アイドルのマネージャーになったら

はぴたん

文字の大きさ
53 / 62
それぞれの仕事

53

しおりを挟む
「っ言えばいいんですね!言えば!
む、胸を少し、触られたくらいですよ!」

優馬の手を払い目をつぶってそう宣言する。

「胸?それって乳首の事か?」

「っ、そうですよ!分かるでしょう!!」

って、なんて事口走ってんだ俺!!//
元はと言えば全部夜月のせいだ、、うぅ、、
そもそもあの後何事も無かったように接してくるのも意味分からない。
バスルームから出たら寝るぞ。ってベッドに連れ込まれて内心焦ってたら普通に寝始めるし、、

いや、別にあれ以上とかあったら困るけど、困るけど無かった事に出来ない俺はどうしたらいいの、、
あれ以来なんか目合わせられないし、、

それが優馬にバレてたのもなんか恥ずかしいし、、
まさかそんなあからさまだったとは、、

「なんでそんな事になったんや?」

黙っていた優馬が話し出す。

「え?」

「経緯ってもんがあるやろ?」

「えぇ、、それもですか?」

「それもや。むしろそこが一番大事やろ。」

むしろそこが一番恥ずかしい所です、、

真剣な目で見つめてくる優馬。
優馬も心配してくれてるんだよな、
年齢はそんなに変わらないのに、大人びていてみんなのお父さんみたいなそんな存在だから、、

「、、分かりました。
俺もどうしてそうなったのか分からないんですけど、、まず裸で共用のバスルームから部屋に戻ってたんです。」

「は?裸で?」

「あ、パンツは履いてました!」

「それだけか?
お前それ危険すぎるで?
まさか、それでか?」

「えっと、そのまさかです。
でも俺の裸はそこまで危険?ではないですよ?」

「はぁ、、咲夜。
お前なんも分かってないなぁ。」

夜月以来の大きな溜め息を吐かれてしまった。

「自分で思ってる以上に咲夜は魅力的やで?
俺もその場におったら襲ったかもしれへんし。」

「なっ//何を言い出すんですか、//
そんな訳ないでしょ?」

「あ?試してみるか?」

「えっ、わわっちょっと、!」

突然優馬の手が服の裾から入り込んできて焦る。
地肌に手が擦れてこそばゆい、、

「んんっちょっと、こそばゆいです、、」

「、、、あかんわ。」

すっと手が抜かれほっとする。

「ここでやめんかったら、咲夜服剥かれとったで。
ほんま気ぃつけや。」

「え、、っと、」

「返事は。」

「、はい。」

「はぁ、、今日は止めといたる。
残り食べたら寮まで送ってくわ。」

そう言って立ち上がった優馬に頭をわしゃわしゃ撫でられた。
いつもの優馬だ、、とさらにほっとした。

1人で帰れます。と言いたかったが優馬の目を見たら何故か言えなかった。

その後食べ終えると、やらなくていい。と言われたがご馳走になった手前俺も引かず、皿洗いを全て済ませてから優馬の部屋を出た。

もちろん最後にメルちゃんとの挨拶も済ませた。
今夜はメルちゃんの写真を見て癒されながら寝よう。



「今日は、驚かせて悪かったなぁ。」

2人で歩きながら寮へ向かっていると、優馬にそう話しかけられた。

「え?、、あ、いえ。
心配してくれたんですよね。」

「あぁ。
なんや、メルみたいでな。
気になって仕方ないねん。」


••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••


これはほんまや。

撫でると目細めて気持ちよさそうにするし、人懐っこくてすぐ懐に入り込みよる。
そのくせ1人で全部背負い込もうとする。
メルも痛いの隠しとって大変やった時があったなぁ。

正直あの個性的な5人をまとめるのは一苦労やと思う。
毎日毎日大変やのに嫌な顔ひとつせず、俺の仕事まで手伝おうとしてきよる。

せやから俺が人一倍気ぃつけて咲夜見とったら、なんや急に夜月が来たらあからさまに頬染めて目逸らしよる、、
夜月は普段と変わらんようやけど。

夜月が前々から咲夜の事気に入っとるのは誰でも分かっとる事やと思う。
まぁ夜月に限らずそれぞれみんなもやろうけど。

それが急に夜月意識し出すって事は必然的に夜月に何かされたっちゅう事になる訳や。

ちょうど咲夜と約束しとった事もあって、2人きりになれた。
もし何かされて、それが咲夜にとって嫌な事なら夜月に俺が話さなあかん。
何故かそういう使命感があった。

俺の部屋にきた咲夜は、さっそく目的のメルと戯れ始めた。
さすが似た者同士、すぐになかよくなっとって、、なんや2人とも可愛えなぁ。

メルのごはんの準備や、料理の仕上げをしながら2人を眺めるのが至福の時間やった。

そんな時間も終わり、料理を並べて席につく。

相変わらずうまそうに食べる咲夜。
ほんま作りがいがあるなぁ。

ある程度食べたところで、今日の俺の中の本題について切り出した。

すると、途端に焦り出す咲夜。
分かりやすい。
だが、頑なに口を開かない。

元々堪え性の無いやつなんや。

堪えきれず咲夜の隣に移動し、実際に触れる事にした。

思わず伸ばした頬の感触に内心驚く。

なんや、すべすべやないか、

思った以上の柔らかさに、ほんまに俺と同じ男か?と疑いたくなった。

頬に触れても一向に話す素振りが無いため、ゆっくりと滑らせ顎に触れる。
、、次は唇、そう思い手が伸びたところで急に手を払われた。

そして爆弾発言をかます咲夜。

多分、唇とかわき腹とかか?と思っていた自分を殴りたい。

なんや乳首て。
俺もまだ見たことないのに。

驚きすぎて思考停止していたがハッとして経緯について聞く。
ここが一番大事や。
一体なんでそんな事になったんや。

渋っていたが、俺の真剣な眼差しが通じたのか渋々といった態度で話し始めた。

始めてくれたのはいいが、なんや裸でって。
裸でうろついてたらそりゃあ襲われても仕方ないで?
咲夜はほんまになんも分かってないな。

白くて細い首筋に、細長く綺麗な指、さらに隠された部分が全部晒されてたら、、
男なら黙ってないで。無論俺も。

せやのにそんな訳ないとかいいだす咲夜。

まだ懲りてないんか?
と分からせるつもりで咲夜が着ていたTシャツの裾から手を入れた。
するとすぐに地肌に到達する。

頬もすべすべやったけど、ここもやばいな。
すりすりと感触を確かめるように撫でていると、くぐもった声が聞こえた。

、、、あかんわ、、これあかんやつや、
慌てて咲夜の服から手を抜いた。

えらい感じやすいなぁ、
咲夜、こんなんで大丈夫なんか。
さらに不安になったで、、

とにかく気をつけるように忠告して、ちゃんと返事もさせた。

まだ不安は拭えへんが、ここに留まらせても俺が耐えられなさそうや。
せやからちゃーんと寮に送り届けた。


しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

アイドルくん、俺の前では生活能力ゼロの甘えん坊でした。~俺の住み込みバイト先は後輩の高校生アイドルくんでした。

天音ねる(旧:えんとっぷ)
BL
家計を助けるため、住み込み家政婦バイトを始めた高校生・桜井智也。豪邸の家主は、寝癖頭によれよれTシャツの青年…と思いきや、その正体は学校の後輩でキラキラ王子様アイドル・橘圭吾だった!? 学校では完璧、家では生活能力ゼロ。そんな圭吾のギャップに振り回されながらも、世話を焼く日々にやりがいを感じる智也。 ステージの上では完璧な王子様なのに、家ではカップ麺すら作れない究極のポンコツ男子。 智也の作る温かい手料理に胃袋を掴まれた圭吾は、次第に心を許し、子犬のように懐いてくる。 「先輩、お腹すいた」「どこにも行かないで」 無防備な素顔と時折見せる寂しげな表情に、智也の心は絆されていく。 住む世界が違うはずの二人。秘密の契約から始まる、甘くて美味しい青春ラブストーリー!

人気アイドルが義理の兄になりまして

BL
柚木(ゆずき)雪都(ゆきと)はごくごく普通の高校一年生。ある日、人気アイドル『Shiny Boys』のリーダー・碧(あおい)と義理の兄弟となり……?

人気アイドルグループのリーダーは、気苦労が絶えない

タタミ
BL
大人気5人組アイドルグループ・JETのリーダーである矢代頼は、気苦労が絶えない。 対メンバー、対事務所、対仕事の全てにおいて潤滑剤役を果たす日々を送る最中、矢代は人気2トップの御厨と立花が『仲が良い』では片付けられない距離感になっていることが気にかかり──

男子高校に入学したらハーレムでした!

はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。 ゆっくり書いていきます。 毎日19時更新です。 よろしくお願い致します。 2022.04.28 お気に入り、栞ありがとうございます。 とても励みになります。 引き続き宜しくお願いします。 2022.05.01 近々番外編SSをあげます。 よければ覗いてみてください。 2022.05.10 お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。 精一杯書いていきます。 2022.05.15 閲覧、お気に入り、ありがとうございます。 読んでいただけてとても嬉しいです。 近々番外編をあげます。 良ければ覗いてみてください。 2022.05.28 今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。 次作も頑張って書きます。 よろしくおねがいします。

たとえば、俺が幸せになってもいいのなら

夜月るな
BL
全てを1人で抱え込む高校生の少年が、誰かに頼り甘えることを覚えていくまでの物語――― 父を目の前で亡くし、母に突き放され、たった一人寄り添ってくれた兄もいなくなっていまった。 弟を守り、罪悪感も自責の念もたった1人で抱える新谷 律の心が、少しずつほぐれていく。 助けてほしいと言葉にする権利すらないと笑う少年が、救われるまでのお話。

主人公のライバルポジにいるようなので、主人公のカッコ可愛さを特等席で愛でたいと思います。

小鷹けい
BL
以前、なろうサイトさまに途中まであげて、結局書きかけのまま放置していたものになります(アカウントごと削除済み)タイトルさえもうろ覚え。 そのうち続きを書くぞ、の意気込みついでに数話分投稿させていただきます。 先輩×後輩 攻略キャラ×当て馬キャラ 総受けではありません。 嫌われ→からの溺愛。こちらも面倒くさい拗らせ攻めです。 ある日、目が覚めたら大好きだったBLゲームの当て馬キャラになっていた。死んだ覚えはないが、そのキャラクターとして生きてきた期間の記憶もある。 だけど、ここでひとつ問題が……。『おれ』の推し、『僕』が今まで嫌がらせし続けてきた、このゲームの主人公キャラなんだよね……。 え、イジめなきゃダメなの??死ぬほど嫌なんだけど。絶対嫌でしょ……。 でも、主人公が攻略キャラとBLしてるところはなんとしても見たい!!ひっそりと。なんなら近くで見たい!! ……って、なったライバルポジとして生きることになった『おれ(僕)』が、主人公と仲良くしつつ、攻略キャラを巻き込んでひっそり推し活する……みたいな話です。 本来なら当て馬キャラとして冷たくあしらわれ、手酷くフラれるはずの『ハルカ先輩』から、バグなのかなんなのか徐々に距離を詰めてこられて戸惑いまくる当て馬の話。 こちらは、ゆるゆる不定期更新になります。

平凡なぼくが男子校でイケメンたちに囲まれています

七瀬
BL
あらすじ 春の空の下、名門私立蒼嶺(そうれい)学園に入学した柊凛音(ひいらぎ りおん)。全寮制男子校という新しい環境で、彼の無自覚な美しさと天然な魅力が、周囲の男たちを次々と虜にしていく——。 政治家や実業家の子息が通う格式高い学園で、凛音は完璧な兄・蒼真(そうま)への憧れを胸に、新たな青春を歩み始める。しかし、彼の純粋で愛らしい存在は、学園の秩序を静かに揺るがしていく。 **** 初投稿なので優しい目で見守ってくださると助かります‼️ご指摘などございましたら、気軽にコメントよろしくお願いしますm(_ _)m

魔王様の執着から逃れたいっ!

クズねこ
BL
「孤独をわかってくれるのは君だけなんだ、死ぬまで一緒にいようね」 魔王様に執着されて俺の普通の生活は終わりを迎えた。いつからこの魔王城にいるかわからない。ずっと外に出させてもらってないんだよね 俺がいれば魔王様は安心して楽しく生活が送れる。俺さえ我慢すれば大丈夫なんだ‥‥‥でも、自由になりたい 魔王様に縛られず、また自由な生活がしたい。 他の人と話すだけでその人は罰を与えられ、生活も制限される。そんな生活は苦しい。心が壊れそう だから、心が壊れてしまう前に逃げ出さなくてはいけないの でも、最近思うんだよね。魔王様のことあんまり考えてなかったって。 あの頃は、魔王様から逃げ出すことしか考えてなかった。 ずっと、執着されて辛かったのは本当だけど、もう少し魔王様のこと考えられたんじゃないかな? はじめは、魔王様の愛を受け入れられず苦しんでいたユキ。自由を求めてある人の家にお世話になります。 魔王様と離れて自由を手に入れたユキは魔王様のことを思い返し、もう少し魔王様の気持ちをわかってあげればよかったかな? と言う気持ちが湧いてきます。 次に魔王様に会った時、ユキは魔王様の愛を受け入れるのでしょうか?  それとも受け入れずに他の人のところへ行ってしまうのでしょうか? 三角関係が繰り広げる執着BLストーリーをぜひ、お楽しみください。 誰と一緒になって欲しい など思ってくださりましたら、感想で待ってますっ 『面白い』『好きっ』と、思われましたら、♡やお気に入り登録をしていただけると嬉しいですっ 第一章 魔王様の執着から逃れたいっ 連載中❗️ 第二章 自由を求めてお世話になりますっ 第三章 魔王様に見つかりますっ 第四章 ハッピーエンドを目指しますっ 週一更新! 日曜日に更新しますっ!

処理中です...