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第二章 聖杯にまつわるお話
第221話
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ジャムとクロテッドクリームで美味しくスコーンを食べ、紅茶を優雅に飲み終えた皇帝はフル装備の部下とともにダンジョンに入って行ったので、今のうちに帰りたい。
帰りたいけど案内すると言って、イネスとネヴォラが張り切って出発しちゃったんだよね。
仕方がないのでアカーシャと親衛隊の人を誘って皆で休憩タイム。
親衛隊の人がクロテッドクリームを大いに気に入り、売り出せないかとアカーシャに相談していたので、もしかしたら刀国でそのうち売り出されるかもしれない。
それがキチンと原材料から作られるのか、アカーシャがメニュー画面から仕入れるのかは不明だけど。
「涼玉は行かなくて良かったの?」
「俺は休憩、ゾンビ相手じゃ火を噴く暇もないしなー」
『がおー』
涼玉にミルクのおかわりを差し出すマールス曰く、涼玉とイネスの合体技は涼玉が吐き出す炎にイネスの炎を絡ませて相手を焼き払う浄化技らしい。
けど威力の問題でいまだ敵相手に披露出来ていないらしい、前回のダンジョンの時も呪文以前にイネスの輝きで浄化しちゃったしね。
「呪文は威力を練り上げるためのもの、威力を上げる時間がないのならと、攻撃力を下げて単純攻撃の練習をしておりましたが……その、イネス様が張り切るものでいまだ完成しておりません」
どうもイネスの「今日こそ合体技をやるんだ!」という思いが駄々洩れした結果、テンションの高さから体が発光して技を披露する前に敵が倒れている模様。
何よりうちの子の素の攻撃力が高すぎて、遊び半分で行くダンジョンの魔物では相手にならないみたいです。
つまりイネスが合体技を完成させるためには、まずイネス自身が落ち着く必要があるみたい。
ネヴォラほどではないにしても、イネスも基本テンション高いからなぁ。
道案内と称して皇帝と仲間達と一緒に行ったけど、護衛の皆さんは仕事になるのだろうか。
ボス戦に突入する前にイネスに引き返してもらわないと戦闘前にボスが消えそう。
ついでに前回失敗した技がどんなものだったかも聞いてみた。
「あれは涼玉様の力とイネス様の浄化の力を掛け合わせ、聖なる植物を召喚してその場を浄化する技」
「の予定だったんだけどな! イネスの力強すぎた!」
張り切れば張り切るほどイネスが光ってあのような結果になったそうです。
最終的にただの早口チャレンジになってただけでなく、イネスがビーム放ってたもんね。
「かあちゃ、ジャム終わった」
「おやつ分しか持ってこなかったからね」
「足りない気がする」
涼玉のセリフに涼玉以外が一斉に上を見上げた。
来た時は薄暗い感じの森だったのに、葉っぱの間から陽光が射す緑溢れる森に様変わりしていました。
「探索技能を持ってる者で周囲を調べてきてもよろしいでしょうか」
「うんお願い」
腹心っぽい眼鏡がアカーシャに問い、了承されると数人が立ち上がって森の中に散っていった。
お仕事お疲れ様です。
『帰ってきたよ』
「かあちゃ、帰ってきたって」
「意外と早かったね」
洞窟から最初に出てきたのはスキップするイネスとネヴォラ、続いてローブを羽織った集団、ローブ集団に囲まれる形でゾンビ軍団、皇帝と近衛達。
……ローブ集団はイネスの下僕か何かかな?
帰りたいけど案内すると言って、イネスとネヴォラが張り切って出発しちゃったんだよね。
仕方がないのでアカーシャと親衛隊の人を誘って皆で休憩タイム。
親衛隊の人がクロテッドクリームを大いに気に入り、売り出せないかとアカーシャに相談していたので、もしかしたら刀国でそのうち売り出されるかもしれない。
それがキチンと原材料から作られるのか、アカーシャがメニュー画面から仕入れるのかは不明だけど。
「涼玉は行かなくて良かったの?」
「俺は休憩、ゾンビ相手じゃ火を噴く暇もないしなー」
『がおー』
涼玉にミルクのおかわりを差し出すマールス曰く、涼玉とイネスの合体技は涼玉が吐き出す炎にイネスの炎を絡ませて相手を焼き払う浄化技らしい。
けど威力の問題でいまだ敵相手に披露出来ていないらしい、前回のダンジョンの時も呪文以前にイネスの輝きで浄化しちゃったしね。
「呪文は威力を練り上げるためのもの、威力を上げる時間がないのならと、攻撃力を下げて単純攻撃の練習をしておりましたが……その、イネス様が張り切るものでいまだ完成しておりません」
どうもイネスの「今日こそ合体技をやるんだ!」という思いが駄々洩れした結果、テンションの高さから体が発光して技を披露する前に敵が倒れている模様。
何よりうちの子の素の攻撃力が高すぎて、遊び半分で行くダンジョンの魔物では相手にならないみたいです。
つまりイネスが合体技を完成させるためには、まずイネス自身が落ち着く必要があるみたい。
ネヴォラほどではないにしても、イネスも基本テンション高いからなぁ。
道案内と称して皇帝と仲間達と一緒に行ったけど、護衛の皆さんは仕事になるのだろうか。
ボス戦に突入する前にイネスに引き返してもらわないと戦闘前にボスが消えそう。
ついでに前回失敗した技がどんなものだったかも聞いてみた。
「あれは涼玉様の力とイネス様の浄化の力を掛け合わせ、聖なる植物を召喚してその場を浄化する技」
「の予定だったんだけどな! イネスの力強すぎた!」
張り切れば張り切るほどイネスが光ってあのような結果になったそうです。
最終的にただの早口チャレンジになってただけでなく、イネスがビーム放ってたもんね。
「かあちゃ、ジャム終わった」
「おやつ分しか持ってこなかったからね」
「足りない気がする」
涼玉のセリフに涼玉以外が一斉に上を見上げた。
来た時は薄暗い感じの森だったのに、葉っぱの間から陽光が射す緑溢れる森に様変わりしていました。
「探索技能を持ってる者で周囲を調べてきてもよろしいでしょうか」
「うんお願い」
腹心っぽい眼鏡がアカーシャに問い、了承されると数人が立ち上がって森の中に散っていった。
お仕事お疲れ様です。
『帰ってきたよ』
「かあちゃ、帰ってきたって」
「意外と早かったね」
洞窟から最初に出てきたのはスキップするイネスとネヴォラ、続いてローブを羽織った集団、ローブ集団に囲まれる形でゾンビ軍団、皇帝と近衛達。
……ローブ集団はイネスの下僕か何かかな?
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