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第5話 伯爵家の密やかな約束
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セリウス伯爵邸の夜は、いつも静かだ。重厚なカーテンの奥では香が焚かれ、微かに甘い紫煙が漂う。表向きには王都でも評判の良家だが、屋敷の空気はどこか重く閉ざされていた。
リリアーナは書斎で手紙をしたためていた。王妃陛下への報告書である。外交局からの次回会談の具体的な項目、ヴァルシア側の条件、そしてライナー将軍の態度。寝る間も惜しんで書き上げる作業は、むしろ彼女にとって心の安定を保つ時間でもあった。
しかしその沈黙を破るように、扉の向こうから控えめなノックが響く。
「お嬢様……クラリッサ様が、お呼びです」
彼女は筆を置き、深呼吸をひとつ。養母がこの時間に呼ぶというのは、良い兆しではない。
応接間に入ると、そこにはクラリッサ伯爵夫人と、彼女の実子であるアランが待っていた。アランは二十歳を過ぎたばかり、領地視察を終えて王都に戻ったばかりだ。
「リリアーナ、いつまで王城通いを続けるつもり?」
クラリッサの声は柔らかいが、棘を含んでいた。
「陛下からの任務が終わるまで、ですわ」
「その“任務”というのが厄介なのよ。社交界ではあなたの噂があちこちで囁かれているの。元婚約者がヴァルシアの将軍と親密にしている、とね」
アランが口を開いた。
「リリアーナ姉上。俺も耳にしました。王太子殿下が“別の令嬢と婚約を進めながらも、元婚約者が外交の場で活躍しているのが気に入らないらしい”と」
「あら、それは光栄ですね」
リリアーナはあえて軽口を言った。その一言で母子が顔を見合わせる。
クラリッサの扇子がぱちんと鳴った。
「冗談はやめなさい。あなたはもうセリウス家の娘です。この家の名誉を損ねることは許されません。これ以上王家との接点を持つのは危険ですわ」
「危険、ですか。……では私が何もしないことで、殿下や王妃陛下のご信頼を裏切るのは構わないのですか?」
「信頼など一時のもの。現実を見なさい、リリアーナ。あなたは所詮“貸された名”。王家に、そしてこの家に利用された存在なのよ」
その言葉に、胸の奥で何かが静かに揺れた。
クラリッサ夫人はリリアーナを見下ろすような視線を向けたが、その奥に、かすかな焦りが見える気がした。
「母上、それでも姉上が王妃陛下に仕えているのは確かです。陛下に敵対すれば、家ごと傾きますよ」
アランが諫める。
クラリッサは息をつき、扇子を閉じた。
「まったく……あなたたちは血の繋がりがないから、こうして言い合いになるのね」
彼女は椅子から立ち上がり、机の引き出しを開けた。そこから一通の封筒を取り出し、リリアーナに差し出す。
「これは、あなたの出生の件について城から問い合わせがあった記録。王太子妃候補になるときに偽装した戸籍の修正を求められています。今後のために、正式に整理しておきなさい」
短い沈黙。リリアーナが受け取った封筒の重みは、想像以上だった。
つまり――自分の出自が、王城の記録上で“明らかにされようとしている”ということだ。
「どうして、今になって」
「陛下がお動きになったのでしょう。あなたが外交補佐官として働く以上、素性をはっきりさせる必要があるのだわ。……ただ、セリウス家としては、あなたを正式な養女として残すことに難色を示す貴族もいるの」
リリアーナは封筒を握りしめた。
「つまり、私は“養子”として都合の良い時だけ利用され、不要になれば切り捨てられる……そういうことですね」
クラリッサは目を逸らさなかった。
「現実を見なさい。私たちだって、あなたがいなければ王家との縁を結べなかった。互いに得たものがあり、今はそれで十分でしょう?」
その冷ややかさに、アランが眉を寄せる。
「母上!」
「いいえ、アラン。それでいいのです」
リリアーナは穏やかに言った。
「私は最初から、この家の飾りとして入っただけ。ならば最後まで、その役目を果たします」
彼女の声には、不思議な静けさがあった。クラリッサが軽く目を見張るほどに。
「……あなた、本当に変わったわね」
「ええ。もう仮面はいりませんから」
その会話を最後に、リリアーナは部屋を出た。冷たい廊下を抜け、庭園に降り立つ。そこは月明かりに満ちた静寂の世界だった。
風が頬を撫でる。指先の封筒が、夜気に震える。
中には自分の“本当の名前”を示す記録が入っているはずだ。孤児院にいた時の記録、そしてセリウス家に迎えられる以前のすべて。
「……この紙切れ一枚で、何が変わるというのかしら」
彼女は微笑み、封を破った。
そこに記されていたのは、短い文と古い印章。
「“リリアーナ・クロフォード”――?」
見覚えのない姓に、心がざわめく。
クロフォード。確か、それはかつてヴァルシア王国との国境紛争で討たれた高官の名。もしその血筋なら、彼女は王国とヴァルシアの両方に繋がる存在となる。
「なるほど……それで王妃陛下は私にヴァルシアを任せたのね」
リリアーナは小さく息をつき、遠くの空を見上げた。
月が静かに光を注いでいる。
その時、庭の向こうから人影が現れた。
「こんな時間にひとりで何をしている」
低く通る声。ライナー将軍だった。彼は外套を翻しながら近づいてくる。
「将軍こそ、こんなところで」
「視察の帰りだ。偶然、この屋敷の前を通りかかっただけだ」
彼は彼女の手元の封筒に一瞬だけ視線を落とした。
「何の書類だ?」
「私の過去を記したものですよ。……思い出したくもないけれど」
「過去か。戦場では、過去を振り返る者から死ぬ。だが、過去を無視した者も同じように滅ぶ」
その言葉に、リリアーナは小さく笑った。
「つまり、どうすればいいのです?」
「選ぶことだ。どんな過去でも、自分で認めて、使う。それができる者だけが、生き残る」
彼の声には、経験から生まれた重みがあった。
しばし無言の時間が流れる。風が二人の衣の裾を揺らした。
「……将軍」
リリアーナは封筒を握り、真っ直ぐ彼の瞳を見た。
「もし私が、ヴァルシアと深い血の繋がりを持っていたとしたら……それでも、あなたは私を“同盟者”と見ますか?」
ライナーの瞳が静かに光る。
「血筋は問題じゃない。俺が見るのは、今ここにいる“お前”だ」
その瞬間、胸の奥が確かに熱くなった。
言葉にならない想いが湧き上がるが、リリアーナはそれを強く押し殺す。
「……ありがとうございます。きっと、答えを見つけてみせます」
ライナーはわずかに頷くと、夜の闇に溶けるように向きを変えた。
彼の背中が遠ざかる。
リリアーナは封筒を胸に抱きしめ、静かに目を閉じる。
この夜、たしかに彼女は“過去”と向き合う覚悟を手に入れた。
続く
リリアーナは書斎で手紙をしたためていた。王妃陛下への報告書である。外交局からの次回会談の具体的な項目、ヴァルシア側の条件、そしてライナー将軍の態度。寝る間も惜しんで書き上げる作業は、むしろ彼女にとって心の安定を保つ時間でもあった。
しかしその沈黙を破るように、扉の向こうから控えめなノックが響く。
「お嬢様……クラリッサ様が、お呼びです」
彼女は筆を置き、深呼吸をひとつ。養母がこの時間に呼ぶというのは、良い兆しではない。
応接間に入ると、そこにはクラリッサ伯爵夫人と、彼女の実子であるアランが待っていた。アランは二十歳を過ぎたばかり、領地視察を終えて王都に戻ったばかりだ。
「リリアーナ、いつまで王城通いを続けるつもり?」
クラリッサの声は柔らかいが、棘を含んでいた。
「陛下からの任務が終わるまで、ですわ」
「その“任務”というのが厄介なのよ。社交界ではあなたの噂があちこちで囁かれているの。元婚約者がヴァルシアの将軍と親密にしている、とね」
アランが口を開いた。
「リリアーナ姉上。俺も耳にしました。王太子殿下が“別の令嬢と婚約を進めながらも、元婚約者が外交の場で活躍しているのが気に入らないらしい”と」
「あら、それは光栄ですね」
リリアーナはあえて軽口を言った。その一言で母子が顔を見合わせる。
クラリッサの扇子がぱちんと鳴った。
「冗談はやめなさい。あなたはもうセリウス家の娘です。この家の名誉を損ねることは許されません。これ以上王家との接点を持つのは危険ですわ」
「危険、ですか。……では私が何もしないことで、殿下や王妃陛下のご信頼を裏切るのは構わないのですか?」
「信頼など一時のもの。現実を見なさい、リリアーナ。あなたは所詮“貸された名”。王家に、そしてこの家に利用された存在なのよ」
その言葉に、胸の奥で何かが静かに揺れた。
クラリッサ夫人はリリアーナを見下ろすような視線を向けたが、その奥に、かすかな焦りが見える気がした。
「母上、それでも姉上が王妃陛下に仕えているのは確かです。陛下に敵対すれば、家ごと傾きますよ」
アランが諫める。
クラリッサは息をつき、扇子を閉じた。
「まったく……あなたたちは血の繋がりがないから、こうして言い合いになるのね」
彼女は椅子から立ち上がり、机の引き出しを開けた。そこから一通の封筒を取り出し、リリアーナに差し出す。
「これは、あなたの出生の件について城から問い合わせがあった記録。王太子妃候補になるときに偽装した戸籍の修正を求められています。今後のために、正式に整理しておきなさい」
短い沈黙。リリアーナが受け取った封筒の重みは、想像以上だった。
つまり――自分の出自が、王城の記録上で“明らかにされようとしている”ということだ。
「どうして、今になって」
「陛下がお動きになったのでしょう。あなたが外交補佐官として働く以上、素性をはっきりさせる必要があるのだわ。……ただ、セリウス家としては、あなたを正式な養女として残すことに難色を示す貴族もいるの」
リリアーナは封筒を握りしめた。
「つまり、私は“養子”として都合の良い時だけ利用され、不要になれば切り捨てられる……そういうことですね」
クラリッサは目を逸らさなかった。
「現実を見なさい。私たちだって、あなたがいなければ王家との縁を結べなかった。互いに得たものがあり、今はそれで十分でしょう?」
その冷ややかさに、アランが眉を寄せる。
「母上!」
「いいえ、アラン。それでいいのです」
リリアーナは穏やかに言った。
「私は最初から、この家の飾りとして入っただけ。ならば最後まで、その役目を果たします」
彼女の声には、不思議な静けさがあった。クラリッサが軽く目を見張るほどに。
「……あなた、本当に変わったわね」
「ええ。もう仮面はいりませんから」
その会話を最後に、リリアーナは部屋を出た。冷たい廊下を抜け、庭園に降り立つ。そこは月明かりに満ちた静寂の世界だった。
風が頬を撫でる。指先の封筒が、夜気に震える。
中には自分の“本当の名前”を示す記録が入っているはずだ。孤児院にいた時の記録、そしてセリウス家に迎えられる以前のすべて。
「……この紙切れ一枚で、何が変わるというのかしら」
彼女は微笑み、封を破った。
そこに記されていたのは、短い文と古い印章。
「“リリアーナ・クロフォード”――?」
見覚えのない姓に、心がざわめく。
クロフォード。確か、それはかつてヴァルシア王国との国境紛争で討たれた高官の名。もしその血筋なら、彼女は王国とヴァルシアの両方に繋がる存在となる。
「なるほど……それで王妃陛下は私にヴァルシアを任せたのね」
リリアーナは小さく息をつき、遠くの空を見上げた。
月が静かに光を注いでいる。
その時、庭の向こうから人影が現れた。
「こんな時間にひとりで何をしている」
低く通る声。ライナー将軍だった。彼は外套を翻しながら近づいてくる。
「将軍こそ、こんなところで」
「視察の帰りだ。偶然、この屋敷の前を通りかかっただけだ」
彼は彼女の手元の封筒に一瞬だけ視線を落とした。
「何の書類だ?」
「私の過去を記したものですよ。……思い出したくもないけれど」
「過去か。戦場では、過去を振り返る者から死ぬ。だが、過去を無視した者も同じように滅ぶ」
その言葉に、リリアーナは小さく笑った。
「つまり、どうすればいいのです?」
「選ぶことだ。どんな過去でも、自分で認めて、使う。それができる者だけが、生き残る」
彼の声には、経験から生まれた重みがあった。
しばし無言の時間が流れる。風が二人の衣の裾を揺らした。
「……将軍」
リリアーナは封筒を握り、真っ直ぐ彼の瞳を見た。
「もし私が、ヴァルシアと深い血の繋がりを持っていたとしたら……それでも、あなたは私を“同盟者”と見ますか?」
ライナーの瞳が静かに光る。
「血筋は問題じゃない。俺が見るのは、今ここにいる“お前”だ」
その瞬間、胸の奥が確かに熱くなった。
言葉にならない想いが湧き上がるが、リリアーナはそれを強く押し殺す。
「……ありがとうございます。きっと、答えを見つけてみせます」
ライナーはわずかに頷くと、夜の闇に溶けるように向きを変えた。
彼の背中が遠ざかる。
リリアーナは封筒を胸に抱きしめ、静かに目を閉じる。
この夜、たしかに彼女は“過去”と向き合う覚悟を手に入れた。
続く
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