王太子様お願いです。今はただの毒草オタク、過去の私は忘れて下さい

シンさん

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公開処刑までに

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「コチを潰す、更地にするのは決まってる。そこに住む人を別の場所に移す事は考えている。伯爵とミリオン家の領地に半分ずつ引き取る。うちは手付かずの土地を利用する予定があるから、その労働力とする。」

お父様はそう言ったけど、本当はそんなの無いよね。
けど引き取るんだ。わざと必要ない仕事を作るんだわ。コチに呼び出された理由を『罠をしかけるつもりだった』って言うんだもの。どんなものか聞かれて『コチを潰す』と言った。

「いつかやらなくては…と、前から話はあがってた。放置すればするだけ大きくなってしまうからね。それが今になった。何も、伯爵と侯爵だけが全てを負担するわけじゃない。」

そう陛下が言うの聞いて腹が立った。

本当なら管理出来なくなる前に伯爵は助けを求めるべきだし、わかっていたなら国は早く何とかすべきだった。そうすれば、弟だって死ななかったかもしれない。

お父様の力と優しさにつけこんでるのよ。
『コチを潰す』と言い出したのはミリオン家だから、自分で何とかするべきだって。を押し付けられる人が出来たって喜んでるんだわ。

本当に腹が立つ。自分達で何もしないくせに…。

「公爵、お願いがあります。もしこの事件の裏の元締めとその仲間を全て獄門台にのせる事が出来たら、グリーを殺すのを考えなおしてください。」

「そのつもりはない。」

被害者からすれば、そうなっても当然かもしれない。

「私は…誘拐されなかった。相手を殺すまで抵抗したから。」
「エリザベス…」
「お父様は黙ってて。」
「……」
「…私は副長官だって刺したわ。犯人を捕らえる為なら誰であっても躊躇わない。だからコックスに辿り着けた。…私だって怖くなかった訳じゃない。ただ気合いが違っただけよ。本気を出せば、私でもここまで来る事は出来た。それを貴方達はしなかった。恥と外聞…それが怖かっただけよ。」

こんな事を言ってしまえば、後でお父様にどんな罰があるかもわからないけど、耐えられない!

「グリーを殺すのは簡単だけど、その前にやれる事はやって見せなさいよっ!!犯人の首でも何でも晒せばいい…。それでも足りないなら、はりつけにして被害者が槍で突き刺せばいい!でもそこに子供グリーをいれないで…。」

『地獄に落ちればいい…』
そうは言っても、グリーを殺したくはないわ。
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