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52 物語のその先
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「家族だから、それでも共に居たいのでは……?」
椛田が出した答えは、つまらないものだった。結局彼は、その後の実際の生活、というものが想像できない人種なのだ。
物語のその先。
こうして二人は幸せに暮らしました。
そうやって終わるのは物語の中だけであって、実際の人生はそうではない。
人が生きていくには食べなくてはならない。寝る場所が必要で、着る服もいる。衣食住、というやつだ。お金がないからまずは仕事を探そう、と考えたとして、住む場所が固定されていない人間はまず雇ってもらえない。きちんとした仕事に就けない。身だしなみのしっかりしていない人間も雇ってもらえない。食事が取れずに、健康に不安がある人間もまた然り。お金がいるのだ。まずは、仕事に就くためのお金。
一人で生きていくだけでも、その衣食住に充分なお金を稼ぐのは大変だと言うのに、もう一人養え、と軽く言う。
家族だから、という訳の分からない理屈で。
一太が、成人してさえいなければ、こんなことは言われずに済んだのだろうか。それともその場合は、二十歳になったその日に電話がかかってきたのだろうか。
一太はもう、全く会話をする気にもなれなくて目を伏せた。諦めることには慣れている。
「あなたのお考えは分かりました。どうも私たちは、決して分かりあえぬようだ」
力強い声に一太は、あ、とまた顔を上げる。
今日、いつもと違うのは、一太の心を代弁してくれる大人が隣に居てくれることだった。顔を上げた一太に頷いた晃の父は、手元の書類をまとめて鞄に片付ける。
「それでは私たちは、そろそろ失礼致します。牧谷さん、後のことはお任せしてよろしいでしょうか」
「ええ、はい。分かりました。あの、くれぐれも」
「もちろんです。こちらとて、済んだことを蒸し返して彼の傷を広げたくは無いのでね。ただ、このようなことが続くと、はっきりとした証拠を出さなくてはならなくなりますから」
「しっかりと言い聞かせます」
「ありがとうございます。よろしくお願いします」
晃の父は、晃と一太を促して立ち上がりながら、椛田の方を向いた。
「椛田さん。まずは、母親を探してあげてください。弟さんの家族なのですから。そういえば、父親は?」
「あ、あの、父親は。もう、別の家庭を持っていらっしゃって」
「成程。別の家庭を持っていれば、家族、家族と騒げない?」
「そ、そういうわけでは無いのですが……」
「分かりました。それでは我々はこれで」
「あ、あの……」
「失礼致します」
晃の父に続いて、一太と晃も頭を下げた。
「村瀬さん。もし、少しでも弟さんに会いたい気持ちがあれば……」
「無いです。失礼します」
隣に人が居てくれた。
一太は、繋いだままの晃の手をぎゅっと握る。
言いたいことが言えたのは、この手のお陰。家族でも何でもない、晃と晃の父のお陰だ。
役所を出た一太は、しっかりと話せたことに安心して力を使い果たし、上の空だった。晃がずっと手を繋いで引いてくれていたので、全てお任せ状態だ。
何度か通った役所でも、交通手段が毎回違うと、家までの道筋は全く分からない。方向音痴の一太を心配して、毎回連れてきてくれた晃が、時間帯によって、バスに乗ったり電車を使ったりするから覚えられないのだ。今回は、三人で移動だからとタクシーを利用したから、ますますお任せするしかない状態になっていた。
だから、家に着いたのかとタクシーを降りて、焼き肉屋さんの入り口だったことには驚いた。
「お疲れ様。いっちゃんは何食べる?」
「え? え? ええ?」
「お祝いしよう、お祝い」
晃の父は、上機嫌ですたすたと店内に入っていく。抵抗する間もなく晃に手を引かれて、一太も店内へ足を踏み入れる。平日の一時過ぎの店内は、程よく空いていた。
肉の良い匂いが漂っている。緊張で忘れていた空腹を知らせるように、腹の虫がぐう、と鳴いた。
個室は、足を下ろせる掘りごたつ式になっていて、とても静かだった。
メニューを渡されて値段に戸惑う。一番安いランチが税抜き七百九十円。これを食べなければいけない、ということか。これは、外食にしては安いのだろう、たぶん。以前調べた外食の看板の値段より安いから、きっとそうだ。晃が頼んだ宅配のピザ一枚よりも安い。
「うーん。かなりお腹が空いているから、この食べ放題ランチを三人前頼もうか?」
「あ、いいね。安いなあ」
晃の父と晃は、様々なランチ定食を眺め回した後、そんなことを言い出した。
食べ放題? この税抜き千九百八十円の?
「いっちゃん。見て。六十種類食べ放題だって。色々味見してみよう」
「お、俺、そんなに食べられない、から……」
「この百グラムのランチとかじゃ、絶対足りないよ。姉さん達でも二百グラムの焼き肉、ペロリと食べちゃうから。僕、もう少し入るし。父さんもでしょ?」
「よし、決まりだ」
丁度よく、引き戸がノックされて店員が入ってくる。立派なコップに入ったお水と温かいおしぼりを置いてくれる店員に、晃の父が注文を始めてしまった。
「食べ放題ランチを三人前。肉は、このお勧めのカルビと牛タンと、豚カルビ、鶏、ねぎ塩をとりあえず三つずつ持ってきてください。サラダも」
滑らかに注文される言葉が、外国語のようだ。
「あ、焼き野菜もいります。三つ。揚げ物と麺は一つずつ」
晃も付け足して、店員がピッピッと手元の機械に入力していく。
「ランチはお飲み物が一杯ずつサービスです。こちらからお選びください」
「ああ。私はビールにしてもらおうかな。飲んでもいいかい?」
「もちろん。父さん、今日はありがとう。僕はジンジャエールで」
「ビールはプラスの値段を頂きます」
「ああ、分かった」
全員の目が一太に向いて、一太は目をぱちぱちと瞬かせた。皆が話しているのは日本語なのだが、よく理解できないままに、言葉が頭の上を流れていっているようなイメージだったのだ。
「え? え? 何?」
「飲み物、サービスなんだって。ここから選んで」
選んで、と言われても、よく分からない。炭酸入りが苦手なことは、先日、晃にもらって飲んだ飲み物で分かったし、炭酸の入っていないもので……。とりあえず、茶と書いてあるものを指差した。読めないが、茶に炭酸は入れないだろう。
「烏龍茶ですね。畏まりました」
うーろんちゃ。覚えておこう、と一太は思う。この言葉を、もう一度使うかどうかは分からないけれど。
店員が出ていって、やっと息を吐いた。
「あ、あの、俺……、焼き肉なんて初めて、で、その……」
「いっちゃんの初めての焼き肉体験、一緒にできて嬉しいよ。色々なお肉の味見をしようね」
「う、うん。はい」
ここまできたら、腹を括ろう。
一太は、最近、携帯電話に登録したQRコード決済のアプリの残高をそっと見て、初めての焼き肉を堪能することに決めた。
椛田が出した答えは、つまらないものだった。結局彼は、その後の実際の生活、というものが想像できない人種なのだ。
物語のその先。
こうして二人は幸せに暮らしました。
そうやって終わるのは物語の中だけであって、実際の人生はそうではない。
人が生きていくには食べなくてはならない。寝る場所が必要で、着る服もいる。衣食住、というやつだ。お金がないからまずは仕事を探そう、と考えたとして、住む場所が固定されていない人間はまず雇ってもらえない。きちんとした仕事に就けない。身だしなみのしっかりしていない人間も雇ってもらえない。食事が取れずに、健康に不安がある人間もまた然り。お金がいるのだ。まずは、仕事に就くためのお金。
一人で生きていくだけでも、その衣食住に充分なお金を稼ぐのは大変だと言うのに、もう一人養え、と軽く言う。
家族だから、という訳の分からない理屈で。
一太が、成人してさえいなければ、こんなことは言われずに済んだのだろうか。それともその場合は、二十歳になったその日に電話がかかってきたのだろうか。
一太はもう、全く会話をする気にもなれなくて目を伏せた。諦めることには慣れている。
「あなたのお考えは分かりました。どうも私たちは、決して分かりあえぬようだ」
力強い声に一太は、あ、とまた顔を上げる。
今日、いつもと違うのは、一太の心を代弁してくれる大人が隣に居てくれることだった。顔を上げた一太に頷いた晃の父は、手元の書類をまとめて鞄に片付ける。
「それでは私たちは、そろそろ失礼致します。牧谷さん、後のことはお任せしてよろしいでしょうか」
「ええ、はい。分かりました。あの、くれぐれも」
「もちろんです。こちらとて、済んだことを蒸し返して彼の傷を広げたくは無いのでね。ただ、このようなことが続くと、はっきりとした証拠を出さなくてはならなくなりますから」
「しっかりと言い聞かせます」
「ありがとうございます。よろしくお願いします」
晃の父は、晃と一太を促して立ち上がりながら、椛田の方を向いた。
「椛田さん。まずは、母親を探してあげてください。弟さんの家族なのですから。そういえば、父親は?」
「あ、あの、父親は。もう、別の家庭を持っていらっしゃって」
「成程。別の家庭を持っていれば、家族、家族と騒げない?」
「そ、そういうわけでは無いのですが……」
「分かりました。それでは我々はこれで」
「あ、あの……」
「失礼致します」
晃の父に続いて、一太と晃も頭を下げた。
「村瀬さん。もし、少しでも弟さんに会いたい気持ちがあれば……」
「無いです。失礼します」
隣に人が居てくれた。
一太は、繋いだままの晃の手をぎゅっと握る。
言いたいことが言えたのは、この手のお陰。家族でも何でもない、晃と晃の父のお陰だ。
役所を出た一太は、しっかりと話せたことに安心して力を使い果たし、上の空だった。晃がずっと手を繋いで引いてくれていたので、全てお任せ状態だ。
何度か通った役所でも、交通手段が毎回違うと、家までの道筋は全く分からない。方向音痴の一太を心配して、毎回連れてきてくれた晃が、時間帯によって、バスに乗ったり電車を使ったりするから覚えられないのだ。今回は、三人で移動だからとタクシーを利用したから、ますますお任せするしかない状態になっていた。
だから、家に着いたのかとタクシーを降りて、焼き肉屋さんの入り口だったことには驚いた。
「お疲れ様。いっちゃんは何食べる?」
「え? え? ええ?」
「お祝いしよう、お祝い」
晃の父は、上機嫌ですたすたと店内に入っていく。抵抗する間もなく晃に手を引かれて、一太も店内へ足を踏み入れる。平日の一時過ぎの店内は、程よく空いていた。
肉の良い匂いが漂っている。緊張で忘れていた空腹を知らせるように、腹の虫がぐう、と鳴いた。
個室は、足を下ろせる掘りごたつ式になっていて、とても静かだった。
メニューを渡されて値段に戸惑う。一番安いランチが税抜き七百九十円。これを食べなければいけない、ということか。これは、外食にしては安いのだろう、たぶん。以前調べた外食の看板の値段より安いから、きっとそうだ。晃が頼んだ宅配のピザ一枚よりも安い。
「うーん。かなりお腹が空いているから、この食べ放題ランチを三人前頼もうか?」
「あ、いいね。安いなあ」
晃の父と晃は、様々なランチ定食を眺め回した後、そんなことを言い出した。
食べ放題? この税抜き千九百八十円の?
「いっちゃん。見て。六十種類食べ放題だって。色々味見してみよう」
「お、俺、そんなに食べられない、から……」
「この百グラムのランチとかじゃ、絶対足りないよ。姉さん達でも二百グラムの焼き肉、ペロリと食べちゃうから。僕、もう少し入るし。父さんもでしょ?」
「よし、決まりだ」
丁度よく、引き戸がノックされて店員が入ってくる。立派なコップに入ったお水と温かいおしぼりを置いてくれる店員に、晃の父が注文を始めてしまった。
「食べ放題ランチを三人前。肉は、このお勧めのカルビと牛タンと、豚カルビ、鶏、ねぎ塩をとりあえず三つずつ持ってきてください。サラダも」
滑らかに注文される言葉が、外国語のようだ。
「あ、焼き野菜もいります。三つ。揚げ物と麺は一つずつ」
晃も付け足して、店員がピッピッと手元の機械に入力していく。
「ランチはお飲み物が一杯ずつサービスです。こちらからお選びください」
「ああ。私はビールにしてもらおうかな。飲んでもいいかい?」
「もちろん。父さん、今日はありがとう。僕はジンジャエールで」
「ビールはプラスの値段を頂きます」
「ああ、分かった」
全員の目が一太に向いて、一太は目をぱちぱちと瞬かせた。皆が話しているのは日本語なのだが、よく理解できないままに、言葉が頭の上を流れていっているようなイメージだったのだ。
「え? え? 何?」
「飲み物、サービスなんだって。ここから選んで」
選んで、と言われても、よく分からない。炭酸入りが苦手なことは、先日、晃にもらって飲んだ飲み物で分かったし、炭酸の入っていないもので……。とりあえず、茶と書いてあるものを指差した。読めないが、茶に炭酸は入れないだろう。
「烏龍茶ですね。畏まりました」
うーろんちゃ。覚えておこう、と一太は思う。この言葉を、もう一度使うかどうかは分からないけれど。
店員が出ていって、やっと息を吐いた。
「あ、あの、俺……、焼き肉なんて初めて、で、その……」
「いっちゃんの初めての焼き肉体験、一緒にできて嬉しいよ。色々なお肉の味見をしようね」
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