【完結】おじさんの私に最強魔術師が結婚を迫ってくるんですが

cyan

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おじさん狙われる

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「じゃあさ、どうしたら俺と結婚してくれるの? やっぱり体の相性が重要とか?」
「そうではなくて、ラウロのことを知らなすぎるんです」
「じゃあもう俺に抱かれてよ。教えてあげるし」
「え? ちょっ、、んん、」

「心配しないで。気持ちよくしてあげるから」
「…………」

 彼の言った言葉がどこまで本気なのかは分からなかったが、彼の目を見ると本気で私のことを手込めにしようとしていることだけは分かった。
 どうせ抜け出せはしない。一度抱いたら諦めるかもしれない。私のようなおじさんの体で彼が欲情できるのかも分からないが。
 私は抵抗しなかった。されるがまま黙って受け入れた。
 別にこんな歳で何も失うものなど無いし、寝ていればいずれ終わるだろう。


「うぁ、、ま、、まっ、、まって、、」

 寝ていれば……などと思っていたが、とても寝てなどいられなかった。
 私の体を彼の唇が這って、しなやかな手で体を撫でながら脱がされると、胸の尖りを口に含んで舐め始めた。吸ったり時に甘噛みしながら、私の胸を執拗に弄り倒している。


「気持ちいい? 少し魔力注いであげるね。きっとすっごく気持ちいいと思う」

「ぁあ、、や、、あぁ、、あ、、やめ、、あ、、あ、だめ、、まって、、ぁああ、、」

 何をした? 彼の動きは変わっていないはずなのに、魔力を流すと言われてから私の体には痺れるように快感が駆け抜けて、体の奥からジンジンと熱が湧き上がっていく。

「シモン、気持ちいいでしょ? こんなに元気になっちゃってる。こっちも触ってあげるね」

「はぅ、、あ、、あ、なに? なにをした? あ、、だめ、も、ぁああ、、出る、、もう出る、、、」
「いいよ。イッていいよ」

「んんん、、、」
「気持ち良かったでしょ?」


「な、なんで? こんなの……」
「シモンと俺は相性抜群ってこと。そう体が証明してくれてる。結婚したくなった?」
「……」

「シモンは頑固だな~
 俺はこんなに愛してるのに。まだ足りなかったよね?たくさん愛してあげるね」
「……」

 彼は私をうつ伏せにして尻だけ高くあげると、少し尻に触れた。
 なんだか腹の中が温かい。なんでだ?

「清浄かけてオイルも入れておいたから」
「……」

 なるほど、さっきの温かいのは魔術をかけられた感覚だったのか。
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