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エルミナ魔法王国編
第百話:星図の示す道、そして新たなる旅立ちの誓い
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王都地下水路での「古き星の探求者」との遭遇と、首魁(しゅかい)である「導師」の逃亡。
その事件は、アレンの心に、解決すべき新たな謎と、そして世界の未来に対する深い責任感を刻み込んだ。
持ち去られた「星の揺り籠」と呼ばれる黒曜石の箱。
そして、導師が残した「お主の運命は、我らと共にある」という不気味な言葉。
それらが意味するものを解き明かさない限り、真の平和は訪れない。
アレンは、そう確信していた。
王立中央学院の研究棟。
アレンは、フィン、そしてアルバス教授やエリアーナ、ザックといった仲間たちと共に、押収された「古き星の探求者」の遺留品の分析と、「黒曜の書」のさらなる断片の解読に、昼夜を分かたず没頭していた。
工房の壁には、アルトリア領全体の詳細な地図、ヴェネリアやエルミナ魔法王国を含む周辺諸国の地図、そしてアストール教授から託された古の星図が所狭しと貼られ、それらの上を、アレンが引いた無数の線や書き込みが複雑に交錯している。
「この金属片に刻まれた微細な紋様……これは、以前『忘れられた谷』の遺跡で見たものと酷似している。
だが、細部が少し違う。
もしかしたら、これは『黒曜の爪』と『古き星の探求者』が、元々は一つの組織であったか、あるいは密接な関係にあったことを示唆しているのかもしれない」
アレンは、ティムがミストラル村から光信号で送ってきた、遺跡の壁画の詳細なスケッチと、目の前の金属片を比較しながら推論を述べる。
「そして、この粉末……リナからの報告によれば、ミストラル村の周辺には自生していない、非常に珍しい鉱物と、ある種の毒キノコの胞子を混合したものらしい。
これを吸い込むと、一時的に判断力を著しく低下させる効果があるという。
彼らは、これを使って尋問を有利に進めたり、あるいは敵対する者を操ろうとしていたのかもしれない」
アルバス教授は、その分析結果に顔を曇らせた。
「恐ろしいことじゃ……。
彼らは、星の力を求めるだけでなく、人の心までも支配しようというのか……」
そんな中、エリアーナが、古文書の山の中から一枚の羊皮紙を手に、興奮した様子で声を上げた。
「アレン君、見て! この古いエルミナの伝承に、『星の揺り籠』に関する記述があったわ! それによると、『星の揺り籠』とは、遥か古の時代、堕ちた星の欠片から作られたと言われる聖櫃(せいひつ)で、内部には『星の種子』と呼ばれる、強大なエネルギーを秘めた結晶体が封じられていると……。
そして、その『星の種子』を目覚めさせるためには、『星詠みの宝珠』の力と、特定の星の配置、そして『選ばれし血脈』が必要だと記されているわ!」
「星の種子……! 選ばれし血脈……!」
アレンの脳裏に、これまでの謎のピースが、一つに繋がっていくかのような感覚が走る。
「黒曜の爪」も「古き星の探求者」も、おそらくはこの「星の種子」の力を求め、そしてそれを制御するために「星詠みの宝珠」を狙ったのだ。
そして、「選ばれし血脈」とは……。
「アレン……お前、もしかして……」
フィンが、息を呑んでアレンの顔を見つめる。
アレン自身も、その可能性に気づき始めていた。
自分の持つ、常識では計り知れない知識と発明の才。
それは、単なる偶然や、浩介の記憶だけでは説明がつかない何か、特別な「血脈」に由来するものではないのか、と。
その時、研究室の扉が静かに開き、アルトリア辺境伯が、レグルスを伴って姿を現した。
その表情は、いつになく真剣である。
「アレン君、そして皆。
急ぎ知らせねばならぬことがある」
辺境伯は、一枚の密書を取り出し、アレンに手渡した。
それは、ヴェネリアのロレンツォから、極秘ルートで届けられたものであった。
「『古き星の探求者』の導師が、ついにその姿を現した。
場所は、ヴェネリアの南、広大な砂漠地帯の奥深くにある、古代のオアシス都市『アークライト』。
彼は、そこで『星の揺り籠』を使い、何か大規模な儀式を行おうとしているらしい。
そして、その儀式には、近隣のいくつかの小国や部族が、彼の甘言に乗せられて協力しているという情報もある」
アークライト。
その名は、アレンが解読を進めていた「黒曜の書」の断片にも、微かに記されていた地名であった。
そこは、かつて星を崇める古代文明が栄え、そして謎の滅亡を遂げた場所だと伝えられている。
「導師の目的は、おそらく『星の種子』を完全に目覚めさせ、その強大なエネルギーを自らの支配下に置くこと。
そして、それを利用して、世界に新たな『秩序』、いや、彼にとって都合の良い『支配体制』を築き上げることだろう。
我々には、もはや残された時間はない」
辺境伯の言葉は、アレンたちに最終決戦の時が迫っていることを告げていた。
アレンは、静かに立ち上がり、窓の外に広がる王都の空を見上げた。
ミストラル村の小さな工房から始まった彼の物語は、今、世界の運命を賭けた、壮大な冒険のクライマックスを迎えようとしている。
彼の胸には、恐怖も、迷いもない。
あるのはただ、仲間たちと、そしてこの世界の未来を守りたいという、揺るぎない決意だけ。
「辺境伯様。
僕に行かせてください。
アークライトへ。
そして、必ずや導師の野望を阻止し、『星の揺り籠』と『星の種子』の謎を解き明かしてまいります」
アレンの言葉に、フィンが、エリアーナが、ザックが、そしてアルバス教授が、力強く頷いた。
彼らもまた、アレンと共に戦う覚悟を決めている。
「うむ。
アレン君、君に全てを託す。
アルトリア王国は、そしてこの大陸の全ての良識ある人々は、君の勇気と知恵を信じている」
辺境伯は、アレンの肩に手を置き、力強く言った。
その瞳には、絶対的な信頼の光が宿っている。
数日後、アレンは、フィン、そしてアルバス教授の推薦を受けた数名の若き魔法使いと学者、さらにはレグルスとバルド、ハンスを含むアルトリア王国の精鋭兵士たち、そしてヴェネリアのロレンツォが密かに手配してくれた信頼できる案内人を伴い、王都アルフォンスを後にした。
目指すは、灼熱の砂漠の彼方、古代都市アークライト。
そこには、想像を絶する困難と、そして世界の未来を左右する重大な秘密が待ち受けている。
ミストラル村の仲間たち、リナ、カイト、ティム、トムにも、アレンの新たな旅立ちの報は届けられた。
彼らは、遠く離れた故郷から、アレンの無事と成功を祈り、そして自分たちもまた、それぞれの場所で戦い続けることを誓う。
その事件は、アレンの心に、解決すべき新たな謎と、そして世界の未来に対する深い責任感を刻み込んだ。
持ち去られた「星の揺り籠」と呼ばれる黒曜石の箱。
そして、導師が残した「お主の運命は、我らと共にある」という不気味な言葉。
それらが意味するものを解き明かさない限り、真の平和は訪れない。
アレンは、そう確信していた。
王立中央学院の研究棟。
アレンは、フィン、そしてアルバス教授やエリアーナ、ザックといった仲間たちと共に、押収された「古き星の探求者」の遺留品の分析と、「黒曜の書」のさらなる断片の解読に、昼夜を分かたず没頭していた。
工房の壁には、アルトリア領全体の詳細な地図、ヴェネリアやエルミナ魔法王国を含む周辺諸国の地図、そしてアストール教授から託された古の星図が所狭しと貼られ、それらの上を、アレンが引いた無数の線や書き込みが複雑に交錯している。
「この金属片に刻まれた微細な紋様……これは、以前『忘れられた谷』の遺跡で見たものと酷似している。
だが、細部が少し違う。
もしかしたら、これは『黒曜の爪』と『古き星の探求者』が、元々は一つの組織であったか、あるいは密接な関係にあったことを示唆しているのかもしれない」
アレンは、ティムがミストラル村から光信号で送ってきた、遺跡の壁画の詳細なスケッチと、目の前の金属片を比較しながら推論を述べる。
「そして、この粉末……リナからの報告によれば、ミストラル村の周辺には自生していない、非常に珍しい鉱物と、ある種の毒キノコの胞子を混合したものらしい。
これを吸い込むと、一時的に判断力を著しく低下させる効果があるという。
彼らは、これを使って尋問を有利に進めたり、あるいは敵対する者を操ろうとしていたのかもしれない」
アルバス教授は、その分析結果に顔を曇らせた。
「恐ろしいことじゃ……。
彼らは、星の力を求めるだけでなく、人の心までも支配しようというのか……」
そんな中、エリアーナが、古文書の山の中から一枚の羊皮紙を手に、興奮した様子で声を上げた。
「アレン君、見て! この古いエルミナの伝承に、『星の揺り籠』に関する記述があったわ! それによると、『星の揺り籠』とは、遥か古の時代、堕ちた星の欠片から作られたと言われる聖櫃(せいひつ)で、内部には『星の種子』と呼ばれる、強大なエネルギーを秘めた結晶体が封じられていると……。
そして、その『星の種子』を目覚めさせるためには、『星詠みの宝珠』の力と、特定の星の配置、そして『選ばれし血脈』が必要だと記されているわ!」
「星の種子……! 選ばれし血脈……!」
アレンの脳裏に、これまでの謎のピースが、一つに繋がっていくかのような感覚が走る。
「黒曜の爪」も「古き星の探求者」も、おそらくはこの「星の種子」の力を求め、そしてそれを制御するために「星詠みの宝珠」を狙ったのだ。
そして、「選ばれし血脈」とは……。
「アレン……お前、もしかして……」
フィンが、息を呑んでアレンの顔を見つめる。
アレン自身も、その可能性に気づき始めていた。
自分の持つ、常識では計り知れない知識と発明の才。
それは、単なる偶然や、浩介の記憶だけでは説明がつかない何か、特別な「血脈」に由来するものではないのか、と。
その時、研究室の扉が静かに開き、アルトリア辺境伯が、レグルスを伴って姿を現した。
その表情は、いつになく真剣である。
「アレン君、そして皆。
急ぎ知らせねばならぬことがある」
辺境伯は、一枚の密書を取り出し、アレンに手渡した。
それは、ヴェネリアのロレンツォから、極秘ルートで届けられたものであった。
「『古き星の探求者』の導師が、ついにその姿を現した。
場所は、ヴェネリアの南、広大な砂漠地帯の奥深くにある、古代のオアシス都市『アークライト』。
彼は、そこで『星の揺り籠』を使い、何か大規模な儀式を行おうとしているらしい。
そして、その儀式には、近隣のいくつかの小国や部族が、彼の甘言に乗せられて協力しているという情報もある」
アークライト。
その名は、アレンが解読を進めていた「黒曜の書」の断片にも、微かに記されていた地名であった。
そこは、かつて星を崇める古代文明が栄え、そして謎の滅亡を遂げた場所だと伝えられている。
「導師の目的は、おそらく『星の種子』を完全に目覚めさせ、その強大なエネルギーを自らの支配下に置くこと。
そして、それを利用して、世界に新たな『秩序』、いや、彼にとって都合の良い『支配体制』を築き上げることだろう。
我々には、もはや残された時間はない」
辺境伯の言葉は、アレンたちに最終決戦の時が迫っていることを告げていた。
アレンは、静かに立ち上がり、窓の外に広がる王都の空を見上げた。
ミストラル村の小さな工房から始まった彼の物語は、今、世界の運命を賭けた、壮大な冒険のクライマックスを迎えようとしている。
彼の胸には、恐怖も、迷いもない。
あるのはただ、仲間たちと、そしてこの世界の未来を守りたいという、揺るぎない決意だけ。
「辺境伯様。
僕に行かせてください。
アークライトへ。
そして、必ずや導師の野望を阻止し、『星の揺り籠』と『星の種子』の謎を解き明かしてまいります」
アレンの言葉に、フィンが、エリアーナが、ザックが、そしてアルバス教授が、力強く頷いた。
彼らもまた、アレンと共に戦う覚悟を決めている。
「うむ。
アレン君、君に全てを託す。
アルトリア王国は、そしてこの大陸の全ての良識ある人々は、君の勇気と知恵を信じている」
辺境伯は、アレンの肩に手を置き、力強く言った。
その瞳には、絶対的な信頼の光が宿っている。
数日後、アレンは、フィン、そしてアルバス教授の推薦を受けた数名の若き魔法使いと学者、さらにはレグルスとバルド、ハンスを含むアルトリア王国の精鋭兵士たち、そしてヴェネリアのロレンツォが密かに手配してくれた信頼できる案内人を伴い、王都アルフォンスを後にした。
目指すは、灼熱の砂漠の彼方、古代都市アークライト。
そこには、想像を絶する困難と、そして世界の未来を左右する重大な秘密が待ち受けている。
ミストラル村の仲間たち、リナ、カイト、ティム、トムにも、アレンの新たな旅立ちの報は届けられた。
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