【完結】可愛い女の子との甘い結婚生活を夢見ていたのに嫁に来たのはクールな男だった

cyan

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ヴィー

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「ヴィー、もしかして、お前初めてか?」
「はい……」
「そうか。無理なら言うんだぞ」
「は、い……」

 アルマ様は私が初めてかどうかなど聞いてどうするつもりなんだろう?
 初モノでよかったのか、面倒だと思ったのか、分からない。まぁいい。もうこれで私はアルマ様に初めてを捧げたということになる。

 私が初めてを捧げたことを、アルマ様は覚えていてくれるだろうか?
 できれば、覚えていてほしいな……
 捨てられたとしても、忘れられたくないな。
 苦しい涙とは別の、悲しい涙も溢れてきた。


「ヴィー、もう今日はやめておくか?」
「やめないで……奥まできて……お願いします…………」

 体だけでいい。今だけでいい。アルマ様に愛されたい。
 アルマ様は本当に私を気遣ってゆっくりと奥へ進んできた。そんなに優しくされると、アルマ様も私のことを好きなのかと勘違いしそうになる。そんなわけないのに。
 やがて尻にアルマ様の肌がピッタリと触れて、奥まで入ったのだと分かった。

 指で解したから大丈夫とか、そんなわけなかった。苦しい。怒張した状態を見ていないから分からないが、もしかしてアルマ様のアレは私の想像以上に大きいのでは?
 あり得る……

「うぐ……はぁ、はぁ、アルマ様……動いていいですよ……」
「いや、まだキツイだろ」

 そう言うと、アルマ様は私の腰の下に手を滑り込ませて私を起こして抱きしめてくれた。
 温かい。安心する。苦しいのが少し紛れるようだ。
 アルマ様の優しさが辛い。早く終わってほしい。でもまだアルマ様と繋がっていたい。
 矛盾する思いに戸惑っていると、アルマ様がキスをしてくれた。

 この人に愛されたい……
 そんなこと絶対に言えないけど、そう願わずにはいられなかった。

「あぁ……あ……あぅ、あ、あ、あ、あ……んん……あ、ぁあ……」

 アルマ様がゆっくりと抽挿を始めると、私の口からは吐息と嬌声しか出なくなった。
 苦しさが緩和していくと、気持ちよさが私を支配していく。
 ダメだ。アルマ様に抱かれているのかと思うと、もうそれだけで幸せすぎる。


 好きだと言いたい。でも次にまた好きなどと言ったら、もっともっと遠くに行ってしまうかもしれない。愛しているなんて言った日には、その日のうちに追い出されそうだ。
 言えない……


「奥がいいのか?」
「あぁ、いぃ……んん、も……イキそう、はん……ぁあ、あ、あ、あぁぁああ……」
「ヴィーの中は気持ちいい。俺もイキそうだ」

 薄れそうな意識の中、アルマ様から私の奥に向かってドクドクと熱いものが放たれたのを薄らと感じると私は意識を手放した。


 翌朝起きると、裸のままアルマ様に抱きしめられて寝ていた。
 体はサラサラとしており、きっとアルマ様が色々拭いてくれたんだと思ったら、申し訳なくなった。

 あとは、いつ離縁を切り出されるか、死刑執行を待つ罪人の気分だな。



 その後、アルマ様は何も言ってこない。
 王都に行く前のように、私を連れてどこへでもいく。そして、どうやら私の体がお気に召したようで、2日に1回ほど私を抱いている。
 アルマ様の癒しになっているのかもしれないが、性欲処理に使われるのはなんとも複雑な気分だった。

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