覚悟はありますか?

翔王(とわ)

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王太子妃になるためには

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王太子妃になるためには2つの条件がある。まず1つ目は処女であることだ。侯爵家や公爵家、王族に嫁ぐ場合は処女であることが決まっている。当主の継承が女性の場合は除くことになるが。
伯爵家から下はそこまで処女かどうかは問わないが、産んだ子が育ち、家系に似ていなければ白い目で見られることがある。
処女判定には王城に保管されてる水晶で分かる。判定時には両陛下の立ち会いの元で行なわれる。処女なら赤く光るが処女じゃない場合は光らない。

2つ目の条件は、もちろん王太子妃教育を終了させなければならないが、その王太子妃教育を受ける資格として、王妃陛下の祖国チェスター王国の学園で勉強して、3年間上位10名の中にいるのをキープして卒業しなければならない。

チェスター王国にある学園は最高峰とも言われ、我が国だけじゃなく、周辺国からも多数の留学者がいる。
最高峰ともなるので勉学も厳しいし、紳士や淑女マナー、社交時での各国の挨拶や言語、マナーなども一流の講師から学べる。
成績上位者になれなくても、問題起こさず無事に卒業できたなら、周辺国どこに行ったとしても認められて受け入れられる。
なので、後継者、王族は自国の学園より、わざわざ留学までするそうだ。

将来を見据えてか、商会の会長などの息子や娘など平民もいるので、多少の小競り合いはあるが切磋琢磨しながら学園生活を送ってるそうだ。
学園は全寮制なので、日常生活から全てにおいて自分でしなければならず、今までメイドや侍女、侍従にやって貰ってた令嬢や令息達の中には耐えきれず退学し、普通の学園に入り直すそうだ。

そんな厳しい学園を先代陛下が王太子の頃から引き継がれている。王太子妃、王妃になる者だけにやらせるのはいかがなものかとの声があがり、王族に連なる者もやらせることになった。
王太子や王太子妃になる者として、成績も上位10位以内、臣下に下る者や他国で婚姻する者は真ん中より上での成績で卒業が義務付けられる。
学園生活や寮での生活の様子も自国の影やチェスター王国の影などに逐一報告されている。

現国王陛下のフォレストや王妃のノアール、王太子のグレッグ、王太子妃予定のアリスも成績上位者で卒業した。
グレッグとアリスは13歳の時にチェスター王国の学園入学し16歳で卒業し、現在は自国の学園に編入し、王太子教育、王太子妃教育を受けながら通っている。
アリスが王太子妃になるには、自国の学園を卒業し結婚式を挙げてからになる。

リリス嬢の一言により、一石投じられアリスの地位が揺らぎ始めた。リリス嬢も王太子妃になりたい宣言をしたために、チェスター王国に留学をして寮での日常生活や学園生活の様子も監視される。
リリス嬢やユール侯爵家が王太子妃教育を始める前の留学を受け入れるかは分からないが……。

とりあえず、リリス嬢とユール侯爵を呼び出した。
「リリス嬢に1つ聞きたいんだが、王太子妃教育を受ける為にはチェスター王国で留学の話は前にしたが、チェスター王国の学園は全寮制だから日常生活全てを自分でしなければならないが大丈夫か?メイドや侍女など誰も連れて行けないし、チェスター王国も用意してくれないからな。」
「そうなんですかぁ~、あたしは大丈夫ですよぉ。」

間延びした話し方は変わらんのか……一応国王陛下の前だけどな。
「ユール侯爵よ、リリス嬢はこう言っておるが、どうだ?」
「はぁ……リリスが受け入れてるなら大丈夫でしょう、ぜひともお願いします。」
「あい、分かった。ならチェスター王国と話しを詰めるから連絡を待つように。」

侯爵……大丈夫かよ?リリス嬢の言いなりなのか?甘やかしすぎだろ。


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