王太子様お願いです。今はただの毒草オタク、過去の私は忘れて下さい

シンさん

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始まり3

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 チャーリーが書いていた内容。

『昨日、突然男が3人やってきた。約束してた訳じゃないと思う。どう見ても侯爵の知人じゃない。なりからして貴族でもない。』

「………」
「リズ?」
「ええ。質問ね。スホーンの毒の効能を知りたいの。」

『何故そんな男達が?』

『わからない。聞かれたくない話だったのか、侯爵が誰も部屋の側に近づかないように…と。けど俺は気になったから守らなかった。聞こえた内容は…』

『もしかして私の事を…?』

『ああ。』

筆談の合間に毒会の話をする。

「スホーンだな、わかった、聞いてみる。」
「ええ、お願い。」

『一体どんな事?』
『リズの正体を知ってる。今度話がしたい。1週間後にコチに来いって…。』

『そう。ありがとう。』

「そうだ、これ!スホーンよ!頑張って育てたの。」

楽しく話をしてる振りをしなきゃ。チャーリーもそうしてくれる。

「おお、リズ、お前すごいな!」
「でしょ?」

『何か分かった事があったらすぐに文をおくるから。』

『ありがとう。お願いするわ。』

チャーリーは励ますように私の肩をポンポンとたたいた。

「俺はこのまま帰らないと。」
「…もう?」
「うん、明後日には戻らないと。馬車も前で待ってるしな。」
「そう、立ち寄ってくれてありがとう。」
「面白いものも見られたし、構わないさ。」
「面白いもの?」

私が聞いても笑うだけで答えてくれなかった。


「チャーリー、フリナの事も調べられるならお願い。」
「わかった。じゃあな。」

パタンと馬車の扉が閉まって、チャーリーは帰っていった。


このままでは恐れていた事が起こってしまう。コチ…確実に私の出身を知ってる男達だ。たぶん誘拐の犯人。お父様に真相を聞いても絶対に教えてくれるはずがないわ。1週間…1週間後って事は18日に会う事になるんだわ。止めないと、何とかしないと。……もうなりふり構っていられないわ。

「リズ、あの男は誰……っどうした、真っ青だぞ!あの男と何かあったのかっ!?」
「チャーリーは何も。ねぇ、私を警察で働かせて。1週間…っううん5日間だけでいいの!お願い…もうこれから我が儘も言わないし、毒草だって全て燃やしてもいい。死ねと言うならそれでもいい。お願いだから私を警察の中にいれてっ!」
「リズ、一体どうしたんだ…?」

私は引き出しにあるハサミをとって髪の毛を一掴みザクっと切った。

「エリザベスっ!?何をっ!!」
「…女が駄目なら男の格好でもするわ。お願い5日だけでいい。私を働かせて下さい。」
「エリザベス、とりあえずゆっくり話をしょう。俺の部屋で2人で。」
「うん…。」

セドリックと話をするとすれば、理由をいわなくはいけない。けれど、犯罪者とお父様を会わせる事は絶対にできないわ。

誰か1人でいい。捕まえて締め上げてやる…。解決の糸口はそこしかないもの。
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