587 / 606
最終章 木こりと騎士は……
第552話 大事な家族だから
しおりを挟む
「リアンに……」
「カルミア」
リュシアンとティアーヌに倒されたはずの2人が現れ、困惑しつつもフリージア達は警戒する。
そんな中、眉を顰めたラピスがカトレアに小声で話しかける。
「なぁ、この2人もまさか……」
「多分、あの女と同じように記憶が混濁して、一時的に正気に戻っているのかもしれないわね」
(そうじゃなきゃ、出会った瞬間に召喚された魔物に襲われているか、大したことがない風属性魔法が放たれているわ)
戦いの時に感じた敵意が今の2人から全く感じないカトレアは、ラピスに向けていた視線をそっと前に戻す。
すると、ダリアの隣に立ったリアンとカルミアが揃って頭を下げる。
「インベック家の今までの行いを思えば、『なんて身勝手な』と思っているかもしれない! もちろん、今までの行いに対しての償いなら、全てが終わった後に家族全員で必ず行うと、次期当主としてこの場で約束する! だから頼む、あのクソ親父を止めるために俺たち家族を行かせて欲しい!」
「あれでも一応、私たちにとって大事な家族なの! だから今だけは……この瞬間だけは、私たちの頼みを聞き届けて欲しいの!」
本来、領民の生活を預かっている貴族が、他の貴族に対して頭を下げることは『他貴族に屈した』という意味に捉えられるため、簡単には頭を下げることは出来ない。
ましてや、王国を影から支えている貴族なら尚のこと。
だが2人は、フリージア達に何の躊躇いもなく頭を下げた。
この7年で、自分たちが王国に多大な混乱を齎したことを自覚している。
それでも、この国を混乱に陥れた元凶であるノルベルトを止めたい。
大事な家族だから。
そんな2人の潔い態度を見たダリアは、2人を真似るように倒れたまま深々と頭を下げる。
「お願い! パパのところに連れて行って!」
改竄魔法の影響下にいた頃のダリアは、宰相家令嬢の立場を利用し、気に入らない人間を容赦無く虐げたり、見目麗しい男性達と昼夜問わず激しい遊びをしたりと、本能の赴くままに振る舞っていた。
しかし、本来のダリアは気に入った男性には媚びを売り、気に入らない人には嫌味を言うが、貴族として誇りを持っているため、決して本能の赴くままに振る舞わなかったし、誰かに頭を下げるなんて決してしなかった。
すると、フリージアがリュシアンに向かって頭を下げる。
「リュシアン兄様、私からもお願いします」
「フリージア!?」
(この中で1番、インベック家に対して思うところがあるはずなのに!)
木こりとして民を守っていたフリージアを1番近くで見ていたからこそ、『インベック家の願いを聞き届けて欲しい』とリュシアンに対して頭を下げるフリージアに驚きが隠せないメスト。
そんな彼を他所に、頭を上げたフリージアがリュシアンに懇願する。
「この方々もまた、ノルベルトの被害者です。ならば、何か一言、文句でも何でも言う権利があるかと」
「だが、こいつらが結託して俺たちに襲う可能性が……」
「それなら、ダリアと同じように拘束魔法で縛った状態で連れて行けばいいだけの話です」
(そもそも、疲労困憊で敵意が全く見えない人達が私たちに危害を加えるとは到底思えないけど)
「どうでしょうか?」
「そうだな、本当は連れて行きたくないが……」
深々と頭を下げ続けるダリア達に目をやったリュシアンは、ゆっくりと目を閉じると思案を巡らせる。
(本来なら絶対連れて行けない。何を仕出かすか分からないから。だが……)
ほんの少しの時間、考え込んだリュシアンは静かに目を見開くとフリージアの方を見て苦笑する。
「分かった、フリージアのお人好しに免じて、こいつらを連れて行こう」
「ありがとうございます、兄様!」
「「「ありがとうございます!」」」
顔を上げて喜びを分かち合ったダリア達が再び頭を下げる。
そんな彼女達に険しい顔をしたリュシアンが条件をつける。
「ただし、連れていく前にリアンとインベック伯爵夫人を拘束魔法で縛らせてもらう。さっきも言ったが、突然敵意を向けられても困るからな」
すると、頭を上げたリアンが真剣な表情で深く頷く。
「分かった。母さんもそれで良いよな?」
「えぇ、構わないわ」
2人から了承を得たリュシアンは、ロスペルに拘束魔法で2人を縛るように指示を出す。
その時、縛られたままのダリアが突然、ラピスに媚びた目を向ける。
「それじゃあ、ラピス様! 伯爵令嬢である私をかついで……」
「そんなことさせるわけがないでしょ! この淫乱令嬢!」
「キャッ!」
ラピスに粉をかけようとしたダリアを目ざとく見つけたカトレアは、風属性の中級魔法でダリアの体を宙に浮かす。
「あんたね! もう少し優しくしなさいよ!」
「うるさいわね! 今のあんたにはこれくらいが丁度いいのよ!」
「何ですって!!」
学生時代に出会ってから……いや、それよりも前から会えば何かと口喧嘩をしていたダリアとカトレア。
そんな2人を傍で見ていたラピスは、久しぶりの口喧嘩に思わず笑みを零すと、すぐさま笑みを潜めて慣れたように2人の仲裁に入る。
そして、リアンとカルミアの体をロスペルの拘束魔法で縛った後、フリージア達はダリア達を連れてレクシャ達のもとに向かった。
「カルミア」
リュシアンとティアーヌに倒されたはずの2人が現れ、困惑しつつもフリージア達は警戒する。
そんな中、眉を顰めたラピスがカトレアに小声で話しかける。
「なぁ、この2人もまさか……」
「多分、あの女と同じように記憶が混濁して、一時的に正気に戻っているのかもしれないわね」
(そうじゃなきゃ、出会った瞬間に召喚された魔物に襲われているか、大したことがない風属性魔法が放たれているわ)
戦いの時に感じた敵意が今の2人から全く感じないカトレアは、ラピスに向けていた視線をそっと前に戻す。
すると、ダリアの隣に立ったリアンとカルミアが揃って頭を下げる。
「インベック家の今までの行いを思えば、『なんて身勝手な』と思っているかもしれない! もちろん、今までの行いに対しての償いなら、全てが終わった後に家族全員で必ず行うと、次期当主としてこの場で約束する! だから頼む、あのクソ親父を止めるために俺たち家族を行かせて欲しい!」
「あれでも一応、私たちにとって大事な家族なの! だから今だけは……この瞬間だけは、私たちの頼みを聞き届けて欲しいの!」
本来、領民の生活を預かっている貴族が、他の貴族に対して頭を下げることは『他貴族に屈した』という意味に捉えられるため、簡単には頭を下げることは出来ない。
ましてや、王国を影から支えている貴族なら尚のこと。
だが2人は、フリージア達に何の躊躇いもなく頭を下げた。
この7年で、自分たちが王国に多大な混乱を齎したことを自覚している。
それでも、この国を混乱に陥れた元凶であるノルベルトを止めたい。
大事な家族だから。
そんな2人の潔い態度を見たダリアは、2人を真似るように倒れたまま深々と頭を下げる。
「お願い! パパのところに連れて行って!」
改竄魔法の影響下にいた頃のダリアは、宰相家令嬢の立場を利用し、気に入らない人間を容赦無く虐げたり、見目麗しい男性達と昼夜問わず激しい遊びをしたりと、本能の赴くままに振る舞っていた。
しかし、本来のダリアは気に入った男性には媚びを売り、気に入らない人には嫌味を言うが、貴族として誇りを持っているため、決して本能の赴くままに振る舞わなかったし、誰かに頭を下げるなんて決してしなかった。
すると、フリージアがリュシアンに向かって頭を下げる。
「リュシアン兄様、私からもお願いします」
「フリージア!?」
(この中で1番、インベック家に対して思うところがあるはずなのに!)
木こりとして民を守っていたフリージアを1番近くで見ていたからこそ、『インベック家の願いを聞き届けて欲しい』とリュシアンに対して頭を下げるフリージアに驚きが隠せないメスト。
そんな彼を他所に、頭を上げたフリージアがリュシアンに懇願する。
「この方々もまた、ノルベルトの被害者です。ならば、何か一言、文句でも何でも言う権利があるかと」
「だが、こいつらが結託して俺たちに襲う可能性が……」
「それなら、ダリアと同じように拘束魔法で縛った状態で連れて行けばいいだけの話です」
(そもそも、疲労困憊で敵意が全く見えない人達が私たちに危害を加えるとは到底思えないけど)
「どうでしょうか?」
「そうだな、本当は連れて行きたくないが……」
深々と頭を下げ続けるダリア達に目をやったリュシアンは、ゆっくりと目を閉じると思案を巡らせる。
(本来なら絶対連れて行けない。何を仕出かすか分からないから。だが……)
ほんの少しの時間、考え込んだリュシアンは静かに目を見開くとフリージアの方を見て苦笑する。
「分かった、フリージアのお人好しに免じて、こいつらを連れて行こう」
「ありがとうございます、兄様!」
「「「ありがとうございます!」」」
顔を上げて喜びを分かち合ったダリア達が再び頭を下げる。
そんな彼女達に険しい顔をしたリュシアンが条件をつける。
「ただし、連れていく前にリアンとインベック伯爵夫人を拘束魔法で縛らせてもらう。さっきも言ったが、突然敵意を向けられても困るからな」
すると、頭を上げたリアンが真剣な表情で深く頷く。
「分かった。母さんもそれで良いよな?」
「えぇ、構わないわ」
2人から了承を得たリュシアンは、ロスペルに拘束魔法で2人を縛るように指示を出す。
その時、縛られたままのダリアが突然、ラピスに媚びた目を向ける。
「それじゃあ、ラピス様! 伯爵令嬢である私をかついで……」
「そんなことさせるわけがないでしょ! この淫乱令嬢!」
「キャッ!」
ラピスに粉をかけようとしたダリアを目ざとく見つけたカトレアは、風属性の中級魔法でダリアの体を宙に浮かす。
「あんたね! もう少し優しくしなさいよ!」
「うるさいわね! 今のあんたにはこれくらいが丁度いいのよ!」
「何ですって!!」
学生時代に出会ってから……いや、それよりも前から会えば何かと口喧嘩をしていたダリアとカトレア。
そんな2人を傍で見ていたラピスは、久しぶりの口喧嘩に思わず笑みを零すと、すぐさま笑みを潜めて慣れたように2人の仲裁に入る。
そして、リアンとカルミアの体をロスペルの拘束魔法で縛った後、フリージア達はダリア達を連れてレクシャ達のもとに向かった。
0
あなたにおすすめの小説
一級魔法使いになれなかったので特級厨師になりました
しおしお
恋愛
魔法学院次席卒業のシャーリー・ドットは、
「一級魔法使いになれなかった」という理由だけで婚約破棄された。
――だが本当の理由は、ただの“うっかり”。
試験会場を間違え、隣の建物で行われていた
特級厨師試験に合格してしまったのだ。
気づけばシャーリーは、王宮からスカウトされるほどの
“超一流料理人”となり、国王の胃袋をがっちり掴む存在に。
一方、学院首席で一級魔法使いとなった
ナターシャ・キンスキーは、大活躍しているはずなのに――
「なんで料理で一番になってるのよ!?
あの女、魔法より料理の方が強くない!?」
すれ違い、逃げ回り、勘違いし続けるナターシャと、
天然すぎて誤解が絶えないシャーリー。
そんな二人が、魔王軍の襲撃、国家危機、王宮騒動を通じて、
少しずつ距離を縮めていく。
魔法で国を守る最強魔術師。
料理で国を救う特級厨師。
――これは、“敵でもライバルでもない二人”が、
ようやく互いを認め、本当の友情を築いていく物語。
すれ違いコメディ×料理魔法×ダブルヒロイン友情譚!
笑って、癒されて、最後は心が温かくなる王宮ラノベ、開幕です。
【完結】公爵家の秘密の愛娘
ゆきむらさり
恋愛
〔あらすじ〕📝グラント公爵家は王家に仕える名門の家柄。
過去の事情により、今だに独身の当主ダリウス。国王から懇願され、ようやく伯爵未亡人との婚姻を決める。
そんな時、グラント公爵ダリウスの元へと現れたのは1人の少女アンジェラ。
「パパ……私はあなたの娘です」
名乗り出るアンジェラ。
◇
アンジェラが現れたことにより、グラント公爵家は一変。伯爵未亡人との再婚もあやふや。しかも、アンジェラが道中に出逢った人物はまさかの王族。
この時からアンジェラの世界も一変。華やかに色付き出す。
初めはよそよそしいグラント公爵ダリウス(パパ)だが、次第に娘アンジェラを気に掛けるように……。
母娘2代のハッピーライフ&淑女達と貴公子達の恋模様💞
🔶設定などは独自の世界観でご都合主義となります。ハピエン💞
🔶稚拙ながらもHOTランキング(最高20位)に入れて頂き(2025.5.9)、ありがとうございます🙇♀️
冷酷侯爵と政略結婚したら、実家がざまぁされました
鍛高譚
恋愛
「この結婚は、家のため。ただの政略結婚よ」
そう言い聞かせ、愛のない結婚を受け入れた公爵令嬢リゼット。
しかし、挙式後すぐに父が「婚約破棄しろ」と命じてきた!?
だが、夫であるアレクシス・フォン・シュヴァルツ侯爵は冷たく言い放つ。
「彼女を渡すつもりはない」
冷酷無慈悲と噂される侯爵が、なぜかリゼットを溺愛し始める!?
毎日甘やかされ、守られ、気づけば逃げ場なし!
さらに、父の不正が明るみに出て、公爵家は失墜――
リゼットを道具として利用しようとした者たちに、ざまぁの鉄槌が下される!
政略結婚から始まる、甘々溺愛ラブストーリー!
「愛なんてないはずなのに……どうしてこんなに大切にされるの?」
【完結】捨てられた皇子の探し人 ~偽物公女は「大嫌い」と言われても殿下の幸せを願います~
ゆきのひ
恋愛
二度目の人生は、前世で慕われていた皇子から、憎悪される運命でした…。
騎士の家系に生まれたリュシー。実家の没落により、生きるために皇宮のメイドとなる。そんなリュシーが命じられたのは、廃屋同然の離宮でひっそりと暮らすセレスティアン皇子の世話係。
母を亡くして後ろ盾もなく、皇帝に冷遇されている幼い皇子に心を寄せたリュシーは、皇子が少しでも快適に暮らしていけるよう奮闘し、その姿に皇子はしだいに心開いていく。
そんな皇子との穏やかな日々に幸せを感じていたリュシーだが、ある日、毒を盛られて命を落とした……はずが、目を開けると、公爵令嬢として公爵家のベッドに横たわっていた。けれどその令嬢は、リュシーの死に因縁のある公爵の一人娘……。
望まぬ形で二度目の生を享けたリュシーと、その死に復讐を誓った皇子が、本当に望んでいた幸せを手に入れるまでのお話。
※本作は「小説家になろう」さん、「カクヨム」さんにも投稿しています。
※表紙画像はAIで作成したものです
追放された落ちこぼれ令嬢ですが、氷血公爵様と辺境でスローライフを始めたら、天性の才能で領地がとんでもないことになっちゃいました!!
六角
恋愛
「君は公爵夫人に相応しくない」――王太子から突然婚約破棄を告げられた令嬢リナ。濡れ衣を着せられ、悪女の烙印を押された彼女が追放された先は、"氷血公爵"と恐れられるアレクシスが治める極寒の辺境領地だった。
家族にも見捨てられ、絶望の淵に立たされたリナだったが、彼女には秘密があった。それは、前世の知識と、誰にも真似できない天性の《領地経営》の才能!
「ここなら、自由に生きられるかもしれない」
活気のない領地に、リナは次々と革命を起こしていく。寂れた市場は活気あふれる商業区へ、痩せた土地は黄金色の麦畑へ。彼女の魔法のような手腕に、最初は冷ややかだった領民たちも、そして氷のように冷たいはずのアレクシスも、次第に心を溶かされていく。
「リナ、君は私の領地だけの女神ではない。……私だけの、女神だ」
偽聖女と追放された私は、辺境で定食屋をはじめます~こっそり生活魔法で味付けしていたら、氷の騎士団長様が毎日通ってくるんですけど!?~
咲月ねむと
恋愛
【アルファポリス女性向けHOTランキング1位達成作品!!】
あらすじ
「役立たずの偽聖女め、この国から出て行け!」
聖女として召喚されたものの、地味な【生活魔法】しか使えず「ハズレ」の烙印を押されたエリーナ。
彼女は婚約者である王太子に婚約破棄され、真の聖女と呼ばれる義妹の陰謀によって国外追放されてしまう。
しかし、エリーナはめげなかった。
実は彼女の【生活魔法】は、一瞬で廃墟を新築に変え、どんな食材も極上の味に変えるチートスキルだったのだ!
北の辺境の地へ辿り着いたエリーナは、念願だった自分の定食屋『陽だまり亭』をオープンする。
すると、そこへ「氷の騎士団長」と恐れられる冷徹な美形騎士・クラウスがやってきて――。
「……味がする。お前の料理だけが、俺の呪いを解いてくれるんだ」
とある呪いで味覚を失っていた彼は、エリーナの料理にだけ味を感じると判明。
以来、彼は毎日のように店に通い詰め、高額な代金を置いていったり、邪魔する敵を排除したりと、エリーナを過保護なまでに溺愛し始める。
最強の騎士団長と騎士たちに胃袋を掴んで守られながら、エリーナは辺境で幸せなスローライフを満喫中?
白い結婚で結構ですわ。愛人持ちの夫に興味はありません
鍛高譚
恋愛
公爵令嬢ルチアーナは、王太子アルベルトとの政略結婚を命じられた。だが彼にはすでに愛する女性がいた。そこでルチアーナは、夫婦の義務を果たさない“白い結婚”を提案し、お互いに干渉しない関係を築くことに成功する。
「夫婦としての役目を求めないでくださいませ。その代わり、わたくしも自由にさせていただきますわ」
そうして始まった王太子妃としての優雅な生活。社交界では完璧な妃を演じつつ、裏では趣味の読書やお茶会を存分に楽しみ、面倒ごととは距離を置くつもりだった。
——だが、夫は次第にルチアーナを気にし始める。
「最近、おまえが気になるんだ」
「もっと夫婦としての時間を持たないか?」
今さらそんなことを言われても、もう遅いのですわ。
愛人を優先しておいて、後になって本妻に興味を持つなんて、そんな都合の良い話はお断り。
わたくしは、自由を守るために、今日も紅茶を嗜みながら優雅に過ごしますわ——。
政略結婚から始まる痛快ざまぁ! 夫の後悔なんて知りませんわ
“白い結婚”を謳歌する令嬢の、自由気ままなラブ&ざまぁストーリー!
無能だとクビになったメイドですが、今は王宮で筆頭メイドをしています
如月ぐるぐる
恋愛
「お前の様な役立たずは首だ! さっさと出て行け!」
何年も仕えていた男爵家を追い出され、途方に暮れるシルヴィア。
しかし街の人々はシルビアを優しく受け入れ、宿屋で住み込みで働く事になる。
様々な理由により職を転々とするが、ある日、男爵家は爵位剥奪となり、近隣の子爵家の代理人が統治する事になる。
この地域に詳しく、元男爵家に仕えていた事もあり、代理人がシルヴィアに協力を求めて来たのだが……
男爵メイドから王宮筆頭メイドになるシルビアの物語が、今始まった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる