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第二章 とんでもない相手を好きになり
黒衣の魔導師
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呆然と地面に倒されていたゼフィエルは、やがて顔を怒りと屈辱に歪めた。
拘束から逃れようとするが、灰色熊とあだ名されたグレウスに組み敷かれていては叶うはずもない。魔法を発動させるための言葉をいくつも口ずさんだが、条件が揃わないのか動揺のせいか、もはや小さな炎一つ生じることはなかった。
ホッとしながら、グレウスはゼフィエルの肩を押さえた手に少しばかり力を籠める。
歯を食いしばったゼフィエルの口から苦痛の呻きが漏れたが、王子は負けを認めようとはしなかった。
他国の貴賓をいつまでも地面に組み伏せているのは、グレウスにとっても本意ではない。
拘束する手を緩めつつ介入を求めるように後ろを振り返ると、コンラートを従えたディルタスが、悠然とした足取りで二人の側へと近づくところだった。
王子の体面を傷つけたことを叱責されるかと思ったが、ディルタスはいつものように柔和な笑みを浮かべ、砕けた口調でゼフィエルに語り掛けた。
「素直に負けをお認めになるのは恥ずべきことではありませんよ、ゼフィエル殿下。このロア侯爵は我が国最強の騎士です。たとえ熊でもこの男には勝てないでしょうから」
初めから勝負の行方は見えていたと言わんばかりの、悠々たる口振りだった。
さすがに熊と戦ったことはない――そんなことを思いながら過分な誉め言葉を聞くうちに、手の力が緩んだらしい。一瞬の隙を突いて、ゼフィエルがグレウスの下から這い出した。
中庭の入り口で待機していたはずのラデナの従者たちが、すかさず駆け寄ってくる。
彼らはグレウスたちとゼフィエルの間に割り込むと、背後に王子の身柄を確保して、抜き身の剣で威嚇してきた。
統率が取れた迷いのない動きは、どう見ても友好国からの使者とは言い難い。
「……黙れ、腰抜けども……!」
肩を押さえたゼフィエルの口から、荒々しい罵倒が放たれた。
血走った憎しみの視線は、グレウスだけに向けられているのではなかった。
その背後にいるディルタスとコンラート、そして高くそびえる城にまで向けられている。
「アスファロスがオルガを寄越さぬなら、この国を攻め滅ぼして奪うまでだ!」
掠れた声で、ゼフィエルが叫んだ。
その声を合図に、壁のように立ち塞がった十数人の従者のうち、半数が剣を構えて襲い掛かってきた。
品行方正なゼフィエルの剣と違って、従者たちの剣捌きは実戦慣れしている。人数もグレウスが素手で応じるには多すぎた。ましてや、背後には自国の皇帝と国政の長がいるのだ。
グレウスは先頭をきって襲い掛かってきた男の剣を避け、躱しざまに腹を蹴り上げた。次の男の後ろ首に手刀を振り下ろし、三人目の襟首を掴んで盾代わりに振り回す。
視界の端に、剣を振りかざした男が皇帝に迫るのが見えた。
とっさに掴んでいた男を荷物のように投げつけたが、その直後にも別の従者が剣を振りかざして襲い掛かってくる。一人で果たして皇帝と議長を守りきれるだろうか――そう考えた時、ディルタスが口を開いた。
「攻め滅ぼして奪う、か。そんなことが可能だとでも思っているのかね」
緊迫した状況にそぐわない、落ち着き払った声だった。
ディルタスとコンラートの周りに、きらきらとした小さな輝きが舞い始めた。
「ここは魔法帝国アスファロス。魔導師たちの頂点に立つ、皇帝の居城だ」
静かに語られた声に、グレウスは戦いとは縁のなさそうなこの皇帝が、当代一の魔導師であることを思い出した。
隣に立つコンラート公爵もまた、老いたりとはいえ皇室に名を連ねる魔導師の一人だ。
魔法戦において、ラデナの王子ごときにアスファロスの重鎮二人が遅れをとるはずもない。彼らが決闘の立会人を務めていたのも、それだけの実力を有しているからだろう。
胸を撫で下ろしたグレウスの前で、ラデナの王子は不敵に笑った。
「……お前たちが魔導皇の血の上に胡坐をかいている間に、我が国は独自の研究を進めてきた。その結晶がこれだ!」
叫んだゼフィエルの両手には黒い手袋が着けられていた。
手の甲にはびっしりと、赤い糸で魔法陣のようなものが刺繍されている。
その両手から真紅の炎が壁のように噴き上がった。
「魔導具か」
真後ろから声がした。
いつの間にかグレウスのすぐ背後にディルタスとコンラートがいた。大柄なグレウスの体に隠れるように、二人してぴったりと身を寄せている。
ラデナの従者たちが慌てて距離を取ると、炎は城壁から溢れんばかりに大きく噴き上がった。遠く悲鳴のような声が聞こえるのは、おそらく城の外からでもこの炎が見えているからだろう。
近衛騎士団がこの場にいたならば、これほどの炎にでも何らかの対抗を試みたはずだ。だが城の警備兵は怖れをなして逃げ出し、それどころかラデナの従者たちも炎に巻かれるのを怖れて、壁際の生垣に逃げ込んでいる。
辺りに炎と火の粉が散り、緑の芝生が煙を上げて焼け野原へと変わった。
地面のそこかしこが燃え上がった。青々とした芝生が残っているのは、ゼフィエルの足元とグレウスの周囲だけだ。
炎の壁を巨大な生き物のように操りながら、ゼフィエルが勝利を確信して哄笑した。
「国境には我が国の軍が展開し、この都に向けて侵攻を開始している! そして魔導皇の象徴たるこの城は、ラデナ王の孫である私が消し炭にしてくれる! 平和ボケしたかつての魔法帝国は、我が国の強大な軍事力の前に屈服し、奴隷と成り下がるのだ!」
王子がそう叫んだ、次の瞬間――。
「馬鹿が」
冷たい声が響いた。
大地が燃える非常事態の中で、パチンと指を弾く音がやけに鮮明に聞こえた。
瞬きをする暇もなかった。
あれほど燃え盛っていた巨大な炎が、目の錯覚であったかのように周囲から掻き消えた。
「……ぎゃぁッ!?」
悲鳴を上げて膝を突いたのはゼフィエルだった。
両手の黒い手袋は消え失せ、その代わりに罪人に刻まれる魔力封じの紋様が手の甲に浮かび上がっていく。何者かがゼフィエルの魔法を無効化し、その上で魔力による封呪の枷を嵌めたのだ。
「――我が城を焼いて、ただで済むとは思うまい」
言葉が紡がれる間にも焼け焦げたはずの地面が煌めき、光が散ったあとに元の芝生が再生していく。
治癒魔法の応用だろうか。城の筆頭治療師でさえ、こんな芸当ができるなどとは聞いたこともない。圧倒的な魔力と効力だ。
グレウスは声がする方向に茫然と顔を向けた。
見えたのは、足首までの黒いローブを纏った長身。
その肩から流れ落ちるのは、光を吸い込む闇のような漆黒の髪だ。
冴え冴えとした美貌を彩るのは、炎のようにも太陽のようにも見える、緋色の光を帯びた両目。
黒の魔王と怖れられた皇弟の姿が、そこにあった。
「オ……オル、ガ……?」
無数に輝く光の粒を纏いながら、魔力を持たないはずのグレウスの妻が、静かな足取りで現れる。その白い額には、大粒の金剛石が輝いていた。
グレウスはアッと声を上げる。
肩に零れる長い黒髪を押さえているのは、アスファロス皇室の紋章が刻まれた銀の宝冠――皇帝宝冠だ。
この冠をつけることが許されるのは、魔法帝国アスファロスに於いて当代最も優れた魔術師。すなわち、皇帝その人だけである。
「侮辱は許さぬと言っておいたはずだな?」
事態が把握できずにいるグレウスの前を通り過ぎ、黒衣の魔導師は蹲るゼフィエルの前に立った。
その後ろに、皇帝であるはずのディルタスと、貴族院の議長であり皇室の血を引く公爵家のコンラートが、主を仰ぐ臣下のように跪く。
「我が国がなぜ魔法帝国と怖れられるか。その力の一端を見せてやろう」
オルガの宣言と同時に、大地が揺れた。
拘束から逃れようとするが、灰色熊とあだ名されたグレウスに組み敷かれていては叶うはずもない。魔法を発動させるための言葉をいくつも口ずさんだが、条件が揃わないのか動揺のせいか、もはや小さな炎一つ生じることはなかった。
ホッとしながら、グレウスはゼフィエルの肩を押さえた手に少しばかり力を籠める。
歯を食いしばったゼフィエルの口から苦痛の呻きが漏れたが、王子は負けを認めようとはしなかった。
他国の貴賓をいつまでも地面に組み伏せているのは、グレウスにとっても本意ではない。
拘束する手を緩めつつ介入を求めるように後ろを振り返ると、コンラートを従えたディルタスが、悠然とした足取りで二人の側へと近づくところだった。
王子の体面を傷つけたことを叱責されるかと思ったが、ディルタスはいつものように柔和な笑みを浮かべ、砕けた口調でゼフィエルに語り掛けた。
「素直に負けをお認めになるのは恥ずべきことではありませんよ、ゼフィエル殿下。このロア侯爵は我が国最強の騎士です。たとえ熊でもこの男には勝てないでしょうから」
初めから勝負の行方は見えていたと言わんばかりの、悠々たる口振りだった。
さすがに熊と戦ったことはない――そんなことを思いながら過分な誉め言葉を聞くうちに、手の力が緩んだらしい。一瞬の隙を突いて、ゼフィエルがグレウスの下から這い出した。
中庭の入り口で待機していたはずのラデナの従者たちが、すかさず駆け寄ってくる。
彼らはグレウスたちとゼフィエルの間に割り込むと、背後に王子の身柄を確保して、抜き身の剣で威嚇してきた。
統率が取れた迷いのない動きは、どう見ても友好国からの使者とは言い難い。
「……黙れ、腰抜けども……!」
肩を押さえたゼフィエルの口から、荒々しい罵倒が放たれた。
血走った憎しみの視線は、グレウスだけに向けられているのではなかった。
その背後にいるディルタスとコンラート、そして高くそびえる城にまで向けられている。
「アスファロスがオルガを寄越さぬなら、この国を攻め滅ぼして奪うまでだ!」
掠れた声で、ゼフィエルが叫んだ。
その声を合図に、壁のように立ち塞がった十数人の従者のうち、半数が剣を構えて襲い掛かってきた。
品行方正なゼフィエルの剣と違って、従者たちの剣捌きは実戦慣れしている。人数もグレウスが素手で応じるには多すぎた。ましてや、背後には自国の皇帝と国政の長がいるのだ。
グレウスは先頭をきって襲い掛かってきた男の剣を避け、躱しざまに腹を蹴り上げた。次の男の後ろ首に手刀を振り下ろし、三人目の襟首を掴んで盾代わりに振り回す。
視界の端に、剣を振りかざした男が皇帝に迫るのが見えた。
とっさに掴んでいた男を荷物のように投げつけたが、その直後にも別の従者が剣を振りかざして襲い掛かってくる。一人で果たして皇帝と議長を守りきれるだろうか――そう考えた時、ディルタスが口を開いた。
「攻め滅ぼして奪う、か。そんなことが可能だとでも思っているのかね」
緊迫した状況にそぐわない、落ち着き払った声だった。
ディルタスとコンラートの周りに、きらきらとした小さな輝きが舞い始めた。
「ここは魔法帝国アスファロス。魔導師たちの頂点に立つ、皇帝の居城だ」
静かに語られた声に、グレウスは戦いとは縁のなさそうなこの皇帝が、当代一の魔導師であることを思い出した。
隣に立つコンラート公爵もまた、老いたりとはいえ皇室に名を連ねる魔導師の一人だ。
魔法戦において、ラデナの王子ごときにアスファロスの重鎮二人が遅れをとるはずもない。彼らが決闘の立会人を務めていたのも、それだけの実力を有しているからだろう。
胸を撫で下ろしたグレウスの前で、ラデナの王子は不敵に笑った。
「……お前たちが魔導皇の血の上に胡坐をかいている間に、我が国は独自の研究を進めてきた。その結晶がこれだ!」
叫んだゼフィエルの両手には黒い手袋が着けられていた。
手の甲にはびっしりと、赤い糸で魔法陣のようなものが刺繍されている。
その両手から真紅の炎が壁のように噴き上がった。
「魔導具か」
真後ろから声がした。
いつの間にかグレウスのすぐ背後にディルタスとコンラートがいた。大柄なグレウスの体に隠れるように、二人してぴったりと身を寄せている。
ラデナの従者たちが慌てて距離を取ると、炎は城壁から溢れんばかりに大きく噴き上がった。遠く悲鳴のような声が聞こえるのは、おそらく城の外からでもこの炎が見えているからだろう。
近衛騎士団がこの場にいたならば、これほどの炎にでも何らかの対抗を試みたはずだ。だが城の警備兵は怖れをなして逃げ出し、それどころかラデナの従者たちも炎に巻かれるのを怖れて、壁際の生垣に逃げ込んでいる。
辺りに炎と火の粉が散り、緑の芝生が煙を上げて焼け野原へと変わった。
地面のそこかしこが燃え上がった。青々とした芝生が残っているのは、ゼフィエルの足元とグレウスの周囲だけだ。
炎の壁を巨大な生き物のように操りながら、ゼフィエルが勝利を確信して哄笑した。
「国境には我が国の軍が展開し、この都に向けて侵攻を開始している! そして魔導皇の象徴たるこの城は、ラデナ王の孫である私が消し炭にしてくれる! 平和ボケしたかつての魔法帝国は、我が国の強大な軍事力の前に屈服し、奴隷と成り下がるのだ!」
王子がそう叫んだ、次の瞬間――。
「馬鹿が」
冷たい声が響いた。
大地が燃える非常事態の中で、パチンと指を弾く音がやけに鮮明に聞こえた。
瞬きをする暇もなかった。
あれほど燃え盛っていた巨大な炎が、目の錯覚であったかのように周囲から掻き消えた。
「……ぎゃぁッ!?」
悲鳴を上げて膝を突いたのはゼフィエルだった。
両手の黒い手袋は消え失せ、その代わりに罪人に刻まれる魔力封じの紋様が手の甲に浮かび上がっていく。何者かがゼフィエルの魔法を無効化し、その上で魔力による封呪の枷を嵌めたのだ。
「――我が城を焼いて、ただで済むとは思うまい」
言葉が紡がれる間にも焼け焦げたはずの地面が煌めき、光が散ったあとに元の芝生が再生していく。
治癒魔法の応用だろうか。城の筆頭治療師でさえ、こんな芸当ができるなどとは聞いたこともない。圧倒的な魔力と効力だ。
グレウスは声がする方向に茫然と顔を向けた。
見えたのは、足首までの黒いローブを纏った長身。
その肩から流れ落ちるのは、光を吸い込む闇のような漆黒の髪だ。
冴え冴えとした美貌を彩るのは、炎のようにも太陽のようにも見える、緋色の光を帯びた両目。
黒の魔王と怖れられた皇弟の姿が、そこにあった。
「オ……オル、ガ……?」
無数に輝く光の粒を纏いながら、魔力を持たないはずのグレウスの妻が、静かな足取りで現れる。その白い額には、大粒の金剛石が輝いていた。
グレウスはアッと声を上げる。
肩に零れる長い黒髪を押さえているのは、アスファロス皇室の紋章が刻まれた銀の宝冠――皇帝宝冠だ。
この冠をつけることが許されるのは、魔法帝国アスファロスに於いて当代最も優れた魔術師。すなわち、皇帝その人だけである。
「侮辱は許さぬと言っておいたはずだな?」
事態が把握できずにいるグレウスの前を通り過ぎ、黒衣の魔導師は蹲るゼフィエルの前に立った。
その後ろに、皇帝であるはずのディルタスと、貴族院の議長であり皇室の血を引く公爵家のコンラートが、主を仰ぐ臣下のように跪く。
「我が国がなぜ魔法帝国と怖れられるか。その力の一端を見せてやろう」
オルガの宣言と同時に、大地が揺れた。
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