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公爵家・茶会編
32.高慢ちきな母娘と天使を助ける者
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揉め事の渦中にいる一人娘バーバラの元へと、慌てて駆け付けたヘイスティング侯爵夫人。
不敬な発言をした娘バーバラの言動を謝罪させる為。決して侍女への傲慢な態度を改めさせる為ではない。
現に「バーバラちゃん……奥方様への不敬な発言だけは駄目よ。謝罪しなさい」ときた。
2人の侍女には目もくれない。
さらに、娘バーバラのお茶塗れの衣装に目を留めた途端、「まぁぁぁっ!」と悲鳴混じりの叫び声を上げ、すぐさまアンジェラを睨み付ける。
「……もっ、申し訳ございません……」
萎縮するアンジェラ。
「あなた! バーバラちゃんに為に新調した大切な衣装が台無しじゃないの! この衣装は侍女ごときが一生かかっても手にすることのできない代物なのよ!」
怒りに湧くヘイスティング侯爵夫人。
先代グラント公爵夫人ハリエッタへと媚びた態度とは違い、あからさまに見下している。
(こりゃ、駄目だ。救いようのないタイプのお人だ。間違いなく奥方様がお嫌いなタイプだ。お仕着せ姿とはいえアンジェラお嬢様は公爵家の姫君……)
侍女マイリーはイラッとしながらも、困惑気味のアンジェラを背に庇うように立つ。
(詰んだね、ヘイスティング侯爵夫人……)
何故か遠い目をする侍女マイリー。
ヘイスティング侯爵夫人は気付いてはいないが、彼女のすぐ後ろには先代グラント公爵夫人ハリエッタがいる。しかも、威圧するような冷めた眼差しは空恐ろしいほど。
(あの表情をなさる時の奥方様は、かなりお怒りだ)
先代グラント公爵夫人ハリエッタは、当家に仕える者全てに優しく、個々に尊重している。
主催者夫人ハリエッタがヘイスティング侯爵家の母娘に求めているのは、当家の侍女への不遜な態度の改め。それにもかかわらず、傲慢な態度を崩さないヘイスティング侯爵令嬢バーバラ。
一方で、茶会に集う他の貴婦人方の意見は致している。
「あの母娘は終わったな……」と。
◇
遂に切り出す先代グラント公爵夫人ハリエッタ。
「ヘイスティング侯爵夫人……どうやら貴女を当家の茶会へと招いたのがそもそもの間違いのようね?」
「……えっ? 奥方様? それは……」
「今回の茶会に貴女をお呼びしたのは、先代から付き合いのある侯爵殿に頼まれたからです。貴女の人となりを見極める意味でもお呼びしましたが、今後は当家への出入れは一切禁止致します」
「そんなっ!」
「そんなのおかしいわ! 迷惑を被ったのは私の方なのよ。私は侯爵家の令嬢なのよ。侍女とは身分が違うのよ!」
「貴女にはそうでも……私にはたかが侍女ではありません。当家に仕える大切な者です。私の志しを良く理解していないようで残念だこと。母親の貴女が傲慢だから娘も似るのでしょうね?」
「それの何がいけないのでしょう? 私達貴族は特権階級です。貴族社会は身分差が物言う世界ですわ。下々の者が私達に仕えるのは当然です」
ヘイスティング侯爵夫人の言葉には、深い溜息を零す先代グラント公爵夫人ハリエッタ。
「貴女の傲慢さは救いようがないわね」
「……奥方様っ!」
「特権階級に身を置くからとはいえ……それで相手を見下しても良いことにはなりません。あらっ? 納得がいかないのかしら?」
見れば、険しい表情のヘイスティング侯爵夫人。
「では、こうしましょう。貴女のいう“身分差が物言う世界”だというなら格下の貴女の方こそ彼女への不敬を謝罪しなさい」
「……何を言われるのですか!」
「そんなのおかしいわよ! どうしてお母様が侍女に謝罪するのよ!」
先代グラント公爵夫人ハリエッタの想いを理解しないヘイスティング侯爵夫人と娘バーバラ。
救いようがない。
◇
今のところ。
グラント公爵家の「秘匿の姫君」の存在は、社交界の誰にも明かされてはいないが、先代グラント公爵夫人ハリエッタには、大事な孫娘。侮辱されたとあっては黙ってはいられない。
「この場にお集まりの皆様……!」
鶴の一声。社交界の重鎮である彼女の声には、集う貴婦人方が一斉に視線を向ける。
「私が信頼するご友人の皆様方だからこそ此の場をお借りし、はっきりと申し上げておきましょう!」
なんだ、なんだ……と好奇の視線を向ける貴婦人方。
先代グラント公爵夫人ハリエッタの視線は、侍女姿で佇む孫娘アンジェラへと向けられている。優しい眼差し。
「……お祖母様?」
小さく呟くアンジェラ。
「そこにおります件の侍女ですが、実は彼女こそが……」
「そう、彼女こそが私の婚約者だー!」
いつの間にやらの王太子フェリクス。図々しくもアンジェラの腰を抱き、高らかに宣言してみせる。
「「「ええっーーー!!」」」
皆が驚嘆、驚愕。
「そっちか~!」
大笑いの家令コリン。
「殿下は、また余計な事を……やはり馬鹿だ」
頭を抱える専属護衛エヴァン。ついで唖然とする先代グラント公爵夫人ハリエッタ。
一瞬だが、しーっん……とあり得ない程に静まり返る庭園。
だが、次の瞬間。大騒ぎの茶会場の場と化す。大歓声やら悲鳴やら、もはや収集つかずの大わらわ。
◇
皆が驚くのも無理はない。
貴婦人方の茶会の場へと突然に登場した王太子フェリクス。
彼の参入にも驚くが、渦中の侍女をその手に抱き、まさかの「婚約者」宣言を事もなげに言い放つ。
これには誰もが驚く。
高慢ちきなヘイスティング侯爵令嬢バーバラを見てみれば、「嘘っ?!」と情けない程に驚愕している。彼女の完全な敗北が、この瞬間に決定。
侍女マイリーもしてやったりと満更でもない様子。
煌々しい王太子フェリクスは満足げな微笑みを湛え、あっさりと良いとこ取り。しかし、そこへと「待った!」をかける者が新たに乱入。
「ちょーっと待って……!!」
彼らの間の割って入る御仁がいる。そして躊躇うことなく声高に叫ぶ。
「アンジェラは私の娘だーーー!!」
更に良いとこ取りのグラント公爵ダリウスが、まさかの参上。ついで王太子フェリクスから「娘を返していただこう!」とアンジェラを奪い返す。
不敬な発言をした娘バーバラの言動を謝罪させる為。決して侍女への傲慢な態度を改めさせる為ではない。
現に「バーバラちゃん……奥方様への不敬な発言だけは駄目よ。謝罪しなさい」ときた。
2人の侍女には目もくれない。
さらに、娘バーバラのお茶塗れの衣装に目を留めた途端、「まぁぁぁっ!」と悲鳴混じりの叫び声を上げ、すぐさまアンジェラを睨み付ける。
「……もっ、申し訳ございません……」
萎縮するアンジェラ。
「あなた! バーバラちゃんに為に新調した大切な衣装が台無しじゃないの! この衣装は侍女ごときが一生かかっても手にすることのできない代物なのよ!」
怒りに湧くヘイスティング侯爵夫人。
先代グラント公爵夫人ハリエッタへと媚びた態度とは違い、あからさまに見下している。
(こりゃ、駄目だ。救いようのないタイプのお人だ。間違いなく奥方様がお嫌いなタイプだ。お仕着せ姿とはいえアンジェラお嬢様は公爵家の姫君……)
侍女マイリーはイラッとしながらも、困惑気味のアンジェラを背に庇うように立つ。
(詰んだね、ヘイスティング侯爵夫人……)
何故か遠い目をする侍女マイリー。
ヘイスティング侯爵夫人は気付いてはいないが、彼女のすぐ後ろには先代グラント公爵夫人ハリエッタがいる。しかも、威圧するような冷めた眼差しは空恐ろしいほど。
(あの表情をなさる時の奥方様は、かなりお怒りだ)
先代グラント公爵夫人ハリエッタは、当家に仕える者全てに優しく、個々に尊重している。
主催者夫人ハリエッタがヘイスティング侯爵家の母娘に求めているのは、当家の侍女への不遜な態度の改め。それにもかかわらず、傲慢な態度を崩さないヘイスティング侯爵令嬢バーバラ。
一方で、茶会に集う他の貴婦人方の意見は致している。
「あの母娘は終わったな……」と。
◇
遂に切り出す先代グラント公爵夫人ハリエッタ。
「ヘイスティング侯爵夫人……どうやら貴女を当家の茶会へと招いたのがそもそもの間違いのようね?」
「……えっ? 奥方様? それは……」
「今回の茶会に貴女をお呼びしたのは、先代から付き合いのある侯爵殿に頼まれたからです。貴女の人となりを見極める意味でもお呼びしましたが、今後は当家への出入れは一切禁止致します」
「そんなっ!」
「そんなのおかしいわ! 迷惑を被ったのは私の方なのよ。私は侯爵家の令嬢なのよ。侍女とは身分が違うのよ!」
「貴女にはそうでも……私にはたかが侍女ではありません。当家に仕える大切な者です。私の志しを良く理解していないようで残念だこと。母親の貴女が傲慢だから娘も似るのでしょうね?」
「それの何がいけないのでしょう? 私達貴族は特権階級です。貴族社会は身分差が物言う世界ですわ。下々の者が私達に仕えるのは当然です」
ヘイスティング侯爵夫人の言葉には、深い溜息を零す先代グラント公爵夫人ハリエッタ。
「貴女の傲慢さは救いようがないわね」
「……奥方様っ!」
「特権階級に身を置くからとはいえ……それで相手を見下しても良いことにはなりません。あらっ? 納得がいかないのかしら?」
見れば、険しい表情のヘイスティング侯爵夫人。
「では、こうしましょう。貴女のいう“身分差が物言う世界”だというなら格下の貴女の方こそ彼女への不敬を謝罪しなさい」
「……何を言われるのですか!」
「そんなのおかしいわよ! どうしてお母様が侍女に謝罪するのよ!」
先代グラント公爵夫人ハリエッタの想いを理解しないヘイスティング侯爵夫人と娘バーバラ。
救いようがない。
◇
今のところ。
グラント公爵家の「秘匿の姫君」の存在は、社交界の誰にも明かされてはいないが、先代グラント公爵夫人ハリエッタには、大事な孫娘。侮辱されたとあっては黙ってはいられない。
「この場にお集まりの皆様……!」
鶴の一声。社交界の重鎮である彼女の声には、集う貴婦人方が一斉に視線を向ける。
「私が信頼するご友人の皆様方だからこそ此の場をお借りし、はっきりと申し上げておきましょう!」
なんだ、なんだ……と好奇の視線を向ける貴婦人方。
先代グラント公爵夫人ハリエッタの視線は、侍女姿で佇む孫娘アンジェラへと向けられている。優しい眼差し。
「……お祖母様?」
小さく呟くアンジェラ。
「そこにおります件の侍女ですが、実は彼女こそが……」
「そう、彼女こそが私の婚約者だー!」
いつの間にやらの王太子フェリクス。図々しくもアンジェラの腰を抱き、高らかに宣言してみせる。
「「「ええっーーー!!」」」
皆が驚嘆、驚愕。
「そっちか~!」
大笑いの家令コリン。
「殿下は、また余計な事を……やはり馬鹿だ」
頭を抱える専属護衛エヴァン。ついで唖然とする先代グラント公爵夫人ハリエッタ。
一瞬だが、しーっん……とあり得ない程に静まり返る庭園。
だが、次の瞬間。大騒ぎの茶会場の場と化す。大歓声やら悲鳴やら、もはや収集つかずの大わらわ。
◇
皆が驚くのも無理はない。
貴婦人方の茶会の場へと突然に登場した王太子フェリクス。
彼の参入にも驚くが、渦中の侍女をその手に抱き、まさかの「婚約者」宣言を事もなげに言い放つ。
これには誰もが驚く。
高慢ちきなヘイスティング侯爵令嬢バーバラを見てみれば、「嘘っ?!」と情けない程に驚愕している。彼女の完全な敗北が、この瞬間に決定。
侍女マイリーもしてやったりと満更でもない様子。
煌々しい王太子フェリクスは満足げな微笑みを湛え、あっさりと良いとこ取り。しかし、そこへと「待った!」をかける者が新たに乱入。
「ちょーっと待って……!!」
彼らの間の割って入る御仁がいる。そして躊躇うことなく声高に叫ぶ。
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