義妹ビッチと異世界召喚

Merle

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4章

64. 本物の巫女の新魔法 アルカ ★

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「有瓜、何やってるんだ……?」

 それが、ラヴィニエさんと一緒に帰ってきた義兄さんの発した第一声でした。
 義兄さんとラヴィニエさんは忍者ゴブさんたちと連れ立って、近くにやってきた不審者集団の様子を見に行っていたわけですが、思ったよりも帰ってくるのが遅かったですね。

「あ、義兄さん。お帰りなさい。結局、不審者ってなんだっはっひゃあぁ♥ ひゃあぁっ♥」
「いや、おまえが不審者だよ……」

 義兄さんの視線が痛いです。
 そんな薄情な義兄さんと違って、ラヴィニエさんは慌てた様子で駆け寄ってきました。

「巫女様、差し込みですか!? すぐに薬を!」
「あっ、違います、大丈夫です。これは痛いんじゃなきゅっ♥ ひゅうぅ♥」
「巫女様!」
「だい、じょ……おっ♥ おぉっ♥ おひゅうッ♥」

 説明する隙もありませんね、はい。困りましたね、これ。でも……このままならない不意打ち感、ヤバいです♥

 さて、わたしがいまどんな状況下と言いますと……。
 お腹の赤ちゃんを慮って現在エッチを控えているわたしは、わたしの代わりにゴブさんたちの性欲の捌け口となってエッチしまくっているシャーリーさん、アンちゃんの姉妹二人に密着ハグして犯されている感をせめて雰囲気だけでも味わおうと涙ぐましい努力をしていたら、なんと! 二人のま○こで感じているゴブさんち○ぽの感触が、わたしのま○こでも感じられるようになったのでした。
 この突然できるようになった膣感同調能力について色々と実験していたところに、義兄さんたちが帰ってきた――というわけなのでした。
 あ、ダイチとミソラの赤ちゃんコンビは子守役の神官ゴブさんに見守られて、ユタカちゃんと一緒に日向ぼっこでお昼寝中です。

「ふむ……つまり、感覚の同調か」

 義兄さんが神妙な顔で頷いています。

「あれ? 義兄さん、なんか思った以上に理解が早いですね」
「ん……まあ、そういうジャンルもわりと分らないでもないからなぁ」
「そういうジャンルって、どういうジャン――んんっ♥ んぁ、分ったぁ……エッチなジャンルでぇっ、えっ♥ へぇっ♥」
「喘ぐか喋るか、どっちかにしろ! というか、その状態はスイッチ切れないのか? 出来るんなら、いまは切っておいてくれ」
「んんっ♥ 切れるっ、とぉ、お、思うんでっ、けどっ♥ おっ、おぉ♥」
「……ああ。切れるけど、この状態が楽しいから切らないでいたい、と」
「あはぁ、分られちゃいましたぁあっ♥」

 さすが、わたしの義兄さん。わたしのことがよく分ってます。
 ちなみに実験してみた結果、シャーリーさんとアンちゃんがゴブさんたちとエッチしている感覚を同時に受け取ることができました。一穴のま○こを二本のち○ぽで同時にずこずこされている感覚、マジヤバです♥
 それに、残念ながら現場にアンちゃんたち姉妹以外の女子がいなかったので試していませんけど、この感じだと二人分の感覚を受け取るので限界ということはなさそうです。ラヴィニエさんが戻ってきたことですし、実際にま○こ三人分の感覚を同時キャッチできるか挑戦してみましょうか。

「はい、それは構わないのですが……巫女様、いまは何を?」

 ラヴィニエさんがきょろきょろ戸惑いがちに尋ねてきます。

「あ、いまはですね、どれくらい離れても感覚を繋げていられるのかアンド見えないところにいても繋がるのか――の実験をしているところおぉっほぉおッ♥」
「……なるほど。見なくても、距離があっても同調できるようだな」
「はいぃ♥ そっ、みたいでえぇッ♥」
「喋るか喘ぐかどっちかにしろ!」
「じゃ、喘ぐうぅ♥ んうぅッ♥」
「おまえなら、そうすると思ったよ」

 さすが義兄さん、よく分っておりますことで♥
 ……とか話しているときにも、洞窟内でエッチしてもらっているシャーリーさんとアンちゃんの膣感覚がびんびんに伝わってきているわけで――

「ふぁあッ♥ 奥と入り口、同時にっ、いっ、いぃ♥ ぅああッ♥ しゅごっ、おぉッ♥」

 二本の見えないち○ぽを同時に突っ込まれて、違うところを違うリズムでぬこぬこずこずこブラシ掛けされる未知の快感。堪りません。
 一本の太くて節くれ立ったバイブをずこずこ出し入れされるのでも膣奥と膣口を同時に気持ち良くしてもらえますけど、それは言うなれば、両手でピアノを弾いているようなものです。右手と左手は共通のリズムでひとつの楽譜を奏でます。
 でも、いまわたしが味わっているのは、右手と左手が全く別の曲を弾いている感覚です。右耳と左耳のイヤホンにそれぞれ別の曲を流し込まれている感覚です。訳が分らなくて、浸りきれなくて、乗り物酔いしたみたいな気持ち悪さなのに何故か笑いたくなる面白さで……とにかく未知なのです。
 自分で言うのもなんですが、わたしはエッチ経験豊富なほうです。色んな場所、色んな趣向で色んなエッチをしてきました。そのわたしをして、こんな快感は初めてです。非実在性ち○ぽによる複数同時セックス、有りです。魔法のある世界ならではですね。
 ……あれ? 待ってください。魔法なんですか、これ?

「有瓜、どうした?」

 この膣感ペアリング現象(仮称)が魔法だとすると、わたしはいま、魔法を使っているんです?

「いや、今更だろ」

 え、なんで?

「ゴブリンを従わせたりとか、竜を引き寄せたりとか、……そういうのが魔法じゃなかったら、何なんだよ」

 あぁ……言われてみると、そうですね。ドラゴン精子には勝てませんでしたけど、ゴブさんたちにいくら中出しされても妊娠しなかったのとか、自分でも「なんだか不思議パワーが働いてるなぁ」という確信を持っていましたし。

「じゃあこれ、魔法なんでっ……んんッ♥ んっ……はぁ……ラヴィニエさん、こっ、こういう魔法って、ふぁ、ぁ……ほ、他に聞いたことおぉ♥ あっ、ありましゅっかあぁッ♥」
「えっ……ああ、えぇ……そうですね」

 不自然に潤んだ瞳でわたしを見つめていたラヴィニエさんは、急に質問されて吃驚したみたいでしたが、すぐに思案顔をして答えてくれました。

「実際にこの目で見たわけではなく、父から王都の土産話で聞いたことがあるだけですが……王城には、対象の身体から怪我や病を自分の身体へと移し替える魔術の使い手が住んでいるのだそうです」
「怪我や病を移し替える?」

 義兄さんが質問します。

「はい。魔術を使った者が、相手の怪我や病を身代わりになって引き受けるのです。国王陛下直臣の魔術師家系で、王と王太子が怪我したときのみ、その魔術を使うのだとか。もっとも、寿命に由来するものには効果が無いそうですが」
「伝聞なのか。というか、巫術ではなく魔術なんだ?」

 ますます眉根を寄せた義兄さんに、ラヴィニエさんも苦笑です。

「あくまでも噂話です。王を暗殺から守る最後の砦として詳細は秘匿されているらしいのだが……という前置き付きで父が聞いてきた話を、私も聞かされたというだけですから。本当にそのような魔術師がいるのかも、魔術なのか巫術なのかも分りかねます」
「本当に噂話なんだな……」
「ですから、そうだと言ったではありませんか」

 あ、頬をぷくっとさせたラヴィニエさん、可愛いです。普段はキリッとしている女性がそういう顔をするの、ずるいです。

「しかし、相手の怪我を自分に移し替える魔術か。確かに、有瓜の感覚同調と似ていなくもないな……酷似しているとも言い難いけど」

 義兄さんがついつい付け足した余計な一言に、ラヴィニエさんの眉間にぎゅっと縦皺です。これは可愛くないやつです。

「従者様、先ほどからわざわざ一言、嫌味ですね。そういうところが――いえ、いいです。言いますまい」
「いや、言ってよ。気になる!」

 だけどラヴィニエさんは義兄さんの動揺をしれっと無視して、わたしに潤んだ瞳を向けてきます。

「それよりも巫女様。その同調の魔術は、対象が二人から三人に増えても使えるのでしょうか?」
「あっ、それよりも、ひとつ、試したいとっ、おぉ♥ 思って、たぁ……とこぉ、でぇ♥」
「いや本当もう、その喘ぐの聞き取りづらいんだけど」

 そう言われて喘ぐのを止めるくらいなら、とっくに止めていますって。そんなことより、ラヴィニエさん。実験したいので、ちょっとこっちに来てくださいな。

「はっ」

 もっとです、もっと。触れるくらい近くまで……はい、そこでオケです。
 のこのこ近づいてきたラヴィニエさんに、わたしは地べたにぺたん座りしたまま右手を伸ばし――あ、その前にちょっと、服の前をぺろっと巻くってくださいな。

「はい、こうですか」

 そうですです。
 ラヴィニエさんが疑いもせず露わにした白いお腹に、わたしは右手の平をぺとっと押し当てて、むむっと力を込めました。

「え……ひぃやあぁッ!?」

 その瞬間、ラヴィニエさんは両足びぃんと爪先立ちになって、後頭部で踵にタッチしそうなくらいに仰け反りました。

「おっ!? おぉあぁッ♥ にゅああにがあぁッ♥」
「ラヴィニエ、大丈夫か!?」

 義兄さん、大丈夫ですよ。ラヴィニエさんはいまちょっと、唐突な二人分の快感に悶絶しているだけですから。

「二人分の……って、まさか……」

 はい、そのまさかですよ。
 わたしは他の女子の膣感覚を受信できるようになったわけですが、だったら送信ができるようになっていたりもしないかなぁ……と思ったので実験してみたら、できちゃいました♥

「いや、できちゃいましたって、そんな簡単なものなのか……というかラヴィニエ、すごいのたうっているんだが。有瓜、おまえ……ラヴィニエがこんなになるほどの快感を受けて、ちょっと喘ぐ程度で済んでいたのか」

 ふふん。心頭メキャッとすればイノマタヤスシですっ。

「誰だよ、猪俣イノマタ
「んおぃいッ♥ ひっ、ふぁうッ♥ やっ、そこっ! だめっ、同時にそこばっかひいいぃッ♥」

 ラヴィニエさん、ちょっと大袈裟すぎませんかね……あっ、でもわたしも、また大きいのが来――

「――っちゃふうぅんッ♥♥」
「ひにゅううぅッ♥♥」

 ブリッジしているラヴィニエさんと競うような喘ぎ声を響かせて、わたしもイっちゃいました。この魔法(?)に開眼してからの三十分くらいで通算六度目か七度目……いえ、途中で連イきしたから八度目かもっとか、とにかくそのくらい目の絶頂です。

「お、俺は何を見せられているんだ……」

 義兄さん、そんな呆れ顔しないでくださいよ。ただ、実験してみただけですって。でも、おかげで分りましたよ。わたしの魔法、受信だけじゃなくて送信も可能のようですね。しかも、送信しても、送信元の感覚は残ったままです。ラヴィニエさんを気持ち良くさせたからといって、わたしの気持ちいいのが消えちゃうこともありません。

「ふむ……つまり、おまえの魔法それはメールの転送とかコピペってことで、さっきラヴィニエが言っていたの魔術とは似て非なるものってことか。あっちのは転送元が削除されるカット&ペーストなわけだからな」

 あ、確かにそうですね。コピペ元を消すスイッチは無いっぽいです。

「スイッチの有無なのか……魔法を使える感覚、羨ましいな」

 そんなことを言う義兄さんだって、最近またワイヤーアクションみたいなことができるようになってきた、って言っていたじゃないですか。

「……あれって魔法枠なのか?」

 普通じゃないのなら魔法ってことでいいんじゃないですかね、知りませんけど。

「なんか雑だな……」
「あっ、あっ♥ んひっ、いぃッ♥」

 細かく分ければいいってものでもないでしょ。

「一理ありそうではあるけど、おまえ、適当に言ってるだけだろ」
「ひっいぃッ♥ とっ、止めっ♥ こりぇ、止めへえぇッ♥」

 あ、適当に言ってるのバレました? えへっ♥

「いや、うん。もうそれはいい。いいからさ、そろそろラヴィニエを解放してやってもいいんじゃないか?」

 あぁ……はい、そうですね。この同調の魔法? これって掛けられたひとが自力でスイッチオフできるのかなぁ、って様子見していたんですけど……どうも無理っぽいみたいですし、これ以上はいいですかね。
 ――というわけでラヴィニエさんへの送信スイッチをオフにしたら、活きの良い海老みたいに悶えていたラヴィニエさんは、老酒に漬かった酔っ払い海老みたいに力なく寝そべってしまいました。

「その魔法、強制的に掛けられる上に、自力では解除できないのか……第一印象よりずっと凶悪な魔法だな」

 あ、ついでに言いますと、送信相手は一人じゃなくてもいけますよ。

「マジか! ……ああ、でもコピペってそうだよな。というか本気でえげつないな。あっ、でも男には掛からないんだったらマシか」

 え、たぶん普通にかかりますよ。男子にも。やってみましょうか。

「って俺にさわっ……ふぁあぁあッ!?」

 ……自分でやっておいて何ですが、本当に男子にも送信することができちゃったんですね。男子がおま○この感覚を味わうのって、どんな感じなんでしょう?

「ど、どんな、って……お、おぉ……おまえ、有瓜、おいぃ……いっ、っ……ッ!!」

 義兄さんが両手でお腹を抱えて蹲っています。ぎりりと唇を噛み締め、とっても文句を言いたげな目つきです。実際に文句を言わないのは、口を開いたら可愛く喘いじゃうと自分で分っているからでしょう。
 本当は両手で口を塞ぎたいのに、両手はお腹を押さえるのに使っちゃっているから必死に唇を噛み締めている悔しげな顔……いいですね、そそります。涎ごっくんものです。

「お、ぉ……っ……おま、ほんと、とっ、おまえっ……ッ……!」

 あぁ、はいはい。スイッチ切りますから、そんな泣きそうな顔しないでくださいってば。……はい、切りました。もう平気でしょ。

「うぁ……あぁ……」

 どうでしたか、義兄さん。初体験のご感想は?

「は、腹の中で異物感がゴリゴリと、まるでエイリアンの卵が腹の中で孵化したかのような……有瓜、おまえはいつもこんな感覚を味わっているのか……」

 わたしだけじゃなくて、女子なら誰でも、ですね。

「マジか……女の快感は男より深いって聞いたことがあったけど、マジだったのか……」

 気に入ったのなら、もう一回やります?

「いや、いい。なんか……冗談じゃなく、なんか目覚めそうだから……」

 え、義兄さん……え……。
 ……マゾに目覚めた義兄さんは見たくないので、この魔法を義兄さんにかけるのはこれっきりで封印しますので。

「是非とも、そうしてくれ」

 そうしますとも。

「うぅ……」

 あ、ラヴィニエさんが復活しました。おはようございます。もう大丈夫です?

「はい、大事ありません……ご心配おかけいたしました」

 いえいえ。わたしこそ無断で魔法かけちゃって、ごめんなさいでした。

「はい……できれば次からは、事前に言ってからにしていただけると助かります」

 え? 事前に言えば、またやってもいいんですか?

「え……あ、まぁ、そうしていただけるのであれば……」

 ぶっちゃけ、わりと良かったです?

「うっ……あぅ……」

 あらまぁ、お顔が真っ赤です。ラヴィニエさん、さっきはめてめて言ってたのにまた味わいたいだなんて、エッチですねぇ。

「正直、その気持ち、分らなくもない」

 義兄さんは分らないでいてください。

「そっ、それよりも巫女様! 私、少々思いついたのですが、よろしいでしょうか?」

 はいはい、なんです?
 ……わりと急ハンドルな話題転換がラヴィニエさんの照れ隠しなのは明らかでしたけど、あんまりからかっても可哀相ですし、素知らぬふりして乗ってあげました。

「巫女様は、その……複数の相手から膣の感覚を受け取ることができて、さらに別の相手へと送ることができるのですよね。でしたら、感覚を送り合うようにもできるのでしょうか?」

 ほほぅ……?
 ラヴィニエさんの言いたいのは、つまりこういうことでした。
 いま、わたしはシャーリーさんとアンちゃんから膣の感覚を送信されているわけですが、さっきはそうして受信したダブルおま○こ感覚をラヴィニエさんに、それからついでに義兄さんにも送信してみたわけです。
 それを踏まえた上でラヴィニエさんは、「シャーリーさんから受けている感覚をアンさんに、アンさんから受けているものはシャーリーさんに送るようにしたら、どうなるのでしょうか」と尋ねてきたのでした。

「それ、できるのか?」

 義兄さんが聞いてきます。できるのか、ですか……そんなの、答えは決まってます。やってみれば分ること、です!
 っということで、心の中のスイッチ操作です。

「なんだ、相手のお腹に触らなくても切り替えできるのか」

 はい、義兄さん。最初に魔法をかけるときには相手に触る必要があるっぽいですけど、現在進行形で魔法にかかっている相手には心の中で思うだけで切り替えできる感じですね。
 ――という説明をしていたら、洞窟の中から絶叫が響き渡りました。

「んあああぁッ!!」
「ひっぎいいぃぃッ!!」

 悲鳴は女声二重唱です。要するに、洞窟内でゴブさんたちとえちえちしていたアンちゃん、シャーリーさんの大絶叫でした……って、あれれ? この二重唱、よく聞くと三重唱のような……?

「有瓜!? おい、有瓜!!」
「巫女様!?」

 ……え? ……あ、これ、わたしだ。絶叫している三人目、わた

「あんぅあああぁっああぁ――ッ!!」

 ぶつん、と脳の血管が切れるみたいな感触。
 頭の中のスイッチが、いえブレーカーが落ちたのでした。

 ●

 気絶していたのは、ほんの五分くらいのことでした。
 目を覚ましたら義兄さんとラヴィニエさんがわたしの顔を覗き込んでいて、ものすごく心配されました。
 あと、洞窟の中にいたシャーリーさんとアンちゃんも唐突に絶叫した後、白目になって泡を吹いてぶっ倒れたそうなのですが、わたしが目覚めたのと前後して意識を取り戻しました。

「急にいつもの絶頂の十倍くらいの快感が来て、頭が真っ白に……」
「あたしもアンと一緒っす……あぅ、まだ腰が……」

 アンちゃんとシャーリーさんは寝そべったまま、気絶した前後のことを語ってくれました。二人とも、あの瞬間に走った雷みたいな快感で腰が抜けてしまって、起きられなくなっていました。というか、わたしもですが。
 ……ぶっちゃけ、股間まわりが酷いことになっちゃってました。いえ、お漏らしではなく潮吹き汁で、ですよ!

「義兄さん……わたし、なんで倒れたんでしょう……?」
「たぶんだけど、あれじゃないか。合わせ鏡だ」
「合わせ鏡……?」

 義兄さんの説明は、こうでした。
 アンちゃんの快感がシャーリーさんに行くと、それも含めて二人分になったシャーリーさんの快感がアンちゃんに戻されて、アンちゃんは三倍の快感を味わうことになると、またそれがシャーリーさんに行って四倍になって……というように、二人の間で行って戻ってするたびに快感はどんどん膨れ上がっていって、最後は意識がついていかなくなって気絶したのだろう、とのことでした。

有瓜おまえはその上でさらに、中継していた二人の快感をどっちも感じ取っていたんだろ。つまり、二人が気絶したものの二倍の快感爆弾を食らったってわけだ」
「なるほどぉ。それでわたし、頭がショートしちゃったんですね」

 確かに、気絶したときは、ブレーカーが落ちたみたいだなって思いましたし。

「恐ろしい魔法です……私は受けなくて本当に良かった……!」

 ラヴィニエさんが幸せを噛み締めています。一緒に魔法実験していたわたしたちはまだ腰が立たないというのに、なんか狡いですね。

「でも、本当に恐ろしい魔法だな。上手く運用できたら、スタンガンみたいな非殺傷制圧兵――」

 義兄さんの言葉はそこで遮られました。森の向こうで、ぴいいぃ、というとんびの鳴き声みたいな笛の音が鳴り響いたのです。それは、ゴブさんたちがいつも持ち歩くようにしている骨笛の音色でした。
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