.05.18
登録日 2025.05.14
『六根清浄! タイ捨流… 斑目蔵人(まだらめ くろうど)、推して参る!!』
『あぅ、またクロードの変なスイッチが……』
“座して死を待つよりも戦いに生きろ” などと、現代日本では難しい生きざまを武侠の祖父に強要され、幼い頃よりタイ捨流剣術を叩き込まれて、何度も死に掛けた不遇な青年、斑目 蔵人(まだらめ くろうど)。
何の役にも立たない合戦剣術など捨て去り、しがない新卒社員として人生を謳歌していたにもよらず、異なる世界へ飛ばされた彼の転移先は… 殺られる寸前な人型機動兵器のコクピット!?
身体能力が強く反映される人型の機体を駆り、卓越した武技で巨大な化物をあっさりと仕留めた事から、図らずも同乗していた魔導士の少女に勧められるまま騎士団へ身を寄せるが――
※ 過去作のリメイク品になります。
本業多忙で連載作のプロットや、物語の格子を作る時間がないんすよ(´;ω;`)
文字数 27,289
最終更新日 2025.05.18
登録日 2025.05.12