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第二十一話:裁きの鉄槌、そして再生の大地を照らす光
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『黒き月の結社』の大導師が消え去り、王都アヴァロンに夜明けが訪れた後も、エルドラード王国が抱える傷跡は深く、その再建への道のりは決して平坦ではなかった。
しかし、絶望の闇の中に、確かな希望の光もまた灯り始めていた。
グリューネヴァルト辺境伯軍の全面的な協力のもと、王都の治安は急速に回復し、フィリアは率先して民衆の救済と生活再建に奔走した。
彼女は、薬草師としての知識を最大限に活かし、負傷者の治療はもちろんのこと、汚染された井戸水の浄化方法を指導したり、栄養価の高い薬草粥を炊き出して飢えた人々に配給したりと、休む間もなく働き続けた。
その献身的な姿は、かつて彼女を「暁光の姫君」と称えたエルドラードの民の記憶を鮮やかに蘇らせ、絶望に沈んでいた彼らの心に、再び生きる勇気と希望の灯をともした。
「フィリア様が生きていてくださった……!」
「我々を見捨てず、助けに来てくださったのだ!」
民衆の間からは、自然発生的にフィリアを支持し、彼女に国の未来を託そうとする声が高まっていった。
一方、フィリアの父である国王アウグストは、娘の懸命な看病と、彼女が調合した薬草の力によって、数日後には少しずつ体力を回復し、明瞭な意識を取り戻した。
しかし、今回の事件で受けた心身の衝撃はあまりにも大きく、再び国政の重責を担うことは困難な状態だった。
「フィリア……我が娘よ……。この愚かな父を……許してくれとは言わぬ。だが……どうか、このエルドラードを……民を……見捨てないでやってくれ……。」
病床で、アウグストはフィリアの手を握り、涙ながらにそう懇願した。
その瞳には、かつての傲慢な王の姿はなく、ただ娘への深い後悔と、国を思う一人の父親としての切実な願いだけが映っていた。
フィリアは、父のその言葉を静かに受け止め、そして、エルドラード王国の臨時摂政として、国の再建という困難な使命を引き受けることを決意した。
もちろん、その傍らには、彼女を支えるレオンハルト辺境伯の姿があった。
そして、エルドラード王国を未曾有の危機に陥れた張本人たち、セレスティアとアルフレッド元王子に対する、断罪の時が訪れた。
臨時で設けられた特別法廷において、二人のこれまでの罪状が、次々と白日の下に晒された。
国家反逆、禁術を用いた魔物の召喚および使役への加担、国民への背信行為、そして王位簒奪(さんだつ)未遂。
そのどれもが、万死に値する大罪だった。
セレスティアは、法廷の場で、最後まで自分の罪を認めようとせず、涙ながらに「私はアルフレッド様に騙されただけですわ!」「お姉様への嫉妬心から、少し道を踏み外してしまっただけなのです!」と見苦しい言い訳を繰り返した。
しかし、彼女が『黒き月の結社』と積極的に接触し、実権を握るために父王に毒を盛っていたことまでもが明らかになると、その嘘は誰の目にも明らかだった。
アルフレッド元王子もまた、自分の保身のためだけに、全ての責任をセレスティアと『黒き月の結社』に押し付けようと必死だった。
「私は、ただセレスティア姫の願いを叶えようとしただけだ!まさか、このような大それた陰謀に加担しているとは思わなかったのだ!」
その往生際の悪さと、かつての婚約者であったフィリアに対する謝罪の言葉一つない態度に、法廷に詰めかけたエルドラードの貴族や民衆からは、怒りと侮蔑の野次が容赦なく浴びせられた。
判決は、速やかに、そして厳格に下された。
セレスティア・エルドラードは、全ての王族としての権利を剥奪された上、国境の最も辺鄙な場所にある、戒律の厳しい修道院への終身幽閉。
二度と俗世との関わりを持つことは許されず、己の犯した罪を償い続ける日々が、彼女の未来となった。
アルフレッド元王子は、エルドラード王国における全ての罪状に加え、アストリア王国での過去の悪行も考慮され、アストリア王国へ強制送還の上、同国において最も過酷とされる辺境の鉱山での終身強制労働という判決が下された。
彼が渇望した権力も富も、そして美しい女性たちからの賞賛も、もはや二度と手にすることのない、永遠の罰だった。
二人の断罪は、エルドラードの民にとって、まさに溜飲の下がる思いであり、正義が成されたことへのカタルシスは、国の再建への大きな原動力となった。
しかし、全ての問題が解決したわけではなかった。
騎士団長ゲルハルトからもたらされた、『黒き月の結社』の残党に関する報告は、依然としてエルドラード王国、そして大陸全体の平和を脅かす深刻な問題として残っていた。
「フィリア様、レオンハルト辺境伯様。王宮内から発見された文書によりますと、『黒き月の結社』は、大陸各地に支部を持ち、その最終目的は、古の邪神を復活させ、世界に混沌と破壊をもたらすことにあるようです。今回のエルドラードでの一件は、その壮大な計画の、ほんの序章に過ぎなかったのかもしれません。」
その言葉に、フィリアとレオンハルトは表情を引き締めた。
「彼らの野望を阻止するためには、エルドラード一国だけの力では不十分です。アストリア王国はもちろんのこと、近隣の全ての国々が手を取り合い、この脅威に立ち向かわなければなりません。」
レオンハルトは、即座にアストリア王国本国や、他の友好国に使者を派遣し、『対黒き月の結社同盟』の結成を呼びかけることを決断した。
フィリアもまた、エルドラード王国の臨時摂政として、その呼びかけに全面的に協力することを約束した。
王都アヴァロンの再建は、まだ始まったばかり。
そして、『黒き月の結社』という見えざる敵との戦いもまた、これから本格化しようとしていた。
その夜、フィリアとレオンハルトは、王宮のバルコニーで、月明かりに照らされるアヴァロンの街並みを見下ろしていた。
街には、まだ戦いの傷跡が生々しく残ってはいたが、それでも、家々からは温かい灯りが漏れ、人々の生活が少しずつ戻りつつあるのが見て取れた。
「レオンハルト様。これから、私たちの前には、多くの困難が待ち受けていることでしょう。エルドラードの再建も、そして『黒き月の結社』との戦いも……。」
フィリアの言葉には、不安と、しかしそれ以上の強い決意が込められていた。
レオンハルトは、そんなフィリアの肩を優しく抱き寄せた。
「ああ、そうだろうな。だが、君と一緒なら、どんな困難も乗り越えられると信じている。エルドラードに真の平和が訪れ、そして、大陸全土から『黒き月の結社』の脅威が去った時……その時は、必ず、君を私の妃として迎え、グリューネヴァルトとエルドラードの間に、永遠に続く友好の礎を築きたい。いや、必ず築いてみせる。」
その言葉は、もはや単なる求婚ではなく、未来への揺るぎない誓いだった。
フィリアは、レオンハルトの胸に顔をうずめ、力強く頷いた。
「はい、レオンハルト様。私も……私も、その日を心から信じております。あなたと共に、この手で、平和な未来を築き上げてまいります。」
二人の心は、共通の目的と、そして互いへの深い愛情によって、より一層固く結ばれていた。
瑠璃色の瞳を持つ追放王女フィリアの物語は、まだ終わらない。
彼女の戦いと、そして愛の物語は、これからが本当の始まりなのかもしれない。
しかし、絶望の闇の中に、確かな希望の光もまた灯り始めていた。
グリューネヴァルト辺境伯軍の全面的な協力のもと、王都の治安は急速に回復し、フィリアは率先して民衆の救済と生活再建に奔走した。
彼女は、薬草師としての知識を最大限に活かし、負傷者の治療はもちろんのこと、汚染された井戸水の浄化方法を指導したり、栄養価の高い薬草粥を炊き出して飢えた人々に配給したりと、休む間もなく働き続けた。
その献身的な姿は、かつて彼女を「暁光の姫君」と称えたエルドラードの民の記憶を鮮やかに蘇らせ、絶望に沈んでいた彼らの心に、再び生きる勇気と希望の灯をともした。
「フィリア様が生きていてくださった……!」
「我々を見捨てず、助けに来てくださったのだ!」
民衆の間からは、自然発生的にフィリアを支持し、彼女に国の未来を託そうとする声が高まっていった。
一方、フィリアの父である国王アウグストは、娘の懸命な看病と、彼女が調合した薬草の力によって、数日後には少しずつ体力を回復し、明瞭な意識を取り戻した。
しかし、今回の事件で受けた心身の衝撃はあまりにも大きく、再び国政の重責を担うことは困難な状態だった。
「フィリア……我が娘よ……。この愚かな父を……許してくれとは言わぬ。だが……どうか、このエルドラードを……民を……見捨てないでやってくれ……。」
病床で、アウグストはフィリアの手を握り、涙ながらにそう懇願した。
その瞳には、かつての傲慢な王の姿はなく、ただ娘への深い後悔と、国を思う一人の父親としての切実な願いだけが映っていた。
フィリアは、父のその言葉を静かに受け止め、そして、エルドラード王国の臨時摂政として、国の再建という困難な使命を引き受けることを決意した。
もちろん、その傍らには、彼女を支えるレオンハルト辺境伯の姿があった。
そして、エルドラード王国を未曾有の危機に陥れた張本人たち、セレスティアとアルフレッド元王子に対する、断罪の時が訪れた。
臨時で設けられた特別法廷において、二人のこれまでの罪状が、次々と白日の下に晒された。
国家反逆、禁術を用いた魔物の召喚および使役への加担、国民への背信行為、そして王位簒奪(さんだつ)未遂。
そのどれもが、万死に値する大罪だった。
セレスティアは、法廷の場で、最後まで自分の罪を認めようとせず、涙ながらに「私はアルフレッド様に騙されただけですわ!」「お姉様への嫉妬心から、少し道を踏み外してしまっただけなのです!」と見苦しい言い訳を繰り返した。
しかし、彼女が『黒き月の結社』と積極的に接触し、実権を握るために父王に毒を盛っていたことまでもが明らかになると、その嘘は誰の目にも明らかだった。
アルフレッド元王子もまた、自分の保身のためだけに、全ての責任をセレスティアと『黒き月の結社』に押し付けようと必死だった。
「私は、ただセレスティア姫の願いを叶えようとしただけだ!まさか、このような大それた陰謀に加担しているとは思わなかったのだ!」
その往生際の悪さと、かつての婚約者であったフィリアに対する謝罪の言葉一つない態度に、法廷に詰めかけたエルドラードの貴族や民衆からは、怒りと侮蔑の野次が容赦なく浴びせられた。
判決は、速やかに、そして厳格に下された。
セレスティア・エルドラードは、全ての王族としての権利を剥奪された上、国境の最も辺鄙な場所にある、戒律の厳しい修道院への終身幽閉。
二度と俗世との関わりを持つことは許されず、己の犯した罪を償い続ける日々が、彼女の未来となった。
アルフレッド元王子は、エルドラード王国における全ての罪状に加え、アストリア王国での過去の悪行も考慮され、アストリア王国へ強制送還の上、同国において最も過酷とされる辺境の鉱山での終身強制労働という判決が下された。
彼が渇望した権力も富も、そして美しい女性たちからの賞賛も、もはや二度と手にすることのない、永遠の罰だった。
二人の断罪は、エルドラードの民にとって、まさに溜飲の下がる思いであり、正義が成されたことへのカタルシスは、国の再建への大きな原動力となった。
しかし、全ての問題が解決したわけではなかった。
騎士団長ゲルハルトからもたらされた、『黒き月の結社』の残党に関する報告は、依然としてエルドラード王国、そして大陸全体の平和を脅かす深刻な問題として残っていた。
「フィリア様、レオンハルト辺境伯様。王宮内から発見された文書によりますと、『黒き月の結社』は、大陸各地に支部を持ち、その最終目的は、古の邪神を復活させ、世界に混沌と破壊をもたらすことにあるようです。今回のエルドラードでの一件は、その壮大な計画の、ほんの序章に過ぎなかったのかもしれません。」
その言葉に、フィリアとレオンハルトは表情を引き締めた。
「彼らの野望を阻止するためには、エルドラード一国だけの力では不十分です。アストリア王国はもちろんのこと、近隣の全ての国々が手を取り合い、この脅威に立ち向かわなければなりません。」
レオンハルトは、即座にアストリア王国本国や、他の友好国に使者を派遣し、『対黒き月の結社同盟』の結成を呼びかけることを決断した。
フィリアもまた、エルドラード王国の臨時摂政として、その呼びかけに全面的に協力することを約束した。
王都アヴァロンの再建は、まだ始まったばかり。
そして、『黒き月の結社』という見えざる敵との戦いもまた、これから本格化しようとしていた。
その夜、フィリアとレオンハルトは、王宮のバルコニーで、月明かりに照らされるアヴァロンの街並みを見下ろしていた。
街には、まだ戦いの傷跡が生々しく残ってはいたが、それでも、家々からは温かい灯りが漏れ、人々の生活が少しずつ戻りつつあるのが見て取れた。
「レオンハルト様。これから、私たちの前には、多くの困難が待ち受けていることでしょう。エルドラードの再建も、そして『黒き月の結社』との戦いも……。」
フィリアの言葉には、不安と、しかしそれ以上の強い決意が込められていた。
レオンハルトは、そんなフィリアの肩を優しく抱き寄せた。
「ああ、そうだろうな。だが、君と一緒なら、どんな困難も乗り越えられると信じている。エルドラードに真の平和が訪れ、そして、大陸全土から『黒き月の結社』の脅威が去った時……その時は、必ず、君を私の妃として迎え、グリューネヴァルトとエルドラードの間に、永遠に続く友好の礎を築きたい。いや、必ず築いてみせる。」
その言葉は、もはや単なる求婚ではなく、未来への揺るぎない誓いだった。
フィリアは、レオンハルトの胸に顔をうずめ、力強く頷いた。
「はい、レオンハルト様。私も……私も、その日を心から信じております。あなたと共に、この手で、平和な未来を築き上げてまいります。」
二人の心は、共通の目的と、そして互いへの深い愛情によって、より一層固く結ばれていた。
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