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最終章 木こりと騎士は……
第539話 頼み任せて
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「そんなこと、本気でさせるバカがどこにいるんだよ!」
ロスペルから魔法陣を特定され、呆然としていたノルベルトがフリージア達の会話で正気に戻ると、フリージアに切りかかろうとする。
だが、レクシャがすかさずノルベルトの攻撃を受け止める。
「なっ!」
「すまないが、ここから先は無効化魔法使用につき、お前限定で立ち入り禁止とする」
「そういうことだ!」
「チッ!」
ディロイスの鮮やかな不意打ちを間一髪で避けたノルベルトは、フリージアに立ちはだかる双璧に思わず舌打ちをする。
それを見たレクシャは、ロスペルとカトレアに視線を移す。
「ロスペル、そしてカトレア嬢。すまないが飛行魔法をかけて2人を空に飛ばしてくれないか?」
(ロスペルは超級魔法を使ったお陰で、魔力がまだ完全に回復しきってないだろう。だから、カトレア嬢にも手伝って欲しいのだが)
「2人を飛ばすだけなら僕1人でも……」
「いえ! 師匠はまだ超級魔法の影響で魔力が回復しきっていませんから、ここは私と一緒に2人を空へ飛ばせましょう! 良いですね!!」
「……分かった。ここは師弟で協力して2人を空へ運ぼう」
「はい!!」
(師匠って、副団長に選ばれるくらいとても責任感が強いから、つい無茶をするのよねぇ)
弟子の気迫に押され、渋々頷いた師匠を見て、満足気に笑ったカトレアは、メストに支えられているフリージアに視線を移す。
そして、フリージアの両手を強く握り締める。
「カトレア?」
「フリージア、何があっても私たちのもとに帰ってくるのよ」
(私はあの頃のように、あなたと他愛無い話をして、色んなところに出かけて、楽しい時間をたくさん過ごしたいのだから)
懇願するように約束を取り付けるカトレアに、フリージアは深く頷く。
「もちろんよ」
(私には家族との約束が、あなたとの約束が、そしてメスト様との約束があるのだから)
真剣な表情のフリージアに、小さく笑みを零したカトレアは、すぐさま笑みを潜めるとフリージアから離れ、メストにフリージアを託す。
「メスト様、後は頼みます」
「あぁ、任せろ」
すると、カトレアの隣にいたラピスとシトリンがメストの背中を押す。
「メスト、気を付けて」
「隊長、お気をつけて」
「行ってくる。地上のことは任せた」
「了解♪」
「ハッ!」
親友と部下に地上のことを任せたメストは、ティアーヌと共に陛下と殿下の護衛をしているフェビルとアイコンタクトを交わす。
(行ってきます)
(行ってこい!)
深く頷いたフェビルを見て、内心安堵したメストはフリージアに視線を戻した時、王族の傍にいたリュシアンが2人に駆け寄ってきた。
「リュシアン兄様?」
「フリージア、俺の魔力を持っていけ。多少なりとも足しになるだろう」
そう言うと、妹の手を取り、魔力を流す。
(リュシアン兄様の魔力、相変わらず熱くて、でも優しくて、体の底から元気が出てくる)
久しぶりに感じた兄の魔力に、フリージアが笑みを零す。
すると、魔力を注ぎ終えたリュシアンがフリージアの手を離す。
「ありがとう、リュシアン兄様」
「あぁ、行ってこい。そして、歪んだ魔法陣を木っ端微塵に消してこい!」
「はい!」
ロスペルから魔法陣を特定され、呆然としていたノルベルトがフリージア達の会話で正気に戻ると、フリージアに切りかかろうとする。
だが、レクシャがすかさずノルベルトの攻撃を受け止める。
「なっ!」
「すまないが、ここから先は無効化魔法使用につき、お前限定で立ち入り禁止とする」
「そういうことだ!」
「チッ!」
ディロイスの鮮やかな不意打ちを間一髪で避けたノルベルトは、フリージアに立ちはだかる双璧に思わず舌打ちをする。
それを見たレクシャは、ロスペルとカトレアに視線を移す。
「ロスペル、そしてカトレア嬢。すまないが飛行魔法をかけて2人を空に飛ばしてくれないか?」
(ロスペルは超級魔法を使ったお陰で、魔力がまだ完全に回復しきってないだろう。だから、カトレア嬢にも手伝って欲しいのだが)
「2人を飛ばすだけなら僕1人でも……」
「いえ! 師匠はまだ超級魔法の影響で魔力が回復しきっていませんから、ここは私と一緒に2人を空へ飛ばせましょう! 良いですね!!」
「……分かった。ここは師弟で協力して2人を空へ運ぼう」
「はい!!」
(師匠って、副団長に選ばれるくらいとても責任感が強いから、つい無茶をするのよねぇ)
弟子の気迫に押され、渋々頷いた師匠を見て、満足気に笑ったカトレアは、メストに支えられているフリージアに視線を移す。
そして、フリージアの両手を強く握り締める。
「カトレア?」
「フリージア、何があっても私たちのもとに帰ってくるのよ」
(私はあの頃のように、あなたと他愛無い話をして、色んなところに出かけて、楽しい時間をたくさん過ごしたいのだから)
懇願するように約束を取り付けるカトレアに、フリージアは深く頷く。
「もちろんよ」
(私には家族との約束が、あなたとの約束が、そしてメスト様との約束があるのだから)
真剣な表情のフリージアに、小さく笑みを零したカトレアは、すぐさま笑みを潜めるとフリージアから離れ、メストにフリージアを託す。
「メスト様、後は頼みます」
「あぁ、任せろ」
すると、カトレアの隣にいたラピスとシトリンがメストの背中を押す。
「メスト、気を付けて」
「隊長、お気をつけて」
「行ってくる。地上のことは任せた」
「了解♪」
「ハッ!」
親友と部下に地上のことを任せたメストは、ティアーヌと共に陛下と殿下の護衛をしているフェビルとアイコンタクトを交わす。
(行ってきます)
(行ってこい!)
深く頷いたフェビルを見て、内心安堵したメストはフリージアに視線を戻した時、王族の傍にいたリュシアンが2人に駆け寄ってきた。
「リュシアン兄様?」
「フリージア、俺の魔力を持っていけ。多少なりとも足しになるだろう」
そう言うと、妹の手を取り、魔力を流す。
(リュシアン兄様の魔力、相変わらず熱くて、でも優しくて、体の底から元気が出てくる)
久しぶりに感じた兄の魔力に、フリージアが笑みを零す。
すると、魔力を注ぎ終えたリュシアンがフリージアの手を離す。
「ありがとう、リュシアン兄様」
「あぁ、行ってこい。そして、歪んだ魔法陣を木っ端微塵に消してこい!」
「はい!」
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