【完結】婚約破棄はご褒美でした〜隣国の氷の王子の独占愛が止まりません〜

22時完結

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結婚式と新たな誓い

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 リオンの件から一か月後、私たちの結婚式の準備が本格的に始まった。

「セレナ様、ドレスの最終フィッティングです」

 エリザベスに案内され、私は衣装部屋へ向かった。

 そこには、息を呑むほど美しいウェディングドレスが用意されていた。純白のシルクに、繊細なレースの装飾。胸元には小さなサファイアがあしらわれている。

「アレクシス様がデザインされたのですか?」

「はい。セレナ様のために、何度も修正を重ねられました」

 ドレスを着た私を見て、エリザベスが目を潤ませた。

「まるで天使のようです。アレクシス様もきっとお喜びになるでしょう」

 その日の夜、アレクシス王子と屋上庭園で最後のデートをした。

「明日が結婚式ですね」

「ああ。長い間待ち続けた日だ」

 彼は私の手を取り、指輪をはめてくれた。

「これは?」

「結婚指輪だ。明日、正式に交換するが、今夜君に渡したかった」

 指輪には、美しいダイヤモンドとサファイアが埋め込まれていた。

「とても美しいです」

「君のように美しくなるよう、選び抜いた」

 そして、彼は膝をついて私の前に跪いた。

「セレナ、改めて言わせてくれ。俺と結婚してくれ。君を生涯愛し続ける」

「はい、アレクシス様。私も、あなたを愛し続けます」

 結婚式当日、ヴェルシュタイン王国の大聖堂は、各国からの賓客で埋め尽くされていた。

 私は、父に腕を組まれてバージンロードを歩いた。途中、アルフレイド王国からマリアも来てくれているのを見つけて、嬉しくなった。

 そして、祭壇の前に立つアレクシス王子を見た瞬間、私の心は愛で満たされた。

 彼は純白の軍服に身を包み、今まで見たことがないほど凛々しく見えた。

「セレナ」

 彼が私の名前を呼ぶと、私は父の腕を離れて彼の元へ向かった。

「美しい」

 彼の小さなつぶやきに、私の頬が染まった。

 司祭が結婚の誓いの言葉を述べ始めた。

「アレクシス・フォン・ヴェルシュタイン王子、あなたはセレナ・アルトハイム嬢を妻として迎え、病める時も健やかなる時も、彼女を愛し続けることを誓いますか?」

「誓います」

 彼の力強い声が、聖堂に響いた。

「セレナ・アルトハイム嬢、あなたはアレクシス・フォン・ヴェルシュタイン王子を夫として迎え、病める時も健やかなる時も、彼を愛し続けることを誓いますか?」

「誓います」

 私も、心を込めて答えた。

「では、指輪の交換を」

 私たちは互いに指輪をはめ合った。

「神と皆様の前で、お二人の結婚を宣言いたします。新郎は新婦にキスをどうぞ」

 アレクシス王子は、私のベールを上げて、優しく口づけした。

 聖堂に、祝福の拍手が響いた。

 披露宴では、私たちは各国の賓客に祝福を受けた。

「セレナ王妃、おめでとうございます」

 様々な人々が祝福の言葉をかけてくれる。

「ありがとうございます」

 私は、王妃として、そして一人の女性として、この日の幸せを噛みしめていた。

 披露宴の最後、アレクシス王子がスピーチを行った。

「皆様、本日は私たちの結婚式にお越しいただき、ありがとうございます。私は今日、最愛の女性を妻に迎えることができました」

 彼は私を見つめた。

「セレナ、君に出会えて、俺の人生は変わった。君がいてくれるから、俺は強くなれる。これからも、ずっと愛し続ける」

 私も、皆の前で想いを述べた。

「アレクシス様、そして皆様、今日という日を迎えることができ、心から感謝しています。アレクシス様の愛に包まれて、私は本当の幸せを知りました。これからは、王妃として、そして一人の女性として、アレクシス様を支えていきたいと思います」

 その夜、私たちは新婚の部屋で二人きりになった。

「セレナ、今日からは夫婦だ」

「はい、アレクシス様……いえ、アレクシス」

 初めて彼を名前で呼ぶと、彼は嬉しそうに微笑んだ。

「ずっと、君にそう呼んでもらいたかった」

 私たちは、深く愛し合った。この日が、私たちの新しい人生の始まりだった。
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