セカンドライフは寮母さん 魔王を討伐した冒険者は魔法学園女子寮の管理人になりました

今卓&

文字の大きさ
1,326 / 1,471
本編

81話 掲げられた旗(フラグ) その14

しおりを挟む
タロウが読み上げているその布告文、イフナースが中心となって書かれたものとなっており、リンドにロキュス、クロノスも協力したらしい、これは今回の顛末と帝国の内情をイフナースが最も把握している為であるらしく、タロウも編纂に加われと命じられたがそれは断っている、王国と帝国の関係を示し、なにより本日より正式な戦となるであろう重要事なのだ、ここは基本的に他国人である自分は外れ、監修する程度に留めたいとイフナースとクロノスに説明し納得されている、単にめんどくさいとか、イフナースやクロノスらがどのような対外公式文書を作るのか興味があったからとは決して口にしなかったタロウとなる。
而してその内容である、タロウは朝一番に顔を出した荒野の施設で見せられていた、これだけ書けば十分であろうと疲れた顔のイフナースとリンドとロキュス、ルーツも書面を見つめてニヤニヤしており、クロノスはどうやら早々に退散したらしく一人元気いっぱいスッキリした顔で書面を前にしていたりする、まぁ、クロノスに文書作成は無理だったんだろなと思いつつ読み込むタロウ、その内容はここまで罵らなくてもよかろうにと思われるものとなっていた、帝国の進軍を非難する所から始まり、要塞建設の不当性、帝国の在り方を否定し、ついで皇帝の在り方を否定する、さらには今だ奴隷を扱う蛮族と嘲り、未成熟な社会構造であると断言していた、随分とまぁ丁寧な言葉と文面で罵詈雑言を浴びせるものだと顔を顰めたタロウ、そして正式な宣戦布告でもって結んでいるのであるが、帝国としては驚嘆する他無いと思われる、まずもって帝国としては王国側はこちらを知らないという前提で動いているはずである、帝国が今般の侵攻を決めた報告書にもそのように記されており、実際に知らなかった、無論都市国家と商売をしていた商売人達や、都市国家出身の者は既知の事であったが、なにも遠く離れ、縁も所縁も通商も無い国の事を殊更話題にする事は無く、陸続きでも無い為その狂暴性は耳にしているが脅威には感じていなかったのであろう、それら帝国を知る者たちもまさか王国と帝国が国境を接しているとは露とも思っていなかったようで、モニケンダムがかつては帝国の都市であったこともまた知らない、これは彼らが無知であったからではない、この時代の情報等は結局その程度でしかなく、なにより正確な地図は国家機密に類しており、あったとしても精々がその国の支配下にある土地を記したのみで、測量技術も未発達となると大変に不正確なものになる、タロウが以前提供した王国と帝国を含み都市国家や魔族の大陸をも描いた地図がいかに希少で重要なものであるかはボニファースらの反応を見るに明らかであった、なにせ驚愕し歓喜の声を上げつつも慌てて秘匿する程の品なのである、ゆえに王国と帝国の薄っすらとしたその関係を誰も知らなかったとしても恥にはならないし、責められるものでもない、その上でこの布告文である、イフナースらはタロウが伝えた帝国の内情や集めた資料、さらに侵攻後の偵察情報を元にして帝国と帝国軍、さらには皇帝その人をけちょんけちょんに罵りあげている、それらはタロウとしてはかなり正確だなと思うも、帝国としては怒りも当然感じるであろうが、そこまで調べ上げたのかと驚嘆するものとも思われる、いや、そう冷静に受け取って欲しいと思うタロウであった、この荒野の会談に帝国の指導者をなんとしてでも座らせたのは、王国が話し合う事が出来る相手である事とインテリジェンスの高さを理解させる為である、ついでにクロノスの理不尽なまでの戦闘力、魔法であると認識できていないかもしれないが、魔法による防備の有効性等も見せつけてしまっている、帝国側がどう理解するかはまた難しいが、少なくとも侵攻のきっかけとなった報告書がいかに的外れであったかは理解できるのではないだろうか、

「以上、もろもろの事由を検討した上で、帝国と名乗る蛮族に対し、我ら王国は正式な文書でもってこの地に於ける王国の権利を主張し、要塞を含めた荒野全体の奪還を期するものとする、その手法として話し合い等での合意を得られないとなれば、戦力で持って認めさせるものとなる・・・これは貴国に対しグランセドラウル王国による正式な宣戦を布告するものとなる」

朗々と読み上げどんなもんかなと提督をうかがうタロウ、その顔は怒りの為か真っ赤に膨れており今にも煙を吹きそうな面相で、その側の近衛や背後の騎馬兵らもいよいよその目は熱く滾っていた、一人オドオドとしているのは通訳である、タロウが帝国語を発している為黙していたようであるが、提督の側に立っているのだその怒りを肌で感じた事であろう、災難だなーと思いつつタロウは布告文に戻り、

「記、王国歴85年、初月、8の日、荒野中央陣地にて、グランセドラウル王国、国王、ボニファース・フォル・グランセドラウル」

最後に署名を読み上げた、王国歴なんかあったんだなと感心するタロウ、クルクルとその書面を丸めるとそっとメインデルトに返還した、

「うむ、御苦労、どうやら伝わったようだな」

ニコリと微笑むメインデルトである、メインデルトはタロウが布告文を読み上げる間、ジーっと提督を観察していた、タロウの言葉は帝国語である為まるで理解できず、そうするしかなかった為だが提督の表情は青くなったり赤くなったりと変化を繰り返し、さらには両の拳をブルブルと震わせる始末、これはしっかりとその内容が伝わっていると理解するメインデルト、メインデルトとしても自分の国をあそこまで卑下されたら怒りを通り越して暴れ出すであろうなと感じる文章となっている、王太子殿下も随分と性格の悪い事だと感心しつつも呆れており、まぁ、リンドとロキュスが関わっているとは聞いているし、クロノスも関わっている、となればタロウも口を出したはずで、いよいよ手がつけられん連中だなとも感じていた、

「・・・御理解頂けたかな?」

メインデルトが静かに提督に告げる、その口調をそっくりそのまま真似るタロウ、通訳が提督を恐れてかその任を忘れてしまったようで、提督はギロリとメインデルトを睨み、その視線がゆっくりとタロウへ向かった、

「・・・この地の・・・いや、もういい」

反論しようと口を開いた提督であるが、すぐに切り上げた、ガタガタと片足を上下させ、両手をグッと色が変わる程に握りしめる、あーこりゃそうなるよなーと申し訳なく思うタロウである、この提督としては彼等の言う西の街、現モニケンダムを奇襲でもって制圧し、そこを足がかりに王国を攻める算段であったのだろう、さらにはこの荒野にあって神の所業と思える二度の軌跡を目にしている、一つ目は巨大な光の柱、もう一つは街路の生成と大蛇の移動である、そしてつい先程まではこれぞ神の思し召しであると皇帝その人を含め眠りこける大蛇を見上げて歓喜していたのだ、それが数刻も経たぬ間にこれである、何が何やらと混乱する他無いであろう、さらにはその読み上げられた布告文、その内容を聞くにどうやら帝国軍は完全に王国の監視下にあったらしい、自分と皇帝が要塞に入った時期から軍団規模までほぼほぼ正確に記されているようで、タロウがなにもそこまで書かなくてもなと思った点がそれであったりする、ここまであらゆる思惑が覆され、予想だにしなかった事態に直面すれば百戦錬磨であろうこの提督であっても思考がまとまらないのは当然であろう、

「・・・まぁ、気持ちはよく分かる・・・」

ニコリと微笑み前のめりになるメインデルト、

「我々がこの地を支配している事は理解されたと思う、要塞を見過ごしていたのもここまで貴国を引き入れたのもまた我が王の温情である、この布告文にもある通り、この場で貴国の全戦力、全人員を荒野から撤退させ、我が国と相互不可侵条約を結ぶとなればまた状況は大きく異なるであろう、我らとしてはそれこそを合意と考える、如何かな?」

どうやら懐柔策を口にしたメインデルト、リンドがホウと感心し、タロウもそれこそが話し合いの上での結論になるのだろうなと考えた、

「・・・戯言を・・・帝国はいかなる敵国とも合意は結ばん、支配されるか、根絶やしにされるかの二つである」

提督がグッとメインデルトを睨みつける、通訳が何度目かの小さな悲鳴を上げて肩を竦めた、随分とまぁ怯えているなと思うタロウ、通訳となればそれなりの要職であると思うが、もしかしたら奴隷かなにかなのかもしれない、あまりにも不安定に見えた、

「ほう・・・それはまた猛々しい」

ムフンと余裕の笑みを見せるメインデルト、その心中ではそう来なくてはなと子供の用に飛び跳ねはしゃぎたい程に歓喜していたりする、

「帝国の歩みを阻害する者、皇帝を敬わぬ者はその一切を蹂躙し根絶やしにするだけである、なにが話し合いによる合意か、何が不可侵条約か、帝国の法にそのようなものは無い、あるのはただ一つ帝国の名の下の平和、それだけである」

提督がその感情を押さえ低く唸るように続けた、タロウはそのまま訳す、すると、ウンウンと頷いて聞いていたメインデルトがん?と首を傾げ、リンドとエメリンス、トーラーもはて?と不思議そうにタロウを見つめる、

「なにか?」

思わず問い返すタロウ、

「すまんな、その帝国の名の下のヘイワ?・・・とはどういう意味だ?」

メインデルトが素直に問い質す、敵軍の将を前にしているとは思えない実に純粋な質問であった、

「ヘッ?」

そしてタロウも思わず首を傾げた、リンド達三人も同様の疑問を持っていたらしい、タロウを見つめて答えを待っている、

「あー・・・そう言えば・・・聞いた事無いな・・・」

ムーと首を傾げてしまうタロウ、王国に数年住んでいるがその間、平和という単語を聞いた事が無い事に今気付いた、日常会話でポンと飛び出す単語では無いと思うが、タロウの周囲は常にその平和とは真逆であったからそれも致し方ないのかもなと思うも、いや、だからこそ平和が一番とか、平和が良いとか言い出しそうなものであるが、ついぞその単語、タロウにしてみれば翻訳された王国語が平和とされる事が無かったのである、

「・・・なんの話しだ・・・」

ギロリと通訳を睨む提督、その通訳も伝えていいのかどうか迷っている様子で、さらには今一つ意味を理解していない、脂汗をかいて申し訳ないと頭を下げた様子、提督はフンと不愉快そうに鼻を鳴らしメインデルトの反応を待つ事にしたらしい、

「・・・すいません、取り合えずそれは後程、まぁ、あれです戦争の無い状態とか、平穏で落ち着いた状況とか、そんな感じです」

慌てて答えるタロウ、折角意志疎通が出来ていたのに水を差す形になってしまう、

「・・・そうか、まぁいい」

こちらも鼻息を荒くして提督に向き直るメインデルト、

「・・・あー・・・つまりは、合意も譲歩も無いという事で宜しいな」

メインデルトは再度確認する、通訳の言葉にゆっくりと頷く提督、

「となれば、相対するだけである、我が王国の伝統に従い受け取られよ」

振り返るメインデルト、エメリンスがハッと答え、トーラーと共に荷馬車に向かい、壺と樽を一つずつ机の脇に並べる、どちらも王国では中程度とされる大きさの壺と樽となる、大人一人で抱えるのは少々難儀する程度の重さとなっている、

「塩とワインである」

ニヤリと微笑むメインデルト、なにをと頬を引きつらせる提督、近衛や騎馬兵らも憎々し気にメインデルトを睨みつけた、

「我が国の自慢の岩塩だ、ワインもまた絶品である、死ぬ前に楽しむがよい」

メインデルトが笑みを崩さず続け、無言でメインデルトを睨む提督、

「それとだ、この荒野が我々の支配下にある事は理解されたであろうが、二つ手土産がある」

開けっぱなしの木箱から一枚の上質紙を取り出すメインデルト、

「これはこの地の地図である、荒野のみの地図であるからそのように、さらには、我々の宿営地も記してある、貴国がどこに陣を敷くかはわからんが、合戦に向く箇所を提案したい」

地図を広げながら続けるメインデルト、タロウとしてはこれもやり過ぎかもなーと思っている、なにより敵軍が最適として薦める場所に陣を敷くほど愚かな事もないであろう、普通に考えればそこには罠なりなんなりがあってもおかしくない、しかしそのような奸計を巡らす王国ではなかったりする、いや、この土地がそれを許さなかった、厚く積もった雪の下は巨岩が並び小細工などしようもなく、ただまっ平らに広い焼け跡である為丘のような高所も無い、このような合戦の場合どうしても高所を押さえるのが常套手段となるのであるが、見事なまでに陣の敷設場所による有利も不利もないのだ、ロキュスが以前口にしたように、戦術の教科書に乗せるべき地利的に対等な合戦になるであろうと思われる、

「それと、この広場の中心部には赤い旗を、そこに至るまでに等間隔に黄色い旗を刺してある、我らが去った後にでも確認するがいい、その中心部が合戦場としては最適でな、そこで決着をつけたいと考えている・・・まぁ、貴国が逃げ出すのであればそれが最上ではあるがな」

宣戦布告文と地図を並べて置くメインデルト、何を言っているのかと怒りを超えて不信に滾る視線を向ける提督となる、

「以上である、次は戦場でまみえよう・・・」

スッと席を立つメインデルト、こんなもんかなとタロウはリンドとエメリンスに目線で確認する、ほぼ同時に頷く二人、

「あっ、忘れていた」

一度背を向けすぐに向き直るメインデルト、

「会談と言いつつ茶も出さなかった非礼を詫びよう」

ニコリと微笑む、ギッと睨み返す提督、

「それと二日待つ、その間に陣を仕立てる事だ、三日後にはこちらから攻める、是非にもそちらの展開を願いたいが、できなかったら蹂躙するまでだ、まぁ、そんな事は言わずとも理解していようがな」

ニヤリと微笑み、

「以上だ」

サッと踵を返すメインデルト、エメリンスが馬を引き颯爽と乗り込んだ、タロウはさてと帝国側の様子を確認する、それぞれに難しい面相でメインデルトを睨みつけており、しかしそれ以上動きようが無いらしい、なにせ提督が席に座ったまま動かないのである、タロウはこうなるんだなー等と思いつつ、

「机はこのままに致します、我々は陣地に戻りますので、よしなに」

なにがよしなかわからないが取り合えず頭を下げてみるタロウ、エメリンスにリンドも馬に跨り、トーラーも荷馬車を方向転換させたようで、

「それでは」

ニコリと微笑み荷馬車に乗り込むタロウである、歴史的な会合の結末としてはなんとも締まらんなー等と思ってしまった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! 仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。 カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。

3歳で捨てられた件

玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。 それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。 キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。

家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~

北条新九郎
ファンタジー
 三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。  父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。  ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。  彼の職業は………………ただの門番である。  そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。  お気に入り・感想、宜しくお願いします。

神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします

夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。 アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。 いわゆる"神々の愛し子"というもの。 神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。 そういうことだ。 そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。 簡単でしょう? えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか?? −−−−−− 新連載始まりました。 私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。 会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。 余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。 会話がわからない!となるよりは・・ 試みですね。 誤字・脱字・文章修正 随時行います。 短編タグが長編に変更になることがございます。 *タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。

元外科医の俺が異世界で何が出来るだろうか?~現代医療の技術で異世界チート無双~

冒険者ギルド酒場 チューイ
ファンタジー
魔法は奇跡の力。そんな魔法と現在医療の知識と技術を持った俺が異世界でチートする。神奈川県の大和市にある冒険者ギルド酒場の冒険者タカミの話を小説にしてみました。  俺の名前は、加山タカミ。48歳独身。現在、救命救急の医師として現役バリバリ最前線で馬車馬のごとく働いている。俺の両親は、俺が幼いころバスの転落事故で俺をかばって亡くなった。その時の無念を糧に猛勉強して医師になった。俺を育ててくれた、ばーちゃんとじーちゃんも既に亡くなってしまっている。つまり、俺は天涯孤独なわけだ。職場でも患者第一主義で同僚との付き合いは仕事以外にほとんどなかった。しかし、医師としての技量は他の医師と比較しても評価は高い。別に自分以外の人が嫌いというわけでもない。つまり、ボッチ時間が長かったのである意味コミ障気味になっている。今日も相変わらず忙しい日常を過ごしている。 そんなある日、俺は一人の少女を庇って事故にあう。そして、気が付いてみれば・・・ 「俺、死んでるじゃん・・・」 目の前に現れたのは結構”チャラ”そうな自称 創造神。彼とのやり取りで俺は異世界に転生する事になった。 新たな家族と仲間と出会い、翻弄しながら異世界での生活を始める。しかし、医療水準の低い異世界。俺の新たな運命が始まった。  元外科医の加山タカミが持つ医療知識と技術で本来持つ宿命を異世界で発揮する。自分の宿命とは何か翻弄しながら異世界でチート無双する様子の物語。冒険者ギルド酒場 大和支部の冒険者の英雄譚。

積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!

ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。 悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。

神に同情された転生者物語

チャチャ
ファンタジー
ブラック企業に勤めていた安田悠翔(やすだ はると)は、電車を待っていると後から背中を押されて電車に轢かれて死んでしまう。 すると、神様と名乗った青年にこれまでの人生を同情され、異世界に転生してのんびりと過ごしてと言われる。 悠翔は、チート能力をもらって異世界を旅する。

救世の結界師マールちゃん~無能だと廃棄されましたが、敵国で傭兵のおっさん達に餌付けされてるので、今さら必要と言われても戻りません~

ぽんぽこ@3/28新作発売!!
ファンタジー
「ウチの子、可愛いうえに最強すぎるんだが――!?」 魔の森の隣、辺境伯家。 そこで八歳のメイド・マールは、食事も与えられず“要らない人間”として扱われていた。 ――そしてある日ついに、毒と魔獣の禁忌領域《魔の森》へ捨てられてしまう。 「ここ……どこ?」 現れた魔獣に襲われかけたその瞬間。 救いに現れたのは――敵国の”イケオジ”傭兵隊だった。 「ほら、食え」 「……いいの?」 焚き火のそばで差し出された“温かいお粥”は、マールに初めての「安心」と「ごはん」を教えてくれた。 行き場を失った幼女は、強面のおじさん傭兵たちに餌付けされ、守られ、少しずつ笑えるようになる―― そんなシナリオだったはずなのに。 旅の途中、マールは無意識に結界を張り、猛毒の果実を「安全な食べ物」に変えてしまう。 「これもおいしいよ、おじさん!食べて食べて!」 「ウチの子は天才か!?」 ただ食べたいだけ。 だけどその力は、国境も常識もくつがえす。 これは、捨てられた欠食幼女が、敵国でお腹いっぱい幸せになりながら、秘められた力で世界を巻き込んでいく物語。 ※若干の百合風味を含みます。

処理中です...