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第三章:京への帰還、迫る刺客の刃
第五話:第一の刺客「鉄斎」
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一条兼定が意識不明の重体となったことで、京の公家社会には不穏な空気が流れ始めた。
橘右京は、一条兼定邸での事件を黒曜会の仕業と見て、さらなる警戒態勢を敷いた。さつきたちもまた、右京の元で情報収集に当たりながら、次なる動きに備えていた。
「一条兼定殿の容態は?」
さつきは、奉行所に顔を出した小夜に尋ねた。小夜は、兼定邸に派遣された医官の報告を聞きに行っていたのだ。
「まだ意識は戻らないって…。でも、小夜の薬のおかげで、命に別状はないみたいだよ」
小夜の言葉に、さつきはわずかな安堵を覚えた。小夜の持つ薬の知識が、今回も兼定の命を救ったのだ。しかし、意識が戻らないということは、黒曜会の毒がそれだけ強力である証拠でもあった。
「奴らは、兼定殿を確実に仕留めに来た。そして、我々が京へ戻り、情報を右京殿に伝えたことも知っているだろう。次なる手は、我々を直接狙ってくるはずだ」
さつきの言葉に、藤次郎が槍の柄を握りしめた。
「望むところだぜ! 今度は、琵琶湖で会った連絡役の時とは違う。この京で、思う存分暴れてくれるわ!」
藤次郎は、傷が完全に癒えたばかりで、闘志に満ち溢れていた。
右京は、奉行所の同心たちに厳重な警戒を指示しながらも、さつきたちへの心配を隠せないでいた。彼らの身の安全を確保しつつ、黒曜会の動向を探ることは、至難の業であった。
その日の夕刻、京の町に、異様な空気を纏った男が現れた。
その男は、僧兵のような出で立ちで、全身から武骨な雰囲気を漂わせていた。
その手には、人の背丈ほどもある巨大な金棒を携えており、まるで、この世のものではないかのような異様な存在感を放っていた。
男は、奉行所の前を通りかかった際、そこに掲げられた一条兼定の件に関する貼り紙に目を留めた。彼の口元が、わずかに歪んだ。
「ほう…この京にも、厄介な鼠が潜んでいると見える。黒曜会の邪魔をする者は、容赦せぬ」
男は、そう呟くと、奉行所の方へと歩を進めた。その足音は、地の底から響くような重々しさがあった。
奉行所では、右京がさつきたちと今後の対策を話し合っていた。その時、外から怒号と金属が打ち合う音が聞こえてきた。
「何事だ!」
右京が、戸惑いながら立ち上がった。
扉が勢いよく開かれ、同心の一人が血相を変えて飛び込んできた。
「右京様! 化け物のような僧兵が…! 問答無用で斬りかかってきます!」
同心の言葉に、さつきたちの顔が険しくなった。まさか、これほど早く刺客が送り込まれてくるとは。
「それが、黒曜会の刺客か…!」
藤次郎が、槍を構えて部屋を飛び出した。さつきと小夜も、その後を追う。
奉行所の庭では、まさに地獄絵図が繰り広げられていた。巨大な金棒を振り回す僧兵のような男が、与力や同心たちを次々と吹き飛ばしていく。
男の金棒は、まるで風車のように回転し、触れるもの全てを粉砕するかのようだった。
「この男が、第一の刺客…!」
さつきは、男の放つ禍々しい気に、背筋が凍るのを感じた。その男の体からは、尋常ではない力が漲っているのが見て取れた。
「貴様らが、黒曜会の邪魔をする鼠どもか! わしは、黒曜会が送り込んだ、鉄斎(てっさい)! 貴様らの首、ここで討ち取ってくれるわ!」
鉄斎は、そう名乗りを上げると、金棒を地面に叩きつけ、地響きを立てた。その一撃で、奉行所の庭石が砕け散る。
「くそっ、なんて力だ!」
藤次郎は、その並外れた怪力に、思わず呻いた。彼の槍では、まともに打ち合えば、折れてしまうかもしれない。
「藤次郎殿、無理に打ち合うな! 奴の怪力は尋常ではない!」
さつきが、藤次郎に忠告した。
「分かってる! だが、このまま黙って見過ごすわけにはいかねぇ!」
藤次郎は、そう言って、鉄斎へと斬りかかった。彼の槍は、一直線に鉄斎の心臓を狙う。しかし、鉄斎は、その巨体とは裏腹に、素早い動きで槍をかわし、金棒を振り上げた。
ゴォンッ!
金棒と槍が激しくぶつかり合う。火花が散り、衝撃波が周囲に広がる。藤次郎の槍は、その衝撃で大きく撓んだ。藤次郎は、歯を食いしばり、必死に金棒を受け止める。
「ふん、なかなかの腕だ。だが、その程度では、わしには敵わぬわ!」
鉄斎は、嘲笑しながら、さらに力を込めて金棒を押し込んだ。藤次郎の体は、限界に達し、膝をつきそうになる。
「藤次郎殿!」
さつきが、藤次郎を助けようと、鉄斎の背後へと回り込もうとした。しかし、鉄斎は、背後に目をやることなく、金棒を大きく振り回した。その一撃は、藤次郎を吹き飛ばし、さつきの行く手を阻んだ。
「ぐっ…!」
藤次郎は、庭の隅まで吹き飛ばされ、苦しそうに呻いた。彼の槍は、地面に転がり、その穂先はわずかに曲がっていた。
「藤次郎殿!」
小夜が、藤次郎に駆け寄った。彼の顔色は青ざめ、肩の傷が再び開いたようだった。
「わしは、黒曜会の命により、貴様らを始末しに来た。この世に、貴様らの居場所はない!」
鉄斎は、そう言い放つと、今度はさつきへと狙いを定めた。その巨体は、一歩踏み出すごとに、地響きを立てる。
さつきは、抜刀し、静かに鉄斎と対峙した。鉄斎の放つ威圧感は、尋常ではない。彼の実力は、影狼にも匹敵するかもしれない。
「私の相手は、貴様だ」
さつきは、そう言い放ち、鉄斎の放つ重圧にも動じることなく、構えを取った。彼女の刀は、月光のように輝き、鉄斎の巨体とは対照的に、繊細で優美な姿をしていた。
右京は、負傷した与力たちを手当てしながら、さつきと鉄斎の対峙を見守っていた。
彼の目には、さつきの持つ底知れぬ強さと、この戦いの行方への不安が入り混じっていた。
第一の刺客、鉄斎。
その圧倒的な力は、京に帰還したさつきたちに、新たな試練を突きつけた。黒曜会の放つ刺客は、想像以上に手ごわい相手であった。
さつきは、この怪力の僧兵を打ち破り、黒曜会の野望を阻止することができるのか。京での戦いは、今、始まったばかりであった。
橘右京は、一条兼定邸での事件を黒曜会の仕業と見て、さらなる警戒態勢を敷いた。さつきたちもまた、右京の元で情報収集に当たりながら、次なる動きに備えていた。
「一条兼定殿の容態は?」
さつきは、奉行所に顔を出した小夜に尋ねた。小夜は、兼定邸に派遣された医官の報告を聞きに行っていたのだ。
「まだ意識は戻らないって…。でも、小夜の薬のおかげで、命に別状はないみたいだよ」
小夜の言葉に、さつきはわずかな安堵を覚えた。小夜の持つ薬の知識が、今回も兼定の命を救ったのだ。しかし、意識が戻らないということは、黒曜会の毒がそれだけ強力である証拠でもあった。
「奴らは、兼定殿を確実に仕留めに来た。そして、我々が京へ戻り、情報を右京殿に伝えたことも知っているだろう。次なる手は、我々を直接狙ってくるはずだ」
さつきの言葉に、藤次郎が槍の柄を握りしめた。
「望むところだぜ! 今度は、琵琶湖で会った連絡役の時とは違う。この京で、思う存分暴れてくれるわ!」
藤次郎は、傷が完全に癒えたばかりで、闘志に満ち溢れていた。
右京は、奉行所の同心たちに厳重な警戒を指示しながらも、さつきたちへの心配を隠せないでいた。彼らの身の安全を確保しつつ、黒曜会の動向を探ることは、至難の業であった。
その日の夕刻、京の町に、異様な空気を纏った男が現れた。
その男は、僧兵のような出で立ちで、全身から武骨な雰囲気を漂わせていた。
その手には、人の背丈ほどもある巨大な金棒を携えており、まるで、この世のものではないかのような異様な存在感を放っていた。
男は、奉行所の前を通りかかった際、そこに掲げられた一条兼定の件に関する貼り紙に目を留めた。彼の口元が、わずかに歪んだ。
「ほう…この京にも、厄介な鼠が潜んでいると見える。黒曜会の邪魔をする者は、容赦せぬ」
男は、そう呟くと、奉行所の方へと歩を進めた。その足音は、地の底から響くような重々しさがあった。
奉行所では、右京がさつきたちと今後の対策を話し合っていた。その時、外から怒号と金属が打ち合う音が聞こえてきた。
「何事だ!」
右京が、戸惑いながら立ち上がった。
扉が勢いよく開かれ、同心の一人が血相を変えて飛び込んできた。
「右京様! 化け物のような僧兵が…! 問答無用で斬りかかってきます!」
同心の言葉に、さつきたちの顔が険しくなった。まさか、これほど早く刺客が送り込まれてくるとは。
「それが、黒曜会の刺客か…!」
藤次郎が、槍を構えて部屋を飛び出した。さつきと小夜も、その後を追う。
奉行所の庭では、まさに地獄絵図が繰り広げられていた。巨大な金棒を振り回す僧兵のような男が、与力や同心たちを次々と吹き飛ばしていく。
男の金棒は、まるで風車のように回転し、触れるもの全てを粉砕するかのようだった。
「この男が、第一の刺客…!」
さつきは、男の放つ禍々しい気に、背筋が凍るのを感じた。その男の体からは、尋常ではない力が漲っているのが見て取れた。
「貴様らが、黒曜会の邪魔をする鼠どもか! わしは、黒曜会が送り込んだ、鉄斎(てっさい)! 貴様らの首、ここで討ち取ってくれるわ!」
鉄斎は、そう名乗りを上げると、金棒を地面に叩きつけ、地響きを立てた。その一撃で、奉行所の庭石が砕け散る。
「くそっ、なんて力だ!」
藤次郎は、その並外れた怪力に、思わず呻いた。彼の槍では、まともに打ち合えば、折れてしまうかもしれない。
「藤次郎殿、無理に打ち合うな! 奴の怪力は尋常ではない!」
さつきが、藤次郎に忠告した。
「分かってる! だが、このまま黙って見過ごすわけにはいかねぇ!」
藤次郎は、そう言って、鉄斎へと斬りかかった。彼の槍は、一直線に鉄斎の心臓を狙う。しかし、鉄斎は、その巨体とは裏腹に、素早い動きで槍をかわし、金棒を振り上げた。
ゴォンッ!
金棒と槍が激しくぶつかり合う。火花が散り、衝撃波が周囲に広がる。藤次郎の槍は、その衝撃で大きく撓んだ。藤次郎は、歯を食いしばり、必死に金棒を受け止める。
「ふん、なかなかの腕だ。だが、その程度では、わしには敵わぬわ!」
鉄斎は、嘲笑しながら、さらに力を込めて金棒を押し込んだ。藤次郎の体は、限界に達し、膝をつきそうになる。
「藤次郎殿!」
さつきが、藤次郎を助けようと、鉄斎の背後へと回り込もうとした。しかし、鉄斎は、背後に目をやることなく、金棒を大きく振り回した。その一撃は、藤次郎を吹き飛ばし、さつきの行く手を阻んだ。
「ぐっ…!」
藤次郎は、庭の隅まで吹き飛ばされ、苦しそうに呻いた。彼の槍は、地面に転がり、その穂先はわずかに曲がっていた。
「藤次郎殿!」
小夜が、藤次郎に駆け寄った。彼の顔色は青ざめ、肩の傷が再び開いたようだった。
「わしは、黒曜会の命により、貴様らを始末しに来た。この世に、貴様らの居場所はない!」
鉄斎は、そう言い放つと、今度はさつきへと狙いを定めた。その巨体は、一歩踏み出すごとに、地響きを立てる。
さつきは、抜刀し、静かに鉄斎と対峙した。鉄斎の放つ威圧感は、尋常ではない。彼の実力は、影狼にも匹敵するかもしれない。
「私の相手は、貴様だ」
さつきは、そう言い放ち、鉄斎の放つ重圧にも動じることなく、構えを取った。彼女の刀は、月光のように輝き、鉄斎の巨体とは対照的に、繊細で優美な姿をしていた。
右京は、負傷した与力たちを手当てしながら、さつきと鉄斎の対峙を見守っていた。
彼の目には、さつきの持つ底知れぬ強さと、この戦いの行方への不安が入り混じっていた。
第一の刺客、鉄斎。
その圧倒的な力は、京に帰還したさつきたちに、新たな試練を突きつけた。黒曜会の放つ刺客は、想像以上に手ごわい相手であった。
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