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27.オルトロス
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※前回26話は間違えたものをアップしておりました。大変申し訳ありません!
未読の方は26からお読みなおしください。
パチパチと薪の弾ける音が心地よく耳に届く。
俺に体を寄せ伏せるギンロウの背中を撫でながら、眠るロッソを彼の背中に乗せてみた。
ふさふさの銀色に沈むロッソの頭と背中だけが見えてこれはこれで中々によいかもしれない。
ロッソの頭を指先で触れると、ひんやりしていてこれはこれでよいものだった。
一緒に食事をしたラージプートはというと、ゆらゆら揺れるオレンジ色の炎を眺めくつろいでいる。
彼は余り喋るようなタイプでなかったようで、食事中に二言くらい会話を交わした程度で無言の時間が長かった。
だけど、居心地が悪くなるようなこともなく不思議とそれはそれで落ち着くのだ。
なので俺は俺でギンロウやロッソと戯れていたというわけだった。いや、喋っていてもモフモフすると思うけど……。
一日中朝からずっと歩き通しでやっとゆっくりした時間になったのだから、やることは一つだろ?
癒しの時間ってのはとても大切だ。
リフレッシュして、新たな明日に挑むために。
「わおん」
首をあげてこちらを見るギンロウの顎下をわしゃわしゃさせる。
一方で彼は目を細め気持ちよさそうにぐるぐると喉を鳴らした。
「……随分と距離が近いのだな」
「そうかな」
「……失礼。君には君のスタンスがある」
「いや、特に気にしていないさ」
くすりと笑いかけると彼も目じりを僅かばかり下げ何となく雰囲気が和らいだ気がする。
彼は食べ物を口に運ぶ時以外、ずっと口元を布で覆っているから表情が見え辛いんだ。
アルトみたいなテイマーは論外だけど、ラージプートとオルトロスのクレインとの関係性は俺に思うところはない。
クレインはラージプートから三メートルほどの距離を置いているけど、彼らの間には緊張感など無縁だし無言ながらもお互いに信頼関係が築けているのではと雰囲気から感じとれた。信頼はもちろんなんだけど、クレインからラージプートに対する護ってあげたいという母性や父性に似た空気も読める。
獣魔にそう思ってもらえるってことは、いい関係なんじゃないかなと思う。
アルトもドラゴニュートをきっかけにして考えを改めてくれるといいんだけど……。俺がどうこうできる話ではないけどさ。
気にならないと言えば嘘になる。
「グルルルル」
不意にクレインが低い唸り声を出す。
彼から特に不穏な空気を放っているというわけではなさそうだ。
喉を鳴らしただけなのかな?
「驚かしてしまったかな。私はいつもソロだから、クレインもこれほどたくさんの獣魔と一緒なことに何か思うところがあるのかもしれない」
「クレインから敵意を感じないし、案外沢山の獣魔と一緒で楽しいのかもしれないぞ」
「楽しい……か。獣魔には相応しい主人というものがある、と私は思っている」
「俺じゃあ相応しくないとでも?」
「いや、君のことをけなしたつもりは毛頭ないんだ。誤解させてしまったのなら、謝罪する」
ん。ラージプートの瞳の色に一抹の寂しさみたいなものが漂った気がする。
心なしか狐耳もピクリと揺れたような。
「ラージプートはクレインとうまくいっていないのか?」
「そうなのかもしれない。オルトロスであるクレインは文句なしで最強の獣魔の一角だと自負している」
「だったら、何も憂うことなんてないんじゃないか」
「クレインはね。だが、私は未だ何とかSランクにしがみついている程度なのさ」
俺なんてB+なんだけど、なんて無粋なことはさすがに口を滑らさなかった。
相応しい、相応しくないって考えたこともなかったけど、ペットを心から信頼し、ペットに信頼してもらうってことがあればいいんじゃないかというのが俺の考え方だ。
その点から見ると、ラージプートとクレインはちゃんと信頼関係を築けている良いパートナーだと思うのだけど。
彼には彼なりの考え方もあるのだし、彼が俺の考え方に口を出してこないように俺も彼に考えを改めてもらおうなんてことはしない。
ただ、重く受け止めすぎて潰れてしまわないか心配だ。
って、俺が一流の冒険者であるラージプートに上から目線で想うようなことじゃあないか。
反省反省。
「ラージプートは獣魔と共に剣を振るう戦い方なのかな?」
「それに近い。彼と共に奔りたい。だが、まだまだ力不足だ」
「あの巨体と同じ筋力なんて人間でも獣人でも無理じゃないか」
「筋力じゃあどうあがいても敵わないことは明白だ。そこではないさ。戦士の冒険者だとて、筋力ではモンスターに敵わないだろ?」
「単純な力比べじゃあなくて、総合的なモンスターに対応する能力ってことか」
「その通りだ。察知能力一つにしても、クレインに随分と助けられている。いやむしろ、あらゆる面で私が彼の足を引っ張っているのだ。私に実力があればもっと彼の力を引き出せるはず」
ついつい、突っ込んで聞いてしまった。
彼の問題はどうも根深いようだ。オルトロスが優秀過ぎるが故、彼の悩みは尽きない様子。
勝手に見るのはよくないな。
「ラージプート。この魔道具でクレインを見せてもらってもいいかな?」
「鑑定の魔道具かい?」
「うん」
「見てもらっても構わない」
許可も取れたことだし。さっそく。
片眼鏡をすちゃっと装着し、クレインに目を向ける。
『名前:クレイン
種族:オルトロス
獣魔ランク:S++
体調:満腹
状態:不明』
自分のペットじゃないから、状態を見ることができないのかも。
エルナンならばもっと詳細まで把握できるのだろうけど、情報としてはこれで充分だ。
オルトロスはロッソと同じS++ランク。対するラージプートは冒険者ランクSか。
ランク的にはそんなに違わないんだけどなあ……。
「見せてくれてありがとう」
「礼には及ばない。君のように事前に断りを入れてくれるような者には喜んで」
「勝手に見ようとする人もいるのか……」
「そうだね。オルトロスという種は名が広まっている。君だってクレインを見た時、オルトロスだと分かっただろう?」
「うん。実際に見たのは初めてだったけど。ある種伝説だし、名前と見た目の情報はそこかしこから入ってくる」
「君の連れているフェンリルは、名前こそ著名だけど見た目には諸説入り乱れているからね」
「そうだったのか。特に意識したことはないや。ラージプートはよくフェンリルが分かったな」
「一度だけ、見たことがあったんだよ」
「へえ。フェンリルを連れているテイマーがいるんだな」
「……そうだね」
何やらまた寂し気な瞳を浮かべちゃったので、ここで会話を打ち切ることにした。
黄昏るラージプートと対称的にあくびが出る俺。
さすがに疲労もピークだ……。
「先に休むことにするよ。今日はずっと歩き通しでさ」
「おやすみ。いい夢を」
そんなこんなで、本日のところは休むことにしたのだった。
未読の方は26からお読みなおしください。
パチパチと薪の弾ける音が心地よく耳に届く。
俺に体を寄せ伏せるギンロウの背中を撫でながら、眠るロッソを彼の背中に乗せてみた。
ふさふさの銀色に沈むロッソの頭と背中だけが見えてこれはこれで中々によいかもしれない。
ロッソの頭を指先で触れると、ひんやりしていてこれはこれでよいものだった。
一緒に食事をしたラージプートはというと、ゆらゆら揺れるオレンジ色の炎を眺めくつろいでいる。
彼は余り喋るようなタイプでなかったようで、食事中に二言くらい会話を交わした程度で無言の時間が長かった。
だけど、居心地が悪くなるようなこともなく不思議とそれはそれで落ち着くのだ。
なので俺は俺でギンロウやロッソと戯れていたというわけだった。いや、喋っていてもモフモフすると思うけど……。
一日中朝からずっと歩き通しでやっとゆっくりした時間になったのだから、やることは一つだろ?
癒しの時間ってのはとても大切だ。
リフレッシュして、新たな明日に挑むために。
「わおん」
首をあげてこちらを見るギンロウの顎下をわしゃわしゃさせる。
一方で彼は目を細め気持ちよさそうにぐるぐると喉を鳴らした。
「……随分と距離が近いのだな」
「そうかな」
「……失礼。君には君のスタンスがある」
「いや、特に気にしていないさ」
くすりと笑いかけると彼も目じりを僅かばかり下げ何となく雰囲気が和らいだ気がする。
彼は食べ物を口に運ぶ時以外、ずっと口元を布で覆っているから表情が見え辛いんだ。
アルトみたいなテイマーは論外だけど、ラージプートとオルトロスのクレインとの関係性は俺に思うところはない。
クレインはラージプートから三メートルほどの距離を置いているけど、彼らの間には緊張感など無縁だし無言ながらもお互いに信頼関係が築けているのではと雰囲気から感じとれた。信頼はもちろんなんだけど、クレインからラージプートに対する護ってあげたいという母性や父性に似た空気も読める。
獣魔にそう思ってもらえるってことは、いい関係なんじゃないかなと思う。
アルトもドラゴニュートをきっかけにして考えを改めてくれるといいんだけど……。俺がどうこうできる話ではないけどさ。
気にならないと言えば嘘になる。
「グルルルル」
不意にクレインが低い唸り声を出す。
彼から特に不穏な空気を放っているというわけではなさそうだ。
喉を鳴らしただけなのかな?
「驚かしてしまったかな。私はいつもソロだから、クレインもこれほどたくさんの獣魔と一緒なことに何か思うところがあるのかもしれない」
「クレインから敵意を感じないし、案外沢山の獣魔と一緒で楽しいのかもしれないぞ」
「楽しい……か。獣魔には相応しい主人というものがある、と私は思っている」
「俺じゃあ相応しくないとでも?」
「いや、君のことをけなしたつもりは毛頭ないんだ。誤解させてしまったのなら、謝罪する」
ん。ラージプートの瞳の色に一抹の寂しさみたいなものが漂った気がする。
心なしか狐耳もピクリと揺れたような。
「ラージプートはクレインとうまくいっていないのか?」
「そうなのかもしれない。オルトロスであるクレインは文句なしで最強の獣魔の一角だと自負している」
「だったら、何も憂うことなんてないんじゃないか」
「クレインはね。だが、私は未だ何とかSランクにしがみついている程度なのさ」
俺なんてB+なんだけど、なんて無粋なことはさすがに口を滑らさなかった。
相応しい、相応しくないって考えたこともなかったけど、ペットを心から信頼し、ペットに信頼してもらうってことがあればいいんじゃないかというのが俺の考え方だ。
その点から見ると、ラージプートとクレインはちゃんと信頼関係を築けている良いパートナーだと思うのだけど。
彼には彼なりの考え方もあるのだし、彼が俺の考え方に口を出してこないように俺も彼に考えを改めてもらおうなんてことはしない。
ただ、重く受け止めすぎて潰れてしまわないか心配だ。
って、俺が一流の冒険者であるラージプートに上から目線で想うようなことじゃあないか。
反省反省。
「ラージプートは獣魔と共に剣を振るう戦い方なのかな?」
「それに近い。彼と共に奔りたい。だが、まだまだ力不足だ」
「あの巨体と同じ筋力なんて人間でも獣人でも無理じゃないか」
「筋力じゃあどうあがいても敵わないことは明白だ。そこではないさ。戦士の冒険者だとて、筋力ではモンスターに敵わないだろ?」
「単純な力比べじゃあなくて、総合的なモンスターに対応する能力ってことか」
「その通りだ。察知能力一つにしても、クレインに随分と助けられている。いやむしろ、あらゆる面で私が彼の足を引っ張っているのだ。私に実力があればもっと彼の力を引き出せるはず」
ついつい、突っ込んで聞いてしまった。
彼の問題はどうも根深いようだ。オルトロスが優秀過ぎるが故、彼の悩みは尽きない様子。
勝手に見るのはよくないな。
「ラージプート。この魔道具でクレインを見せてもらってもいいかな?」
「鑑定の魔道具かい?」
「うん」
「見てもらっても構わない」
許可も取れたことだし。さっそく。
片眼鏡をすちゃっと装着し、クレインに目を向ける。
『名前:クレイン
種族:オルトロス
獣魔ランク:S++
体調:満腹
状態:不明』
自分のペットじゃないから、状態を見ることができないのかも。
エルナンならばもっと詳細まで把握できるのだろうけど、情報としてはこれで充分だ。
オルトロスはロッソと同じS++ランク。対するラージプートは冒険者ランクSか。
ランク的にはそんなに違わないんだけどなあ……。
「見せてくれてありがとう」
「礼には及ばない。君のように事前に断りを入れてくれるような者には喜んで」
「勝手に見ようとする人もいるのか……」
「そうだね。オルトロスという種は名が広まっている。君だってクレインを見た時、オルトロスだと分かっただろう?」
「うん。実際に見たのは初めてだったけど。ある種伝説だし、名前と見た目の情報はそこかしこから入ってくる」
「君の連れているフェンリルは、名前こそ著名だけど見た目には諸説入り乱れているからね」
「そうだったのか。特に意識したことはないや。ラージプートはよくフェンリルが分かったな」
「一度だけ、見たことがあったんだよ」
「へえ。フェンリルを連れているテイマーがいるんだな」
「……そうだね」
何やらまた寂し気な瞳を浮かべちゃったので、ここで会話を打ち切ることにした。
黄昏るラージプートと対称的にあくびが出る俺。
さすがに疲労もピークだ……。
「先に休むことにするよ。今日はずっと歩き通しでさ」
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そんなこんなで、本日のところは休むことにしたのだった。
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