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1.side花岡誠
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「今なんて言った?」
「いや、だから城田が今好きな人にアプローチしてるらしいんだけど多分モデルの仕事関係の人だと思うんだよ。」
月兎に城田過保護脱却大作戦なる変な企みのための意見が欲しいと呼び出され相談に乗っていたのだが、月兎の口から出た勘違い発言に空いた口が塞がらない。
「、、、お前それ絶対本人に言うなよ」
「分かってるって、城田が変に意識しないようにだろ?」
うん、全然分かってない。
「城田、可哀想」
「本当に城田、アプローチして気づかれないなんて可哀想だよな。きっとかなり鈍感な人なんだろうな、俺なんかアプローチされてる訳でもないのにいちいち城田の言動にドキドキしてばっかりだよ。
もしかしたらそういうなびかない所に引かれたとかなのかな?」
まさに鈍感な自分のことを揶揄する月兎に思わず溜め息が漏れる。
月兎は今まで恋人がいなかったとは聞いていたが、ここまで恋愛音痴だったとは思わなかった。
月兎は本当に良い奴だが、いわゆる天然系でよくこいつ絶対勘違いしてるなと思うことが多々あったが、ここまで的外れなことを考えていたとは、
城田の月兎への接し方は誰がどう見ても愛しい人への接し方だし、目なんかこっちが恥ずかしくなるほど月兎に好きだと伝えている。
もはや大学の人達のほとんどは城田と月兎は恋人同士なんだと思っているのではないだろうか、なのに本人だけがそれに気づいていないなんて、城田に月兎への気持ちを聞かされているだけに城田が可哀想で仕方ない。
城田には月兎はかなり恋愛に鈍感だろうから積極的にアプローチした方が良いとアドバイスしたのだがここまで鈍感だとは俺も予想外だった。
正直、俺は城田を応援している。
というのも月兎は平凡で自分をモテないと思っているがそうでもない。
確かに月兎は目立つ容姿をしている訳では無いが、誰にでも優しく月兎をよく知れば好きになるといった人が結構居る。
しかも少し抜けていてよく転びそうになったり、基本人見知りのくせに気を許した相手には笑顔を見せる犬のような庇護欲を誘うその言動はとりわけ男にモテるのだ。
だが何故か俺の知る限り男でも女でも関係なく肉体関係を持とうとするヤリチンや、彼女がいるのに手を出そうとする奴、体だけが目的のやつ等クズ率が非常に高い。
その中で城田は月兎の中身を知って一途に月兎を見ている。
城田みたいな男なら月兎を任せることが出来る。
そこで俺は強力な助っ人に協力してもらう事にした。
1人目は腐頭麻子。
シロクロ見守り隊なる組織の取りまとめ役でなんと大学の10人に1人が見守り隊の一員だというから恐ろしい。
中には教授も数人居るとか。
利害が一致している腐頭は協力を申し出た瞬間食い気味で了承してきた。
大学内での支援はこの見守り隊に任せておけばいいだろう。
2人目は月兎のバイト先のオーナーでもある俺の伯父だ。
伯父には城田の了承を得て城田が月兎を好きだという事を伝えてある。
元々伯父自身も女性寄りではあるがバイセクシャルなため理解のある人間だ。
月兎を気に入っている伯父も二つ返事で協力すると言ってくれた。
家では同棲、大学では常に見守り隊の目があり、バイト先もおさえた。
大事な親友の幸せを願い、俺は少しづつ外堀を埋めて逃げ場をなくしていくつもりだ。
決して面白そうだからとかそんな理由ではない、と思う。
「いや、だから城田が今好きな人にアプローチしてるらしいんだけど多分モデルの仕事関係の人だと思うんだよ。」
月兎に城田過保護脱却大作戦なる変な企みのための意見が欲しいと呼び出され相談に乗っていたのだが、月兎の口から出た勘違い発言に空いた口が塞がらない。
「、、、お前それ絶対本人に言うなよ」
「分かってるって、城田が変に意識しないようにだろ?」
うん、全然分かってない。
「城田、可哀想」
「本当に城田、アプローチして気づかれないなんて可哀想だよな。きっとかなり鈍感な人なんだろうな、俺なんかアプローチされてる訳でもないのにいちいち城田の言動にドキドキしてばっかりだよ。
もしかしたらそういうなびかない所に引かれたとかなのかな?」
まさに鈍感な自分のことを揶揄する月兎に思わず溜め息が漏れる。
月兎は今まで恋人がいなかったとは聞いていたが、ここまで恋愛音痴だったとは思わなかった。
月兎は本当に良い奴だが、いわゆる天然系でよくこいつ絶対勘違いしてるなと思うことが多々あったが、ここまで的外れなことを考えていたとは、
城田の月兎への接し方は誰がどう見ても愛しい人への接し方だし、目なんかこっちが恥ずかしくなるほど月兎に好きだと伝えている。
もはや大学の人達のほとんどは城田と月兎は恋人同士なんだと思っているのではないだろうか、なのに本人だけがそれに気づいていないなんて、城田に月兎への気持ちを聞かされているだけに城田が可哀想で仕方ない。
城田には月兎はかなり恋愛に鈍感だろうから積極的にアプローチした方が良いとアドバイスしたのだがここまで鈍感だとは俺も予想外だった。
正直、俺は城田を応援している。
というのも月兎は平凡で自分をモテないと思っているがそうでもない。
確かに月兎は目立つ容姿をしている訳では無いが、誰にでも優しく月兎をよく知れば好きになるといった人が結構居る。
しかも少し抜けていてよく転びそうになったり、基本人見知りのくせに気を許した相手には笑顔を見せる犬のような庇護欲を誘うその言動はとりわけ男にモテるのだ。
だが何故か俺の知る限り男でも女でも関係なく肉体関係を持とうとするヤリチンや、彼女がいるのに手を出そうとする奴、体だけが目的のやつ等クズ率が非常に高い。
その中で城田は月兎の中身を知って一途に月兎を見ている。
城田みたいな男なら月兎を任せることが出来る。
そこで俺は強力な助っ人に協力してもらう事にした。
1人目は腐頭麻子。
シロクロ見守り隊なる組織の取りまとめ役でなんと大学の10人に1人が見守り隊の一員だというから恐ろしい。
中には教授も数人居るとか。
利害が一致している腐頭は協力を申し出た瞬間食い気味で了承してきた。
大学内での支援はこの見守り隊に任せておけばいいだろう。
2人目は月兎のバイト先のオーナーでもある俺の伯父だ。
伯父には城田の了承を得て城田が月兎を好きだという事を伝えてある。
元々伯父自身も女性寄りではあるがバイセクシャルなため理解のある人間だ。
月兎を気に入っている伯父も二つ返事で協力すると言ってくれた。
家では同棲、大学では常に見守り隊の目があり、バイト先もおさえた。
大事な親友の幸せを願い、俺は少しづつ外堀を埋めて逃げ場をなくしていくつもりだ。
決して面白そうだからとかそんな理由ではない、と思う。
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