8 / 43
8
しおりを挟む
三人を探し、教室棟の階段まで来た時、上から声が聞こえてきた。
踊り場にその姿が見え、わたしは息を顰め、身を隠すと、耳を澄ませた。
「あの人、どうして食堂に来たのかしら…」
《あの人》とは、十中八九、《わたし》だろう。
自分の陰口を聞くなんて、いい気はしないわね…
だけど、これも無事にトゥルーエンドに導く為よ、我慢、我慢!
「席替えをしたり、食堂に来たり…
きっと、何か企んでいるのよ!あたし、怖いわ…」
怖がらせたみたいね…
だけど、ヒロインから嫌われるのは良い事よね?
パトリックとブランドンに頼るのは喜べないけど…
「怖がる事は無いよ、エリー、何かあっても、僕らが付いてる」
パトリックが真剣にエリーを慰めている。
もう!パトリックは優しいんだから!そんなんじゃ、悪女に騙されちゃうわよ!!
どう邪魔をしようかと頭を捻っていた時、意外な発言が耳に届いた。
「けどさー、俺には、あの女がそんな悪い奴には見えねーんだよなぁ…」
ブランドンだ!
彼は単純で、本能的、直感型だ。
わたしに悪意が無い事は分かるみたいね…
ありがとう、ブランドン!持つべきものは、単細胞の友達ね!!
「実は、僕もなんだ…
これまで話した事が無かったから、彼女を誤解していたのかもしれない…」
パトリックまで!
ああ~ん!ありがとう♪
だが、喜ぶのは、そこまでだった___
「皆、騙されてるのよ!あたしがどんな目に遭ってきたか…皆には分からない!」
高らかに言い、泣き崩れるエリー…
「エリー!ごめん、君の気持ちも考えずに…」
「そうだったな、エリー、悪かった…」
慰める声が遠くなる…
わたしは手に持っていた果実を一口齧った。
大袈裟過ぎて、舞台を観ているみたいだったけど…
そこまで、追い詰められているって事よね…
エリーに酷い事をしたのは事実だ。
平民女と馬鹿にし、身形を貶し、教科書を破り、踏み付け…
挙句、階段から突き落とそうとしていた…
「怖がられても、当然よね…」
果実をもう一口齧ろうと口を開いた時だ…
何かが足元に触れ、わたしは「ひゃっ!」と飛び上がった。
その拍子に、手から果実が滑り落ちる…
「ああ!わたしのデザート~~!!」
手を伸ばそうとしたが、それよりも早く、黒い物体がそれを攫って行った。
「!??」
ギョッとするも、よく見ると、それは黒猫で、戯れる様に果実を齧っている…
「もう、誰の猫なの?」
ペットは飼って良い事になっているが、それは寮の中だけだ。
「学園に連れて来るなんて…それとも、脱走してきたの?
首輪が無いから、捨て猫かしら?」
だが、捨て猫にしては毛並みが良く、痩せてもいない。
「まぁ、いいわ、あげるわよ、お腹が空いているんでしょう?」
尤も、『あげる』と言う前に、既に半分食べられているが…
動物が好きだった、前世の気持ちが蘇った事で、ほっこりとした。
前世では、実家で犬を飼っていた。
大学生になり、家を出てからは、ペットを飼う事など出来なかった。
ペットが居れば、少しは癒された気がする…
「アラベラも、何か飼えば良かったのに…」
尤も、アラベラは自分以外、興味が無かったので、
動物を飼ったとしても、世話などしないだろう。
自分の面倒も見れないのだから!
わたしは「やれやれ」と頭を振り、腰を落とし、黒猫の丸い背を撫でた。
短い毛は、フワフワとしていて、触り心地が良い。
「ふふ、ねぇ、あなた、わたしに飼われたい?」
黒猫は顔を上げ、「ニャー」と鳴くと、わたしの肩に飛び乗り、
頭を蹴って何処かへ行ってしまった。
流石、猫…
異世界でも猫はツンデレなのね…
でも、この塩加減が、堪らなく好きよ!
「だけど、頭は踏み台にしないで欲しいわ!髪型が崩れちゃうじゃない!」
毎朝、ハンナにせっせと巻いて貰ってるのに!
わたしは急いで教室に戻り、鞄から手鏡を取り出し、
頭が鳥の巣になっていないか、あれこれと角度を変え、確認した。
「ドレイパー、どうかしたの?」
予鈴が鳴り、席に戻って来たパトリックが、
手鏡を手に悪戦苦闘しているわたしに気付き、怪訝な顔をした。
「さっき、猫に頭を踏み台にされたのよ!鳥の巣になっていないか見ていたの…」
「ぶっ!!どわっはっはっはっは!!」
遠慮なく吹き出し、豪快に笑ったのは、ブランドンだ。
失礼な奴ね!!
「もう!笑う事無いでしょう!紳士じゃないわ!パトリックを見習いなさいよ!」
そう言って、パトリックを振り返ると、彼は赤い顔をし、口元を手で押さえていた。
「パトリック~~??」
わたしが頬を膨らませて睨むと、パトリックは「笑ってないよ!」と慌てて言い、
誤魔化す様に、授業の準備を始めた。
「パトリック、髪型が崩れない魔法って無いの?」
「おい、ドレイパー、俺にも聞けよ!」
「あら、ごめんなさい、ブランドン、知ってるの?」
「知らん!」
全く、ブランドンは自己中だから…
わたしは「やれやれ」と頭を振り、パトリックに向き直った。
「ごめん、考えた事が無かったから…」
それもそうね、男だもの、お洒落好きかナルシストでもなきゃ、
髪型なんて気にしないわよね。
それに、パトリックの白金色の髪は、羨ましい程に、サラサラだ。
「でも、調べてみるよ」
パトリックが言ってくれ、わたしは飛び上がった。
「ありがとう、パトリック!あなたって、本当に良い人ね!」
お人好し過ぎて心配になるけど!助かるわ!
「いや、その、別に君の為という訳じゃなくて…役に立つ事だから…
知っておいて損は無いし…」
何やらぶつぶつと言い訳をしているが、わたしは上機嫌だったので気にならなかった。
◇◇
あの日以降、わたしは昼食を食堂で摂る事にし、
エリー、パトリック、ブランドンの席に押し掛けた。
それが続けば、周囲も気付き、ブランドンの隣には誰も座らなくなった。
恐れられているのだろうけど、都合が良いので、甘んじている。
わたしの目的は、世界の平穏、トゥルーエンドだもの!
細かい事なんて、気にしていられないわ!
ちなみに、ドロシアとジャネットも、嫌な顔をしつつ、くっついて来ている。
彼女たちは将来の為にも、《公爵令嬢》と親しくしておきたいのだ。
その努力は認めるけど、うれしくは無いのよね…
貴族社会では《普通》の事ではあるが、利害関係しかないなんて、虚しいだけだ。
「放課後、試合するから、応援に来いよ___」
既に食事を半分以上お腹に収めたブランドンが、隣を向き、エリーを誘った。
ブランドンの声は無駄に野太いので、普段は煩く耳が痛い位なのだが、
盗み聞きしたい時には便利だ。
「うん!絶対行くね!」
エリーが可愛らしく返事をする。
むむ…良い雰囲気ね…
「ブランドン、試合に出るの?何の試合?」
わたしはさり気なく、会話に割り込んだ。
瞬間、エリーは顔を顰めて俯いたが、
鈍感なブランドンは、あっさりと振り返り、ニヤリと笑った。
「部活だよ、格闘部、たまにトーナメント戦をやるんだ」
格闘部?殴り合いかしら?
野蛮そうで顔を顰めてしまうが…ブランドンは好きそうだ。
エリーは応援に行くみたいだけど…
そんなの、観なきゃいけないなんて、ヒロインも大変ね…
「ブランドンは格闘部だったのね、剣術部かと思ったわ」
戦が起こった時には、学園生ながら騎士団に所属し、活躍していた。
まぁ、死ぬんだけど…
将来を知る由も無いブランドンは、得意気に話した。
「勿論、剣術部にも入ってるぜ!他にも、呼ばれれば何処でも行くけどな!」
「助っ人?凄いわね!無敵じゃない!」
「ははは!まーな!」
ブランドンは豪快に笑う。
ブランドンは、エリーと結ばれたら、戦で死ぬ事になる。
彼を無敵でいさせてあげる為にも、エリーとの恋路は邪魔しないとね!
踊り場にその姿が見え、わたしは息を顰め、身を隠すと、耳を澄ませた。
「あの人、どうして食堂に来たのかしら…」
《あの人》とは、十中八九、《わたし》だろう。
自分の陰口を聞くなんて、いい気はしないわね…
だけど、これも無事にトゥルーエンドに導く為よ、我慢、我慢!
「席替えをしたり、食堂に来たり…
きっと、何か企んでいるのよ!あたし、怖いわ…」
怖がらせたみたいね…
だけど、ヒロインから嫌われるのは良い事よね?
パトリックとブランドンに頼るのは喜べないけど…
「怖がる事は無いよ、エリー、何かあっても、僕らが付いてる」
パトリックが真剣にエリーを慰めている。
もう!パトリックは優しいんだから!そんなんじゃ、悪女に騙されちゃうわよ!!
どう邪魔をしようかと頭を捻っていた時、意外な発言が耳に届いた。
「けどさー、俺には、あの女がそんな悪い奴には見えねーんだよなぁ…」
ブランドンだ!
彼は単純で、本能的、直感型だ。
わたしに悪意が無い事は分かるみたいね…
ありがとう、ブランドン!持つべきものは、単細胞の友達ね!!
「実は、僕もなんだ…
これまで話した事が無かったから、彼女を誤解していたのかもしれない…」
パトリックまで!
ああ~ん!ありがとう♪
だが、喜ぶのは、そこまでだった___
「皆、騙されてるのよ!あたしがどんな目に遭ってきたか…皆には分からない!」
高らかに言い、泣き崩れるエリー…
「エリー!ごめん、君の気持ちも考えずに…」
「そうだったな、エリー、悪かった…」
慰める声が遠くなる…
わたしは手に持っていた果実を一口齧った。
大袈裟過ぎて、舞台を観ているみたいだったけど…
そこまで、追い詰められているって事よね…
エリーに酷い事をしたのは事実だ。
平民女と馬鹿にし、身形を貶し、教科書を破り、踏み付け…
挙句、階段から突き落とそうとしていた…
「怖がられても、当然よね…」
果実をもう一口齧ろうと口を開いた時だ…
何かが足元に触れ、わたしは「ひゃっ!」と飛び上がった。
その拍子に、手から果実が滑り落ちる…
「ああ!わたしのデザート~~!!」
手を伸ばそうとしたが、それよりも早く、黒い物体がそれを攫って行った。
「!??」
ギョッとするも、よく見ると、それは黒猫で、戯れる様に果実を齧っている…
「もう、誰の猫なの?」
ペットは飼って良い事になっているが、それは寮の中だけだ。
「学園に連れて来るなんて…それとも、脱走してきたの?
首輪が無いから、捨て猫かしら?」
だが、捨て猫にしては毛並みが良く、痩せてもいない。
「まぁ、いいわ、あげるわよ、お腹が空いているんでしょう?」
尤も、『あげる』と言う前に、既に半分食べられているが…
動物が好きだった、前世の気持ちが蘇った事で、ほっこりとした。
前世では、実家で犬を飼っていた。
大学生になり、家を出てからは、ペットを飼う事など出来なかった。
ペットが居れば、少しは癒された気がする…
「アラベラも、何か飼えば良かったのに…」
尤も、アラベラは自分以外、興味が無かったので、
動物を飼ったとしても、世話などしないだろう。
自分の面倒も見れないのだから!
わたしは「やれやれ」と頭を振り、腰を落とし、黒猫の丸い背を撫でた。
短い毛は、フワフワとしていて、触り心地が良い。
「ふふ、ねぇ、あなた、わたしに飼われたい?」
黒猫は顔を上げ、「ニャー」と鳴くと、わたしの肩に飛び乗り、
頭を蹴って何処かへ行ってしまった。
流石、猫…
異世界でも猫はツンデレなのね…
でも、この塩加減が、堪らなく好きよ!
「だけど、頭は踏み台にしないで欲しいわ!髪型が崩れちゃうじゃない!」
毎朝、ハンナにせっせと巻いて貰ってるのに!
わたしは急いで教室に戻り、鞄から手鏡を取り出し、
頭が鳥の巣になっていないか、あれこれと角度を変え、確認した。
「ドレイパー、どうかしたの?」
予鈴が鳴り、席に戻って来たパトリックが、
手鏡を手に悪戦苦闘しているわたしに気付き、怪訝な顔をした。
「さっき、猫に頭を踏み台にされたのよ!鳥の巣になっていないか見ていたの…」
「ぶっ!!どわっはっはっはっは!!」
遠慮なく吹き出し、豪快に笑ったのは、ブランドンだ。
失礼な奴ね!!
「もう!笑う事無いでしょう!紳士じゃないわ!パトリックを見習いなさいよ!」
そう言って、パトリックを振り返ると、彼は赤い顔をし、口元を手で押さえていた。
「パトリック~~??」
わたしが頬を膨らませて睨むと、パトリックは「笑ってないよ!」と慌てて言い、
誤魔化す様に、授業の準備を始めた。
「パトリック、髪型が崩れない魔法って無いの?」
「おい、ドレイパー、俺にも聞けよ!」
「あら、ごめんなさい、ブランドン、知ってるの?」
「知らん!」
全く、ブランドンは自己中だから…
わたしは「やれやれ」と頭を振り、パトリックに向き直った。
「ごめん、考えた事が無かったから…」
それもそうね、男だもの、お洒落好きかナルシストでもなきゃ、
髪型なんて気にしないわよね。
それに、パトリックの白金色の髪は、羨ましい程に、サラサラだ。
「でも、調べてみるよ」
パトリックが言ってくれ、わたしは飛び上がった。
「ありがとう、パトリック!あなたって、本当に良い人ね!」
お人好し過ぎて心配になるけど!助かるわ!
「いや、その、別に君の為という訳じゃなくて…役に立つ事だから…
知っておいて損は無いし…」
何やらぶつぶつと言い訳をしているが、わたしは上機嫌だったので気にならなかった。
◇◇
あの日以降、わたしは昼食を食堂で摂る事にし、
エリー、パトリック、ブランドンの席に押し掛けた。
それが続けば、周囲も気付き、ブランドンの隣には誰も座らなくなった。
恐れられているのだろうけど、都合が良いので、甘んじている。
わたしの目的は、世界の平穏、トゥルーエンドだもの!
細かい事なんて、気にしていられないわ!
ちなみに、ドロシアとジャネットも、嫌な顔をしつつ、くっついて来ている。
彼女たちは将来の為にも、《公爵令嬢》と親しくしておきたいのだ。
その努力は認めるけど、うれしくは無いのよね…
貴族社会では《普通》の事ではあるが、利害関係しかないなんて、虚しいだけだ。
「放課後、試合するから、応援に来いよ___」
既に食事を半分以上お腹に収めたブランドンが、隣を向き、エリーを誘った。
ブランドンの声は無駄に野太いので、普段は煩く耳が痛い位なのだが、
盗み聞きしたい時には便利だ。
「うん!絶対行くね!」
エリーが可愛らしく返事をする。
むむ…良い雰囲気ね…
「ブランドン、試合に出るの?何の試合?」
わたしはさり気なく、会話に割り込んだ。
瞬間、エリーは顔を顰めて俯いたが、
鈍感なブランドンは、あっさりと振り返り、ニヤリと笑った。
「部活だよ、格闘部、たまにトーナメント戦をやるんだ」
格闘部?殴り合いかしら?
野蛮そうで顔を顰めてしまうが…ブランドンは好きそうだ。
エリーは応援に行くみたいだけど…
そんなの、観なきゃいけないなんて、ヒロインも大変ね…
「ブランドンは格闘部だったのね、剣術部かと思ったわ」
戦が起こった時には、学園生ながら騎士団に所属し、活躍していた。
まぁ、死ぬんだけど…
将来を知る由も無いブランドンは、得意気に話した。
「勿論、剣術部にも入ってるぜ!他にも、呼ばれれば何処でも行くけどな!」
「助っ人?凄いわね!無敵じゃない!」
「ははは!まーな!」
ブランドンは豪快に笑う。
ブランドンは、エリーと結ばれたら、戦で死ぬ事になる。
彼を無敵でいさせてあげる為にも、エリーとの恋路は邪魔しないとね!
13
あなたにおすすめの小説
オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
〘完〙前世を思い出したら悪役皇太子妃に転生してました!皇太子妃なんて罰ゲームでしかないので円満離婚をご所望です
hanakuro
恋愛
物語の始まりは、ガイアール帝国の皇太子と隣国カラマノ王国の王女との結婚式が行われためでたい日。
夫婦となった皇太子マリオンと皇太子妃エルメが初夜を迎えた時、エルメは前世を思い出す。
自著小説『悪役皇太子妃はただ皇太子の愛が欲しかっただけ・・』の悪役皇太子妃エルメに転生していることに気付く。何とか初夜から逃げ出し、混乱する頭を整理するエルメ。
すると皇太子の愛をいずれ現れる癒やしの乙女に奪われた自分が乙女に嫌がらせをして、それを知った皇太子に離婚され、追放されるというバッドエンドが待ち受けていることに気付く。
訪れる自分の未来を悟ったエルメの中にある想いが芽生える。
円満離婚して、示談金いっぱい貰って、市井でのんびり悠々自適に暮らそうと・・
しかし、エルメの思惑とは違い皇太子からは溺愛され、やがて現れた癒やしの乙女からは・・・
はたしてエルメは円満離婚して、のんびりハッピースローライフを送ることができるのか!?
公爵令嬢は、どう考えても悪役の器じゃないようです。
三歩ミチ
恋愛
*本編は完結しました*
公爵令嬢のキャサリンは、婚約者であるベイル王子から、婚約破棄を言い渡された。その瞬間、「この世界はゲームだ」という認識が流れ込んでくる。そして私は「悪役」らしい。ところがどう考えても悪役らしいことはしていないし、そんなことができる器じゃない。
どうやら破滅は回避したし、ゲームのストーリーも終わっちゃったようだから、あとはまわりのみんなを幸せにしたい!……そこへ攻略対象達や、不遇なヒロインも絡んでくる始末。博愛主義の「悪役令嬢」が奮闘します。
※小説家になろう様で連載しています。バックアップを兼ねて、こちらでも投稿しています。
※以前打ち切ったものを、初めから改稿し、完結させました。73以降、展開が大きく変わっています。
生まれ変わりも楽じゃない ~生まれ変わっても私はわたし~
こひな
恋愛
市川みのり 31歳。
成り行きで、なぜかバリバリのキャリアウーマンをやっていた私。
彼氏なし・趣味は食べることと読書という仕事以外は引きこもり気味な私が、とばっちりで異世界転生。
貴族令嬢となり、四苦八苦しつつ異世界を生き抜くお話です。
※いつも読んで頂きありがとうございます。誤字脱字のご指摘ありがとうございます。
その破滅エンド、ボツにします!~転生ヒロインはやり直し令嬢をハッピーエンドにしたい~
福留しゅん
恋愛
自分がシナリオを書いた乙女ゲームの世界に転生したメインヒロインはゲーム開始直後に前世を思い出す。一方の悪役令嬢は何度も断罪と破滅を繰り返しては人生をやり直していた。そうして創造主の知識を持つヒロインと強くてニューゲームな悪役令嬢の奇妙な交友が始まる――。
※小説家になろう様にも投稿しています。
ヒロイン気質がゼロなので攻略はお断りします! ~塩対応しているのに何で好感度が上がるんですか?!~
浅海 景
恋愛
幼い頃に誘拐されたことがきっかけで、サーシャは自分の前世を思い出す。その知識によりこの世界が乙女ゲームの舞台で、自分がヒロイン役である可能性に思い至ってしまう。貴族のしきたりなんて面倒くさいし、侍女として働くほうがよっぽど楽しいと思うサーシャは平穏な未来を手にいれるため、攻略対象たちと距離を取ろうとするのだが、彼らは何故かサーシャに興味を持ち関わろうとしてくるのだ。
「これってゲームの強制力?!」
周囲の人間関係をハッピーエンドに収めつつ、普通の生活を手に入れようとするヒロイン気質ゼロのサーシャが奮闘する物語。
※2024.8.4 おまけ②とおまけ③を追加しました。
ヒロインしか愛さないはずの公爵様が、なぜか悪女の私を手放さない
魚谷
恋愛
伯爵令嬢イザベラは多くの男性と浮名を流す悪女。
そんな彼女に公爵家当主のジークベルトとの縁談が持ち上がった。
ジークベルトと対面した瞬間、前世の記憶がよみがえり、この世界が乙女ゲームであることを自覚する。
イザベラは、主要攻略キャラのジークベルトの裏の顔を知ってしまったがために、冒頭で殺されてしまうモブキャラ。
ゲーム知識を頼りに、どうにか冒頭死を回避したイザベラは最弱魔法と言われる付与魔法と前世の知識を頼りに便利グッズを発明し、離婚にそなえて資金を確保する。
いよいよジークベルトが、乙女ゲームのヒロインと出会う。
離婚を切り出されることを待っていたイザベラだったが、ジークベルトは平然としていて。
「どうして俺がお前以外の女を愛さなければならないんだ?」
予想外の溺愛が始まってしまう!
(世界の平和のためにも)ヒロインに惚れてください、公爵様!!
悪役令嬢ってもっとハイスペックだと思ってた
nionea
恋愛
ブラック企業勤めの日本人女性ミキ、享年二十五歳は、
死んだ
と、思ったら目が覚めて、
悪役令嬢に転生してざまぁされる方向まっしぐらだった。
ぽっちゃり(控えめな表現です)
うっかり (婉曲的な表現です)
マイペース(モノはいいようです)
略してPUMな侯爵令嬢ファランに転生してしまったミキは、
「デブでバカでワガママって救いようねぇわ」
と、落ち込んでばかりもいられない。
今後の人生がかかっている。
果たして彼女は身に覚えはないが散々やらかしちゃった今までの人生を精算し、生き抜く事はできるのか。
※恋愛のスタートまでがだいぶ長いです。
’20.3.17 追記
更新ミスがありました。
3.16公開の77の本文が78の内容になっていました。
本日78を公開するにあたって気付きましたので、77を正規の内容に変え、78を公開しました。
大変失礼いたしました。77から再度お読みいただくと話がちゃんとつながります。
ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる