27 / 67
第三章『二年後のリィ&リリーと領地問題の解決』
本編書く前にタイトル書くから言うけど今回は話長くなるかも
しおりを挟む
まぁ見ての通りタイトルは死んでるんだが…
確か今回の話で入試終わらすみたいなことを言ってたような言ってなかったような…
けどいいや。
軽く状況を説明すると、先程一つ目である修復の試験をクリアした。
僕が終わって数分後、
「リリー様、流石の魔法でした。」
「そう?
リィからすれば私なんて下の下なんでしょう?」
「いえいえ、滅相もない。
リリー様は私には出来ない効率の良い魔力消費で魔法を使うことが出来ています。
それだけでも私の上を行っていると思いますよ。」
そう言うとリリーは微笑んだ。
「ふふ、そう言ってもらえて嬉しいわ。」
満更でもなさそうで何よりだ。
「そろそろ次の試験が始まりそうですね。」
「そうみたいね。
気を引き締め直さないと!」
集中しているのでもう話しかけないようにしよう。
「これで全員終わったわね!
じゃあ二つ目の試験は…」
やっぱりその場で決める母上。
「これにしましょうか!」
と言って魔法陣を書き始めた。
「えいっ!」
と言って何かを召喚した。
ってこの気配…まさか…!?
「このアンデッドを復活させてみて!」
はぁ!?
現場がざわついた。
「マヤ様だから楽だと思ったのに…!」
「そんなの聞いたことないぞ…!?」
と言った言葉が飛び交う。
勿論僕とリリーもびっくりしていた。
が、何故か一人だけ静かな少女がいた。
受験番号93番…か。
一つ目の試験では目立った活躍はなかったな…
「難しすぎて放心…ってこともないよな。」
と小声で呟くと何故か少女が近づいてきた。
「君、修繕(リカバリー)した人。」
「あ、あぁそうだが、それがどうかしたか?」
正直内心焦っている。
「この試験合格したら、仲間になって。」
「は?」
「話はそれだけ。
じゃ。」
「おい!」
本当にどっか行きやがったぞ…!?
「知り合い?」
「いえ、全く。」
「仲間って…どういう意味だろうね。」
「分かりませんね…」
検討もつかない。
「しかしそんなことに構ってられませんよ。
今回の試験、生半可な覚悟じゃ合格出来そうにないです。」
「そうみたいね。」
また一段と気が引き締まった。
「誰から行くのかしら?」
誰も前に出ない。
「あら、じゃあ受験番号の後ろから順番にやってもらおうかしらね。」
と言って後ろの奴らから始まった。
数分後、400人程の人数が終わったが未だに合格者がいない。
「次は93番の子ね!
初合格頑張れ~!」
93番…さっきの少女である。
「パーフェクトヒール。」
と言って少女は魔法をかけた。
するとアンデッドは一度気を失い、傷が癒えて復活した。
「生き返った…のか。
やっと合格者か?」
やっぱり関係者がアンデッドになってたんだな。
道理で攻撃をしてこない訳だ。
いや、そんなことより復活させられる奴がいるとは…な。
一度鑑定してみるか…
「って…えぇ!?」
まさかの鑑定結果だった。
気になっている読者もいるかもしれないがとりあえずその話は後にしよう。
それより集中!
「そういやリィ。」
「なんでしょうか?」
リリーが話しかけてくる。
「どうやって蘇生するの?」
確かにそうだな…
「リリー様はどの様にお考えしていますか?」
「私は安直にパーフェクトヒールをしようと思ってるわ。」
確かにパーフェクトヒールなら蘇生は可能だ。
しかし僕はパーフェクトヒールをしたことがない。
「僕はパーフェクトヒールをしたことがないので人とは少し違う方法で行おうかと。」
「へ~、楽しみにしとくわね!」
「ご期待に応えられるように頑張らせて頂きます。」
う~む…果たして成功するだろうか…?
いや、やったことがないパーフェクトヒールよりは成功率はあるだろう。
「次は13番の子…って王女様ね!
頑張って~!」
相変わらず母上が応援している。
「パーフェクトヒール!」
と唱えて魔法をかけるリリー。
するとアンデッドの傷はみるみる治り、遂に復活した。
「おぉ!」
やっぱり凄いな!
「勿論合格よ~!」
リリーが合格し、帰ってきた。
「できたわ!」
「流石です。」
「リィも頑張ってね!」
「勿論ですとも。」
と言って僕は前に出た。
「12番ってことはリィね!
王女様に続け~!」
よし…プラン通りやれば合格できる。
「『生成 人形』」
僕はフィカ達を人間にした人形の依代を使うことにした。
「『壮麗な人間となり給え。』」
アンデッドはモンスターだからいけるはずだ。
「なんだこの体…」
成功のようだ。
これで元の体はただの怪我状態になるはずだから…
「エクストラヒール!」
完全に治った。
これで魂を元に戻せば…
「よっしゃ成功!」
復活である。
これがパーフェクトヒールを使わずに人間のアンデッドを復活させる方法である。
「合格…かしらね!
流石はリィよ!
パーフェクトヒールを使わずに合格なんて…」
「まだパーフェクトヒール使ったことないんですよ。
だから僕にとっては今の方法が安定択なんです。」
そんなことを喋りながらも合格である。
なんとか助かったー!
あと文字数削れて助かったー!
確か今回の話で入試終わらすみたいなことを言ってたような言ってなかったような…
けどいいや。
軽く状況を説明すると、先程一つ目である修復の試験をクリアした。
僕が終わって数分後、
「リリー様、流石の魔法でした。」
「そう?
リィからすれば私なんて下の下なんでしょう?」
「いえいえ、滅相もない。
リリー様は私には出来ない効率の良い魔力消費で魔法を使うことが出来ています。
それだけでも私の上を行っていると思いますよ。」
そう言うとリリーは微笑んだ。
「ふふ、そう言ってもらえて嬉しいわ。」
満更でもなさそうで何よりだ。
「そろそろ次の試験が始まりそうですね。」
「そうみたいね。
気を引き締め直さないと!」
集中しているのでもう話しかけないようにしよう。
「これで全員終わったわね!
じゃあ二つ目の試験は…」
やっぱりその場で決める母上。
「これにしましょうか!」
と言って魔法陣を書き始めた。
「えいっ!」
と言って何かを召喚した。
ってこの気配…まさか…!?
「このアンデッドを復活させてみて!」
はぁ!?
現場がざわついた。
「マヤ様だから楽だと思ったのに…!」
「そんなの聞いたことないぞ…!?」
と言った言葉が飛び交う。
勿論僕とリリーもびっくりしていた。
が、何故か一人だけ静かな少女がいた。
受験番号93番…か。
一つ目の試験では目立った活躍はなかったな…
「難しすぎて放心…ってこともないよな。」
と小声で呟くと何故か少女が近づいてきた。
「君、修繕(リカバリー)した人。」
「あ、あぁそうだが、それがどうかしたか?」
正直内心焦っている。
「この試験合格したら、仲間になって。」
「は?」
「話はそれだけ。
じゃ。」
「おい!」
本当にどっか行きやがったぞ…!?
「知り合い?」
「いえ、全く。」
「仲間って…どういう意味だろうね。」
「分かりませんね…」
検討もつかない。
「しかしそんなことに構ってられませんよ。
今回の試験、生半可な覚悟じゃ合格出来そうにないです。」
「そうみたいね。」
また一段と気が引き締まった。
「誰から行くのかしら?」
誰も前に出ない。
「あら、じゃあ受験番号の後ろから順番にやってもらおうかしらね。」
と言って後ろの奴らから始まった。
数分後、400人程の人数が終わったが未だに合格者がいない。
「次は93番の子ね!
初合格頑張れ~!」
93番…さっきの少女である。
「パーフェクトヒール。」
と言って少女は魔法をかけた。
するとアンデッドは一度気を失い、傷が癒えて復活した。
「生き返った…のか。
やっと合格者か?」
やっぱり関係者がアンデッドになってたんだな。
道理で攻撃をしてこない訳だ。
いや、そんなことより復活させられる奴がいるとは…な。
一度鑑定してみるか…
「って…えぇ!?」
まさかの鑑定結果だった。
気になっている読者もいるかもしれないがとりあえずその話は後にしよう。
それより集中!
「そういやリィ。」
「なんでしょうか?」
リリーが話しかけてくる。
「どうやって蘇生するの?」
確かにそうだな…
「リリー様はどの様にお考えしていますか?」
「私は安直にパーフェクトヒールをしようと思ってるわ。」
確かにパーフェクトヒールなら蘇生は可能だ。
しかし僕はパーフェクトヒールをしたことがない。
「僕はパーフェクトヒールをしたことがないので人とは少し違う方法で行おうかと。」
「へ~、楽しみにしとくわね!」
「ご期待に応えられるように頑張らせて頂きます。」
う~む…果たして成功するだろうか…?
いや、やったことがないパーフェクトヒールよりは成功率はあるだろう。
「次は13番の子…って王女様ね!
頑張って~!」
相変わらず母上が応援している。
「パーフェクトヒール!」
と唱えて魔法をかけるリリー。
するとアンデッドの傷はみるみる治り、遂に復活した。
「おぉ!」
やっぱり凄いな!
「勿論合格よ~!」
リリーが合格し、帰ってきた。
「できたわ!」
「流石です。」
「リィも頑張ってね!」
「勿論ですとも。」
と言って僕は前に出た。
「12番ってことはリィね!
王女様に続け~!」
よし…プラン通りやれば合格できる。
「『生成 人形』」
僕はフィカ達を人間にした人形の依代を使うことにした。
「『壮麗な人間となり給え。』」
アンデッドはモンスターだからいけるはずだ。
「なんだこの体…」
成功のようだ。
これで元の体はただの怪我状態になるはずだから…
「エクストラヒール!」
完全に治った。
これで魂を元に戻せば…
「よっしゃ成功!」
復活である。
これがパーフェクトヒールを使わずに人間のアンデッドを復活させる方法である。
「合格…かしらね!
流石はリィよ!
パーフェクトヒールを使わずに合格なんて…」
「まだパーフェクトヒール使ったことないんですよ。
だから僕にとっては今の方法が安定択なんです。」
そんなことを喋りながらも合格である。
なんとか助かったー!
あと文字数削れて助かったー!
11
あなたにおすすめの小説
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
転生特典〈無限スキルポイント〉で無制限にスキルを取得して異世界無双!?
スピカ・メロディアス
ファンタジー
目が覚めたら展開にいた主人公・凸守優斗。
女神様に死後の案内をしてもらえるということで思春期男子高生夢のチートを貰って異世界転生!と思ったものの強すぎるチートはもらえない!?
ならば程々のチートをうまく使って夢にまで見た異世界ライフを楽しもうではないか!
これは、只人の少年が繰り広げる異世界物語である。
攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。 -俺は何度でも救うとそう決めた-【[完]】
水無月いい人(minazuki)
ファンタジー
【HOTランキング一位獲得作品】
【一次選考通過作品】
---
とある剣と魔法の世界で、
ある男女の間に赤ん坊が生まれた。
名をアスフィ・シーネット。
才能が無ければ魔法が使えない、そんな世界で彼は運良く魔法の才能を持って産まれた。
だが、使用できるのは攻撃魔法ではなく回復魔法のみだった。
攻撃魔法を一切使えない彼は、冒険者達からも距離を置かれていた。
彼は誓う、俺は回復魔法で最強になると。
---------
もし気に入っていただけたら、ブクマや評価、感想をいただけると大変励みになります!
#ヒラ俺
この度ついに完結しました。
1年以上書き続けた作品です。
途中迷走してました……。
今までありがとうございました!
---
追記:2025/09/20
再編、あるいは続編を書くか迷ってます。
もし気になる方は、
コメント頂けるとするかもしれないです。
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
前世で薬漬けだったおっさん、エルフに転生して自由を得る
がい
ファンタジー
ある日突然世界的に流行した病気。
その治療薬『メシア』の副作用により薬漬けになってしまった森野宏人(35)は、療養として母方の祖父の家で暮らしいた。
爺ちゃんと山に狩りの手伝いに行く事が楽しみになった宏人だったが、田舎のコミュニティは狭く、宏人の良くない噂が広まってしまった。
爺ちゃんとの狩りに行けなくなった宏人は、勢いでピルケースに入っているメシアを全て口に放り込み、そのまま意識を失ってしまう。
『私の名前は女神メシア。貴方には二つ選択肢がございます。』
人として輪廻の輪に戻るか、別の世界に行くか悩む宏人だったが、女神様にエルフになれると言われ、新たな人生、いや、エルフ生を楽しむ事を決める宏人。
『せっかくエルフになれたんだ!自由に冒険や旅を楽しむぞ!』
諸事情により不定期更新になります。
完結まで頑張る!
辺境伯家次男は転生チートライフを楽しみたい
ベルピー
ファンタジー
☆8月23日単行本販売☆
気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。
チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。
第一章 テンプレの異世界転生
第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!?
第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ!
第四章 魔族襲来!?王国を守れ
第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!?
第六章 聖国へ ~ 聖女をたすけよ ~
第七章 帝国へ~ 史上最恐のダンジョンを攻略せよ~
第八章 クリフ一家と領地改革!?
第九章 魔国へ〜魔族大決戦!?
第十章 自分探しと家族サービス
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる