セカンドライフは寮母さん 魔王を討伐した冒険者は魔法学園女子寮の管理人になりました

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本編

81話 掲げられた旗(フラグ) その34

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「これがそうなんだけどねー」

とタロウは女性陣を引き連れ三階に上がった、ソフィアはそのまま厨房へ戻ったようで、ミナはハナコを胸に抱えている、キューと素直なハナコ、どうやら甘いものにありついて御満悦のようである、

「コレー?」

不思議そうに首を傾げるミナ、ハナコも同時に首を傾げるも、

「これはいかんぞ・・・」

ギンとばかりにタロウを見上げたのはレインであった、エッと大人達がレインを見下ろす、

「分かってるよ、だから・・・まぁ、暫くは子供には触らせないし、扱いは要注意だね、女性には特にだな、男であればまぁ・・・本人が苦しむだけだけど、女性はねー・・・特に若い女性や子供にはね、触って欲しくないかな・・・」

タロウがニコリとレインに微笑む、

「・・・分かっておるならいいが・・・重々注意せい」

ムスッと睨み返すレイン、ユーリがまたこれだと目を細くするも他の大人達はホヘーと感心している、特にエルマとミシェレは先程の助言もあり、やっぱりこの子も違うんだなーと目を丸くしていた、すると、

「でー、なにーこれー」

そのやり取りをまるで聞いていなかったミナがスッと手を伸ばす、

「あっ、こら、駄目だ」

タロウが慌ててその手を遮り、

「だからお前はー」

とレインもミナを取り押さえる、

「えー、だってー・・・」

不思議そうに振り返るミナ、ハナコも何がどうしたとミナとレインの顔を見比べている、

「ミナ、これは取り合えず見るだけだ、まぁ、一本は安全なんだが、もう一本が毒だからな、子供が触っちゃ駄目だ」

タロウが改めてミナに注意する、ドクー?と不思議そうにタロウを見上げるミナ、

「そっ、毒、口にいれたら酷い事になるからな、触ってもダメだ、いいな」

ジッとミナの瞳を覗き込むタロウ、どうやら真剣な話であるらしいと小さく頷くミナ、それでいいとタロウは微笑み、レインもそっと手を離す、

「で、そんなに危険なもの、何に使うのよ」

やれやれとユーリが頭をかいた、

「ん?あぁそうだねー、これがね、すげー、便利なんだよ」

さてと仕切り直すタロウ、研究所の中央テーブルに置かれた小さな皿を手にする、その皿には大量の氷が盛られており、そこに二本のガラス管が突き刺さっていた、

「便利なの?」

キョトンと返すミナ、ワフッとハナコも鼻を蠢かす、

「そっ便利なの、でね、まずは、こっちか・・・」

とその皿をテーブルに置き直し、ガラス管の一本を手にするタロウ、ヌッと引き出すとその先には丸いふくらみがあり、そのふくらみから少しばかり先まで銀色の液体が詰まっている、

「あっ・・・それで危ないって言ったのか・・・」

カトカがすぐに察した、

「そういう事」

ニコリと微笑むタロウ、

「なんですか?これ?」

ミシェレがスッと首を伸ばす、

「・・・水銀ですね」

エルマがすぐに答えた、アーと納得する声が多数、カトカはうんうんと頷き、ミシェレは初めて見たーと目を丸くする、

「そだねー、当たりー」

ニコーと微笑むタロウ、どうやら水銀は平民でも名前だけは聞いた事があるらしく、しかしこの反応を見るに目にする機会は少ないようで、また実際に手にする事も無いのであろう、しかしカトカにとっては馴染み深い物質である、実際にこの水銀、タロウが先日、学園の錬金術科に相談で呼ばれた際に、これはいいとはしゃいでしまい少しばかり分けてもらった代物である、これがあればあれが出来るなとなってガラス管も発注している、そのガラス管が昨日のうちに届けられたらしく、朝から試してみようとウキウキであったりした、まぁ、その前に学園での看護の講義に打ち合わせに、新しい料理だのと道草も多かったが、まぁそれでもこうして形にはなっている、良しとしようと満足したタロウである、

「それであんた、あれか、手伝わせなかったの?」

ブスっとユーリがタロウを睨む、タロウは学園から戻り厨房でソフィア達に教示した後で三階に上がって来たのであるが、放置されていたガラス管を手にしどこか君らのいない場所で作業をしたい等と言い出したのだ、どういう意味だとユーリが問い詰めるも、安全の為だとタロウはあっさりと答え、無論であるがその詳細は口にしない、ユーリとしては大変に不愉快であったが、タロウが意味も無くそんな事を言い出すことはないはずで、仕方が無いとカトカとゾーイが蒸留作業で使っている倉庫を片付けただけの部屋を使わせ、カトカはその部屋から追い出されている、ブーと不満そうなカトカであったが、まぁ、丁度いいから記録をまとめておけとユーリは指示し、カトカもそうかもしれないと机に向かっていた、

「そだねー、それも当たりー」

「そっ、まぁ・・・でもそれであればだって、カトカなら上手い事やったでしょうに」

ムーと眉を顰めるユーリ、カトカもそうですよーと頬を膨らませる、実際水銀を使った実験やら金属精製やらは学園の錬金術科で履修済みで、数こそ少ないがそれなりにこなしている、

「それでも駄目だ、錬金術科の先生に聞いたけど、君らこれマスクもしないで取り扱ってたんだろ?」

一転ジロリとカトカを睨むタロウ、

「そっ・・・そうですけど・・・でも、それはほら・・・」

「それはいかん!!」

ギャンと吠えたのはレインである、再びエッとレインを見下ろす女性達、

「まったくだ、せめてマスクはして、換気を良くしないと駄目だし、少しでも口に入ったら・・・真面目に酷い事になるからね、だから、今回は俺だけでやったんだよ」

「そっ・・・そうなんですか?」

二人の勢いに押されるカトカ、ゾーイとサビナも何もそこまでと眉を顰めるも、タロウのみならずレインまでもが本気で怒っているらしい、これはそれほどに重要なのかと生唾を飲み込んでしまう、

「特にね、カトカさんはこれから子供も作れる立派な身体なんだから、そういう人や子供がね、これを口に入れたり湯気を吸いこむのは絶対駄目、だから、これもさ、ほら、先の方、しっかりと栓をしているだろ?」

ガラス管を傾けるタロウ、確かにその先には何やら茶色い物体で栓がしてある、

「あっ、ゴムだ・・・」

思わず呟くユーリ、

「そだね、こういうのには便利でね」

「今日もそれ、話題になりましたー」

ミシェレがピョンと飛び跳ね、

「うん、ミナもー、ミナも遊んだー、ゴムでしょー、あのねー、ビヨーンって伸びるのー、でー、パチーンって痛いのー」

ミナが負けじとピョンピョン飛び跳ねる、

「あらま、えっ、どっから?」

タロウがこれは意外と目を丸くする、

「ブラスさんですね、水槽にお水のあれを取り付けにいらっしゃったんです」

エルマが静かに答える、

「あっ、そういうことか」

「はい、で、あっ、そうだ忘れてた、そのなんていったっけ?」

「はい、水流ポンプです」

「そっ、それ、タロウさんに見て欲しいとの事でした」

「なにそれ?」

タロウとユーリが同時に問い返す、

「うむ、あれは良いぞ、悪くない」

レインが訳知り顔で頷き、

「ミナもー、ミナもあれ好きー」

ミナがピョンと飛び跳ね、

「あのねー、水がねー、チョロチョロってでるのー、でね、桶に汲まなくてもいいのー、便利なのー」

と続ける、ヘーと感心するタロウ、どうやらブラスが何やら作ったらしい、しかしその説明だけでは理解できるものではなく、

「ですね、なので、一度見に来て欲しいとの事でした」

エルマがニコリと総括する、

「そっか、じゃ、その内ね、まずはこっちだね」

タロウはウーンと悩みながらも本題に戻る、

「でだ、これなんだけど」

と改めて手にしたガラス管を皆に見せるタロウ、細く長いガラス管の先に丸い溜まりがあり、そこに銀色に鈍く輝く水銀が満たされているようで、さらにはガラス管の五分の一程度まで水銀が昇っているのが見える、

「フーン・・・」

パッと見ただけではそれだけである、綺麗な細工物と言われればそれまで、それ以上の意味あいを読み取ることは難しい、レインも嫌そうに眼を細めつつ無言である、

「何に使うか分かった人には金貨を10枚くらいあげてもいいかなー・・・」

女性達の反応を見てニヤーと微笑むタロウ、なんとも厭らしい事まで言い出す始末、

「・・・なによその言い草・・・」

当然ユーリに睨まれた、

「えー、だってさー・・・」

「だってじゃないわよ」

「そう?」

「そうよ、で、何をどうするの!!」

ギャンと叫ぶユーリ、まったくだと苦笑する他一同、

「・・・もう、ユーリ先生ってばせっかちなんだからー」

女性のような口調になるタロウ、せっかちだーとミナがニヤニヤとユーリを見上げ、何よと睨み返すユーリ、

「フフッ、で、どうするんですか?」

エルマが先を促す、

「ん、でだ、これをね、これに入れます」

タロウはそのまま暖炉に向かう、そこにはヤカンがかけられておりシューシューと湯気を上げていた、そんなものあったかしらと首を傾げる研究所の四人、どうやらタロウが置いたものらしく、タロウはそのままヤカンを持ち上げ、懐から手拭いを取り出して鍋敷き替わりにしてテーブルに置くと、

「こんな感じ」

とヤカンの蓋を開けてそのガラス管をスッと差し入れる、ヘッ?と首を傾げる女性達、しかしレインだけが、なんとと目を大きく見開いている、フフンと微笑むタロウ、

「・・・それだけ?」

ユーリが思わず問いかける、

「そっ、これだけ、でね、暫くすると・・・」

ジーっとガラス管を見つめるタロウ、それにつられて女性達の視線もガラス管に集まる、そして、

「うん、こんなもんかな」

タロウはスッとガラス管を取り出し、

「分かるかな?変化?」

ニヤリとガラス管を女性達に突き出した、エッと目を凝らす一同、お湯に濡れて湿ったそのガラス管はしかしすぐに乾いてしまう、当然一体何を見ればいいのやらと困惑する女性達、レインだけがこうなるのかと目を丸くした、

「分かんない?」

タロウがニンマリと微笑む、

「わかんなーい」

ミナが素直に答え、ミシェレもんーと目を凝らして首を左へ右へと傾ける、

「このね、水銀の位置を見て欲しいんだけど」

タロウはそっと指で指し示す、なにがなんだと顔を寄せる女性達、そして、

「あっ・・・」

「えっ・・・」

「もしかして・・・」

「そっ、もしかして、これね、温度を測れるんだ、水とか空気とかこの先をそのまま突っ込めるものであればその温度を計測できる・・・どかな?想像できる?」

ニヤリと問いかけるタロウ、ナニーっと研究所の四人が叫び、エルマも言葉が無い、ミナは意味が分からず大人達を見上げており、ミシェレはなんだそりゃと首を傾げた、

「ふふん、ここのね、さっき氷に漬けてたでしょ、その氷の温度がこの小さい傷をつけた部分、つまりは冷たい温度・・・で、お湯につけるとここまで水銀が膨張するのね、するとここがお湯の一番熱い状態の温度、湯気に変わる温度だね」

丁寧に説明するタロウ、その言葉通り、確かに水銀はそのガラス管の中ほどまで増えているように見える、これはと目を輝かせるカトカ、ゾーイとサビナもこんなことがあるのかと唖然としてしまう、

「つまりね、この温度計を基準にすると・・・っていうのは違うな、俺の故郷だと水が氷になる温度を0度って事にして、このね、お湯が沸いて湯気になる温度、これを100度にしてる、そういう風に定義しているんだね、で、その間を区切って測定してたりするんだな、どう?便利でしょ」

ニンマリと微笑むタロウ、

「・・・えっ待って、これ水銀よね・・・」

やっとユーリが口を開いた、

「そだねー」

「他の、他の金属・・・駄目か、他の液体でもできるんですか?」

グワッとカトカが身を乗り出す、

「フフン、そこなんだよー」

タロウはニヤリと微笑み、

「もう一本ね、こっちは水銀じゃなくてアルコールを使ってます」

得意気にもう一本のガラス管に手を伸ばすタロウである、ナニーと叫んでしまうカトカ、何が何やらと目を回してしまうミシェレ、ミナはやはり今一つ理解していないのかムーと難しそうに顔を顰めるのであった。
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