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第二章 聖杯にまつわるお話
第497話
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やってまいりました冒険者ギルド刀国本部!!
秒でアー君が呼び出されそうだけど気にしない。
「こんにちは」
「神子様が来たぞーー!」
「統括呼べぇぇぇ!!」
「この時間授業中だから教師に怒られるわっ!」
足を踏み入れた瞬間これですよ。
躾が行き届き過ぎている。
あと学園の先生の怖さがいい感じに残っている。
そうだね、刀国で活動している冒険者の大半はあの学園卒業してるもんね。
「今日は不憫系男子の伴侶を探しに来ました」
喧騒が一瞬で止み、そわそわとするおっちゃん多数。
髪を整えたり、服のしわを伸ばしたり、精いっぱい身だしなみチェックをする姿が微笑ましい。
「どうぞ」
「嘘だろお前、この空気の中入って行けって言うのか?」
世界を壊すために僕を呼び出した人がなんか言ってる。
世界中に憎まれるよりも、ギルド中の視線を浴びる方がまだ優しいと思うんだ。
「先生お願いします」
「ぎゃぁ!」
外で壁に張り付いていた不審者をえっちゃんが飲み込み、ギルド内にぺってした。
一斉に向けられる視線、無理やり作った笑顔が皆さん不自然です。どっちが不審者か分からないね、これ。
「こちらの不憫君、不幸な人生を送ってきた反動で世界を不幸に巻き込んでやろうとして僕を召喚したんです」
「それ、神薙様的にアウト案件じゃねぇか?」
「カイ様でもダメだろ、沸点低いし」
「アルジュナ様ならまぁ……神子様を悪用してないから苦笑いで済むかもしれないけどよ」
アー君が冒険者に人気な理由が垣間見えた。
「さぁ好きな筋肉選んでください、それともアピールしてもらう?」
「何やってんだアンタ」
のそりと奥から出てきたのは右目に傷を持つ細マッチョ、右腕右足、全て魔道具のギルドの戦う戦士。
受付ナンバー2、ドラゴンに右半身全てを破壊され、復讐を誓って再起したものの、再び戦いを挑んだら件のドラゴンが商業ギルドでバイトをしていたから手を出せなくなって、目標を失った所をアー君に拾われた悲劇のおじさま!
「アー君に心臓を捧げたドーンさんこんにちは」
「前置き全部口から洩れてたぞ」
なお捧げた心臓の代わりに魔石を入れられたとか、最近はイネスがクリスタル林檎を代わりに入れられないかと狙っていると聞きました。
ん?
じゃあドーンさんの心臓はどうしたんだろう?
「ドーンさんお嫁さんいりませんか」
「飯が美味い嫁なら欲しいがな」
隣のお兄さんを見た。首がもげるほど横に振っている。
そうだね、読み書きも出来ないぐらいの環境にいた人が料理出来るわけがない。
「生活能力も皆無なこの人の伴侶を探しています」
「生活の面倒全部見たいっていう性癖の奴なら知ってるけどな」
「じゃあその人で」
「はぁ!?」
「その人で」
よく考えたら働くこともまともに出来ないだろうから、もういっそ監禁大好き系がいいかもしれない。
「ここにいますか?」
「あの連中の中で一番穏やかに笑ってる眼鏡」
振り向いて確認した。
穏やかな笑顔でほほ笑む白衣が似合いそうな爽やかな青年と目が合った。ぞわっとした。
じゃあ後はお二人で。という事で個室に二人を押し込んで終了。
「神子様、俺も結婚したい!」
「紹介してください!!」
「ああいう感じの変態は除外で!」
「うーん、じゃあ大規模なお見合いパーティーでもしようか、魔王城に声をかけておくね」
ギルドが揺れるほどの歓声が上がり、ついでに胴上げもされるほど喜ばれた。
ドーンさんも参加する気満々で、率先して作った名簿の一番上に名前がありました。
秒でアー君が呼び出されそうだけど気にしない。
「こんにちは」
「神子様が来たぞーー!」
「統括呼べぇぇぇ!!」
「この時間授業中だから教師に怒られるわっ!」
足を踏み入れた瞬間これですよ。
躾が行き届き過ぎている。
あと学園の先生の怖さがいい感じに残っている。
そうだね、刀国で活動している冒険者の大半はあの学園卒業してるもんね。
「今日は不憫系男子の伴侶を探しに来ました」
喧騒が一瞬で止み、そわそわとするおっちゃん多数。
髪を整えたり、服のしわを伸ばしたり、精いっぱい身だしなみチェックをする姿が微笑ましい。
「どうぞ」
「嘘だろお前、この空気の中入って行けって言うのか?」
世界を壊すために僕を呼び出した人がなんか言ってる。
世界中に憎まれるよりも、ギルド中の視線を浴びる方がまだ優しいと思うんだ。
「先生お願いします」
「ぎゃぁ!」
外で壁に張り付いていた不審者をえっちゃんが飲み込み、ギルド内にぺってした。
一斉に向けられる視線、無理やり作った笑顔が皆さん不自然です。どっちが不審者か分からないね、これ。
「こちらの不憫君、不幸な人生を送ってきた反動で世界を不幸に巻き込んでやろうとして僕を召喚したんです」
「それ、神薙様的にアウト案件じゃねぇか?」
「カイ様でもダメだろ、沸点低いし」
「アルジュナ様ならまぁ……神子様を悪用してないから苦笑いで済むかもしれないけどよ」
アー君が冒険者に人気な理由が垣間見えた。
「さぁ好きな筋肉選んでください、それともアピールしてもらう?」
「何やってんだアンタ」
のそりと奥から出てきたのは右目に傷を持つ細マッチョ、右腕右足、全て魔道具のギルドの戦う戦士。
受付ナンバー2、ドラゴンに右半身全てを破壊され、復讐を誓って再起したものの、再び戦いを挑んだら件のドラゴンが商業ギルドでバイトをしていたから手を出せなくなって、目標を失った所をアー君に拾われた悲劇のおじさま!
「アー君に心臓を捧げたドーンさんこんにちは」
「前置き全部口から洩れてたぞ」
なお捧げた心臓の代わりに魔石を入れられたとか、最近はイネスがクリスタル林檎を代わりに入れられないかと狙っていると聞きました。
ん?
じゃあドーンさんの心臓はどうしたんだろう?
「ドーンさんお嫁さんいりませんか」
「飯が美味い嫁なら欲しいがな」
隣のお兄さんを見た。首がもげるほど横に振っている。
そうだね、読み書きも出来ないぐらいの環境にいた人が料理出来るわけがない。
「生活能力も皆無なこの人の伴侶を探しています」
「生活の面倒全部見たいっていう性癖の奴なら知ってるけどな」
「じゃあその人で」
「はぁ!?」
「その人で」
よく考えたら働くこともまともに出来ないだろうから、もういっそ監禁大好き系がいいかもしれない。
「ここにいますか?」
「あの連中の中で一番穏やかに笑ってる眼鏡」
振り向いて確認した。
穏やかな笑顔でほほ笑む白衣が似合いそうな爽やかな青年と目が合った。ぞわっとした。
じゃあ後はお二人で。という事で個室に二人を押し込んで終了。
「神子様、俺も結婚したい!」
「紹介してください!!」
「ああいう感じの変態は除外で!」
「うーん、じゃあ大規模なお見合いパーティーでもしようか、魔王城に声をかけておくね」
ギルドが揺れるほどの歓声が上がり、ついでに胴上げもされるほど喜ばれた。
ドーンさんも参加する気満々で、率先して作った名簿の一番上に名前がありました。
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