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最終章 木こりと騎士は……
第535話 あなたを許せない!!
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「ギャハハハハッ! これで本当に終わりだ――!!」
そう言うと、ノルベルトは意気揚々と高らかに両手を上げる。
すると、フリージアを始めとした無効化魔法が使える者達以外が「うっ!」と呻き声を上げて地面に片膝をつき、空から黒い魔力がノルベルトに注がれた。
「みんな、どうしたの!?」
「な、何だ!」
突然のことにフリージアやリュシアンが狼狽える中、表情を険しくしたレクシャが、愉悦の笑みを浮かべているノルベルトに視線を向ける。
「貴様、一体何をした?」
(私の愛すべき家族や信頼する仲間達に何をした?)
静かに得物を構えながら有無を言わせぬ気迫で問い質すレクシャに、笑みを深めたノルベルトが得意げに答える。
「それはもちろん、予備の魔法陣でこの国にいる奴ら全員の……いや、悪魔の力を持つ者達以外の人間の魔力を全て、俺の魔力にしているんだよ!」
「「「っ!」」」
(魔法陣を使って他人の魔力を自分の魔力に変換させたですって!?)
「本当は、お前達悪魔の魔力も俺の魔力にしたかったが……まぁ、この国に住んでいる奴らの大半は俺の魔法の影響下にある傀儡達だからな。これだけ魔力があれば、お前達悪魔を倒し、隣国に喧嘩を売ってもいいだろう」
「っ!?」
(つまり、ノルベルトの改竄魔法にかかった者達の魔力を勝手に吸い上げ、それを自分の魔力にしているってこと!?)
「……あなたには」
「あ?」
「あなたには、国民を大事にするという心は無いのですか?」
(お父様から奪った立場とはいえ、宰相の立場にいたのなら、国民を大事にすることの大切を分かっているでしょうに!)
拳を震わしながら淡い緑色の瞳で睨みつけるフリージアに、ノルベルトが「ギャハハハハッ!」と耳を劈くような嗤い声を上げる。
「何が可笑しいの?」
「いやいや、おかしいに決まっているだろ! どこの世界に、駒に成り下がった傀儡達をいたわるバカがいるんだよ!」
「っ!」
目を見開くとフリージアに、ノルベルトが得意げに答える。
「死んでいようが生きていようが、俺の傀儡なんだから、俺が好き勝手したって関係ねぇんだ!」
「……国民の」
「は?」
「国民の命を何だと思っているのよ!!」
フリージアの怒りの籠った声が、僅かな呻き声が聞こえるコロッセオを震わせる。
無効化魔法でダリアの攻撃を無効化した後、メストの手で鞘に戻されていた折れたレイピアを抜き、静かに立ち上がったフリージアは、こみ上げてきた激情をノルベルトにぶつける。
「国民はあなたみたいなクズな愚か者が弄んでいい命じゃない!」
「はぁ!?」
怒りで眉を吊り上げるノルベルトを、フリージアが静かにレイピアを向ける。
「許さない!」
(私から大切なものを奪ったことも! 私たち家族から奪ったもので、この国で滅茶苦茶にしたことも! そして、国民を……私の大事な人達を傷つけることも!)
フリージアに脳裏に蘇る今までの日々が、疲労困憊だったフリージアの心身を震え立たせ、フリージアの背中を強く押す。
「フリー、ジア」
立ち上がったフリージアを心配そうに見つめるメストの苦しい表情が、フリージアの内に秘めた熱い闘志を更に燃やす。
「私は、あなたを絶対に許さない!!」
(『王国の盾』を賜る家の者として、私は、大好きな人達とこの国を傷つけるあなたを絶対に許さない!!)
憎しみを込めて睨みつけるフリージアに、小さく笑みを零したリュシアンとレクシャが彼女の隣に立つ。
「そうだな、俺も許せねぇ!」
(家族や親友を傷つける奴なんて!)
「私も、ノルベルトのことがより許せなくなった」
(愛する家族とこの国を傷つける愚か者など!!)
横並びに立った3人の無効化魔法使いが、1人の闇魔法使いに剣を向ける。
そう言うと、ノルベルトは意気揚々と高らかに両手を上げる。
すると、フリージアを始めとした無効化魔法が使える者達以外が「うっ!」と呻き声を上げて地面に片膝をつき、空から黒い魔力がノルベルトに注がれた。
「みんな、どうしたの!?」
「な、何だ!」
突然のことにフリージアやリュシアンが狼狽える中、表情を険しくしたレクシャが、愉悦の笑みを浮かべているノルベルトに視線を向ける。
「貴様、一体何をした?」
(私の愛すべき家族や信頼する仲間達に何をした?)
静かに得物を構えながら有無を言わせぬ気迫で問い質すレクシャに、笑みを深めたノルベルトが得意げに答える。
「それはもちろん、予備の魔法陣でこの国にいる奴ら全員の……いや、悪魔の力を持つ者達以外の人間の魔力を全て、俺の魔力にしているんだよ!」
「「「っ!」」」
(魔法陣を使って他人の魔力を自分の魔力に変換させたですって!?)
「本当は、お前達悪魔の魔力も俺の魔力にしたかったが……まぁ、この国に住んでいる奴らの大半は俺の魔法の影響下にある傀儡達だからな。これだけ魔力があれば、お前達悪魔を倒し、隣国に喧嘩を売ってもいいだろう」
「っ!?」
(つまり、ノルベルトの改竄魔法にかかった者達の魔力を勝手に吸い上げ、それを自分の魔力にしているってこと!?)
「……あなたには」
「あ?」
「あなたには、国民を大事にするという心は無いのですか?」
(お父様から奪った立場とはいえ、宰相の立場にいたのなら、国民を大事にすることの大切を分かっているでしょうに!)
拳を震わしながら淡い緑色の瞳で睨みつけるフリージアに、ノルベルトが「ギャハハハハッ!」と耳を劈くような嗤い声を上げる。
「何が可笑しいの?」
「いやいや、おかしいに決まっているだろ! どこの世界に、駒に成り下がった傀儡達をいたわるバカがいるんだよ!」
「っ!」
目を見開くとフリージアに、ノルベルトが得意げに答える。
「死んでいようが生きていようが、俺の傀儡なんだから、俺が好き勝手したって関係ねぇんだ!」
「……国民の」
「は?」
「国民の命を何だと思っているのよ!!」
フリージアの怒りの籠った声が、僅かな呻き声が聞こえるコロッセオを震わせる。
無効化魔法でダリアの攻撃を無効化した後、メストの手で鞘に戻されていた折れたレイピアを抜き、静かに立ち上がったフリージアは、こみ上げてきた激情をノルベルトにぶつける。
「国民はあなたみたいなクズな愚か者が弄んでいい命じゃない!」
「はぁ!?」
怒りで眉を吊り上げるノルベルトを、フリージアが静かにレイピアを向ける。
「許さない!」
(私から大切なものを奪ったことも! 私たち家族から奪ったもので、この国で滅茶苦茶にしたことも! そして、国民を……私の大事な人達を傷つけることも!)
フリージアに脳裏に蘇る今までの日々が、疲労困憊だったフリージアの心身を震え立たせ、フリージアの背中を強く押す。
「フリー、ジア」
立ち上がったフリージアを心配そうに見つめるメストの苦しい表情が、フリージアの内に秘めた熱い闘志を更に燃やす。
「私は、あなたを絶対に許さない!!」
(『王国の盾』を賜る家の者として、私は、大好きな人達とこの国を傷つけるあなたを絶対に許さない!!)
憎しみを込めて睨みつけるフリージアに、小さく笑みを零したリュシアンとレクシャが彼女の隣に立つ。
「そうだな、俺も許せねぇ!」
(家族や親友を傷つける奴なんて!)
「私も、ノルベルトのことがより許せなくなった」
(愛する家族とこの国を傷つける愚か者など!!)
横並びに立った3人の無効化魔法使いが、1人の闇魔法使いに剣を向ける。
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