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ミリオン侯爵の力
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1人捕まえた。
チャーリーの情報なら3人で侯爵邸来ていた。その中でも、この男はコックスと共に行動できるくらいの男…下っ端なら切り捨てられてる。
男3人とグリー、全て合わせて4人。
グリーは私に殴られて泣いている。情けない男だわ。
「一体何があったんだ!!」
「エリザベスっ!」
「お嬢様っ!!」
お父様、お母様、ルネ、他にも、邸にいた皆が心配して私の元へ来てくれた。
「皆、久しぶりね。私は何もしていないのよ。兵士達と警官が悪い人を捕まえてくれたの。」
「エリザベス、コチ出身の小汚ない娘が…。」
グリーの父親が、皆集まったのを見てここぞとばかりにそう言った。
「私がコチ出身?はぁ…、伯爵という身分でありながら誘拐事件にかかわって、挙げ句16才の小娘にここまで追い詰められて、恥ずかしくて嘘でもつかないとやってられないのね。」
「背中に傷がある。」
「それはどなたに聞いたのか、仰ってくださる?確かな証言をして下さる人を。」
「……」
言える訳がない。言えば裏の元締めに近づけてしまうから。
「長官、お父様とお母様には護衛、邸のまわりに警備をつけてくれませんか。」
「いいだろう。」
「それから15分ほど時間を下さい。」
長官に聞こえるようにだけ言って、私は皆と邸に入った。
「お父様、2人きりで話がしたいのですが…」
「わかった。」
心配する皆を残してお父様の部屋へ向かった。
「あの男に何と言われたのですか?18日にコチに行くのは何故?……私の事で脅されたのですか?」
「……」
「私は誰にも傷を見られた事は無いです。」
「そんな事はわかってる…だが、傷を知ってる男がいて、エリザベスと体の関係を持っていると言いふらすと言われた。そんな事は冗談でも言われたくなかったんだ…。」
「……」
「エリザベスは婚約者候補…恐らく傷は確認される。そうなれば、本当なのではないか…と思われる。出身がどこだとバラされるのはいい。私達もそれで何か罰をくだされても何とも思わない。貴族じゃなくなるだけという事なのであれば、これからエリザベスは幸せにだってなれる。だが娘の…女性として悪評がたつのは許せなかった。」
「私はそんな物に負けません。それに、これくらいでミリオン侯爵が弱気になっては駄目です!どちらが力があるのか見せつけるんです。誰が本当に強くて、信頼があるのか、知らしめてやりましょう。私はお父様とお母様の娘、エリザベスよ。誰にも負けはしないわ。」
「ふふ、そうだった。私はミリオン侯爵家当主だ。多少の事なら揉み消せるし、娘を誘拐された貴族達を全て集める事だって出来る。ターナー公爵も私が言えば何もかも手をかしてくれる。」
ターナー…。被害にあった女性の…父親…。
「いや、事件が解決に進み始めてるなら、彼が先頭をきってくれるだろう。私も悪い事をやろうと思えば出来る身分だからね。」
「この件に関して権力を使う事を咎める貴族は、きっと誰もいないと思うわ。」
「では、やってみようか。今ならコチに呼び出された理由は、『こちらから罠をはるつもりだった』…とでも言えば信じるだろう。それに、ある程度の証言をとれれば、今ならミリオン家でコチを潰すくらいは出来る。」
「……」
ミリオン侯爵家当主…。皆が言うとおり、凄い権力がある…。お父様が優しいから、あまり感じていなかったけど。
チャーリーの情報なら3人で侯爵邸来ていた。その中でも、この男はコックスと共に行動できるくらいの男…下っ端なら切り捨てられてる。
男3人とグリー、全て合わせて4人。
グリーは私に殴られて泣いている。情けない男だわ。
「一体何があったんだ!!」
「エリザベスっ!」
「お嬢様っ!!」
お父様、お母様、ルネ、他にも、邸にいた皆が心配して私の元へ来てくれた。
「皆、久しぶりね。私は何もしていないのよ。兵士達と警官が悪い人を捕まえてくれたの。」
「エリザベス、コチ出身の小汚ない娘が…。」
グリーの父親が、皆集まったのを見てここぞとばかりにそう言った。
「私がコチ出身?はぁ…、伯爵という身分でありながら誘拐事件にかかわって、挙げ句16才の小娘にここまで追い詰められて、恥ずかしくて嘘でもつかないとやってられないのね。」
「背中に傷がある。」
「それはどなたに聞いたのか、仰ってくださる?確かな証言をして下さる人を。」
「……」
言える訳がない。言えば裏の元締めに近づけてしまうから。
「長官、お父様とお母様には護衛、邸のまわりに警備をつけてくれませんか。」
「いいだろう。」
「それから15分ほど時間を下さい。」
長官に聞こえるようにだけ言って、私は皆と邸に入った。
「お父様、2人きりで話がしたいのですが…」
「わかった。」
心配する皆を残してお父様の部屋へ向かった。
「あの男に何と言われたのですか?18日にコチに行くのは何故?……私の事で脅されたのですか?」
「……」
「私は誰にも傷を見られた事は無いです。」
「そんな事はわかってる…だが、傷を知ってる男がいて、エリザベスと体の関係を持っていると言いふらすと言われた。そんな事は冗談でも言われたくなかったんだ…。」
「……」
「エリザベスは婚約者候補…恐らく傷は確認される。そうなれば、本当なのではないか…と思われる。出身がどこだとバラされるのはいい。私達もそれで何か罰をくだされても何とも思わない。貴族じゃなくなるだけという事なのであれば、これからエリザベスは幸せにだってなれる。だが娘の…女性として悪評がたつのは許せなかった。」
「私はそんな物に負けません。それに、これくらいでミリオン侯爵が弱気になっては駄目です!どちらが力があるのか見せつけるんです。誰が本当に強くて、信頼があるのか、知らしめてやりましょう。私はお父様とお母様の娘、エリザベスよ。誰にも負けはしないわ。」
「ふふ、そうだった。私はミリオン侯爵家当主だ。多少の事なら揉み消せるし、娘を誘拐された貴族達を全て集める事だって出来る。ターナー公爵も私が言えば何もかも手をかしてくれる。」
ターナー…。被害にあった女性の…父親…。
「いや、事件が解決に進み始めてるなら、彼が先頭をきってくれるだろう。私も悪い事をやろうと思えば出来る身分だからね。」
「この件に関して権力を使う事を咎める貴族は、きっと誰もいないと思うわ。」
「では、やってみようか。今ならコチに呼び出された理由は、『こちらから罠をはるつもりだった』…とでも言えば信じるだろう。それに、ある程度の証言をとれれば、今ならミリオン家でコチを潰すくらいは出来る。」
「……」
ミリオン侯爵家当主…。皆が言うとおり、凄い権力がある…。お父様が優しいから、あまり感じていなかったけど。
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